過酷な場所で生き抜く為に──食物連鎖の頂点が巨大モンスターの世界で死ぬ気で生き抜きます

こーぷ

文字の大きさ
上 下
175 / 492
第6章

174話 逃走

しおりを挟む
「っ……」

 私は気の済むまで彼の左耳も右耳もペロペロチュッチュして……ようやく顔を上げると、視界に入った彼の頬は真っ赤になっていてうっとりとした瞳で私を見つめ返していた。

「すっごく気持ち良かったよあーちゃん♡ ココ、ヤバくなっちゃってる♡」

 それから「気持ち良かった」が嘘でない事を下半身の熱さで表して、私の内股に硬いモノを擦りつけている。

「やぁん♡」
 
 モノの硬さや大きさで彼が私の耳攻めにどれほど興奮したのかを理解した私は、つい甘い声を漏らし身悶えてしまう。

「あーちゃんの可愛くてエッチな声を聞いちゃったらシたくなっちゃうよ♡」
「あぁん♡ だってぇ♡」
 
 甘い声を我慢する事なんて出来ない。
 だってりょーくんが今どんな気持ちになっちゃって何をしたいのか分かってしまっているのだから。

「でも今日はリハビリっていうのかな……いきなり最後までする気はないから、ちゃんと我慢するよ」

 それなのにりょーくんは腰を引いて硬いモノを手で覆い私の肌から遠ざけた。

「あ……」
「あーちゃんを怖がらせたくないからね。自分の性欲は二の次っ!」
「あっ! 待ってりょーくん!」

 裸で触れ合っているのに『リハビリ』と名付けて私を思い遣ってくれるりょーくんの事が私は大好きだ。だけど、それに甘えたままじゃいけないっていう事もちゃんと理解している。

「あーちゃん?」
「しよ?……もっともっとエッチな事」

 だから私は自ら『リハビリ』を打ち破る発言を彼にぶつけ……

「え……ええ??」
「りょーくんとお付き合いして1年以上経ってるんだよ? りょーくんのココがこんな風になっているのにスルーなんて出来る筈がないよぉ」

 股間を覆っている大きな掌をベリッと剥がし、ボロンと飛び出たそれに舌先をチョンと乗せる。

「えっ?……あっ、あーちゃん! ちょっと待って!!」
「やだ。待たないっ♡」

 りょーくんの「待って」に抵抗し、私はりょーくんのピアス穴を愛撫した時と同じように、彼の1番敏感な部分を舌先で愛撫し始めた。

(窪み……っていうか、割れ目かな? ピアスの痕よりもハッキリと伝わる……)

 ピアス穴よりも大きな窪みに舌先を置き、チロチロと舐めていくとりょーくんの身はビクンと仰反のけぞった。

「んあぁっ! あーちゃん! ダメっ♡」

(ダメって言ってるけど、耳の時よりも感じてくれてる……)

 それが嬉しくて、私は舌先のチロチロの動きを早めたり

「あああっ……チュウッて吸っちゃだめぇ♡」

 唇でチュウチュウ吸ってみたりと妖しく攻める。

(耳攻めよりもやりやすいかも♡)

 耳だと吐息や鼻息に気を付けなきゃという意識が働くけれど、この攻め方なら気にせず出来るのが嬉しいし、楽しいとさえ感じていた。

「あっ、だめっ……マジでっ! 出るっ」

 りょーくんは今まで私に見せた事のないくらい、余裕のない声を漏らしていて……

 そして……


「んぶぅっ……」

 熱い液体が窪みから発射され、私の口の中や顎周りをドロドロにする。

 

 口の中のものはコクって呑み込み、りょーくんのモノから顔を離し見上げると、彼は目を一層潤ませてハァハァと荒い息遣いをしていた。

「りょーくん……気持ち……良かった?」

 顎に垂れてしまった液体を手の甲で拭いながら彼に質問すると

「もうっ!!」

 りょーくんの体がガバッと私に覆い被さり、私は一瞬にして仰向けに押し倒される。

「あーちゃん反則っ!! 『今日はリハビリ』って言った俺の面目丸潰れだよっ!!」

 彼は怒り口調になっていたものの、頬の筋肉は弛んでいてめちゃくちゃ嬉しがっているようにも感じられる。

「りょーくんの面目潰しちゃうくらい攻めちゃった♡」

 私を思い遣り、色々と我慢してくれた彼を喜ばす事が出来た。
 さっきの攻め方も耳の時みたいに下手だったんだろうけど、私の心は晴れやかで達成感みたいなものが生まれていた。

「もー! あーちゃんの攻め方エロい♡ またシたくなってきたぁ♡」

 次第に怒り口調が取れてきて、りょーくんの顔も声も今では嬉しさいっぱいになっている。

「いいよ♡ リハビリはもうおしまいっ♡」
「そうだね♡ あーちゃんが『おしまい』って言うなら容赦はしないよ♡」

 りょーくんはウェットティッシュで私の口と顎……それから手の甲と、白濁液が付いている部分を丁寧に拭き取ってくれ……それからゴムの個装に手を付けた。

「うん♡ 今度はりょーくんが私を気の済むまで攻めてね♡」

 私の言葉にりょーくんは満面の笑みで頷き

 数秒後、パズルのピースを嵌めるみたいに私と一つに重なったのだった……♡♡♡






しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

半分異世界

月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。 ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。 いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。 そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。 「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界

異世界転移~治癒師の日常

コリモ
ファンタジー
ある日看護師の真琴は仕事場からの帰り道、地面が陥没する事故に巻き込まれた。しかし、いつまでたっても衝撃が来ない。それどころか自分の下に草の感触が… こちらでは初投稿です。誤字脱字のご指摘ご感想お願いします なるだけ1日1話UP以上を目指していますが、用事がある時は間に合わないこともありますご了承ください(2017/12/18) すいません少し並びを変えております。(2017/12/25) カリエの過去編を削除して別なお話にしました(2018/01/15) エドとの話は「気が付いたら異世界領主〜ドラゴンが降り立つ平原を管理なんてムリだよ」にて掲載させてもらっています。(2018/08/19)

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

オタクおばさん転生する

ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。 天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。 投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

処理中です...