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あの、都市伝説が再び……
80話
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「凄いな……少し情報を書いただけなのに直ぐに動画を見つけてきちゃったよ……」
あまりにも、呆気なくソラタが映っている動画を見つけた為、驚いたオカはつい口に出して話していた。
「ん? オカ、何か言ったか?」
オカの呟きに気が付いたのパークが何事か質問する。
「ソラタの動画を見つけました」
「「「「「!?」」」」」
オカの言葉に事務所内にいる者が驚いた顔をして席に集まって来た。
「ま、マジかよ!?」
「私、見たい……」
ダルマとフィブが一早くオカの後ろに回り込み映像を見る。
「こ、これが……」
「この映っている太い男はダルマ……?」
「ち、ちげーよ! よく見ろ!!」
どんな時でもマイペースなフィブにダルマは全力で否定する。
「俺にも見せてくれるかい?」
「私も見たいわ」
続いて、ヒューズ達も画面を覗き確認する。
「オカくん、良く見つけたね……」
「凄いわ……どうやって見つけたのかしら?」
一同はオカにどうやって動画を見つけたのか聞く。
「プルさんのお陰です」
「私の?」
「はい。掲示板とかに何か情報が無いか確認したら、プルさんのスレがありまして」
そう言ってオカは先程のスレを皆に見せる。
「ここで、少し俺達が知っている情報を流しただけで、中の人達が直ぐに見つけたんですよ」
「オカくん、お手柄よ!!」
プルは嬉しさのあまりオカに抱き付いた。そしてオカは色々な感触に嬉しくも恥ずかしいのか慌ててプルの拘束を振り解くが顔は真っ赤である。
「スレを探してしたのか……それは思いつかなったな……」
ヒューズが顎に手を置きオカの事を感心していた。
「このやり方はいいかも知れないね」
「そうだな! 俺なんて全然思いつかなかったぜ!」
パークまでもオカに感心してオカの背中をバンバン叩いていた。
(い、痛いけど嬉しい……)
そんな事をしている間に又もやスレに新しいURLが貼られたので確認してみると、また違う動画にソラタが映っているのであった。
「また、ダルマがいる……」
「!」
ダルマがフィブを睨み付けるが、フィブはサッと顔を背ける。
「この調子だと、まだ沢山ソラタの映っている動画がありそうね」
「えぇ。毎日被害者が出ている所を見ると、まだまだありそうですね……」
「動画投稿者の人達と連絡が取れればいいんだけど……」
動画の説明文などには連絡の取れそうな情報は無かった……
「今は兎に角ソラタの映っている動画を見つけるしか無さそうね」
「それしか今は無いですね」
「オカくんは引き続きスレの方で情報が無いか探してた頂戴」
「わかりました!」
きりの良い所でお昼を取り再びパラノーマルの面々はソラタ探しに没頭し始めた。
そんな時、事務所内にある電話が鳴った。
「はい、パラノーマルです」
プルが受話器を取り応対する。
「はい……はい……」
プルは連絡して来た相手の話を聞いている様だ。
「本当ですか? ありがとうございます。 それではお待ちしております」
そう言って、プルは電話を受話器に置く。
「何の電話だったんすか?」
「朗報よ。出会い系でアケミらしき人とやり取りしているって人から連絡があって、今からパラノーマルに来てくれるそうよ」
プルの言葉に皆が驚いた。
「おーー! なんだか今日はいきなり情報が集まりますね!!」
「えぇ。出会い系については引き続きヒューズ君達に担当して貰うわ」
「分かりました」
(これで、アケミとソラタの両方の情報が揃いそうだな)
それから夕方ら辺になり電話して来た者がパラノーマルの事務所に訪ねて来た。
「ようこそ、パラノーマルへ。本日はわざわざありがとうございます」
プルとヒューズが情報提供者に頭を下げる。
「い、いえいえ。もしプルさんが言っていた事が本当なら私が殺される事になるので寧ろこちらこそありがとうございます」
情報提供者は中年男性であり物腰も低そうな方である。
「それでは早速出会い系の件にについて伺いたいのでこちらにどうぞ」
ヒューズが椅子を勧めて、話し合う。
「まず、それらしき人の写真を拝見させて頂いてもよろしですか?」
「は、はい。こちらが今やり取りしている人になります」
男が見せてくれた相手のアカウント名はアケミとなっており、とんでもない美人であった。
「綺麗……」
フィブの言葉には誰もが頷くてあろう。
「プルさんの話を聞いて怖くなってしまいエブリディを退会しようと思ったら出来なくて。アプリすらも何故か削除出来ないんですよ」
(それも、都市伝説的な力なのか……?)
ヒューズが実際に消せないか試してみると、男の言う通り何をやっても退会やアプリの削除が出来ない様だ。
「サイトとかに問い合わせは?」
「はい。しましたが、未だ返答が来ないんです……」
「ちなみに、アケミとのやり取りを見せて頂いても?」
「は、はい」
男がアケミとのやり取りを見せてくれるが、特に変わった所も見付からない。
だが、都市伝説にある様に文面はとても素っ気無かった。
「それで、会う約束とかはされてたりしたんでんですか?」
「はい……」
「いつですか?」
「実は今日なんです……」
男の言葉を聞きパラノーマルの全員が驚く……
あまりにも、呆気なくソラタが映っている動画を見つけた為、驚いたオカはつい口に出して話していた。
「ん? オカ、何か言ったか?」
オカの呟きに気が付いたのパークが何事か質問する。
「ソラタの動画を見つけました」
「「「「「!?」」」」」
オカの言葉に事務所内にいる者が驚いた顔をして席に集まって来た。
「ま、マジかよ!?」
「私、見たい……」
ダルマとフィブが一早くオカの後ろに回り込み映像を見る。
「こ、これが……」
「この映っている太い男はダルマ……?」
「ち、ちげーよ! よく見ろ!!」
どんな時でもマイペースなフィブにダルマは全力で否定する。
「俺にも見せてくれるかい?」
「私も見たいわ」
続いて、ヒューズ達も画面を覗き確認する。
「オカくん、良く見つけたね……」
「凄いわ……どうやって見つけたのかしら?」
一同はオカにどうやって動画を見つけたのか聞く。
「プルさんのお陰です」
「私の?」
「はい。掲示板とかに何か情報が無いか確認したら、プルさんのスレがありまして」
そう言ってオカは先程のスレを皆に見せる。
「ここで、少し俺達が知っている情報を流しただけで、中の人達が直ぐに見つけたんですよ」
「オカくん、お手柄よ!!」
プルは嬉しさのあまりオカに抱き付いた。そしてオカは色々な感触に嬉しくも恥ずかしいのか慌ててプルの拘束を振り解くが顔は真っ赤である。
「スレを探してしたのか……それは思いつかなったな……」
ヒューズが顎に手を置きオカの事を感心していた。
「このやり方はいいかも知れないね」
「そうだな! 俺なんて全然思いつかなかったぜ!」
パークまでもオカに感心してオカの背中をバンバン叩いていた。
(い、痛いけど嬉しい……)
そんな事をしている間に又もやスレに新しいURLが貼られたので確認してみると、また違う動画にソラタが映っているのであった。
「また、ダルマがいる……」
「!」
ダルマがフィブを睨み付けるが、フィブはサッと顔を背ける。
「この調子だと、まだ沢山ソラタの映っている動画がありそうね」
「えぇ。毎日被害者が出ている所を見ると、まだまだありそうですね……」
「動画投稿者の人達と連絡が取れればいいんだけど……」
動画の説明文などには連絡の取れそうな情報は無かった……
「今は兎に角ソラタの映っている動画を見つけるしか無さそうね」
「それしか今は無いですね」
「オカくんは引き続きスレの方で情報が無いか探してた頂戴」
「わかりました!」
きりの良い所でお昼を取り再びパラノーマルの面々はソラタ探しに没頭し始めた。
そんな時、事務所内にある電話が鳴った。
「はい、パラノーマルです」
プルが受話器を取り応対する。
「はい……はい……」
プルは連絡して来た相手の話を聞いている様だ。
「本当ですか? ありがとうございます。 それではお待ちしております」
そう言って、プルは電話を受話器に置く。
「何の電話だったんすか?」
「朗報よ。出会い系でアケミらしき人とやり取りしているって人から連絡があって、今からパラノーマルに来てくれるそうよ」
プルの言葉に皆が驚いた。
「おーー! なんだか今日はいきなり情報が集まりますね!!」
「えぇ。出会い系については引き続きヒューズ君達に担当して貰うわ」
「分かりました」
(これで、アケミとソラタの両方の情報が揃いそうだな)
それから夕方ら辺になり電話して来た者がパラノーマルの事務所に訪ねて来た。
「ようこそ、パラノーマルへ。本日はわざわざありがとうございます」
プルとヒューズが情報提供者に頭を下げる。
「い、いえいえ。もしプルさんが言っていた事が本当なら私が殺される事になるので寧ろこちらこそありがとうございます」
情報提供者は中年男性であり物腰も低そうな方である。
「それでは早速出会い系の件にについて伺いたいのでこちらにどうぞ」
ヒューズが椅子を勧めて、話し合う。
「まず、それらしき人の写真を拝見させて頂いてもよろしですか?」
「は、はい。こちらが今やり取りしている人になります」
男が見せてくれた相手のアカウント名はアケミとなっており、とんでもない美人であった。
「綺麗……」
フィブの言葉には誰もが頷くてあろう。
「プルさんの話を聞いて怖くなってしまいエブリディを退会しようと思ったら出来なくて。アプリすらも何故か削除出来ないんですよ」
(それも、都市伝説的な力なのか……?)
ヒューズが実際に消せないか試してみると、男の言う通り何をやっても退会やアプリの削除が出来ない様だ。
「サイトとかに問い合わせは?」
「はい。しましたが、未だ返答が来ないんです……」
「ちなみに、アケミとのやり取りを見せて頂いても?」
「は、はい」
男がアケミとのやり取りを見せてくれるが、特に変わった所も見付からない。
だが、都市伝説にある様に文面はとても素っ気無かった。
「それで、会う約束とかはされてたりしたんでんですか?」
「はい……」
「いつですか?」
「実は今日なんです……」
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