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第25話 解放者
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「じゃあ説明するから、席について。」
ニコ班長は、そう言って資料を取り出した。
俺とエマは、既に席に着いていたので、カンナリともう1人が座るのを待つ。
「あれ?コーディさんも?」
エマは、カンナリと共に入ってきた男にそう話しかけた。
すると、男はエマにウインクし、席に座った。
なんだこいつ。
カンナリは席に座らず、ニコ班長を睨んでいた。
何か言いたげな顔をしている。
まあ、彼が何を言いたいのかは大体わかる。
「俺は部隊になんて入らねぇからな。」
やっぱりね。
そう言うと思った。
カンナリのことをよく知っている訳ではないが、彼がチームで行動できるような人には見えない。
「カンナリ、入らないとかは無しよ。これは私からのお願いではなく、アークのルール。これ以上、覚醒者をなくす訳にはいかないの。守れないなら、任務は任せられない。」
そんなカンナリの言葉に対し、ニコ班長は焦る様子もなく、冷静にカンナリを呼び止めた。
ニコ班長の厳しい言葉にカンナリはいつものように言い返すことは出来ず、ただニコ班長を睨んでいる。
「・・・」
「で、どうする?」
「ちっ、...話だけ聞いてやる。」
カンナリは、大人しく席に着いた。
すごい...。
あのカンナリを手なづけている。
カンナリが席に着くと、ニコ班長は立ち上がった。少し嬉しそうな顔をしている。
どうやらカンナリに口喧嘩で勝ったことが相当嬉しいらしい。
「よし、全員席に着いたね。じゃあ今回新しく出来たアークのルールを説明するよ。メラブ様が仰っていたように、これからのアークの任務は、解放者または、それに匹敵する力を持つ覚醒者を隊長に置き、チーム体制で行う事になった。」
それを聞いたエマが心配そうな顔をする。
「多人数で任務に当たるってことは、これまでの任務量をこなすのは無理じゃないですか?」
「うん、エマちゃんの言う通り、それは無理だ。だから重要度の高い任務から行ってもらう。」
ニコ班長がそう言うと、エマが俯く。
表情からは悲しみが感じられる。
「それじゃあ助けられるのに、そこには覚醒者を派遣しないって事ですか?」
「結果的にそういう事になるね。でも、これはアークの賭けだ。私たちの代でこの戦争を終わらせる。そのためにこの方法を取る事を理解してほしい。」
場に気まずい空気が流れる。
確かにエマさんの言っている事は正しい。
しかし、被害を抑えて覚醒者を犠牲にするのか、覚醒者を守り被害を許容するのか、どちらがより正しいのかなんて誰にも分からない。
「勝てるんですよね。」
俺は気づくと、そう言葉を発していた。
ニコ班長は力強く俺の目を見つめる。
「君たちがいれば、勝てる。」
彼女の言葉からは、確かな自信が感じられた。
その自信に根拠なんて無いのかもしれない。
でも、それだけで俺たちには十分だった。
ーーー
「それで、部隊には隊長が1人つくって言ったでしょ?そこで、君たちの隊長は彼にやってもらう事になった。」
ニコ班長はそう言って、カンナリと共に入ってきた男を指さした。
男はニコッと笑って立ち上がり、俺の方を向いた。
「カンナリ君とヴィナス君は知っているだろうけど、キャンベル君は初めましてだね。俺はコーディ、よろしく。」
コーディと名乗る男はそう言うと、手を差し出した。
俺も立ち上がり、握手を交わす。
「ルーク・キャンベルです。」
「いいね君、強そうだ。」
分かりやすいお世辞だ。
「そんなこと無いと思いますけど。」
「いや、そんな事はない。俺はね、人を見る目には自信があるんだ。」
「そ、そうですか...。」
「じゃあ、俺はこれから隊長会議があるので。今日は顔合わせだけでも出来てよかった。次は任務で会おう。」
コーディは簡単に自己紹介を終えると、部屋を後にした。
あの人が俺たちの隊長か。
短い会話で、あまり彼のことが分からなかったが、悪い人ではなさそうだ。
俺が席に座ると、エマがコーディさんは当たりだよ、と俺の肩を叩く。
「あの人、そんなに凄い人なんですか?」
「コーディさんはね、ちょー凄いよ。だってアークで1番、解放者に近い人なんじゃないかな。」
「ん?」
「ルーク君、どうしたの?」
「あの...、解放者って何ですか?」
俺はただ分からない単語を質問したつもりだったが、エマは驚いた顔をしてニコ班長の方へと顔をを向けた。
「班長、ルーク君に解放者の説明もしてないんですか?」
「あれ?してなかったっけ?」
ニコ班長はとぼけた顔をした。
そんなに大事な話なのか?
まだまだ俺の知らない事は多そうだ。
「もー、本当にテキトーですよね。ルーク君、私が説明してあげる。」
「はい…お願いします。」
エマが席から立ち上がった。
「ルーク君はノアの力に覚醒した時のことは覚えてる?」
「はい、体が燃えるように熱くなって、まるで体が1から作り直されるような感覚でした。」
「だよね。その変化を私たちは、第一次覚醒と呼んでるの。」
第一次?
まるで第二次、第三次と覚醒することがあるような言い草だ。
「もしかして、さらに覚醒する可能性が?」
「その通りよ。覚醒者にはもう一度覚醒する可能性がある。それを第二次覚醒と呼んでる。」
「それが起こるとどうなるんですか?」
「そうね…、第二次覚醒にまで至った覚醒者が多くないから、一概には言えないけど、全員に起こった変化は2つ。1つはノア化した時の身体能力の上昇。2つ目は能力…ルーク君なら白い炎の拡張または性能上昇。まあ、とにかく、めちゃくちゃに強くなるの。」
最後、少し説明が雑になっていたが、まあ何となく理解した。
また、あのような変化が体に現れ、更に強くなれるって事だな。
説明を終えたエマが席に座ると、次はニコ班長が立ち上がった。
「エマちゃん、あともう1つ忘れてるよ。」
「えっ、まだ何かあったっけ?」
「変化はもう1つある。3つ目は方舟の完全解放だ。方舟は覚醒者に合わせて形を変える。君たちのように第1次覚醒の覚醒者では、最大限方舟の力を引き出せていない。第2次覚醒が起これば、より強い形に方舟の形が変わるよ。」
第2次覚醒...。
そんな凄い事が起こるのか。
ってか、ニコ班長、よくこんな大事な事を教え忘れていたな。
俺たちの隊長になるコーディは最も解放者に近いと言われていた。
という事は、何か解放者になる条件が分かっているのだろうか。
「どうすれば、第2次覚醒できますか?」
「第1次覚醒の条件と一緒で細かな事は分かっていないけど、ノアの力を極めてる人だったり、何か大きな戦いを経て、それに達する人が多いイメージかな。」
ノアの力を極める...か。
俺には程遠い話だ。
でも、そんな解放者に近い実力をもつ人が隊長だなんて心強い。
俺も追いつけるように頑張らなければ。
「コーディさんってそんなに強いんですね。心強いです。」
「うん、これから任務のレベルがぐんと上がる。君たちにも彼を目指して成長してもらいたい。」
「頑張ります。」
「...あとこれは言わなくても分かってると思うけど、これからも君たちの担当は私だから、どんどん頼ってね。」
担当ってどういう事だ?
他にも捜索班の班長がいるのか?
「担当って...捜索班の班長って1人じゃないんですか?」
「私の他にも何人かいるよ。研究班の班長はゼインさん1人だけだけど。エリアによって分けられてるの。だから大きな任務があれば、他の班長にも会うことがあるんじゃないかな。」
大広間に見知らぬ覚醒者や探索班が、ちらほら居たのは担当があったからか。
機会があれば、ほかの覚醒者にも是非会ってみたいものだ。
「よし、今日はこれでお終い!すぐに任務の連絡がいくと思うから準備しといて。」
そう言って、ニコ班長は部屋を出た。
俺とエマさん、そしてカンナリの3人が残る。
「これから、この3人がチームなんだから、仲良くいこうね。」
「カンナリがちゃんとしてくれれば、大丈夫ですけど。」
「あぁ?雑魚が足を引っ張らなければ、の間違いだろ。」
早速喧嘩が始まった。
相性抜群?のチームが結成された。
ニコ班長は、そう言って資料を取り出した。
俺とエマは、既に席に着いていたので、カンナリともう1人が座るのを待つ。
「あれ?コーディさんも?」
エマは、カンナリと共に入ってきた男にそう話しかけた。
すると、男はエマにウインクし、席に座った。
なんだこいつ。
カンナリは席に座らず、ニコ班長を睨んでいた。
何か言いたげな顔をしている。
まあ、彼が何を言いたいのかは大体わかる。
「俺は部隊になんて入らねぇからな。」
やっぱりね。
そう言うと思った。
カンナリのことをよく知っている訳ではないが、彼がチームで行動できるような人には見えない。
「カンナリ、入らないとかは無しよ。これは私からのお願いではなく、アークのルール。これ以上、覚醒者をなくす訳にはいかないの。守れないなら、任務は任せられない。」
そんなカンナリの言葉に対し、ニコ班長は焦る様子もなく、冷静にカンナリを呼び止めた。
ニコ班長の厳しい言葉にカンナリはいつものように言い返すことは出来ず、ただニコ班長を睨んでいる。
「・・・」
「で、どうする?」
「ちっ、...話だけ聞いてやる。」
カンナリは、大人しく席に着いた。
すごい...。
あのカンナリを手なづけている。
カンナリが席に着くと、ニコ班長は立ち上がった。少し嬉しそうな顔をしている。
どうやらカンナリに口喧嘩で勝ったことが相当嬉しいらしい。
「よし、全員席に着いたね。じゃあ今回新しく出来たアークのルールを説明するよ。メラブ様が仰っていたように、これからのアークの任務は、解放者または、それに匹敵する力を持つ覚醒者を隊長に置き、チーム体制で行う事になった。」
それを聞いたエマが心配そうな顔をする。
「多人数で任務に当たるってことは、これまでの任務量をこなすのは無理じゃないですか?」
「うん、エマちゃんの言う通り、それは無理だ。だから重要度の高い任務から行ってもらう。」
ニコ班長がそう言うと、エマが俯く。
表情からは悲しみが感じられる。
「それじゃあ助けられるのに、そこには覚醒者を派遣しないって事ですか?」
「結果的にそういう事になるね。でも、これはアークの賭けだ。私たちの代でこの戦争を終わらせる。そのためにこの方法を取る事を理解してほしい。」
場に気まずい空気が流れる。
確かにエマさんの言っている事は正しい。
しかし、被害を抑えて覚醒者を犠牲にするのか、覚醒者を守り被害を許容するのか、どちらがより正しいのかなんて誰にも分からない。
「勝てるんですよね。」
俺は気づくと、そう言葉を発していた。
ニコ班長は力強く俺の目を見つめる。
「君たちがいれば、勝てる。」
彼女の言葉からは、確かな自信が感じられた。
その自信に根拠なんて無いのかもしれない。
でも、それだけで俺たちには十分だった。
ーーー
「それで、部隊には隊長が1人つくって言ったでしょ?そこで、君たちの隊長は彼にやってもらう事になった。」
ニコ班長はそう言って、カンナリと共に入ってきた男を指さした。
男はニコッと笑って立ち上がり、俺の方を向いた。
「カンナリ君とヴィナス君は知っているだろうけど、キャンベル君は初めましてだね。俺はコーディ、よろしく。」
コーディと名乗る男はそう言うと、手を差し出した。
俺も立ち上がり、握手を交わす。
「ルーク・キャンベルです。」
「いいね君、強そうだ。」
分かりやすいお世辞だ。
「そんなこと無いと思いますけど。」
「いや、そんな事はない。俺はね、人を見る目には自信があるんだ。」
「そ、そうですか...。」
「じゃあ、俺はこれから隊長会議があるので。今日は顔合わせだけでも出来てよかった。次は任務で会おう。」
コーディは簡単に自己紹介を終えると、部屋を後にした。
あの人が俺たちの隊長か。
短い会話で、あまり彼のことが分からなかったが、悪い人ではなさそうだ。
俺が席に座ると、エマがコーディさんは当たりだよ、と俺の肩を叩く。
「あの人、そんなに凄い人なんですか?」
「コーディさんはね、ちょー凄いよ。だってアークで1番、解放者に近い人なんじゃないかな。」
「ん?」
「ルーク君、どうしたの?」
「あの...、解放者って何ですか?」
俺はただ分からない単語を質問したつもりだったが、エマは驚いた顔をしてニコ班長の方へと顔をを向けた。
「班長、ルーク君に解放者の説明もしてないんですか?」
「あれ?してなかったっけ?」
ニコ班長はとぼけた顔をした。
そんなに大事な話なのか?
まだまだ俺の知らない事は多そうだ。
「もー、本当にテキトーですよね。ルーク君、私が説明してあげる。」
「はい…お願いします。」
エマが席から立ち上がった。
「ルーク君はノアの力に覚醒した時のことは覚えてる?」
「はい、体が燃えるように熱くなって、まるで体が1から作り直されるような感覚でした。」
「だよね。その変化を私たちは、第一次覚醒と呼んでるの。」
第一次?
まるで第二次、第三次と覚醒することがあるような言い草だ。
「もしかして、さらに覚醒する可能性が?」
「その通りよ。覚醒者にはもう一度覚醒する可能性がある。それを第二次覚醒と呼んでる。」
「それが起こるとどうなるんですか?」
「そうね…、第二次覚醒にまで至った覚醒者が多くないから、一概には言えないけど、全員に起こった変化は2つ。1つはノア化した時の身体能力の上昇。2つ目は能力…ルーク君なら白い炎の拡張または性能上昇。まあ、とにかく、めちゃくちゃに強くなるの。」
最後、少し説明が雑になっていたが、まあ何となく理解した。
また、あのような変化が体に現れ、更に強くなれるって事だな。
説明を終えたエマが席に座ると、次はニコ班長が立ち上がった。
「エマちゃん、あともう1つ忘れてるよ。」
「えっ、まだ何かあったっけ?」
「変化はもう1つある。3つ目は方舟の完全解放だ。方舟は覚醒者に合わせて形を変える。君たちのように第1次覚醒の覚醒者では、最大限方舟の力を引き出せていない。第2次覚醒が起これば、より強い形に方舟の形が変わるよ。」
第2次覚醒...。
そんな凄い事が起こるのか。
ってか、ニコ班長、よくこんな大事な事を教え忘れていたな。
俺たちの隊長になるコーディは最も解放者に近いと言われていた。
という事は、何か解放者になる条件が分かっているのだろうか。
「どうすれば、第2次覚醒できますか?」
「第1次覚醒の条件と一緒で細かな事は分かっていないけど、ノアの力を極めてる人だったり、何か大きな戦いを経て、それに達する人が多いイメージかな。」
ノアの力を極める...か。
俺には程遠い話だ。
でも、そんな解放者に近い実力をもつ人が隊長だなんて心強い。
俺も追いつけるように頑張らなければ。
「コーディさんってそんなに強いんですね。心強いです。」
「うん、これから任務のレベルがぐんと上がる。君たちにも彼を目指して成長してもらいたい。」
「頑張ります。」
「...あとこれは言わなくても分かってると思うけど、これからも君たちの担当は私だから、どんどん頼ってね。」
担当ってどういう事だ?
他にも捜索班の班長がいるのか?
「担当って...捜索班の班長って1人じゃないんですか?」
「私の他にも何人かいるよ。研究班の班長はゼインさん1人だけだけど。エリアによって分けられてるの。だから大きな任務があれば、他の班長にも会うことがあるんじゃないかな。」
大広間に見知らぬ覚醒者や探索班が、ちらほら居たのは担当があったからか。
機会があれば、ほかの覚醒者にも是非会ってみたいものだ。
「よし、今日はこれでお終い!すぐに任務の連絡がいくと思うから準備しといて。」
そう言って、ニコ班長は部屋を出た。
俺とエマさん、そしてカンナリの3人が残る。
「これから、この3人がチームなんだから、仲良くいこうね。」
「カンナリがちゃんとしてくれれば、大丈夫ですけど。」
「あぁ?雑魚が足を引っ張らなければ、の間違いだろ。」
早速喧嘩が始まった。
相性抜群?のチームが結成された。
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