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④縛り付けられた女(前編) side侍女
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私は貧しい平民の家に生まれ育った。
それでも両親は一人娘の私を大切にしてくれて、『教養は大切よ』と節約をして学ぶ機会を与えてくれ、そのおかげで伯爵家のメイドにもなれた。
両親は喜んでくれたし、僅かながら仕送りをする事も出来て…あの頃が一番幸せだったと思う。
その家の令嬢と出会った事が、私にとって不幸の始まりとなるなど気付かずに。
「コレント、聞いてるの!?」
「はい、奥様」
両親の命を握られた私は、仕える主の意のままに動かなくてはならない。
始めは小さな我儘だった要求が、次第に犯罪めいたものへとなり…遂には罪を犯した。
手に入れたい男がいるから、どうにかして既成事実を作れる機会を用意しろと。
主は要求したり命じるだけで、そこで発生する金銭には『あなたが払いなさい』と言って私に清算させる。
充分な給料を払っているでしょう?と。
メイドや侍女の給料などたかが知れているのに、成功報酬を与えるでもなく搾取するだけ。
資金繰りの為に体を売り、そうしてまで工面したお金は主の要求に消えてしまう。
既成事実を成功させる為に違法薬物と媚薬を入手し、主には妊娠しやすくさせる薬を渡した。
付き添う侍従を"偽り”の騒動に駆け付けさせ、使用人に扮した盗人に部屋の解錠をさせ、主は無事に既成事実をやり遂げた。
それらの全容が明るみになれば、私は間違いなく死罪になるだろう。
主は用意されたものを受け取るだけで、いつだって汚れ仕事をしてきたのは私。
万が一にも主が捕まるような事になれば、両親への援助は打ち切られてしまう…だから痕跡は確実に消してきたし、裁かれるのは私だけ。
「二人目を作ろうと思うの。彼は子供が好きなようだし、喜ぶに違いないわ」
夫である侯爵様に袖にされながら、どうしてこうも前向きでいられるのか不思議でならない。
無体を働いたことは認めるも、過去の事などいつまでも引きずるなと言ってのける。
無理を敷いた既成事実など、男女問わずに悔恨しか残さないのに…狂っているとしか思えない。
この主の要求を叶える為に、私が何度下卑た男達に体を差し出したと思っているのだろうか。
言えば願いを叶えられる魔法使いだとでも?
だけど逆らうことは出来ない。
高額な治療費は払えないし、そのお陰で両親はなんとか日常を送れている。
「もっと愛に溢れる触れ合いをしたいのよね。今度はいつ帰ってくるのかしら…息子にも会えなくて寂しいと伝えてみましょう」
侯爵様はご子息を愛されているが、主は決して愛してなどいない。
あくまでも侯爵様と夫婦といる為…繋ぎ止める為だけの存在。
それを見抜かれてもいるからこそ、侯爵様はご子息を連れて出仕されている。
生まれてから殆ど抱いたこともなく、胸の形が崩れるのがいやだからと授乳は乳母任せにし、ご子息のいる部屋に出向くこともしなかった。
そういった貴族は多い。
だからこそ当初は、侯爵様も王宮へ連れていくこともなかったし、この家に戻られた時にご子息の相手をされていた。
それがいつからか、出仕の際に連れていかれるようになり、帰宅自体が減っていったのだ。
この屋敷の者なら全員が気付いている。
知らぬは主だけ。
侯爵様は、“旦那様”と呼ばれることを認めない。
そこには“当主として”の意味も含まれるが、主の夫であるという意味も含まれるからだろう。
*~*~*~*~*~*
使用人の間では様々な噂が交わされる。
それこそ、表舞台に立つ貴族よりも多く深く。
主と侯爵様の歪な関係は特に話題にされ、私は口数の少ない女を演じながら、情報収集の為によく耳を傾けていた。
今日もまた、話題は侯爵様。
「なんでも、王女殿下の“私選”侍女が貸し出されたそうよ。さすがトレンジア侯爵様よね」
「まぁ!!"私選”という事は、よほど優秀な人なんでしょうね。王族が自ら雇うくらいだもの」
“私選”…その言葉にピクリとした。
王宮に住まう王族が個人的に雇い入れた使用人の通称であり、雇用主以外の指示は一切受けない。
その雇用過程は秘匿されており、優秀である事が雇用条件と言われているが、縁故による優遇措置だとも噂されている。
"私選”で雇用された者は私室を与えられ、業務はあくまでも雇い主に指示されたものだけとなり、待遇だけではなく給金も手厚いと聞く。
表立った不満は出ていないが、やはり妬みや嫉みはそこかしこで囁かれているらしい。
「でも、その女性ってあれでしょ?少し前に…ほら、かなり噂になっていた人」
「そうそう、あの噂ね。あの時は随分と大胆なことをなさるなぁ…って思ったわ。ねぇ、侯爵様ってご自宅でもそうなの?」
黙って耳を傾けていたけど、いつまでもそうしてはいられるわけもなく。
興味津々でこちらを見てくるが、そんな事をペラペラと喋るわけがないと言うのに…だけど、無視をしてしまえば情報は今後入ってこなくなる。
「ご自宅ではそのようなご様子はお見かけしないわね…ご家族で仲睦まじくはあるけど」
嘘ではない。
ご家族…ご子息とは睦まじいのだから。
「そうなんだ?まぁ、おふたりは不仲だって有名だしね…あるわけないか」
「確かにねぇ…夜会なんかでも、侯爵様は一切口を聞かないってうちの奥様が言っていたわ」
「それにしてもさ、例の侍女よ!!」
「うん、確かに。朝まで過ごした女性を専属にするって…目的はひとつしかないわよね」
「やだぁっ!!何考えてるのよ~」
「あんただって思うでしょ?聞いた話によると、今も殆ど部屋から出ないって噂よ?」
「やだっ、それこそなんの為の専属!?」
よく回る舌だこと。
だけど収穫はあった。
どうりで侯爵様がご帰宅されないわけだ。
それにしても…その侍女とやら、厚待遇でありながら愛人紛いの事までするなんて。
どこまでも邪な女なのね。
……私はこんなに苦しんでいるのに。
同じ侍女でありながら、何も苦労せずにぬくぬくと過ごしている女。
そんな人間、必要ない。
*~*~*~*~*~*
侯爵様が殆どご帰宅されなくなり、業を煮やした主は専門家に頼んで調査を依頼。
私としては結果が分かっていたが、届けられた報告書を見た主はわなわなと震え、それを私に向けてぶちまけた。
「ありえないっ!!」
その紙が私の頬を掠め痛みが走った。
「あら、ごめんなさい。血が出てるわよ」
心の奥底でどす黒い感情が沸き上がる。
主に対しては言わずもがな、あの女に。
「どうりで様子がおかしいと思っていたのよ!!あまり帰宅しないし、私の事を抱かない!!」
抱かないのは以前から…など言おうものなら、この場で殺されるだろうか。
「専属侍女って何よ!!私選ってなんのこと!?」
“私選”を知らないなんて…さすが、成績をお金で買っていただけの事はある。
それで自分は優秀だと言うのだから。
「追放してやるわ!!殺してやる!!」
報告書には、ふたりが交接を持っている旨の証言が多数記載されていた。
【侯爵様と侍女には肉体関係がある】と、王宮では黙認されているとも。
「子供が出来たらどうするのよ!!夫の子供を生むのは私だけだわ!!……コレント」
「はい、奥様」
「妊娠しているようなら流させなさい」
「畏まりました」
それに関しては私も同意見ですわ、奥様。
その女が妊娠したら屋敷に囲うだろうし、男に甘え縋る女に仕えるなど認められない。
*~*~*~*~*~*
主は愛人を国外追放する事を望んだが、王女殿下の私選である侍女を追い出すなど出来ず、一般的な贖罪である慰謝料支払いで終わってしまった。
「なんで侍女ごときが払えるのよ!!」
かなりの高額を請求したにも関わらず、あの女は事も無げに応じたらしい。
それだけ待遇がいいと言うことだ。
侯爵様からもお手当てを貰っていたに違いない。
どこまでもふざけている。
「専属は解いても、王宮内をウロウロしていたんじゃ同じことよ!!なんなの!?王女殿下って頭悪いんじゃない!?」
さすがに言い過ぎだ。
どこから話が漏れるか分からないのに。
「ふんっ…まぁ、いいわ。これでそう簡単に会うこともないでしょうし」
確かに、不貞を働いていた事を公に認めたふたりはもう逢瀬などしないだろう。
ざまぁみろ。
ひとりだけ美味しい思いをするからだ。
そうほくそ笑んでいたのに、暫くするとその女は侯爵様の部屋付き秘書となった。
それでも両親は一人娘の私を大切にしてくれて、『教養は大切よ』と節約をして学ぶ機会を与えてくれ、そのおかげで伯爵家のメイドにもなれた。
両親は喜んでくれたし、僅かながら仕送りをする事も出来て…あの頃が一番幸せだったと思う。
その家の令嬢と出会った事が、私にとって不幸の始まりとなるなど気付かずに。
「コレント、聞いてるの!?」
「はい、奥様」
両親の命を握られた私は、仕える主の意のままに動かなくてはならない。
始めは小さな我儘だった要求が、次第に犯罪めいたものへとなり…遂には罪を犯した。
手に入れたい男がいるから、どうにかして既成事実を作れる機会を用意しろと。
主は要求したり命じるだけで、そこで発生する金銭には『あなたが払いなさい』と言って私に清算させる。
充分な給料を払っているでしょう?と。
メイドや侍女の給料などたかが知れているのに、成功報酬を与えるでもなく搾取するだけ。
資金繰りの為に体を売り、そうしてまで工面したお金は主の要求に消えてしまう。
既成事実を成功させる為に違法薬物と媚薬を入手し、主には妊娠しやすくさせる薬を渡した。
付き添う侍従を"偽り”の騒動に駆け付けさせ、使用人に扮した盗人に部屋の解錠をさせ、主は無事に既成事実をやり遂げた。
それらの全容が明るみになれば、私は間違いなく死罪になるだろう。
主は用意されたものを受け取るだけで、いつだって汚れ仕事をしてきたのは私。
万が一にも主が捕まるような事になれば、両親への援助は打ち切られてしまう…だから痕跡は確実に消してきたし、裁かれるのは私だけ。
「二人目を作ろうと思うの。彼は子供が好きなようだし、喜ぶに違いないわ」
夫である侯爵様に袖にされながら、どうしてこうも前向きでいられるのか不思議でならない。
無体を働いたことは認めるも、過去の事などいつまでも引きずるなと言ってのける。
無理を敷いた既成事実など、男女問わずに悔恨しか残さないのに…狂っているとしか思えない。
この主の要求を叶える為に、私が何度下卑た男達に体を差し出したと思っているのだろうか。
言えば願いを叶えられる魔法使いだとでも?
だけど逆らうことは出来ない。
高額な治療費は払えないし、そのお陰で両親はなんとか日常を送れている。
「もっと愛に溢れる触れ合いをしたいのよね。今度はいつ帰ってくるのかしら…息子にも会えなくて寂しいと伝えてみましょう」
侯爵様はご子息を愛されているが、主は決して愛してなどいない。
あくまでも侯爵様と夫婦といる為…繋ぎ止める為だけの存在。
それを見抜かれてもいるからこそ、侯爵様はご子息を連れて出仕されている。
生まれてから殆ど抱いたこともなく、胸の形が崩れるのがいやだからと授乳は乳母任せにし、ご子息のいる部屋に出向くこともしなかった。
そういった貴族は多い。
だからこそ当初は、侯爵様も王宮へ連れていくこともなかったし、この家に戻られた時にご子息の相手をされていた。
それがいつからか、出仕の際に連れていかれるようになり、帰宅自体が減っていったのだ。
この屋敷の者なら全員が気付いている。
知らぬは主だけ。
侯爵様は、“旦那様”と呼ばれることを認めない。
そこには“当主として”の意味も含まれるが、主の夫であるという意味も含まれるからだろう。
*~*~*~*~*~*
使用人の間では様々な噂が交わされる。
それこそ、表舞台に立つ貴族よりも多く深く。
主と侯爵様の歪な関係は特に話題にされ、私は口数の少ない女を演じながら、情報収集の為によく耳を傾けていた。
今日もまた、話題は侯爵様。
「なんでも、王女殿下の“私選”侍女が貸し出されたそうよ。さすがトレンジア侯爵様よね」
「まぁ!!"私選”という事は、よほど優秀な人なんでしょうね。王族が自ら雇うくらいだもの」
“私選”…その言葉にピクリとした。
王宮に住まう王族が個人的に雇い入れた使用人の通称であり、雇用主以外の指示は一切受けない。
その雇用過程は秘匿されており、優秀である事が雇用条件と言われているが、縁故による優遇措置だとも噂されている。
"私選”で雇用された者は私室を与えられ、業務はあくまでも雇い主に指示されたものだけとなり、待遇だけではなく給金も手厚いと聞く。
表立った不満は出ていないが、やはり妬みや嫉みはそこかしこで囁かれているらしい。
「でも、その女性ってあれでしょ?少し前に…ほら、かなり噂になっていた人」
「そうそう、あの噂ね。あの時は随分と大胆なことをなさるなぁ…って思ったわ。ねぇ、侯爵様ってご自宅でもそうなの?」
黙って耳を傾けていたけど、いつまでもそうしてはいられるわけもなく。
興味津々でこちらを見てくるが、そんな事をペラペラと喋るわけがないと言うのに…だけど、無視をしてしまえば情報は今後入ってこなくなる。
「ご自宅ではそのようなご様子はお見かけしないわね…ご家族で仲睦まじくはあるけど」
嘘ではない。
ご家族…ご子息とは睦まじいのだから。
「そうなんだ?まぁ、おふたりは不仲だって有名だしね…あるわけないか」
「確かにねぇ…夜会なんかでも、侯爵様は一切口を聞かないってうちの奥様が言っていたわ」
「それにしてもさ、例の侍女よ!!」
「うん、確かに。朝まで過ごした女性を専属にするって…目的はひとつしかないわよね」
「やだぁっ!!何考えてるのよ~」
「あんただって思うでしょ?聞いた話によると、今も殆ど部屋から出ないって噂よ?」
「やだっ、それこそなんの為の専属!?」
よく回る舌だこと。
だけど収穫はあった。
どうりで侯爵様がご帰宅されないわけだ。
それにしても…その侍女とやら、厚待遇でありながら愛人紛いの事までするなんて。
どこまでも邪な女なのね。
……私はこんなに苦しんでいるのに。
同じ侍女でありながら、何も苦労せずにぬくぬくと過ごしている女。
そんな人間、必要ない。
*~*~*~*~*~*
侯爵様が殆どご帰宅されなくなり、業を煮やした主は専門家に頼んで調査を依頼。
私としては結果が分かっていたが、届けられた報告書を見た主はわなわなと震え、それを私に向けてぶちまけた。
「ありえないっ!!」
その紙が私の頬を掠め痛みが走った。
「あら、ごめんなさい。血が出てるわよ」
心の奥底でどす黒い感情が沸き上がる。
主に対しては言わずもがな、あの女に。
「どうりで様子がおかしいと思っていたのよ!!あまり帰宅しないし、私の事を抱かない!!」
抱かないのは以前から…など言おうものなら、この場で殺されるだろうか。
「専属侍女って何よ!!私選ってなんのこと!?」
“私選”を知らないなんて…さすが、成績をお金で買っていただけの事はある。
それで自分は優秀だと言うのだから。
「追放してやるわ!!殺してやる!!」
報告書には、ふたりが交接を持っている旨の証言が多数記載されていた。
【侯爵様と侍女には肉体関係がある】と、王宮では黙認されているとも。
「子供が出来たらどうするのよ!!夫の子供を生むのは私だけだわ!!……コレント」
「はい、奥様」
「妊娠しているようなら流させなさい」
「畏まりました」
それに関しては私も同意見ですわ、奥様。
その女が妊娠したら屋敷に囲うだろうし、男に甘え縋る女に仕えるなど認められない。
*~*~*~*~*~*
主は愛人を国外追放する事を望んだが、王女殿下の私選である侍女を追い出すなど出来ず、一般的な贖罪である慰謝料支払いで終わってしまった。
「なんで侍女ごときが払えるのよ!!」
かなりの高額を請求したにも関わらず、あの女は事も無げに応じたらしい。
それだけ待遇がいいと言うことだ。
侯爵様からもお手当てを貰っていたに違いない。
どこまでもふざけている。
「専属は解いても、王宮内をウロウロしていたんじゃ同じことよ!!なんなの!?王女殿下って頭悪いんじゃない!?」
さすがに言い過ぎだ。
どこから話が漏れるか分からないのに。
「ふんっ…まぁ、いいわ。これでそう簡単に会うこともないでしょうし」
確かに、不貞を働いていた事を公に認めたふたりはもう逢瀬などしないだろう。
ざまぁみろ。
ひとりだけ美味しい思いをするからだ。
そうほくそ笑んでいたのに、暫くするとその女は侯爵様の部屋付き秘書となった。
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