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第7章 家族
第86話 フォーレス救出作戦②
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ライカン達を倒して先に進むと少し開けた場所に出ました。
「結構広いですけど、先へ進む道以外は何もないのでしょうか?」
「……いや、何かいるぜ」
ゼロラさんが周囲を警戒し始めます。
自分も警戒しようとしますが……。
「ラルフル! 危ねえ!」
「え? ……はぐぅ!?」
突如森の中から飛び込んできた影に自分は吹き飛ばされてしまいました。
◇◇◇
「大丈夫か!? ラルフル!?」
「は、はい……なんとか……」
吹き飛ばされたラルフルだったが、幸い大きなケガはないようだ。
ラルフルを吹き飛ばした影の正体は身の丈3メートルはあると思われる二足歩行の虎であった。
「あ、あれはパンクタイガーです! コマンドラゴンと並ぶ実力を持つと言われている獣モンスター最強の一角……!」
コマンドラゴンっていうのはジフウが昔倒して【龍殺しの狂龍】と呼ばれる一因になったモンスターだったな。それと同じだけの実力をこのパンクタイガーは持ってるわけだ。
「お前は少し休んでろ。すぐに終わらせる」
俺はラルフルを休ませると、パンクタイガーと相対した。
「ガルルルゥウウウ……!」
「俺よりでかいやつを相手にするのは初めてだな」
パンクタイガーの外見はおおよそ普通の虎と変わらない。だが、人間のように二足歩行をするならば、俺の技も通じやすいだろう。
「ガウゥウ!」
「オラァアア!!」
ボムッ
パンクタイガーの爪を躱して懐にパンチを放つが、その衝撃は分厚い毛皮に吸収されてしまう。
「ただ殴るだけじゃ無駄みてえだな」
俺は少し考えて再び攻撃を繰り返す。
ボムッ ボムン! ドムッ!!
パンクタイガーの攻撃は速いが動きそのものは単調だ。それに図体がでかいから躱した後の隙も大きい。
俺はパンクタイガーの隙を伺いながら、懐の"全く同じ場所"に攻撃を重ね続けた。
「ガァオオォ……!? ガァア……!?」
効果が現れ始めたようだ。パンクタイガーは腹を抑えながらうずくまる。
狙い的中。いくら毛皮に守られた肉体でも、同じところに何発も攻撃を食らい続ければ十分なダメージになる。
そしてパンクタイガーはモンスターとはいえ虎だ。まともに立てなくなってきたなら次の行動は――
「ガァウアァアア!!!」
手を着いて四足歩行の状態からの突進!
「そこだぁ!!」
突進してきたパンクタイガーに合わせて俺は腰を落とし、その眉間に拳をぶち込む!
バキャアアア……!
「ガォオオアァアァ……!?」
はっきりと決まったとわかる衝撃音と共に、パンクタイガーは俺に殴り飛ばされて倒れこんだ。
「パ、パンクタイガーを倒した……!? しかも動きを読んで……!?」
「別に考えて読んだわけじゃない。本能的に理解したってところだ」
俺は頭使うのは苦手なんだ。体が先に動いただけだ。
俺が戦っている間にラルフルもある程度回復したようだ。
「でもコマンドラゴンと並ぶパンクタイガーを倒したのなら、ゼロラさんは【虎殺し】になりますね。あ! 後ろに【暴虎】なんてつけるとよさそうですね」
「そんな大層な肩書はいらねえ」
コマンドラゴンを倒したジフウが【龍殺しの狂龍】なら、パンクタイガーを倒した俺は【虎殺しの暴虎】とでも名乗れるってか?
俺の二つ名なんて【零の修羅】だけで十分だ。
「先を急ぐぞ。この騒動で他の亜人隊が集まってくるだろう。だが目的の場所は近い」
「ええ。行きましょう!」
再びラルフルを先頭に俺達はフォーレスの森の最深部へと入っていった。
「結構広いですけど、先へ進む道以外は何もないのでしょうか?」
「……いや、何かいるぜ」
ゼロラさんが周囲を警戒し始めます。
自分も警戒しようとしますが……。
「ラルフル! 危ねえ!」
「え? ……はぐぅ!?」
突如森の中から飛び込んできた影に自分は吹き飛ばされてしまいました。
◇◇◇
「大丈夫か!? ラルフル!?」
「は、はい……なんとか……」
吹き飛ばされたラルフルだったが、幸い大きなケガはないようだ。
ラルフルを吹き飛ばした影の正体は身の丈3メートルはあると思われる二足歩行の虎であった。
「あ、あれはパンクタイガーです! コマンドラゴンと並ぶ実力を持つと言われている獣モンスター最強の一角……!」
コマンドラゴンっていうのはジフウが昔倒して【龍殺しの狂龍】と呼ばれる一因になったモンスターだったな。それと同じだけの実力をこのパンクタイガーは持ってるわけだ。
「お前は少し休んでろ。すぐに終わらせる」
俺はラルフルを休ませると、パンクタイガーと相対した。
「ガルルルゥウウウ……!」
「俺よりでかいやつを相手にするのは初めてだな」
パンクタイガーの外見はおおよそ普通の虎と変わらない。だが、人間のように二足歩行をするならば、俺の技も通じやすいだろう。
「ガウゥウ!」
「オラァアア!!」
ボムッ
パンクタイガーの爪を躱して懐にパンチを放つが、その衝撃は分厚い毛皮に吸収されてしまう。
「ただ殴るだけじゃ無駄みてえだな」
俺は少し考えて再び攻撃を繰り返す。
ボムッ ボムン! ドムッ!!
パンクタイガーの攻撃は速いが動きそのものは単調だ。それに図体がでかいから躱した後の隙も大きい。
俺はパンクタイガーの隙を伺いながら、懐の"全く同じ場所"に攻撃を重ね続けた。
「ガァオオォ……!? ガァア……!?」
効果が現れ始めたようだ。パンクタイガーは腹を抑えながらうずくまる。
狙い的中。いくら毛皮に守られた肉体でも、同じところに何発も攻撃を食らい続ければ十分なダメージになる。
そしてパンクタイガーはモンスターとはいえ虎だ。まともに立てなくなってきたなら次の行動は――
「ガァウアァアア!!!」
手を着いて四足歩行の状態からの突進!
「そこだぁ!!」
突進してきたパンクタイガーに合わせて俺は腰を落とし、その眉間に拳をぶち込む!
バキャアアア……!
「ガォオオアァアァ……!?」
はっきりと決まったとわかる衝撃音と共に、パンクタイガーは俺に殴り飛ばされて倒れこんだ。
「パ、パンクタイガーを倒した……!? しかも動きを読んで……!?」
「別に考えて読んだわけじゃない。本能的に理解したってところだ」
俺は頭使うのは苦手なんだ。体が先に動いただけだ。
俺が戦っている間にラルフルもある程度回復したようだ。
「でもコマンドラゴンと並ぶパンクタイガーを倒したのなら、ゼロラさんは【虎殺し】になりますね。あ! 後ろに【暴虎】なんてつけるとよさそうですね」
「そんな大層な肩書はいらねえ」
コマンドラゴンを倒したジフウが【龍殺しの狂龍】なら、パンクタイガーを倒した俺は【虎殺しの暴虎】とでも名乗れるってか?
俺の二つ名なんて【零の修羅】だけで十分だ。
「先を急ぐぞ。この騒動で他の亜人隊が集まってくるだろう。だが目的の場所は近い」
「ええ。行きましょう!」
再びラルフルを先頭に俺達はフォーレスの森の最深部へと入っていった。
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