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第一章 「番」と「想い」

5.有り難く思えよ! *

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 初めて出会ったのはいつだったか.........。

 確か俺が風に導かれ空を飛んでいる時だった。風はどんな匂いも運んでくる。菓子を焼く匂いや料理、花や木々、若葉の匂い。その中で俺の脳に直接絡んでくる痺れる匂いがしたんだ。
 甘くて、熟れた果実のような、それでいて瑞々しい咲いたばかりの花のような。本能で引かれるこの匂いは.....多分俺の.................。

 風を操り探しまくった。そうしたら、隣の小さな領地にあるリンゴの果樹の間から小さな少女達がキャッキャッ言いながら走って行くのが見える。きっとあの中の誰かなんだろう。10歳くらいの綺麗な明るい銀髪の女の子と、煌めく金の髪にグリーンの瞳のこれまた綺麗な子。そして、1番小さい燻んだ銀髪にオレンジの瞳の子。さて、俺の相手は綺麗な金か銀かどっちかな?そんな事考えてた。

 だが、蓋を開けると.........1番小さい奴だったんだ。


 *********


「ほら、ちゃんと見せろよ。サラ。何隠してんだよ。磨いて貰ったんだろ?」

「ふぇっ.......そ、そんな事言われても....」

 此処は俺の所有する船の最上階の豪華な部屋だ。要人相手に使ったりする。だが今日から3日間は俺達夫婦の蜜室に使う。
 披露宴を抜け出し、今漸く2人きりになったところだ。だが、サラはバスローブの前を握りしめ顔を赤くして俺からパタパタと逃げ回っている。

「お前......まあ、良い。捕まえるのは風の役目だし。拘束して動けなくしてやろうか?」
「ううう.................でも、あの.................私.................姉様みたいに美しくなくて、レオーラみたいに艶かしくないし。か、身体も普通.......」
「知ってる」
「ううう......」
「サラ。それでも俺はお前を選んだんだよ。さあ、此処に来い」

 俺は広い三人掛けのソファに座り右手を差し出した。

「................う、ん」

 サラは胸元で小さな手をぎゅっと握り、漸く俺に近づいて来た。凄いな。耳まで赤い。初心ウブだ。まあ、そりゃそうだ。

 俺が近づく男は全て排除してきたんだから。


「サラ...........」
「アウィン...私で本当に良いの?」
「ここまで来てそれかよ?なんでそんなに自分を卑下してるのか.................お前は可愛いよ。いや、綺麗だ。それにお前からは甘い匂いがする。優しくて落ち着く。それでいて胸が痛いんだ」

 俺はサラの腕を引き寄せ胸に抱き込んだ。頭に顔を埋め息を吸い込む。

「.................ほら堪らない。これ、俺だけなのかな?お前に触るとピリってする。今まで何度か触れた事があったけどその度に困ってた」
「ア、アウィンっ」
「まあ、今日からは我慢しないけどな。さあ、見せて貰おうか。俺が脱がしてやるよ。ジッとしてろよ?」
「あ、う.................ぅっ」

 俺はサラのバスローブの腰紐を解く。

「あ、あの、アウィン!灯り.................暗くして.....お願いっ」
「良いよ。........見てからな?」
「にゃーーーーーーー!」
「ほら、俺の足の上に跨がれ。逃げるな。固めちまうぞ」

 俺はサラのバスローブを肩から一気に引き下ろした。

「!!」

「あ、あぁ......やぁ.................」
 サラは羞恥の余り泣き出す寸前だった。

「あれ?.................サラお前...........」

『パシッ』と小さな手で両眼を塞がれる。

「.................」
「やーん。やっぱりダメ~~~!」
「..............これはこれは。意外だった」
「え?やだ!感想なんて言わないでよ?大きくないし、か、形悪いでしょ?姉様と全然違うの。やだ、.....悲しくなっちゃう........」

 俺はサラの小さな手を両手で掴んで離した。目を向けたサラの顔は涙が溜まっている。そうか、周りの女共がサラの美意識の手本なんだな。姉にしろ、レオーラにしろ、確かに美しいけど。


「サラ.................お前の胸.....『美乳』って言うんだよ。適度に大きくて高い位置に乳首があって。しかもピン『パシッ』」
「ふあぁぁ~~ヤダー!やらしいからダメー!!」

 またもや口を塞がれる。仕方ないので左手でサラの細い腰を掴み、右手で左の胸を鷲掴みにした。

「ひゃあんっ!!」ビクンとサラの身体が跳ねる。
「.................ふぁわらふぁひやわらかいひもひいいきもちいい。」

 そのままグニグニと揉みしだく。

「あっ.................あっう」

 サラの顔が益々赤くなり眉が下がって銀の睫毛がオレンジに被さって行き涙でキラキラ光る。腰に回していた手を徐々に背中を滑らせ肩を掴む。俺の口を塞いでいた小さな手が強張ってフルリと震えてる。ペロリと手のひらを舐めてやるとピクンと跳ねて口から離した。


「ふふ.....サラ。可愛いな。確かに俺は妖艶な色気のある女が好みだが、結局お前が良いんだよ。だからお前が俺の好みの女なんだ。サラ。俺を狂わせてるのは昔も今もお前だけだ」
「.........うん。嬉しい。アウィン、好き」

 そう呟いてはにかむサラ。

「!......ちっ....じゃあ、もう逃げんなよ?首に手回して?」
「うん............」
「....離すなよ、サラ」
「うん............」

 サラの首筋にキスをして舌を出し舐める。細い鎖骨を口に含み吸い上げ、胸との間をジュウッとキツく吸う。くっきりと赤い花が着いた。

「っ.................は。.................あぁ」

 俺は次々にサラの白い肌に花を咲かせながら胸の1番突き出したピンク色のそれに唇を擦らず。ビクンと揺れる。左手で掴みながらペロリと舐める。乳輪に舌を這わせ胸の弾力を楽しんだ。サラの身体がピクンピクンと揺れ、息が苦しげだ。そして、漸く美味そうな先を熱い口の中に含んだ。







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