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第6章
215話 皆んなと再会 2
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「全力で突っ込みますよ!!」
マーズには珍しく強めの口調で走り出す。それに遅れず俺達も駆け出す。
モンスター達は変異体の方に向いている為、俺達が走り出した事に対して、気付くのが遅い。
「ほっほっほ。これはスリル満点ですな」
「胸が高鳴る……」
「い、いや。それは多分恐怖感から来る高鳴りだとお姉ちゃんは思うな……」
「お前ら、結構余裕あるな」
リガスとチルは若干の笑みを浮かべながらモンスター達の間を駆け抜けている。
先頭にはマーズと斥候が二手に分かれながら、変異体と中型が対立している場所に向かってモンスター達の間を走っている。そして二人の後を三班のメンバーが追っている。
「よく、スイスイと迷わず走れるよな……」
「本当だぜ……俺なんか、この密集地帯で何処走れば良いか分からねぇーよ」
先頭の二人は一切スピードを緩めず走り続けている。
「確かに二人とも凄いけど、お兄さんの方が絶対上手く走れるよねー」
「姉さんの言う通りです。アトス様の方が皆を安全なルートで変異体の所まで行けると思います」
「ほっほっほ。アトス殿の先読みは、もはやスキルの様なものですからな」
三人が、俺の事を褒めてくれるので悪い気はしないな。
「ん? だから三人共俺の後ろを走っているのか?」
「そだよ?」
「はい」
「ほっほっほ」
三人は一列になり俺の後ろを走っていたので、何故かと思っていたがそう言う事か。
そして、とうとう変異体と中型達が視界に見えてきた。時間にしたら凄い短かいが気持ち的には、長い時間を走っていたのでは無いかと感じる程だった……
「皆さん! 見えましたよ! このまま中心地まで駆け抜けます。中心地に着いたらモンスター達が襲って来るかもしれませんので気をつけてください!」
マーズが三班に叫ぶと再び前を向き、変異体と中型達の間に出来ている小さい空間に向かって走る。
「ロピ、チル、リガス! 俺の姿を見失わず追って来いよ!」
「「「はい!」」」
そして、俺は足に力を込めて走るスピードを上げた。
「皆さん、一旦止まります!」
マーズは中心地に着くと一旦止まる様に三班に指示をする。
そして、変異体と中型達が向き合っている中心地に堂々と俺達は姿を晒す。
「お、おい……こんな場所で立ち止まって大丈夫なのかよ……?」
「人間と言う餌をモンスター達に見せ付け無いとお互い争って来れませんからね」
「それは、そうかもしれないけど」
流石のフィールも変異体と中型達が対立している中心地に身を置く事に恐怖を感じている様だ。
そして、俺達を視認したモンスター達は何やら話し合う様に鳴き声を上げ始める。
「きっと、オイラ達をどう食うか相談しているんだ……」
トインは足を震わせながら、キョロキョロと変異体と中型を交互に見ていた。
暫くすると変異体と中型の話し合いが終わったのか、辺りは静かさに包まれる。
「皆さん、そろそろ走る準備を……」
マーズの声に三班全員が、いつでも走れる様に腰を少し落とした状態を保つ。
そして、どこかで見た光景が俺達の目の前に再び繰り広げられた。
「と、とんでもねぇな……」
誰が呟いたのかは分からないが、確かに目の前の光景はとんでも無かった。
交渉決裂したのか、中型二体が尻尾を使い変異体に攻撃を始めたのだ。
「よし! ──ッ皆さん全力で走りますよ」
望んでいた行動をモンスター達がした為小さくガッツポーズをしたマーズはこの密集地帯を抜け出すべく走り出す。
「は、走るって言ってもどこにだよ!?」
周囲を見回しても俺達は完全に包囲されている。
「今、私達が走るべき道が出来上がる筈です……」
中型二体の攻撃は、やはり変異体には効果が無いようだ。
中型二体が体制を立て直す為に後ろに下がった瞬間にマーズが合図を送る。
「──ッ皆さん今です!」
俺達は、中型が下がった事により少しだけ空いたスペースに向かって全力で走り出す。
変異体は中型達と俺達に対してトゲを飛ばして来た。
「カネル!!」
いきなりトゲが飛んで来たが、見事リガスがガードしてくれた様だ。
「流石魔族さん!」
「ほっほっほ」
リガスが一度防御してくれた為、俺達に少しの気持ち的な余裕が生まれた為か、次から次へと飛んでくる攻撃を全員が避けながら移動している。
「へへ、オイラ達だってやれば出来るな!」
こうして、なんとか密集地帯を抜け出す事が出来た俺達だったが、そう甘い事ばかりでは無かった……
「な、なんで中型達だけ俺達の方に!?」
なんと、中型二体は変異体を無視して俺達の方を追いかけ始めたのだ。
変異体も俺達と言うよりかは、中型を追い掛けようとしたが、小型達が邪魔をしていた。
「お兄さん、変異体に勝つ為に私達を追い掛けているんだよ!」
「ここに来て、確信しましたが、ロピ殿の言う通り私達を捕食して強くなる為だと思いますな」
ロピが以前言った通り中型はこのままだと変異体に勝てないと思い、人間を捕食する為に俺達を追い掛けている様だ……
「ッチ、追い掛けて来るのが中型二体だけになったのは嬉しいが、振り切れねぇな」
「オイラ達、夜からずっと逃げ回っているし、そろそろ体力の限界だ……」
ここまで、なんだかんだあったがマーズの中で予測通り事が進んでいたのだろう。しかし、最後の最後で失敗した……まさか、あの状況下で中型二体が追い掛けて来るとは、流石にマーズでも予測出来なかった様だ。
「私が、もっとロピさんの意見を真剣に考えていれば……」
マーズの言葉に、全員が、もうこれ以上の作戦が無いのだと察して、これから中型達に捕食される想像を掻き立てられてしまう。
しかし、そうはなら無かった。
「オラッ!!」
中型に対して、誰かが攻撃を仕掛けた様だ。
「お主ら、良く生き残っていたな……」
そこには、自分の背丈以上のハンマーを背負ったドワーフ達が驚いた顔をして立っていた……
マーズには珍しく強めの口調で走り出す。それに遅れず俺達も駆け出す。
モンスター達は変異体の方に向いている為、俺達が走り出した事に対して、気付くのが遅い。
「ほっほっほ。これはスリル満点ですな」
「胸が高鳴る……」
「い、いや。それは多分恐怖感から来る高鳴りだとお姉ちゃんは思うな……」
「お前ら、結構余裕あるな」
リガスとチルは若干の笑みを浮かべながらモンスター達の間を駆け抜けている。
先頭にはマーズと斥候が二手に分かれながら、変異体と中型が対立している場所に向かってモンスター達の間を走っている。そして二人の後を三班のメンバーが追っている。
「よく、スイスイと迷わず走れるよな……」
「本当だぜ……俺なんか、この密集地帯で何処走れば良いか分からねぇーよ」
先頭の二人は一切スピードを緩めず走り続けている。
「確かに二人とも凄いけど、お兄さんの方が絶対上手く走れるよねー」
「姉さんの言う通りです。アトス様の方が皆を安全なルートで変異体の所まで行けると思います」
「ほっほっほ。アトス殿の先読みは、もはやスキルの様なものですからな」
三人が、俺の事を褒めてくれるので悪い気はしないな。
「ん? だから三人共俺の後ろを走っているのか?」
「そだよ?」
「はい」
「ほっほっほ」
三人は一列になり俺の後ろを走っていたので、何故かと思っていたがそう言う事か。
そして、とうとう変異体と中型達が視界に見えてきた。時間にしたら凄い短かいが気持ち的には、長い時間を走っていたのでは無いかと感じる程だった……
「皆さん! 見えましたよ! このまま中心地まで駆け抜けます。中心地に着いたらモンスター達が襲って来るかもしれませんので気をつけてください!」
マーズが三班に叫ぶと再び前を向き、変異体と中型達の間に出来ている小さい空間に向かって走る。
「ロピ、チル、リガス! 俺の姿を見失わず追って来いよ!」
「「「はい!」」」
そして、俺は足に力を込めて走るスピードを上げた。
「皆さん、一旦止まります!」
マーズは中心地に着くと一旦止まる様に三班に指示をする。
そして、変異体と中型達が向き合っている中心地に堂々と俺達は姿を晒す。
「お、おい……こんな場所で立ち止まって大丈夫なのかよ……?」
「人間と言う餌をモンスター達に見せ付け無いとお互い争って来れませんからね」
「それは、そうかもしれないけど」
流石のフィールも変異体と中型達が対立している中心地に身を置く事に恐怖を感じている様だ。
そして、俺達を視認したモンスター達は何やら話し合う様に鳴き声を上げ始める。
「きっと、オイラ達をどう食うか相談しているんだ……」
トインは足を震わせながら、キョロキョロと変異体と中型を交互に見ていた。
暫くすると変異体と中型の話し合いが終わったのか、辺りは静かさに包まれる。
「皆さん、そろそろ走る準備を……」
マーズの声に三班全員が、いつでも走れる様に腰を少し落とした状態を保つ。
そして、どこかで見た光景が俺達の目の前に再び繰り広げられた。
「と、とんでもねぇな……」
誰が呟いたのかは分からないが、確かに目の前の光景はとんでも無かった。
交渉決裂したのか、中型二体が尻尾を使い変異体に攻撃を始めたのだ。
「よし! ──ッ皆さん全力で走りますよ」
望んでいた行動をモンスター達がした為小さくガッツポーズをしたマーズはこの密集地帯を抜け出すべく走り出す。
「は、走るって言ってもどこにだよ!?」
周囲を見回しても俺達は完全に包囲されている。
「今、私達が走るべき道が出来上がる筈です……」
中型二体の攻撃は、やはり変異体には効果が無いようだ。
中型二体が体制を立て直す為に後ろに下がった瞬間にマーズが合図を送る。
「──ッ皆さん今です!」
俺達は、中型が下がった事により少しだけ空いたスペースに向かって全力で走り出す。
変異体は中型達と俺達に対してトゲを飛ばして来た。
「カネル!!」
いきなりトゲが飛んで来たが、見事リガスがガードしてくれた様だ。
「流石魔族さん!」
「ほっほっほ」
リガスが一度防御してくれた為、俺達に少しの気持ち的な余裕が生まれた為か、次から次へと飛んでくる攻撃を全員が避けながら移動している。
「へへ、オイラ達だってやれば出来るな!」
こうして、なんとか密集地帯を抜け出す事が出来た俺達だったが、そう甘い事ばかりでは無かった……
「な、なんで中型達だけ俺達の方に!?」
なんと、中型二体は変異体を無視して俺達の方を追いかけ始めたのだ。
変異体も俺達と言うよりかは、中型を追い掛けようとしたが、小型達が邪魔をしていた。
「お兄さん、変異体に勝つ為に私達を追い掛けているんだよ!」
「ここに来て、確信しましたが、ロピ殿の言う通り私達を捕食して強くなる為だと思いますな」
ロピが以前言った通り中型はこのままだと変異体に勝てないと思い、人間を捕食する為に俺達を追い掛けている様だ……
「ッチ、追い掛けて来るのが中型二体だけになったのは嬉しいが、振り切れねぇな」
「オイラ達、夜からずっと逃げ回っているし、そろそろ体力の限界だ……」
ここまで、なんだかんだあったがマーズの中で予測通り事が進んでいたのだろう。しかし、最後の最後で失敗した……まさか、あの状況下で中型二体が追い掛けて来るとは、流石にマーズでも予測出来なかった様だ。
「私が、もっとロピさんの意見を真剣に考えていれば……」
マーズの言葉に、全員が、もうこれ以上の作戦が無いのだと察して、これから中型達に捕食される想像を掻き立てられてしまう。
しかし、そうはなら無かった。
「オラッ!!」
中型に対して、誰かが攻撃を仕掛けた様だ。
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そこには、自分の背丈以上のハンマーを背負ったドワーフ達が驚いた顔をして立っていた……
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