善悪を超えて行く者

原始的な案件

乳児の頃、要求するものは少ないが、どれも自分ではできないので、他人（保護者）に依存することになる。
腹が空くにしても、いきなり飢餓状態なるのではない。少しずつ気になって来るが、ないてアピールする労力と相談して、様子を見る。母親が頃合いを見て授乳させてくれることもあるので、そういう労力演算はきちんと学習する。
そのやり方が、成長しても残り、欲として繰り上げする。
すなわち、早急にではないが、いずれ重大になってくる案件をキャッチすると、早い内に欲として回すようになる。
例えば、電車が遅れるかもしれないと考慮して早めに出発するとか、忙しくなりそうだからトイレにいっておくとか、そういう予測行動としては便利である。車の運転をするときには、なくてはならない働きである。
ところが、これを野放しにしておくと、浮かんでくる案件をとにかく欲に繰り上げするクセがつくことがある。ヒマな日常を送っていると、マインドが仕事をしたがるのでそうなりやすい。
なので、これが本当に必要なことなのか、単なる案件の繰り上げなのか、立ち止まって良く見る技術を身につけることが望ましい。