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結婚初夜2 ※
しおりを挟むお兄様が起き上がり、肩を掴まれ、深く口づけられる。
ナイトドレスの裾を、性急にたくし上げられ、するりと全て脱がされてしまう。
お兄様の大きな手で、胸を弄る様に揉まれ、後ろに押し倒された。
「っ、は、ん、お兄様、まだっ、」
「僕だって、パトリシアに触れたいんだ。この日をどれだけ待っていたと思う?」
「……ごめん、なさい」
「あぁ、違うんだ。とても嬉しかったよ。パトリシアが触れてくれて。でも、……気が狂いそうなくらい、パトリシアに、僕が、触れたいんだ。……駄目かな?」
「いえ、嬉しい、んんっ」
お兄様の舌で、口の中全体を、掻き混ぜられてしまう。
胸を形が変わる位に、揉みしだかれる。
「ん、ンッ、」
お兄様の先が、ぐちゅぐちゅと割れ目に擦り付けられ、粒立ったところに当たるたびに、びくんと身体が震えてしまう。
「あ、ンッ、やぁ、そこっ、あ、だめ」
硬くそそり立ったお兄様のものが、浅い所をぐちぐちと入っては、出てを繰り返す。
内壁の上側を擦る様に刺激され、中から何かが溢れ出てきてしまう。
「あぁ、だめ、や、ぁ、ンンッ」
お兄様が腰を引き、ぐちゅりと奥へと押し入れる。
「は、あぁッ」
膝を折り畳む様に、お尻を持ち上げられ、更に奥へと突き上げられる。
「あッ、や、」
ぐちゅぐちゅと水音を立てながら、速度を上げて、何度も奥を突かれる。同時に胸を鷲掴みにされ、先を弄られ、刺激の強さに頭が真っ白になってしまう。
「あ、ぁんッ、やぁッ! ンッ、もう、だめ、」
お兄様に突かれる度に、中からどんどん溢れてきて、お尻まで滴る様に濡れてしまっている。
お兄様のもので、内壁全体を圧迫する様にぐちゅりと擦られる。
「っ、パトリシアっ、もう」
重みを感じる位に、奥へぐりっと突き上げられる。
あまりの刺激に、声も出なくて、口をはくはくとさせてしまう。
「うぅ、」
お兄様のうめき声が聞こえ、中を温かいもので満たされた。
お兄様に、覆い被さる様に抱きしめられる。
お兄様のものが、びくりと震え、中できゅっと締め上げてしまう。
「あ、ンッ」
中で、まだびくびくとお兄様のものが動いていて、勝手に締め付け、敏感に反応してしまう。
「ん、ぁ」
ようやく、身体の力が抜け、お兄様が指を絡めてきて、指先を撫でられた。
「……パトリシア、大丈夫……?」
「……ええ、大丈夫よ。…………お兄様、私からするの、気持ち良く、なかったかしら……?」
お兄様がバッと顔をあげ、見つめられる。
「いや、違うんだ。……パトリシアが、あまりにも扇情的で、自分を抑えるのに必死になってしまって……」
「なぜ、抑える必要があるの……?」
お兄様が、一瞬、ぐ、と口をつぐんでしまう。
「……パトリシアを、とても、大切に思っているのに……、ぐちゃぐちゃにしてしまいたくなる時があるんだ」
お兄様が吐き出す様に言う。
「……お兄様になら、ぐちゃぐちゃにされても良いわ」
お兄様の顔が、薄暗い室内でも分かるくらいに赤くなってしまう。
お兄様が、私の肩に顔を埋める。
「格好悪いだろう……? パトリシアの前では、いつも必死に兄らしい振りをしてるんだよ」
「格好悪くなんてないわ。……だけど、もう、お兄様は、お兄様じゃなくていいのよ?」
「……いや、でも、兄の仮面を取ってしまったら、冷静でいられなくなってしまう」
「……アレックス、好きよ。大好き。アレックスを愛してるわ」
お兄様が顔を上げ、熱を孕んだ目で見つめられる。
「パトリシア」
そっと壊れ物にでも触れる様に口づけ、唇を優しく喰む様に、何度も何度も口づけられる。
胸の膨らみに沿わせて、お兄様の骨張った手で優しく撫でられる。
「……自分で、触ったの?」
「そうよ。少しは大きくなったでしょう?」
「……パトリシアの成長に、僕は翻弄されてばかりだよ」
「大人の女性になれたかしら?」
「……まだ、僕達は、やっと大人の入り口に立った所だ。……一緒に、大人になろう。パトリシア」
「……そうね。夫婦ですもの」
お兄様の頬に手を添え、そっと私から口づけた。
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