蜜柑製の死

羽上帆樽

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2023年6月13日

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疲れは必ずやってくる。

疲れるために生きているのではないかと思えるほどに。

眠ったからといって、疲れが解消するとは限らない。

眠ることで疲れることもある。

果たして、疲れることにはどれくらいの意味があるだろう?

と考えてしまうのが、人間の性質というものかもしれない。

こういうことを考えているから、疲れるのだろう。

果たして、疲れるとはどういうことか?

と考えてしまうのも、人間の性質というものかもしれない。

身体が怠くても、喉が痛くても、毎日のタスクをこなさなければならない。

しかし、それはどうもおかしい。

身体が怠いのも、喉が痛いのも、定期的に訪れるのではないのに。

タスクは定期的に訪れるからだ。

どちらを優先すべきか?

きっと、どちらも優先すべき。

人間は、動物らしくもあれば、機械らしくもある。

どちらかに振り切れば良いというものでもなく。

その二つの間で常に揺れているもの。

その揺れこそが人間の本性だろうと思ったりもする。

動物らしい機械か。

機械らしい動物か。

という考え方が、最も人間らしい。

両方とも並んでいるのだ。

並べて理解することができる。

揃っているのはなんとも美しい。

それが人間。

と断定してしまうのは、早すぎる。
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