47 / 47
第45話 緊張
しおりを挟む
アーク本部へと帰還する当日。
「***・**」
俺がそう唱えると、ウルが見えなくなった。
気配もなく、完全に消えた。
ノアの覚醒者である俺でさえも、かなり近づかないと知覚できないほどに。
「なんとか、形になったわね。」
ウルの声が聞こえると、スーッと彼女の姿が現れた。
「はい!ほんっとウルさんのおかげです!」
喜びと安堵が混ざった感情が込み上がってくる。
俺はついに詞をなんとか形にすることができた。
詞を使った俺の魔術はまだ荒く、持続時間も短いが、これなら超越者を欺ける。
「私が教えたっていうのもあるけど、ここまで早く習得されるとは。セムス家の奴らは全然ダメね。」
「ははっ、そんなこと言って大丈夫なんですか?」
「本当のことだから。どう?あなた、セムス家の養子にでもなる?」
「そうですね。なんなら、ウルさんに嫁ぎましょうか?」
なんて冗談もウルさんとは言い合える仲になった。
最初こそ、“なんだこの冷たい女は”と思ったが、今となってはこんなに良い先生は他にないとまで思うようになった。
彼女がいたから詞を習得できた。
この言葉に嘘はない。
これを無駄にしないためにも、任務を絶対に成功させなければ。
そんな事を考えていると、一羽の鳩が俺の肩にとまった。
ゼインの能力で操られた鳩だ。
“キャンベル、そろそろだ。”
「分かりました。」
“最初にワープした場所に来てくれ。”
鳩から出るゼインの声がそう言うと、どこかへと飛び立っていった。
「では、ウルさん。行ってきます。」
ーーー
本部へと戻ると、ニコ班長が出迎えてくれていた。
「おっ!ルーク君。魔術の修行は上手くいったみたいだね。」
「はい...。なんとか。でも、大変でしたよ。セムス家の人たちは気難しい人達ばかりで。」
「そんな疲れてるルーク君には申し訳ないんだけど、あともう少しで任務の会議が始まるんだよね。」
ニコ班長はそう言うと、半ば強制的に俺を部屋へと連れていった。
彼女の部屋に入ると、既に前回の任務説明時のメンツが揃っていた。
遅れてすいません、と軽く頭を下げて、空いているカンナリの隣に座る。
俺が座ると同時にニコ班長が口を開いた。
「よし、これで全員揃ったね。それでは数日後に迫る超越者討伐任務の再確認をする。まずは、この任務の隊長から。前も言ったと思うけど、この任務の隊長はエレナ・グレッチャーにしてもらう。そして今回は特別部隊で、人数が多い。ということで、エレナさんの補佐としてゼインさんにも任務に出てもらう。」
ニコ班長がそう言うと、エレナとゼインが軽く頭を下げた。
なんと、解放者が2人も来てくれるなんて。
かなり心強い。
今回の任務に出るのは解放者2人と俺たち6人の覚醒者。
これでも超越者と戦うには少し不安が残るが、アークにいる覚醒者の数を考えれば、かなり多く人数を割いてくれている。
「そして、ルーク君。」
ニコ班長が俺の名前を呼んだ。
「...?」
「今回の任務はルーク君の魔術にかかってる。魔術の調子はどうかな?」
「なんとか間に合った...と思います。」
「それはよかった。よし、これで任務の説明は終わり。この任務は、アーク史上最大の任務になる。もしかしたら命を落とす人もいるかもしれない。でも、これは人類が勝つために絶対に落とせない戦いよ。皆んな、頑張って。」
ーーー
会議が終わり、解放者とカンナリを除く5人の覚醒者が部屋に残った。
エマとカンナリは知っているが、残りの男性2人と女性1人のことは前回の会議で顔を見ただがで、何も知らない。
次に会うのはおそらく任務当日。
ここで、自己紹介でもしておいた方がいいな。
「あの、初めまして。俺はルーク・キャンベルって言います。」
俺がそう言うと、1人の男が立ち上がり、ブンッと頭を下げた。
「お、俺はアレクシス・コナーです。ア、アレクって呼んで下さい。」
ガッチリとした体にオールバックの髪型と太い眉といった見た目からは裏腹にオドオドした様子だ。
下げた頭もまだ上げない。
「アレク、よろしくお願いします。」
俺がそう言うと、アレクは頭を上げた。
アレクと握手を交わす。
すると、それを見ていた女性が近づいてきた。
「私はペトラよ。よろしく。」
「ルークです。よろしく。あともう1人は...あれ?」
ペトラとも握手を交わし、もう1人の男とも自己紹介しようとしたが、既に部屋にいなかった。
トイレにでもいったのかと、少し部屋で待っておこうと椅子に座ろうとした時、エマが俺を呼び止めた。
「ルーク君、多分フィンは先に帰ったちゃったよ。」
「フィン...あぁ、もう1人の。そうですか、彼とも少し話をと思ったんですけど...。」
「彼、エレナ隊長以外に興味ないの。私も同じ部隊なのに、あんまり話してくれないし。気にしなくていいよ。」
「そ、そうなんですね。」
残った4人で少し話したあと、アレクとペトラが部屋を出て、俺とエマが残った。
少しの間、沈黙が流れる。
なぜか、少し気まずさを感じる。
あれ、こういう時ってどんな話すればいいんだっけ。
任務の日まで何しますか?とか、いや詮索してるみたいでキモいな。
くそっ、前世でもっと女の人と話す練習をしておくんだった。
「ルーク君、どうしたの?」
俺が1人でソワソワしているのを見て、不思議に思ったのか、エマが俺の肩をトントンっと叩いた。
「あっ、えーっと、何でも...ないです。」
「本当に?なんか変な顔してたから緊張してるのかなって。」
「そ、そうですか?」
「うん...してないの?緊張。」
緊張...か。
確かに数日後には超越者と戦うにしては、あまり緊張していない。
超越者は複数体いるらしい。
もしかしたら今回戦う超越者はコーディ隊長を殺したやつかも。
あの時に感じた絶望は忘れもしない。
今になっても震える夜がある。
でも、今回はこちらから仕掛けるのだ。
事前に覚悟をする時間が沢山あった。
今は、ただ任務をこなすことだけを考えることが出来ている。
「はい、あまりしてないですね。自分でもびっくりです。エマさんはしてますか?」
俺がそう言うと、エマさんは何度も頷いた。
「してるに決まってるじゃん!でも、あの時みたいな絶望感はない...かな。」
エマさんはそう言うと、少し俯いた。
言葉にはしないが、まだ不安が大きいのだろう。
コーディ部隊の任務で、俺は酷い傷を負い、カンナリも何もできなかった自分に酷く落ち込んでいた。
そんな俺たちよりも、エマさんが1番心に傷を負っていた。
任務の失敗、そしてコーディ隊長の死は、責任感の強い彼女には人一倍辛いものだったに違いない。
「エマさん。」
「なに?ルーク君。」
「心配しなくても大丈夫です。今回は解放者が2人も任務につきます。それに...」
「それに?」
「何があっても俺がエマさんを守りますよ。」
どうだ?決まったか?
流石に今のはカッコ良すぎたのではないだろうか。
エマさんの反応を待って俺は彼女の瞳を力強く見つめる。
“ルークありがとう!”と、抱きしめられたりしないかな、なんて考えながら。
しかし、彼女の反応はそうはならなかった。
「ううっ。」
エマさんの瞳から一粒の水滴がポロリと流れた。
あれ?泣いてる?
なんで!?キモすぎたか!?
「エマさん、なんで泣いっ...うっ!」
突然のことにパニックになっていた俺の両頬をエマさんがつねった。
「だめ、私も一緒に戦う仲間でしょ。前みたいに勝手に前に出たら許さないから。」
「ふぁ、ふぁかりました。」
「***・**」
俺がそう唱えると、ウルが見えなくなった。
気配もなく、完全に消えた。
ノアの覚醒者である俺でさえも、かなり近づかないと知覚できないほどに。
「なんとか、形になったわね。」
ウルの声が聞こえると、スーッと彼女の姿が現れた。
「はい!ほんっとウルさんのおかげです!」
喜びと安堵が混ざった感情が込み上がってくる。
俺はついに詞をなんとか形にすることができた。
詞を使った俺の魔術はまだ荒く、持続時間も短いが、これなら超越者を欺ける。
「私が教えたっていうのもあるけど、ここまで早く習得されるとは。セムス家の奴らは全然ダメね。」
「ははっ、そんなこと言って大丈夫なんですか?」
「本当のことだから。どう?あなた、セムス家の養子にでもなる?」
「そうですね。なんなら、ウルさんに嫁ぎましょうか?」
なんて冗談もウルさんとは言い合える仲になった。
最初こそ、“なんだこの冷たい女は”と思ったが、今となってはこんなに良い先生は他にないとまで思うようになった。
彼女がいたから詞を習得できた。
この言葉に嘘はない。
これを無駄にしないためにも、任務を絶対に成功させなければ。
そんな事を考えていると、一羽の鳩が俺の肩にとまった。
ゼインの能力で操られた鳩だ。
“キャンベル、そろそろだ。”
「分かりました。」
“最初にワープした場所に来てくれ。”
鳩から出るゼインの声がそう言うと、どこかへと飛び立っていった。
「では、ウルさん。行ってきます。」
ーーー
本部へと戻ると、ニコ班長が出迎えてくれていた。
「おっ!ルーク君。魔術の修行は上手くいったみたいだね。」
「はい...。なんとか。でも、大変でしたよ。セムス家の人たちは気難しい人達ばかりで。」
「そんな疲れてるルーク君には申し訳ないんだけど、あともう少しで任務の会議が始まるんだよね。」
ニコ班長はそう言うと、半ば強制的に俺を部屋へと連れていった。
彼女の部屋に入ると、既に前回の任務説明時のメンツが揃っていた。
遅れてすいません、と軽く頭を下げて、空いているカンナリの隣に座る。
俺が座ると同時にニコ班長が口を開いた。
「よし、これで全員揃ったね。それでは数日後に迫る超越者討伐任務の再確認をする。まずは、この任務の隊長から。前も言ったと思うけど、この任務の隊長はエレナ・グレッチャーにしてもらう。そして今回は特別部隊で、人数が多い。ということで、エレナさんの補佐としてゼインさんにも任務に出てもらう。」
ニコ班長がそう言うと、エレナとゼインが軽く頭を下げた。
なんと、解放者が2人も来てくれるなんて。
かなり心強い。
今回の任務に出るのは解放者2人と俺たち6人の覚醒者。
これでも超越者と戦うには少し不安が残るが、アークにいる覚醒者の数を考えれば、かなり多く人数を割いてくれている。
「そして、ルーク君。」
ニコ班長が俺の名前を呼んだ。
「...?」
「今回の任務はルーク君の魔術にかかってる。魔術の調子はどうかな?」
「なんとか間に合った...と思います。」
「それはよかった。よし、これで任務の説明は終わり。この任務は、アーク史上最大の任務になる。もしかしたら命を落とす人もいるかもしれない。でも、これは人類が勝つために絶対に落とせない戦いよ。皆んな、頑張って。」
ーーー
会議が終わり、解放者とカンナリを除く5人の覚醒者が部屋に残った。
エマとカンナリは知っているが、残りの男性2人と女性1人のことは前回の会議で顔を見ただがで、何も知らない。
次に会うのはおそらく任務当日。
ここで、自己紹介でもしておいた方がいいな。
「あの、初めまして。俺はルーク・キャンベルって言います。」
俺がそう言うと、1人の男が立ち上がり、ブンッと頭を下げた。
「お、俺はアレクシス・コナーです。ア、アレクって呼んで下さい。」
ガッチリとした体にオールバックの髪型と太い眉といった見た目からは裏腹にオドオドした様子だ。
下げた頭もまだ上げない。
「アレク、よろしくお願いします。」
俺がそう言うと、アレクは頭を上げた。
アレクと握手を交わす。
すると、それを見ていた女性が近づいてきた。
「私はペトラよ。よろしく。」
「ルークです。よろしく。あともう1人は...あれ?」
ペトラとも握手を交わし、もう1人の男とも自己紹介しようとしたが、既に部屋にいなかった。
トイレにでもいったのかと、少し部屋で待っておこうと椅子に座ろうとした時、エマが俺を呼び止めた。
「ルーク君、多分フィンは先に帰ったちゃったよ。」
「フィン...あぁ、もう1人の。そうですか、彼とも少し話をと思ったんですけど...。」
「彼、エレナ隊長以外に興味ないの。私も同じ部隊なのに、あんまり話してくれないし。気にしなくていいよ。」
「そ、そうなんですね。」
残った4人で少し話したあと、アレクとペトラが部屋を出て、俺とエマが残った。
少しの間、沈黙が流れる。
なぜか、少し気まずさを感じる。
あれ、こういう時ってどんな話すればいいんだっけ。
任務の日まで何しますか?とか、いや詮索してるみたいでキモいな。
くそっ、前世でもっと女の人と話す練習をしておくんだった。
「ルーク君、どうしたの?」
俺が1人でソワソワしているのを見て、不思議に思ったのか、エマが俺の肩をトントンっと叩いた。
「あっ、えーっと、何でも...ないです。」
「本当に?なんか変な顔してたから緊張してるのかなって。」
「そ、そうですか?」
「うん...してないの?緊張。」
緊張...か。
確かに数日後には超越者と戦うにしては、あまり緊張していない。
超越者は複数体いるらしい。
もしかしたら今回戦う超越者はコーディ隊長を殺したやつかも。
あの時に感じた絶望は忘れもしない。
今になっても震える夜がある。
でも、今回はこちらから仕掛けるのだ。
事前に覚悟をする時間が沢山あった。
今は、ただ任務をこなすことだけを考えることが出来ている。
「はい、あまりしてないですね。自分でもびっくりです。エマさんはしてますか?」
俺がそう言うと、エマさんは何度も頷いた。
「してるに決まってるじゃん!でも、あの時みたいな絶望感はない...かな。」
エマさんはそう言うと、少し俯いた。
言葉にはしないが、まだ不安が大きいのだろう。
コーディ部隊の任務で、俺は酷い傷を負い、カンナリも何もできなかった自分に酷く落ち込んでいた。
そんな俺たちよりも、エマさんが1番心に傷を負っていた。
任務の失敗、そしてコーディ隊長の死は、責任感の強い彼女には人一倍辛いものだったに違いない。
「エマさん。」
「なに?ルーク君。」
「心配しなくても大丈夫です。今回は解放者が2人も任務につきます。それに...」
「それに?」
「何があっても俺がエマさんを守りますよ。」
どうだ?決まったか?
流石に今のはカッコ良すぎたのではないだろうか。
エマさんの反応を待って俺は彼女の瞳を力強く見つめる。
“ルークありがとう!”と、抱きしめられたりしないかな、なんて考えながら。
しかし、彼女の反応はそうはならなかった。
「ううっ。」
エマさんの瞳から一粒の水滴がポロリと流れた。
あれ?泣いてる?
なんで!?キモすぎたか!?
「エマさん、なんで泣いっ...うっ!」
突然のことにパニックになっていた俺の両頬をエマさんがつねった。
「だめ、私も一緒に戦う仲間でしょ。前みたいに勝手に前に出たら許さないから。」
「ふぁ、ふぁかりました。」
0
お気に入りに追加
16
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる