蜜柑製の死

羽上帆樽

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2023年6月10日

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朝寝坊の原因は何だろう?

という問いを、数日前にも抱いた気がする。

いや、ずっと抱いている。

数日前と、今日に、出力したというだけだ。

他意はない。



ときどき、こういうチャンクを使いたくなる。

まとまりが良い言葉だからだ。

小説や、詩は、まとまりが良い言葉を自分で作るものだ。

そのことに価値がある。

けれど、その中で、すでにあるまとまりが良い言葉を使いたくなることも。

また事実。

少なくとも、僕の中の事実。

そこに潜むものは、何か?

それは、音、ではないか?

長い歴史の中で、言葉は音のまとまりとしてずっと存在してきた。

そのメロディーが、リズムが、身体に染みついているのだろう。

同じ言語の使い手であれば。

どのくらいの長さの言葉が、どのようなマーカーを目印に途切れるのか。

体感として知っている。

会話とは、言葉が持つメロディーやリズムを用いた、セッションなのだ。

というふうに考えることにしている。

会話が成り立たない相手がいるのは、当たり前だ。

メロディーやリズムがマッチしないのだから。

音楽として成り立たない。

他言語を理解するのが難しい理由も、きっとここにある。

というのは、ちょっとおこがましいような気がしないでもないけど。
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