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第2章 林間学校&葵 編
勘違い……?
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次の日……放課後。
今日も部活があるので頑張っていかなくちゃな!
そう俺は気合を入れていた。
「……優馬ちょっといい?」
そんな熱意に満ちた俺の元に、雫が何故かモジモジしながら話し掛けて来た。なんだろう。
「なんだい雫?」
「……あのね、やっぱり私は優馬と──」
そう雫がボソリと言いかけたその時、
「──優馬ぁぁぁぁぁぁ!!!」
全力で叫びながら教室に誰かが入って来た。
俺は焦りながらその人物を確認する。
「えぇっ、大地先輩っ!?」
そう、クラスに入って来たのは予想外の大地先輩であった。大地先輩は相当お怒りのようで、俺の事を何故か睨んでいる。
突然の先輩の乱入に放課後のクラスは大きくザワつく。
俺もすごく驚いている。
いつもはほとんど感情を表に出さず、女性を避け、暗い雰囲気を纏っている大地先輩がここまで感情を表に出しているのが信じられなかったからだ。
大地先輩の大きな声で雫のボソボソ声が掻き消えてしまい話が途中で切れてしまった。
雫の話は後でまた聞くとして……まずは大地先輩だ。一体、何事なんだ。
「ど、どうしたんですか、大地先輩?
そんなに怒って……」
俺は大地先輩にすぐに質問する。
状況をすぐに把握したかったからだ。
「その話はここではダメだ。」
そう言いながら近づいて来た大地先輩は俺の腕を掴む。
「だから場所を変えるぞ、優馬。着いて来い!」
終始キレてる大地先輩はまぁまぁな力で引っ張って来る。流石について行かないとヤバいと判断した俺は素直に従う。
「分かりましたよ。」
っと……教室を出る前に「話はまた後で聞くから……先に部活に行ってて。」とだけ雫に言っておいた。
☆☆☆
大地先輩に連れてこられたのは男子トイレだった。
男子トイレは男だけで話す密談には1番最適な場所だと言える。
そこに2人で入ると、ようやく俺は腕を離され、解放された。
「それで、……どうしたんですか?俺、先輩に何かしました?」
大地先輩に嫌われている今現在をどうにかしたく、取り敢えず俺の何がダメなのかを聞く。
「僕はね、優馬の入った部活の事で怒っているんだよ。」
「ぶ、部活?えっと、何でですか?聞かせてください!」
俺はサッカー部に最近入った。だけど……それがどうしたのだろうか?大地先輩の考えが分からず頭が混乱してくる。
「っ、そんなの決まってるだろ……もう優馬、お前は気付いていると思うから言うけど、僕は……椎奈さんに好意を持っているんだ。」
「え、はい。そー、ですね……?」
うん……それは知っていた。だけど、それがどうしたと言うのだ。俺に大地先輩がキレる理由にはならないだろう?
「でも……それがどうしたんですか?」
俺は椎名先輩の事を考える。
椎名先輩とはそこまで話したことは無いけど、最近は部活の事でよく話すようにはなった。残りの共通点は生徒会ぐらいだし……
どう考えてもキレる理由は思い至らなかった。
「──だから優馬が僕の大好きな椎奈さんを奪い取るためにサッカー部に入部したんだろ!絶対にそうだろ、そうじゃないと、委員会と部活がたまたま同じになるなんて僕には考えられない!!」
あー、なるほどな……
「あのー大地先輩。勘違いしてますよ。俺は椎名先輩の事を別に先輩としか思ってませんよ。好意を持ってはいません。委員会も部活も本当にたまたま同じだったんですよ。」
「…………え!?そ、そうなのか?」
大地先輩は今までの怒りが一瞬で掻き消え、いつもの大地先輩に戻る。
「えーと、それに……大地先輩にだけ、今は教えますけど、俺にはもう恋人がいるんで。」
コソッと先輩に教える。
「そ、そうだったんだ……」
「はい、そうですよ。それに俺は元々サッカーが好きでサッカーだからサッカー部に入りましたし、生徒会に入ったのも、これとはまた違う理由ですし………」
全てを理解し、自分が圧倒的勘違いをしている事に気付いた大地先輩。冷や汗をダラダラと垂らしながら、俺に謝ってくる。
「本当に本当にすまん。勘違いが過ぎたよ。
……僕の初恋の人を、優馬みたいなイケメンな後輩に取られると思ったんだ。どうか許して欲しい。」
大地先輩は頭を限界まで下げて謝ってきた。
今にも土下座しそうな先輩を止めながら、
「だ、大丈夫ですよ。頭を上げてください。」
ちゃんと俺が入った部活を言っておけば、こういう勘違いは起こらなかった訳だから特に俺は気にしていない。それに大地先輩の気持ちをちゃんと聞けたから俺は満足だ。
「と・こ・ろで、今の所の進捗具合はどうなんですか?」
だけど、少しだけ意地悪したくなった俺は少しだけちょっかいを掛けた。
「し、進捗具合って……?」
「椎奈先輩と、ですよ。何か進展はあったんですか?」
そう言うと大地先輩は顔がほんのりと赤くなり、言うのを躊躇っていた。
俺も恋人がいるって暴露したんだ。だから大地先輩にはもう少し椎奈先輩との事を聞きたかった。そうじゃなきゃ割に合わないからね。
「そ、そ、それはまだ全然さ、最近やっとまともに顔を見て話せるようになったんだし………」
あ、思ったよりも進んでいなかった。ようやく顔を見てってこれから先、まだまだ掛かるなと確信出来た。
「へぇ。そうなんですか。じゃあもう大地先輩もサッカー部に入ればいいじゃないですか?そうすれば椎名先輩とも沢山話せて距離も縮まると思いますけど?」
これが一番手っ取り早い。
「いやいや、簡単に言うなよ。今さら僕は部活になんて入れないよ。」
「どうしてです?」
「…………少し前にちょっと、あってね。
椎名さんや優馬がいるから良さそうだとは……思うけど、まだ心に踏ん切りが着いてないんだ。だから悪いね。」
「そう、なんですか……?」
大地先輩から少しだけ不穏の空気が漏れる。俺はもう一歩先の話をしようかと思ったが………何となくやめておいた。
「まぁ、分かりました。でも、手伝って欲しい事とかがあったら是非俺に言ってくださいね。全力でフォローしますんで。」
「ったく、わかったよ。頼りにしてるからな。後輩!」
「はい!」
俺と大地先輩はそう男の約束をしたのであった。
☆☆☆
大地先輩と別れた後、すぐに俺は部活に向かった。
どうやら大地先輩とは話し過ぎてしまったようで、もう部活は中盤のようだった。
ちゃんと若宮先生にも断り、椎奈先輩や選手の皆さんにも断った。
「──ごめん雫……待たせたね。」
椎名先輩に雫のいる場所を聞き出し、雫の所へ向かうと……
雫は選手達が飲む飲料水をせっせと作っていた。
「……ぁ、随分遅かったね。まぁ、いいけど。
さ、早く手伝って。」
「おうっ!」
それから俺は雫のやっているマネージャーの仕事を手伝い、選手達全員に行き渡る量の飲料水を完成させ、グランドに協力して持って行った。
グランドに着くと、ちょうど休憩時間のようで飲料水待ちのようだった。
「──遅くなりました。どうぞ。」
俺と雫、更に椎名先輩の3人で協力して飲料水とタオルを選手達に配る。
「ありがとー!!」
「あ~優馬君が渡してくれるなんて感激。いつもより美味しい。」
「サイコー、超嬉しいぃ!」
……など、皆俺からの手渡しがそんなに嬉しかったのか、部活で疲れているはずなのに馬鹿みたいに元気になっていた。
俺もそう言って貰えて嬉しいけど、余り俺を取り囲むのはやめて欲しいかな。
マネージャーの仕事は俺の想像以上に忙しく、選手達の事を考えて行動しなければならない。だから俺や雫はとにかく動きっぱなしだった。
部活が終わった後もマネージャーの仕事は続き、飲料水を入れていたコップを大量に洗ったり、大量のタオルの洗濯、更に選手達の健康管理もする。
まだ雑用が不得手な俺はとにかく迷惑をかける。洗い方が雑だったり、洗濯で使う洗剤を間違えたり……その他諸々沢山間違えて、雫や椎名先輩に助けて貰った。
本当に悔しい部活だった。だから、すぐにマネージャーとしての戦力になろうと俺は努力をしようと思った。
まだ俺は1年生。これからちゃんと成長して、しっかりとしたマネージャーになれるように頑張るつもりだ!
今日も部活があるので頑張っていかなくちゃな!
そう俺は気合を入れていた。
「……優馬ちょっといい?」
そんな熱意に満ちた俺の元に、雫が何故かモジモジしながら話し掛けて来た。なんだろう。
「なんだい雫?」
「……あのね、やっぱり私は優馬と──」
そう雫がボソリと言いかけたその時、
「──優馬ぁぁぁぁぁぁ!!!」
全力で叫びながら教室に誰かが入って来た。
俺は焦りながらその人物を確認する。
「えぇっ、大地先輩っ!?」
そう、クラスに入って来たのは予想外の大地先輩であった。大地先輩は相当お怒りのようで、俺の事を何故か睨んでいる。
突然の先輩の乱入に放課後のクラスは大きくザワつく。
俺もすごく驚いている。
いつもはほとんど感情を表に出さず、女性を避け、暗い雰囲気を纏っている大地先輩がここまで感情を表に出しているのが信じられなかったからだ。
大地先輩の大きな声で雫のボソボソ声が掻き消えてしまい話が途中で切れてしまった。
雫の話は後でまた聞くとして……まずは大地先輩だ。一体、何事なんだ。
「ど、どうしたんですか、大地先輩?
そんなに怒って……」
俺は大地先輩にすぐに質問する。
状況をすぐに把握したかったからだ。
「その話はここではダメだ。」
そう言いながら近づいて来た大地先輩は俺の腕を掴む。
「だから場所を変えるぞ、優馬。着いて来い!」
終始キレてる大地先輩はまぁまぁな力で引っ張って来る。流石について行かないとヤバいと判断した俺は素直に従う。
「分かりましたよ。」
っと……教室を出る前に「話はまた後で聞くから……先に部活に行ってて。」とだけ雫に言っておいた。
☆☆☆
大地先輩に連れてこられたのは男子トイレだった。
男子トイレは男だけで話す密談には1番最適な場所だと言える。
そこに2人で入ると、ようやく俺は腕を離され、解放された。
「それで、……どうしたんですか?俺、先輩に何かしました?」
大地先輩に嫌われている今現在をどうにかしたく、取り敢えず俺の何がダメなのかを聞く。
「僕はね、優馬の入った部活の事で怒っているんだよ。」
「ぶ、部活?えっと、何でですか?聞かせてください!」
俺はサッカー部に最近入った。だけど……それがどうしたのだろうか?大地先輩の考えが分からず頭が混乱してくる。
「っ、そんなの決まってるだろ……もう優馬、お前は気付いていると思うから言うけど、僕は……椎奈さんに好意を持っているんだ。」
「え、はい。そー、ですね……?」
うん……それは知っていた。だけど、それがどうしたと言うのだ。俺に大地先輩がキレる理由にはならないだろう?
「でも……それがどうしたんですか?」
俺は椎名先輩の事を考える。
椎名先輩とはそこまで話したことは無いけど、最近は部活の事でよく話すようにはなった。残りの共通点は生徒会ぐらいだし……
どう考えてもキレる理由は思い至らなかった。
「──だから優馬が僕の大好きな椎奈さんを奪い取るためにサッカー部に入部したんだろ!絶対にそうだろ、そうじゃないと、委員会と部活がたまたま同じになるなんて僕には考えられない!!」
あー、なるほどな……
「あのー大地先輩。勘違いしてますよ。俺は椎名先輩の事を別に先輩としか思ってませんよ。好意を持ってはいません。委員会も部活も本当にたまたま同じだったんですよ。」
「…………え!?そ、そうなのか?」
大地先輩は今までの怒りが一瞬で掻き消え、いつもの大地先輩に戻る。
「えーと、それに……大地先輩にだけ、今は教えますけど、俺にはもう恋人がいるんで。」
コソッと先輩に教える。
「そ、そうだったんだ……」
「はい、そうですよ。それに俺は元々サッカーが好きでサッカーだからサッカー部に入りましたし、生徒会に入ったのも、これとはまた違う理由ですし………」
全てを理解し、自分が圧倒的勘違いをしている事に気付いた大地先輩。冷や汗をダラダラと垂らしながら、俺に謝ってくる。
「本当に本当にすまん。勘違いが過ぎたよ。
……僕の初恋の人を、優馬みたいなイケメンな後輩に取られると思ったんだ。どうか許して欲しい。」
大地先輩は頭を限界まで下げて謝ってきた。
今にも土下座しそうな先輩を止めながら、
「だ、大丈夫ですよ。頭を上げてください。」
ちゃんと俺が入った部活を言っておけば、こういう勘違いは起こらなかった訳だから特に俺は気にしていない。それに大地先輩の気持ちをちゃんと聞けたから俺は満足だ。
「と・こ・ろで、今の所の進捗具合はどうなんですか?」
だけど、少しだけ意地悪したくなった俺は少しだけちょっかいを掛けた。
「し、進捗具合って……?」
「椎奈先輩と、ですよ。何か進展はあったんですか?」
そう言うと大地先輩は顔がほんのりと赤くなり、言うのを躊躇っていた。
俺も恋人がいるって暴露したんだ。だから大地先輩にはもう少し椎奈先輩との事を聞きたかった。そうじゃなきゃ割に合わないからね。
「そ、そ、それはまだ全然さ、最近やっとまともに顔を見て話せるようになったんだし………」
あ、思ったよりも進んでいなかった。ようやく顔を見てってこれから先、まだまだ掛かるなと確信出来た。
「へぇ。そうなんですか。じゃあもう大地先輩もサッカー部に入ればいいじゃないですか?そうすれば椎名先輩とも沢山話せて距離も縮まると思いますけど?」
これが一番手っ取り早い。
「いやいや、簡単に言うなよ。今さら僕は部活になんて入れないよ。」
「どうしてです?」
「…………少し前にちょっと、あってね。
椎名さんや優馬がいるから良さそうだとは……思うけど、まだ心に踏ん切りが着いてないんだ。だから悪いね。」
「そう、なんですか……?」
大地先輩から少しだけ不穏の空気が漏れる。俺はもう一歩先の話をしようかと思ったが………何となくやめておいた。
「まぁ、分かりました。でも、手伝って欲しい事とかがあったら是非俺に言ってくださいね。全力でフォローしますんで。」
「ったく、わかったよ。頼りにしてるからな。後輩!」
「はい!」
俺と大地先輩はそう男の約束をしたのであった。
☆☆☆
大地先輩と別れた後、すぐに俺は部活に向かった。
どうやら大地先輩とは話し過ぎてしまったようで、もう部活は中盤のようだった。
ちゃんと若宮先生にも断り、椎奈先輩や選手の皆さんにも断った。
「──ごめん雫……待たせたね。」
椎名先輩に雫のいる場所を聞き出し、雫の所へ向かうと……
雫は選手達が飲む飲料水をせっせと作っていた。
「……ぁ、随分遅かったね。まぁ、いいけど。
さ、早く手伝って。」
「おうっ!」
それから俺は雫のやっているマネージャーの仕事を手伝い、選手達全員に行き渡る量の飲料水を完成させ、グランドに協力して持って行った。
グランドに着くと、ちょうど休憩時間のようで飲料水待ちのようだった。
「──遅くなりました。どうぞ。」
俺と雫、更に椎名先輩の3人で協力して飲料水とタオルを選手達に配る。
「ありがとー!!」
「あ~優馬君が渡してくれるなんて感激。いつもより美味しい。」
「サイコー、超嬉しいぃ!」
……など、皆俺からの手渡しがそんなに嬉しかったのか、部活で疲れているはずなのに馬鹿みたいに元気になっていた。
俺もそう言って貰えて嬉しいけど、余り俺を取り囲むのはやめて欲しいかな。
マネージャーの仕事は俺の想像以上に忙しく、選手達の事を考えて行動しなければならない。だから俺や雫はとにかく動きっぱなしだった。
部活が終わった後もマネージャーの仕事は続き、飲料水を入れていたコップを大量に洗ったり、大量のタオルの洗濯、更に選手達の健康管理もする。
まだ雑用が不得手な俺はとにかく迷惑をかける。洗い方が雑だったり、洗濯で使う洗剤を間違えたり……その他諸々沢山間違えて、雫や椎名先輩に助けて貰った。
本当に悔しい部活だった。だから、すぐにマネージャーとしての戦力になろうと俺は努力をしようと思った。
まだ俺は1年生。これからちゃんと成長して、しっかりとしたマネージャーになれるように頑張るつもりだ!
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