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第1章 その男、ゼロ
第1話 記憶なき男
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ザァーーー
雨音がする……。陽は落ちているのか暗い。見たところ、この辺りは街道にある小さな宿場村のようだ。
何件か民家が見えるが、どこも明かりはついていない。人通りも全くないため、それだけ今は深夜ということだろう。
いや……。そもそも俺は何故こんなところにいるのだ? そもそも――俺は誰なのだ?
荷物は何一つ持ち合わせていない。ズボンとジャケットだけの簡素な衣類を身に着けてはいた。ポケットの中身を調べてみるが、何も入っていなかった。
分かることは自分が人間で男であるということ。本当にそれだけであった。
近くにあったガラスを見て自分の容姿を確かめる。白髪に無精髭…。顔つきは老けてはいるが、老人というほどでもない。年齢は四十代後半から五十代といったところだろうか? ガタイはそれなりにしっかりしているように感じる。
だが、それでも自分が何者なのかは思い出せなかった。
「これは……記憶喪失か……?」
ふとそんな言葉が口から出た。こういう時でも言語や教養といった記憶は失うことはないというのを聞いたことがある。
だが、思い出せるはたったのそれだけ。自分自身を知る記憶というものが何一つ出てこない。
「ハハ……。過去なんて思い出せねえが、この状況は恐らく俺の過去の中で、一番絶望的な状況なんだろうな……」
正直笑うしかない。何かに追い込まれてるわけでも、何かに手が届かないわけでもない。
今の自分には、何もないのだ。無という絶対的な絶望。
「本当に……どうしたらいいんだろうなぁ……」
俺は何の当てもなく、真夜中の村をただ一人で歩き続けた。少し歩いた先の一軒の家に明かりがついているのが見えた。
「看板があるな……。酒場か……」
金など一銭も持っていないが、今はとにかく人に会いたかった。この孤独をどうにかして紛らわしたかった。
ガチャン
「ん? 客か? こんな夜中に? 悪いがもう閉店だよ」
俺が扉を開けた音に誰かが反応する。
この酒場のマスターだろうか? 東洋の"キモノ"とか言ったか? それを身にまとった壮年の男が一人だけ店の中にいた。
東洋の文化は覚えているのか……。なら、俺は東洋と関りのある人間だったのか?
「お客さん、聞こえなかったのか? ウチはもう閉店だよ」
「あんた、この店のマスターか? 悪いが水を一杯だけ恵んではくれねえか……?」
閉店後の店にいきなり入ってきて水だけを頼む客。傍から見れば迷惑この上ない人間だろう。
「あんた……何か訳ありかい?」
「…………」
訳ありなのは事実だ。だが、その訳が何なのかも俺自身説明ができない。あるいは俺が元々口下手なだけなのかもしれないが……。
「……まあいいさ。カウンターの席に座りな」
「……すまない」
俺はカウンターの席に腰かけ、マスターが差し出してくれたグラスの水に口をつけた。
「お客さん……この辺りでは見ない顔だな? どこから来たんだ?」
「…………どこから来たんだろうなぁ……」
「ん? どういうことだい?」
マスターは不思議そうに尋ねる。当然の対応だが、俺だって分からない。それが事実だ。
「じゃあ、名前は? 家族はいるのか?」
「……すまない。それすらも分からないんだ……」
"何も分からない"という現実。それが俺に容赦なく突き刺さる。
「……俺の名前はイトーだ。この宿場村で数年酒場を経営してる。家族は昔はいたんだが……今は独り身だ。元々は東洋の国に住んでて――」
「おい、マスター。なんでいきなりあんた自身の素性を話し始めたんだ?」
「俺が誰だか知ってたほうが、お前さんも話しやすくなるかと思ってな」
思わず心の底から何かが込みあがってくるような気がした。
このマスターは俺が訳ありなのを察して俺が話しやすくなるように気配りをしてくれたのだ。その気配りはただただ孤独に閉ざされた俺の心を開いてくれた。
「お前さんが訳ありだってことは分かった。何か言えない事情があるのか……あるいは――」
「何一つとして……分からないんだ……!」
俺の中で塞き止められていたものが一気に流れ出した。
「ここはどこなのか、俺はどこから来たのか、そもそも誰なのか……! 故郷も! 名前も! 家族も! 身分も! 自分のことが何一つとして分からねえんだ……!!」
「……なるほど。記憶喪失ってやつか……」
マスターは俺が感情のまま吐き出した言葉をそのまま受け取ってくれた。
「……怪しまねえのか?」
「何をだ?」
「いきなり――たぶん、いい年したオッサンが閉店後の酒場に来て、『記憶喪失だ』なんて言いだしたんだぞ? 普通なら俺の言葉を鵜呑みにはしねえと思う――気がするんだが?」
「ハッ! 俺だってずっと客商売してきたんだ。客の顔を見れば、そいつが嘘をついてるかどうかは見抜くぐらいの自信はあるさ。それにさっきのお前さんの言葉には『たぶん』だとか『気がする』だとか、自分が言ってることに自信がねえってことだろ?」
ああ、確かに今の俺の知識はあまりに不安定なものだ。"過去の思い出"がないせいで、自分の言葉に全く自信がない。
そんな俺の心情を汲んだこの店のマスター――イトーという男の何気ない一言が、俺の心に手を差し伸べてくれた。
気が付けば俺は、カウンターで顔を抑えながら涙をこらえていた。
「"袖振り合うも他生の縁"ってな。これも何かの縁だ。お前さん、今日はウチで休んでけ。明日、俺も協力してお前さんのことを調べてやるよ」
俺はイトーさんの好意に甘えることにした。その後はイトーさんの「余り物で作った」という飯を食べ、用意してもらった寝室に入った。
――後ろも先も何も見えないこの俺の世界。
俺は誰なのか? 何故記憶喪失になったのか? ここはどこでどういう場所なのか? 知りたいことは山程ある。
全部を追うのは難しい。とにかく今は一つずつ追って行こう。
明日になればイトーさんも協力してくれる。まずはイトーさんの申し出に甘えて、一つずつ調べて行こう。
俺はゆっくりと目を閉じ、記憶を失ってから初めての眠りについた。
雨音がする……。陽は落ちているのか暗い。見たところ、この辺りは街道にある小さな宿場村のようだ。
何件か民家が見えるが、どこも明かりはついていない。人通りも全くないため、それだけ今は深夜ということだろう。
いや……。そもそも俺は何故こんなところにいるのだ? そもそも――俺は誰なのだ?
荷物は何一つ持ち合わせていない。ズボンとジャケットだけの簡素な衣類を身に着けてはいた。ポケットの中身を調べてみるが、何も入っていなかった。
分かることは自分が人間で男であるということ。本当にそれだけであった。
近くにあったガラスを見て自分の容姿を確かめる。白髪に無精髭…。顔つきは老けてはいるが、老人というほどでもない。年齢は四十代後半から五十代といったところだろうか? ガタイはそれなりにしっかりしているように感じる。
だが、それでも自分が何者なのかは思い出せなかった。
「これは……記憶喪失か……?」
ふとそんな言葉が口から出た。こういう時でも言語や教養といった記憶は失うことはないというのを聞いたことがある。
だが、思い出せるはたったのそれだけ。自分自身を知る記憶というものが何一つ出てこない。
「ハハ……。過去なんて思い出せねえが、この状況は恐らく俺の過去の中で、一番絶望的な状況なんだろうな……」
正直笑うしかない。何かに追い込まれてるわけでも、何かに手が届かないわけでもない。
今の自分には、何もないのだ。無という絶対的な絶望。
「本当に……どうしたらいいんだろうなぁ……」
俺は何の当てもなく、真夜中の村をただ一人で歩き続けた。少し歩いた先の一軒の家に明かりがついているのが見えた。
「看板があるな……。酒場か……」
金など一銭も持っていないが、今はとにかく人に会いたかった。この孤独をどうにかして紛らわしたかった。
ガチャン
「ん? 客か? こんな夜中に? 悪いがもう閉店だよ」
俺が扉を開けた音に誰かが反応する。
この酒場のマスターだろうか? 東洋の"キモノ"とか言ったか? それを身にまとった壮年の男が一人だけ店の中にいた。
東洋の文化は覚えているのか……。なら、俺は東洋と関りのある人間だったのか?
「お客さん、聞こえなかったのか? ウチはもう閉店だよ」
「あんた、この店のマスターか? 悪いが水を一杯だけ恵んではくれねえか……?」
閉店後の店にいきなり入ってきて水だけを頼む客。傍から見れば迷惑この上ない人間だろう。
「あんた……何か訳ありかい?」
「…………」
訳ありなのは事実だ。だが、その訳が何なのかも俺自身説明ができない。あるいは俺が元々口下手なだけなのかもしれないが……。
「……まあいいさ。カウンターの席に座りな」
「……すまない」
俺はカウンターの席に腰かけ、マスターが差し出してくれたグラスの水に口をつけた。
「お客さん……この辺りでは見ない顔だな? どこから来たんだ?」
「…………どこから来たんだろうなぁ……」
「ん? どういうことだい?」
マスターは不思議そうに尋ねる。当然の対応だが、俺だって分からない。それが事実だ。
「じゃあ、名前は? 家族はいるのか?」
「……すまない。それすらも分からないんだ……」
"何も分からない"という現実。それが俺に容赦なく突き刺さる。
「……俺の名前はイトーだ。この宿場村で数年酒場を経営してる。家族は昔はいたんだが……今は独り身だ。元々は東洋の国に住んでて――」
「おい、マスター。なんでいきなりあんた自身の素性を話し始めたんだ?」
「俺が誰だか知ってたほうが、お前さんも話しやすくなるかと思ってな」
思わず心の底から何かが込みあがってくるような気がした。
このマスターは俺が訳ありなのを察して俺が話しやすくなるように気配りをしてくれたのだ。その気配りはただただ孤独に閉ざされた俺の心を開いてくれた。
「お前さんが訳ありだってことは分かった。何か言えない事情があるのか……あるいは――」
「何一つとして……分からないんだ……!」
俺の中で塞き止められていたものが一気に流れ出した。
「ここはどこなのか、俺はどこから来たのか、そもそも誰なのか……! 故郷も! 名前も! 家族も! 身分も! 自分のことが何一つとして分からねえんだ……!!」
「……なるほど。記憶喪失ってやつか……」
マスターは俺が感情のまま吐き出した言葉をそのまま受け取ってくれた。
「……怪しまねえのか?」
「何をだ?」
「いきなり――たぶん、いい年したオッサンが閉店後の酒場に来て、『記憶喪失だ』なんて言いだしたんだぞ? 普通なら俺の言葉を鵜呑みにはしねえと思う――気がするんだが?」
「ハッ! 俺だってずっと客商売してきたんだ。客の顔を見れば、そいつが嘘をついてるかどうかは見抜くぐらいの自信はあるさ。それにさっきのお前さんの言葉には『たぶん』だとか『気がする』だとか、自分が言ってることに自信がねえってことだろ?」
ああ、確かに今の俺の知識はあまりに不安定なものだ。"過去の思い出"がないせいで、自分の言葉に全く自信がない。
そんな俺の心情を汲んだこの店のマスター――イトーという男の何気ない一言が、俺の心に手を差し伸べてくれた。
気が付けば俺は、カウンターで顔を抑えながら涙をこらえていた。
「"袖振り合うも他生の縁"ってな。これも何かの縁だ。お前さん、今日はウチで休んでけ。明日、俺も協力してお前さんのことを調べてやるよ」
俺はイトーさんの好意に甘えることにした。その後はイトーさんの「余り物で作った」という飯を食べ、用意してもらった寝室に入った。
――後ろも先も何も見えないこの俺の世界。
俺は誰なのか? 何故記憶喪失になったのか? ここはどこでどういう場所なのか? 知りたいことは山程ある。
全部を追うのは難しい。とにかく今は一つずつ追って行こう。
明日になればイトーさんも協力してくれる。まずはイトーさんの申し出に甘えて、一つずつ調べて行こう。
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