善悪を超えて行く者

べんぞう

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危険要素を支配・誘導したいと思う欲

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略して「危険支配」と呼んでいる。これまでの、許してほしい欲、安全欲、金銭欲の大元ではないかと考えている。
親・保護者に対して「認めてほしい」という気持ちが少なかったせいで、「自分は自分で成長しなければならない。危険は自分で排除する」という決意が強かった。他人に依存することがない分、自分にかけるプレッシャーは強かった。
完璧主義であったが、集中力などの限界も感じていて、適当に手を抜くことも憶えた。人から見れば賛否両論だろうが、人の目は気にしない耐性があるので、これでちょうどいいと思っている。
しかし、危険要素が無くなることはないので、それを常にチェックし、回避したり誘導したい欲は変わらない。
結局、スーパーなパワーがあればどんな危険も回避できるだろうという極論が気に入り、オカルトや大金を望む方向に行った。悟りを開きたいというのもその延長である。
これはこれで利点もあり、他人依存型の欲が根底にあると、別の派生欲が多くなり過ぎる可能性がある。周囲を見ているとそう感じる。絶対的な処理数が少ないという意味で、危険支配欲だけでやってこれたのは幸運だった。(ただしこれも力の信奉者となって銭ゲバ・ヤクザ・新興宗教家になる危険性もあったのでベストとは言い難い)

欲の視点から見て、この危険支配欲も、終わるところのない無限の欲である。
棚上げなどによってこの欲の回転を止めることはできるのだが、やはり色んな欲の大元であるので、起動回数が多い。カウンタを使っても忘れることが多い。
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