356 / 492
第9章
355話
しおりを挟む グレンは相変わらず休日は街に出かけているらしい。
「視察も兼ねているからね。それに街のみんなの顔も見たいんだ」
そんな風に言っていた。
王様なのに、忙しいだろうに。ちゃんと街の空気を感じたいらしい。
そう。街だ。
アンフェールの好奇心がむくりと起き上がる。
アンフェールは現在の街を知らない。古代竜時代の街なんて遥か昔だ。色々変わっているはずなのだ。
精霊の目を通して街を見た事はあるけれど、それはあくまで精霊の目。
見えるビジョンはふんわりぽやんなのだ。
見たい。歩き回りたい。そしてグレングリーズが作った国を、グレンが治める国を知りたい。
ぱぁぁぁぁっ、とアンフェールの夢の情景が花開く。
これは崇高な目的なのだ。
別に美味しいものが食べられるんじゃないかなんて微塵も思っていない。
連れてってくれないだろうか。
王弟だって視察してもおかしくないと思うのだ。
「兄上、私も街に行きたいです」
「駄目だ」
秒で断られた。
もっと、うーん、とか思い悩む間合いを入れてくれてもいいのに。
「私は外の世界を知りません。この国を支える者として、このままではいけないと思うのです」
アンフェールは尤もらしい理由をひねり出した。王族ぶりっこだ。
表情も真面目だ。
こんなに真剣に国の事を考える弟を見たら、グレンも考えを改めると思うのだ。
思った通り、グレンはうっとなった。
グレンは真剣に国の事を考えている。だから弟の高い志を折る事はしないだろう。
策士アンフェールはにやりと笑った。
「……私一人ではアンフェールを守りきれるか不安だ。護衛もつけていいなら相談してみよう」
勝った。
アンフェールの中の小さいアンフェールたちが拳を突き上げ、わ~わ~と勝鬨を上げた。
◇◇◇
「おっ、殿下、可愛いな!」
「ありがとうございます」
エドワードが軽い調子で声を掛けてくる。
離宮の馬車どまりには既にエドワードとロビンが待っていてくれた。
本日の護衛はロビンとエドワードだ。
ロビンはグレンの夜間護衛をしていただけあって、体術に関してはかなりのものらしい。
エドワードも第二王子の閨係を目指した時点から体術を仕込まれたんだそうな。七年、かなり強くなったんだぞ、と自慢された。
アンフェールは素のままだと目立って仕方がない。
なので目立つ髪を隠し、『認識阻害』の魔道具を使って目立たないようにしている。
『認識阻害』の魔道具は眼鏡だ。太古の時代から『認識阻害』と言えば眼鏡だ、という位定番の魔道具である。
アンフェールと親しい者は顔を認識してしまうけれど、知らない者は認識できないという術が仕込まれている。
髪の毛はシンプルにアップスタイルにして、帽子をかぶっている。側仕え達は可愛い髪形にしたいとウズウズしていたが、そこは抑えて貰った。
ファッションは街中にいそうな平均オブ平均の少年の格好らしい。
これでどこから見ても街の子にしか見えないのだ。
「エドワードとロビンの普通の恰好を初めて見ました」
「はは。様になってるだろ? でもロビンは目立つかもな」
エドワードの言葉に、ロビンをまじまじと見てしまう。
普段着を着ている壁だな、って思う。ロビンが側にいるだけで、アンフェールは全然目立たないだろう。
「すまない、待たせた」
グレンがやって来た。
ラフなシャツと簡素なパンツスタイルだ。それでも内側から品の良さがにじみ出ている。番びいきのスパイスを抜いても平民には見えない。
カッコいい。
アンフェールは見惚れてしまう。番はいついかなる時もカッコいいのだ。
そんなアンフェールとは逆に、グレンはこちらを見て早々渋い顔をする。
「アンフェールの可愛さが、隠せていないと思うのだが……」
「兄上、認識阻害の魔道具を付けているのです。眼鏡なのですが」
「認識出来ているが……」
「親しい相手には効かないんですよ。だから兄上には分かってしまうのです」
そう言っただけでグレンは途端に機嫌が良くなった。
弟に親しいと言われただけで喜んじゃうなんて、本当に可愛い兄なのだ。
「本当は護衛であればギュンターに頼みたかったのだがな。今は忙しいらしい」
グレンは今回の護衛が二人であることの説明をしてくれた。
ギュンターが忙しい理由は、アンフェールが渡した証拠資料関係で動いているからだ。
あちらはとても重要な事なので邪魔してはいけない。
ぶっちゃけ何に襲われてもアンフェールは一人で対処できる。『護衛を付けた』というアリバイ用の護衛なら誰でもいい。
「でも、エドワードとロビンとお出かけできるのは嬉しいです!」
アンフェールはギュンターに処々任せてしまっている分、彼をフォローしたくなってしまった。
ギュンターが来られなかった結果、教会時代の仲良し二人と時間を共に出来るのだと、嬉しさを前面に出して伝えた。
「いやあ、そうですね! ダブルデートみたいだなぁ! 勿論俺の相手はロビンですよ!」
何故か急にエドワードが音量高めにロビンとの仲を主張しだした。
なんだろう。二人の仲が良いのは知っている。
エドワードの方を向いていたグレンがこちらを向く。優しい微笑みを浮かべていた。
「……そうか、アンフェールと私がカップルか」
「兄上と仲良しなのは嬉しいです」
ダブルデートごっこでも、カップルごっこでも嬉しい。
グレンと顔を見合わせ、えへへ、と笑い合った。
手を取ってくれる。
アンフェールはグレンにエスコートされ、馬車に乗り込んだ。
馬車は街に向かいガタゴト走る。いつもと違う情景が車窓に流れるだけで随分刺激的だ。
グレンは普段馬に乗り、街に行くらしい。
馬に乗るグレンは精霊時代何度も見ている。絵本の王子様のようにカッコ良くて憧れてしまう。
アンフェールも一回くらい乗ってみたい。
アンフェールは前世でも今世でも馬に乗った事は無い。でも馬に『乗せて』ってお願いすれば乗れる気がする。
しかし一度も乗った事が無い十四歳が急に乗馬が出来るのも不自然だ。
だからいつも大人しく馬車に乗せられている。
「兄上、私も馬に乗ってみたいです」
アンフェールは馬内のグレンに視線を移した。おねだりするよう、上目遣いだ。
「……一人で乗るのは危ない。二人で乗ろう」
グレンはアンフェールの肩に腕を回した。
「いいのですか!」
「ああ。ちょっと先になるが纏まった休暇が取れる。その時に遠乗りをしてみようか」
「はい!」
アンフェールは嬉しくなってしまった。
グレンが纏まった休暇が取れると。しかもその時に遠乗りに連れていって貰えると。
目の前のエドワードが「さりげなく次のデートの約束を成立させる手腕」と小さな声で呟いていた。
「視察も兼ねているからね。それに街のみんなの顔も見たいんだ」
そんな風に言っていた。
王様なのに、忙しいだろうに。ちゃんと街の空気を感じたいらしい。
そう。街だ。
アンフェールの好奇心がむくりと起き上がる。
アンフェールは現在の街を知らない。古代竜時代の街なんて遥か昔だ。色々変わっているはずなのだ。
精霊の目を通して街を見た事はあるけれど、それはあくまで精霊の目。
見えるビジョンはふんわりぽやんなのだ。
見たい。歩き回りたい。そしてグレングリーズが作った国を、グレンが治める国を知りたい。
ぱぁぁぁぁっ、とアンフェールの夢の情景が花開く。
これは崇高な目的なのだ。
別に美味しいものが食べられるんじゃないかなんて微塵も思っていない。
連れてってくれないだろうか。
王弟だって視察してもおかしくないと思うのだ。
「兄上、私も街に行きたいです」
「駄目だ」
秒で断られた。
もっと、うーん、とか思い悩む間合いを入れてくれてもいいのに。
「私は外の世界を知りません。この国を支える者として、このままではいけないと思うのです」
アンフェールは尤もらしい理由をひねり出した。王族ぶりっこだ。
表情も真面目だ。
こんなに真剣に国の事を考える弟を見たら、グレンも考えを改めると思うのだ。
思った通り、グレンはうっとなった。
グレンは真剣に国の事を考えている。だから弟の高い志を折る事はしないだろう。
策士アンフェールはにやりと笑った。
「……私一人ではアンフェールを守りきれるか不安だ。護衛もつけていいなら相談してみよう」
勝った。
アンフェールの中の小さいアンフェールたちが拳を突き上げ、わ~わ~と勝鬨を上げた。
◇◇◇
「おっ、殿下、可愛いな!」
「ありがとうございます」
エドワードが軽い調子で声を掛けてくる。
離宮の馬車どまりには既にエドワードとロビンが待っていてくれた。
本日の護衛はロビンとエドワードだ。
ロビンはグレンの夜間護衛をしていただけあって、体術に関してはかなりのものらしい。
エドワードも第二王子の閨係を目指した時点から体術を仕込まれたんだそうな。七年、かなり強くなったんだぞ、と自慢された。
アンフェールは素のままだと目立って仕方がない。
なので目立つ髪を隠し、『認識阻害』の魔道具を使って目立たないようにしている。
『認識阻害』の魔道具は眼鏡だ。太古の時代から『認識阻害』と言えば眼鏡だ、という位定番の魔道具である。
アンフェールと親しい者は顔を認識してしまうけれど、知らない者は認識できないという術が仕込まれている。
髪の毛はシンプルにアップスタイルにして、帽子をかぶっている。側仕え達は可愛い髪形にしたいとウズウズしていたが、そこは抑えて貰った。
ファッションは街中にいそうな平均オブ平均の少年の格好らしい。
これでどこから見ても街の子にしか見えないのだ。
「エドワードとロビンの普通の恰好を初めて見ました」
「はは。様になってるだろ? でもロビンは目立つかもな」
エドワードの言葉に、ロビンをまじまじと見てしまう。
普段着を着ている壁だな、って思う。ロビンが側にいるだけで、アンフェールは全然目立たないだろう。
「すまない、待たせた」
グレンがやって来た。
ラフなシャツと簡素なパンツスタイルだ。それでも内側から品の良さがにじみ出ている。番びいきのスパイスを抜いても平民には見えない。
カッコいい。
アンフェールは見惚れてしまう。番はいついかなる時もカッコいいのだ。
そんなアンフェールとは逆に、グレンはこちらを見て早々渋い顔をする。
「アンフェールの可愛さが、隠せていないと思うのだが……」
「兄上、認識阻害の魔道具を付けているのです。眼鏡なのですが」
「認識出来ているが……」
「親しい相手には効かないんですよ。だから兄上には分かってしまうのです」
そう言っただけでグレンは途端に機嫌が良くなった。
弟に親しいと言われただけで喜んじゃうなんて、本当に可愛い兄なのだ。
「本当は護衛であればギュンターに頼みたかったのだがな。今は忙しいらしい」
グレンは今回の護衛が二人であることの説明をしてくれた。
ギュンターが忙しい理由は、アンフェールが渡した証拠資料関係で動いているからだ。
あちらはとても重要な事なので邪魔してはいけない。
ぶっちゃけ何に襲われてもアンフェールは一人で対処できる。『護衛を付けた』というアリバイ用の護衛なら誰でもいい。
「でも、エドワードとロビンとお出かけできるのは嬉しいです!」
アンフェールはギュンターに処々任せてしまっている分、彼をフォローしたくなってしまった。
ギュンターが来られなかった結果、教会時代の仲良し二人と時間を共に出来るのだと、嬉しさを前面に出して伝えた。
「いやあ、そうですね! ダブルデートみたいだなぁ! 勿論俺の相手はロビンですよ!」
何故か急にエドワードが音量高めにロビンとの仲を主張しだした。
なんだろう。二人の仲が良いのは知っている。
エドワードの方を向いていたグレンがこちらを向く。優しい微笑みを浮かべていた。
「……そうか、アンフェールと私がカップルか」
「兄上と仲良しなのは嬉しいです」
ダブルデートごっこでも、カップルごっこでも嬉しい。
グレンと顔を見合わせ、えへへ、と笑い合った。
手を取ってくれる。
アンフェールはグレンにエスコートされ、馬車に乗り込んだ。
馬車は街に向かいガタゴト走る。いつもと違う情景が車窓に流れるだけで随分刺激的だ。
グレンは普段馬に乗り、街に行くらしい。
馬に乗るグレンは精霊時代何度も見ている。絵本の王子様のようにカッコ良くて憧れてしまう。
アンフェールも一回くらい乗ってみたい。
アンフェールは前世でも今世でも馬に乗った事は無い。でも馬に『乗せて』ってお願いすれば乗れる気がする。
しかし一度も乗った事が無い十四歳が急に乗馬が出来るのも不自然だ。
だからいつも大人しく馬車に乗せられている。
「兄上、私も馬に乗ってみたいです」
アンフェールは馬内のグレンに視線を移した。おねだりするよう、上目遣いだ。
「……一人で乗るのは危ない。二人で乗ろう」
グレンはアンフェールの肩に腕を回した。
「いいのですか!」
「ああ。ちょっと先になるが纏まった休暇が取れる。その時に遠乗りをしてみようか」
「はい!」
アンフェールは嬉しくなってしまった。
グレンが纏まった休暇が取れると。しかもその時に遠乗りに連れていって貰えると。
目の前のエドワードが「さりげなく次のデートの約束を成立させる手腕」と小さな声で呟いていた。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

底辺召喚士の俺が召喚するのは何故かSSSランクばかりなんだが〜トンビが鷹を生みまくる物語〜
ああああ
ファンタジー
召喚士学校の卒業式を歴代最低点で迎えたウィルは、卒業記念召喚の際にSSSランクの魔王を召喚してしまう。
同級生との差を一気に広げたウィルは、様々なパーティーから誘われる事になった。
そこでウィルが悩みに悩んだ結果――
自分の召喚したモンスターだけでパーティーを作ることにしました。
この物語は、底辺召喚士がSSSランクの従僕と冒険したりスローライフを送ったりするものです。
【一話1000文字ほどで読めるようにしています】
召喚する話には、タイトルに☆が入っています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる