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第8章 気付き始めた思い
第101話 波乱の帰還
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「久しぶりだな、我が息子よ。諸国でよい経験は積めたか?」
「はい、父上。その成果を必ずやこの国のために活かしてみせましょう」
王子ロギウスの帰還に国王であり父のルクベール三世もその場に姿を現した。
ロギウスは国王の前で膝をつき、一礼した。
「殿下、お久しぶりです。私達も首を長くしてお待ちしておりました」
ロギウスにまず挨拶をしたのはレーコ公爵。その後ろには勇者レイキース、賢者リフィー、戦士バルカウスもついている。
「私と勇者様達で、この国をより良いものとするためにも殿下のお知恵もお貸しいただきたいですわ」
「その話はあとでしよう。ボーネス公爵もバクト公爵も僕が不在に間、よくぞ父上を支えてくれた」
「礼には及びませぬ、ロギウス殿下」
「……フン。いけしゃあしゃあと……」
実際のところはロギウス不在の間に"三公爵"の権力は国王を凌ぐほどに膨れ上がり、この国の貧富の差を大きくしている。そのことをロギウス自身も把握したうえでの建前だ。
「父上、早速話をしたいです。父上の部屋へ伺ってもよろしいでしょうか?」
「うむ。余もそう思っていたところだ」
国王・ルクベール三世と王子・ロギウスの二人は早々に王の私室へと向かった。
■
コンッ コンッ コンッ
「入ってよいぞ」
王の私室の扉がノックされたのを聞いて、国王は入室を許可する。
「失礼いたします、陛下。そしてお久しぶりです、殿下。いや、"デン"とお呼びしたほうがよろしかったでしょうか?」
入ってきたのは黒蛇部隊隊長のジフウ。王族以外で唯一入室を許可された人間だ。
「この部屋は魔法により完全に空間ごと遮断されておる。聞き耳を立てるものなどいない」
「それならば、下手なコードネームで呼ぶ必要もないでしょう」
国王の話を聞いてロギウスもコードネームを使う必要はないと判断する。ジフウも呼びづらいコードネームを出すよりは、本来の呼び方のほうが話しやすい。
「ロギウス殿下も"諸国放浪"と偽ってまでの国内の情勢調査、お疲れ様です」
「僕を含む"共通の目的を持つ四人"の中にはジフウ殿の関係者もいるからね。実際に父上が立たされている境遇についてはよく理解してるよ」
「……この間もフロスト元隊長にポールが接触してますからね」
ジフウは自らが関わっていたジャコウのラルフルへの暴行事件やマカロン誘拐事件についてロギウスにも細かく説明した。
「やはり事件に直接関わった人間から聞ける情報は有益だ。……貴族達によるこの国の腐敗は思ったよりも進んでしまっているようだ」
ロギウスは腕を組んで軽く頭を抱えながら嘆いた。その様子を見て国王もいたたまれない気持ちになる。
「……父上。僕はこの数年、身分を偽りながらこの国の現状を見てきましたが、王都の華やかさと勇者の伝説を隠れ蓑にした貴族達による横暴と迫害はすでに見過ごせないところまで来ています。ジフウ殿の話も聞いて確信しました。僕は"個人の目的"――、"この国の改革"を本格的に進めたいと思います」
国王は神妙な面持ちでロギウスの話を聞く。
「父上とて、今のルクガイア王国の現状はよく思われていないでしょう。つきましては父上に<絶対王権>を発動する覚悟をしていただきたい」
「あれはこの国の秘法ではあるが、使い方を間違えれば毒にもなる諸刃の剣だ」
ロギウスが口にした<絶対王権>。それはルクガイア王家に代々伝わる『発動者の権威を王国全土に渡って知らしめ、逆らうことをできなくさせる』という秘法である。だがそのあまりに強大すぎる力故に、王家でも『<絶対王権>の発動は禁じ手』として言い伝えられてきた。事実、<絶対王権>を発動したがために国中が大混乱を起こしたという歴史すらある。
「<絶対王権>は後世に呪いとして残る可能性がある。容易く使えるものではない」
「ですが、このままでは横暴な貴族達が<絶対王権>を発動させるための書状を手にすれば、事態は悪化するばかりです」
<絶対王権>を発動できるのは王家の人間だけではない。発動するための書状と国王の署名さえあれば、誰にでも発動させることができる。
ロギウス自身もそのリスクを十分に理解しているが故、無理にこれ以上発動を迫ることはしなかった。
「<絶対王権>を使わないことについては承知しました。ですが、僕も別の手を用意しています。現在センビレッジにて改革活動を進めているガルペラ侯爵と"共通の目的を持つ四人"を繋げるのです」
「それは大丈夫なのか? イトー殿はともかく、バクト公爵とドクター・フロストはこの国に対して"恨み"を持っている。特にドクター・フロストの力はこの国を滅ぼしかねないぞ? バクト公爵が手を組めば尚更だ」
バクト公爵とドクター・フロストはそれぞれ別の形でルクガイア王国に恨みを抱いている。国王自身も恨まれるだけの理由を理解しているうえに、二人が国そのものを滅ぼす可能性を一番危惧している。
「それにバクト公爵とフロスト元隊長はメチャクチャ仲悪いですよ」
ジフウが付け足すように話に入る。
「彼らは本来殊勝な人物です。二人とも普段はいがみ合っていますが、それを繋ぐことができれば強力な改革の力となります。そして、そのための手段も用意しています」
「繋ぐための手段とな?」
「【零の修羅】、ゼロラと呼ばれる男です。彼は今、ガルペラ侯爵についています。彼ならもしかしたら、この国を改革するための意志を一つに繋ぐことができるかもしれません」
ロギウスはゼロラについて調べていた。
ガルペラ侯爵の下について以降、スタアラ魔法聖堂との協定、フォーレスの森での救出作戦の背景にはゼロラの存在があった。イトーから聞いていた予想も含め、ロギウスはゼロラの存在に可能性を見出していた。
「僕は近々ゼロラ殿に会おうと思います。イトー殿も信頼を置いているようです」
「あの【理の剣豪】イトー殿が……!? それほどまでの人物なのか……」
「俺もゼロラには会ったことがあります。しかし……これはまた運命めいてると言いますか――」
ジフウは国王に報告するか迷っていた内容について、意を決して二人に報告した。
「俺の弟――ギャングレオ盗賊団頭領シシバがゼロラへの接触を試みています」
「はい、父上。その成果を必ずやこの国のために活かしてみせましょう」
王子ロギウスの帰還に国王であり父のルクベール三世もその場に姿を現した。
ロギウスは国王の前で膝をつき、一礼した。
「殿下、お久しぶりです。私達も首を長くしてお待ちしておりました」
ロギウスにまず挨拶をしたのはレーコ公爵。その後ろには勇者レイキース、賢者リフィー、戦士バルカウスもついている。
「私と勇者様達で、この国をより良いものとするためにも殿下のお知恵もお貸しいただきたいですわ」
「その話はあとでしよう。ボーネス公爵もバクト公爵も僕が不在に間、よくぞ父上を支えてくれた」
「礼には及びませぬ、ロギウス殿下」
「……フン。いけしゃあしゃあと……」
実際のところはロギウス不在の間に"三公爵"の権力は国王を凌ぐほどに膨れ上がり、この国の貧富の差を大きくしている。そのことをロギウス自身も把握したうえでの建前だ。
「父上、早速話をしたいです。父上の部屋へ伺ってもよろしいでしょうか?」
「うむ。余もそう思っていたところだ」
国王・ルクベール三世と王子・ロギウスの二人は早々に王の私室へと向かった。
■
コンッ コンッ コンッ
「入ってよいぞ」
王の私室の扉がノックされたのを聞いて、国王は入室を許可する。
「失礼いたします、陛下。そしてお久しぶりです、殿下。いや、"デン"とお呼びしたほうがよろしかったでしょうか?」
入ってきたのは黒蛇部隊隊長のジフウ。王族以外で唯一入室を許可された人間だ。
「この部屋は魔法により完全に空間ごと遮断されておる。聞き耳を立てるものなどいない」
「それならば、下手なコードネームで呼ぶ必要もないでしょう」
国王の話を聞いてロギウスもコードネームを使う必要はないと判断する。ジフウも呼びづらいコードネームを出すよりは、本来の呼び方のほうが話しやすい。
「ロギウス殿下も"諸国放浪"と偽ってまでの国内の情勢調査、お疲れ様です」
「僕を含む"共通の目的を持つ四人"の中にはジフウ殿の関係者もいるからね。実際に父上が立たされている境遇についてはよく理解してるよ」
「……この間もフロスト元隊長にポールが接触してますからね」
ジフウは自らが関わっていたジャコウのラルフルへの暴行事件やマカロン誘拐事件についてロギウスにも細かく説明した。
「やはり事件に直接関わった人間から聞ける情報は有益だ。……貴族達によるこの国の腐敗は思ったよりも進んでしまっているようだ」
ロギウスは腕を組んで軽く頭を抱えながら嘆いた。その様子を見て国王もいたたまれない気持ちになる。
「……父上。僕はこの数年、身分を偽りながらこの国の現状を見てきましたが、王都の華やかさと勇者の伝説を隠れ蓑にした貴族達による横暴と迫害はすでに見過ごせないところまで来ています。ジフウ殿の話も聞いて確信しました。僕は"個人の目的"――、"この国の改革"を本格的に進めたいと思います」
国王は神妙な面持ちでロギウスの話を聞く。
「父上とて、今のルクガイア王国の現状はよく思われていないでしょう。つきましては父上に<絶対王権>を発動する覚悟をしていただきたい」
「あれはこの国の秘法ではあるが、使い方を間違えれば毒にもなる諸刃の剣だ」
ロギウスが口にした<絶対王権>。それはルクガイア王家に代々伝わる『発動者の権威を王国全土に渡って知らしめ、逆らうことをできなくさせる』という秘法である。だがそのあまりに強大すぎる力故に、王家でも『<絶対王権>の発動は禁じ手』として言い伝えられてきた。事実、<絶対王権>を発動したがために国中が大混乱を起こしたという歴史すらある。
「<絶対王権>は後世に呪いとして残る可能性がある。容易く使えるものではない」
「ですが、このままでは横暴な貴族達が<絶対王権>を発動させるための書状を手にすれば、事態は悪化するばかりです」
<絶対王権>を発動できるのは王家の人間だけではない。発動するための書状と国王の署名さえあれば、誰にでも発動させることができる。
ロギウス自身もそのリスクを十分に理解しているが故、無理にこれ以上発動を迫ることはしなかった。
「<絶対王権>を使わないことについては承知しました。ですが、僕も別の手を用意しています。現在センビレッジにて改革活動を進めているガルペラ侯爵と"共通の目的を持つ四人"を繋げるのです」
「それは大丈夫なのか? イトー殿はともかく、バクト公爵とドクター・フロストはこの国に対して"恨み"を持っている。特にドクター・フロストの力はこの国を滅ぼしかねないぞ? バクト公爵が手を組めば尚更だ」
バクト公爵とドクター・フロストはそれぞれ別の形でルクガイア王国に恨みを抱いている。国王自身も恨まれるだけの理由を理解しているうえに、二人が国そのものを滅ぼす可能性を一番危惧している。
「それにバクト公爵とフロスト元隊長はメチャクチャ仲悪いですよ」
ジフウが付け足すように話に入る。
「彼らは本来殊勝な人物です。二人とも普段はいがみ合っていますが、それを繋ぐことができれば強力な改革の力となります。そして、そのための手段も用意しています」
「繋ぐための手段とな?」
「【零の修羅】、ゼロラと呼ばれる男です。彼は今、ガルペラ侯爵についています。彼ならもしかしたら、この国を改革するための意志を一つに繋ぐことができるかもしれません」
ロギウスはゼロラについて調べていた。
ガルペラ侯爵の下について以降、スタアラ魔法聖堂との協定、フォーレスの森での救出作戦の背景にはゼロラの存在があった。イトーから聞いていた予想も含め、ロギウスはゼロラの存在に可能性を見出していた。
「僕は近々ゼロラ殿に会おうと思います。イトー殿も信頼を置いているようです」
「あの【理の剣豪】イトー殿が……!? それほどまでの人物なのか……」
「俺もゼロラには会ったことがあります。しかし……これはまた運命めいてると言いますか――」
ジフウは国王に報告するか迷っていた内容について、意を決して二人に報告した。
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