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第5章
129話 それぞれの戦い方
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小型は二体いる。その小型を二組の冒険者パーティがそれぞれ担当している。
「五人パーティーが二組か」
冒険者達は小型一体に対して五人で対応するつもりらしい。
「まぁ俺達も四人で小型倒すしな」
戦闘の様子を見ていると両パーティーが動き出した。一組目のパーティーでは前衛三人に後衛二人の様だ。
「俺が一番乗りだぜ!」
「おい、あまりふざけていると食われるぞ?」
「てか、お前食われちまえよ!」
三人の前衛が軽口を叩きながら小型に攻撃を仕掛ける。そして一番最初に攻撃を したのは斧を持った人間だった。腕の辺りが微かに光っている。
「虫が! これでも喰らえや!」
両手で斧を持ち勢いよく振り下ろした。だが小型には刃が通っていない様だ。
「ッチ相変わらず馬鹿固いな」
「お前が非力なんだよ!」
そう言ってもう一人が小型に攻撃を仕掛ける。次の人間も身体強化で腕を強化しているらしい。大きな大剣を振り回し小型に振り下ろすが、やはり全く効いてない。
「あはは、お前も非力じゃねぇーか」
「やっぱり単体では無理ですね」
「だな」
「お前ら二人とも突っ込むなよ……」
前衛二人に苦言を漏らしたのは最後の前衛である人間だ。武器は槍を持っている。
「取り敢えずいつも通り行きますよ」
「おう!」
「留めは任せてくれ!」
すると三人は本気になったのか、今までの動きとは明らかに違う動き方になった。
まず槍を持っていた男が身体強化のスキルで足が急に早くなった。その早さを活かし小型の目元や身体の節目部分などの比較的柔らかい部分を攻撃し始める。小型は全くダメージは無いが、やはり急所部分をチクチク攻撃されるのは気に触るのか標的を槍の男に定めた。
「よし、食いついたぞ!」
「後は俺とお前で留めだな」
「だな! 行くぜ!!」
小型が槍の男に目を奪われていると、残りの前衛二人が小型に対して走り出す。だが先程と違うのは統率の取れた動きだ。
「おい後衛! 援護頼むぜ!!」
「はぁ……簡単に言ってくれる」
「援護するのやめるー?」
「流石にしないとマズイかな……」
後衛である二人はお互い弓矢を構えて小型に発射する。そして放った矢は小型の目周辺に突き刺さった。そのさいに小型は少しの間後衛に気を奪われた。
「ヒッヒ、ナイスサポートだぜ」
「それじゃ、行くか?」
小型が槍の男や後衛に目を奪われている内に攻撃担当である前衛二人は小型の腹部の下まで到着していた。
「オラっ!」
「フンっ!」
一人は斧を腹部にもう一人も大剣を腹部に対して斬りつけたり突いたりした。
そして驚いたのは、その二人の攻撃は少しの時間差を置き同じ箇所を連続で攻撃をしていたのだ。
「すげ……。俺達には出来ない芸当だな」
先程の単体での攻撃と違って二人は協力して少しの時間差を置き弱点と思われる柔らかい腹部に連撃を放つ。
すると小型の皮膚に弾かれる事も無くお互いの斧と大剣は深々と小型の肉体に突き刺さった。
後はチームワークを活かした連携で同じ箇所を何度も攻撃を仕掛けて小型を倒したのであった……
「な、なんて奴らだ……」
俺達のパーティーも四人で小型を倒す事が出来る。そして個々の能力は俺達の方が上だろう。
だが俺達の場合はチルの攻撃力に俺のスキル効果を乗せて倒す戦法であり、攻撃はチル頼みの所がある。別に今の俺達の戦法が悪い訳では無いが、モンスターが複数出て来た場合は恐らく俺達の戦法では対処出来ないだろう……。
「まぁ、そんなに複数来た時点で戦闘から逃げるのに切り替えるが正解だよな」
だが今回、このパーティーの戦法は為になったな。真似できる部分はどんどん取り入れていこう。
そして二組目のパーティーに目を向ける。二組目のパーティーは前衛が一人で後衛が四人だった。
「珍しい組み合わせだな……」
流石に前衛一人で大丈夫なのか? と俺が思っていると前衛が小型に対して突っ走る。
「皆んな頼むよ!」
「ふふ、任せなさい」
「早く倒して来て下さいね」
「私が隙を作ってやるぜ!」
「頑張る……」
前衛の掛け声に伴って後衛である四人が一斉に弓矢を構える。そして四つの矢が小型に放たれる。二つは矢の先端が燃えている。そして残り二つは他の二つよりも大分早いスピードで小型に突き刺さった。
「ん? 風の武器強化かな?」
そして残りの燃えている矢も時間差で小型に突き刺さった。
「こっちもすげーな」
さっきとは逆で次は後衛の放った四つの矢がほぼ同じ箇所に突き刺さった。やはり武器強化された矢は無視が出来ないのか小型が後衛に向かって走り出す。
「四人全て武器強化って言うのも贅沢だな」
小型は四人の後衛に標的を変えて突っ込んで来る。
「レディーの邪魔はさせないよ?」
一人だけ前衛に出ていた男が小型に対して攻撃を仕掛ける。だがダメージを負わす攻撃では無く、あくまで気を引く攻撃である。
「そらそらそら!」
やはり目の辺りを集中的に攻撃して注意を引く。流石に目の辺りをチョロチョロ動かれるのは嫌なのか小型は振り落とそうと暴れ馬の如く動き出す。
「そんなんじゃ僕を降り落とせないよ?」
前衛が小型の注意を引いていると後衛の四人は次々と矢を正確に同じ箇所に放ち続ける。前衛と違って威力は低いが何十本ものの矢を小型に突き刺すと小型の動きが段々と鈍り始めて次第には動きを止めて倒れてしまった。
「あんな注意の惹きつけ方もあるのかよ……」
俺は今まで考えた事の無い戦闘スタイルを見せつけられて感心してしまった。一組目も素晴らしいチームワークだったが、二組目の戦闘スタイルは奇抜だった。まず前衛一人に対して後衛四人っていうのが異常だし、その後衛を守る為に前衛は一人でもしっかりと小型の注意を惹きつけて後衛に攻撃をいかないようにさせていた。
「これも取り入れられる部分は取り入れたいな……」
一組目は兎も角、二組目は恐らく俺達パーティーの戦闘スタイルでは取り込める部分は無いかもしれない。だが世の中には色々な戦い方があると知ることができた事はとても良い経験になったな……。
「五人パーティーが二組か」
冒険者達は小型一体に対して五人で対応するつもりらしい。
「まぁ俺達も四人で小型倒すしな」
戦闘の様子を見ていると両パーティーが動き出した。一組目のパーティーでは前衛三人に後衛二人の様だ。
「俺が一番乗りだぜ!」
「おい、あまりふざけていると食われるぞ?」
「てか、お前食われちまえよ!」
三人の前衛が軽口を叩きながら小型に攻撃を仕掛ける。そして一番最初に攻撃を したのは斧を持った人間だった。腕の辺りが微かに光っている。
「虫が! これでも喰らえや!」
両手で斧を持ち勢いよく振り下ろした。だが小型には刃が通っていない様だ。
「ッチ相変わらず馬鹿固いな」
「お前が非力なんだよ!」
そう言ってもう一人が小型に攻撃を仕掛ける。次の人間も身体強化で腕を強化しているらしい。大きな大剣を振り回し小型に振り下ろすが、やはり全く効いてない。
「あはは、お前も非力じゃねぇーか」
「やっぱり単体では無理ですね」
「だな」
「お前ら二人とも突っ込むなよ……」
前衛二人に苦言を漏らしたのは最後の前衛である人間だ。武器は槍を持っている。
「取り敢えずいつも通り行きますよ」
「おう!」
「留めは任せてくれ!」
すると三人は本気になったのか、今までの動きとは明らかに違う動き方になった。
まず槍を持っていた男が身体強化のスキルで足が急に早くなった。その早さを活かし小型の目元や身体の節目部分などの比較的柔らかい部分を攻撃し始める。小型は全くダメージは無いが、やはり急所部分をチクチク攻撃されるのは気に触るのか標的を槍の男に定めた。
「よし、食いついたぞ!」
「後は俺とお前で留めだな」
「だな! 行くぜ!!」
小型が槍の男に目を奪われていると、残りの前衛二人が小型に対して走り出す。だが先程と違うのは統率の取れた動きだ。
「おい後衛! 援護頼むぜ!!」
「はぁ……簡単に言ってくれる」
「援護するのやめるー?」
「流石にしないとマズイかな……」
後衛である二人はお互い弓矢を構えて小型に発射する。そして放った矢は小型の目周辺に突き刺さった。そのさいに小型は少しの間後衛に気を奪われた。
「ヒッヒ、ナイスサポートだぜ」
「それじゃ、行くか?」
小型が槍の男や後衛に目を奪われている内に攻撃担当である前衛二人は小型の腹部の下まで到着していた。
「オラっ!」
「フンっ!」
一人は斧を腹部にもう一人も大剣を腹部に対して斬りつけたり突いたりした。
そして驚いたのは、その二人の攻撃は少しの時間差を置き同じ箇所を連続で攻撃をしていたのだ。
「すげ……。俺達には出来ない芸当だな」
先程の単体での攻撃と違って二人は協力して少しの時間差を置き弱点と思われる柔らかい腹部に連撃を放つ。
すると小型の皮膚に弾かれる事も無くお互いの斧と大剣は深々と小型の肉体に突き刺さった。
後はチームワークを活かした連携で同じ箇所を何度も攻撃を仕掛けて小型を倒したのであった……
「な、なんて奴らだ……」
俺達のパーティーも四人で小型を倒す事が出来る。そして個々の能力は俺達の方が上だろう。
だが俺達の場合はチルの攻撃力に俺のスキル効果を乗せて倒す戦法であり、攻撃はチル頼みの所がある。別に今の俺達の戦法が悪い訳では無いが、モンスターが複数出て来た場合は恐らく俺達の戦法では対処出来ないだろう……。
「まぁ、そんなに複数来た時点で戦闘から逃げるのに切り替えるが正解だよな」
だが今回、このパーティーの戦法は為になったな。真似できる部分はどんどん取り入れていこう。
そして二組目のパーティーに目を向ける。二組目のパーティーは前衛が一人で後衛が四人だった。
「珍しい組み合わせだな……」
流石に前衛一人で大丈夫なのか? と俺が思っていると前衛が小型に対して突っ走る。
「皆んな頼むよ!」
「ふふ、任せなさい」
「早く倒して来て下さいね」
「私が隙を作ってやるぜ!」
「頑張る……」
前衛の掛け声に伴って後衛である四人が一斉に弓矢を構える。そして四つの矢が小型に放たれる。二つは矢の先端が燃えている。そして残り二つは他の二つよりも大分早いスピードで小型に突き刺さった。
「ん? 風の武器強化かな?」
そして残りの燃えている矢も時間差で小型に突き刺さった。
「こっちもすげーな」
さっきとは逆で次は後衛の放った四つの矢がほぼ同じ箇所に突き刺さった。やはり武器強化された矢は無視が出来ないのか小型が後衛に向かって走り出す。
「四人全て武器強化って言うのも贅沢だな」
小型は四人の後衛に標的を変えて突っ込んで来る。
「レディーの邪魔はさせないよ?」
一人だけ前衛に出ていた男が小型に対して攻撃を仕掛ける。だがダメージを負わす攻撃では無く、あくまで気を引く攻撃である。
「そらそらそら!」
やはり目の辺りを集中的に攻撃して注意を引く。流石に目の辺りをチョロチョロ動かれるのは嫌なのか小型は振り落とそうと暴れ馬の如く動き出す。
「そんなんじゃ僕を降り落とせないよ?」
前衛が小型の注意を引いていると後衛の四人は次々と矢を正確に同じ箇所に放ち続ける。前衛と違って威力は低いが何十本ものの矢を小型に突き刺すと小型の動きが段々と鈍り始めて次第には動きを止めて倒れてしまった。
「あんな注意の惹きつけ方もあるのかよ……」
俺は今まで考えた事の無い戦闘スタイルを見せつけられて感心してしまった。一組目も素晴らしいチームワークだったが、二組目の戦闘スタイルは奇抜だった。まず前衛一人に対して後衛四人っていうのが異常だし、その後衛を守る為に前衛は一人でもしっかりと小型の注意を惹きつけて後衛に攻撃をいかないようにさせていた。
「これも取り入れられる部分は取り入れたいな……」
一組目は兎も角、二組目は恐らく俺達パーティーの戦闘スタイルでは取り込める部分は無いかもしれない。だが世の中には色々な戦い方があると知ることができた事はとても良い経験になったな……。
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