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第22話 強奪
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湖に飛び込むと、そこは一点の曇りもない、透き通った世界だった。
こんな綺麗な場所で、神とノアの戦いが行われたなんて、想像できない。
俺は口からブクブクと空気の泡を出しながら、ゆっくりと沈む感覚を楽しんだ。
おっと、本来の目的を忘れかけていた。
今はゴフェルを探さなければ。
ゴフェルが近くにあると、方舟が反応するようなので、俺はひとまず、湖の中をひたすら泳ぎ回ることにした。
ーーー
「ぷはっ。」
1時間は泳ぎ回っていただろうか。
潜っては空気を求めて水面へと顔を出す。
この一連の動作を繰り返す。
しかし、方舟は少しの反応も見せない。
湖を全て探しきれた訳ではないが、ここまで反応が無いと、本当にあるのかと疑問に感じる。
俺は一度、湖から出て、体を休めることにした。
湖の近くで、オルメが体育座りをして待っていた。
彼女はノアの覚醒者ではないので、ゴフェルを探すことができない。その上、泳げないらしい。
「ゴフェル、本当にあるんですかね。」
「こ、今回は結構自信あるって、ニコ班長が言ってたんですけど…。」
オルメが答える。
ニコ班長は、すこし適当なところがある。
しかし、かなり優秀な人だ。
そんな彼女が自信がある、と言うのだ。
もう少し探す価値はある。
「うーん、じゃあもう少し探しますか。」
重い腰を持ち上げる。
すると、湖の中からエマがこちらに手を振っているのが見えた。
「オルメはさん。」
「は、はい、やっぱり引き返しますか?」
「そうですね、帰りましょう。ゴフェル、見つかったみたいです。」
ーーー
「ルークくーん!オルメさーん!方舟がプルプル震えてる!」
エマはすごく嬉しそうな様子で俺たちを呼ぶ。
彼女の元へ泳いで向かうと、俺のブレスレット状の方舟もプルプルと震えだした。
間違いない、この辺りにある。
「じゃあ、俺が潜って見てきます。」
「ルーク君、ちょっと待って。」
「はい、なんでしょう?」
「たぶん、ゴフェルは深くに埋まってるから、ノア化して掘った方が早いかも。」
確かに彼女の言う通りだ。
神とノアの戦いが起きたのは数千年前。
多くの土や石が堆積しているに違いない。
「それもそうですね。じゃあちょっと集中するので、静かにしてください。」
俺は、他の覚醒者とは違い、スムーズにノア化ができない。
ノア化しようとすると、いつも何かが引っかかる感じがあるのだ。
それが何故なのか、俺にはわからない。
だから、俺はノア化するために、毎回、瞑想の様なステップを挟む。
今回もいつも通りに、目を瞑り、ノア化することに集中する。
そして、腹に力を溜め、着火。
体から白い炎が出てくる。
ノア化できたのを確認すると、俺は水中に潜った。
水中に入ると、驚いたことに白い炎はまだ燃え上がっていた。
水中でも消えない炎。
そんなものは存在しない。
俺の白い炎が特別なのか、それとも炎という形をとった別のエネルギーなのか。
どちらにせよ、俺にとっては好都合だ。
これなら、より楽に掘り進める事ができるだろう。
両手の拳に炎を集め、それを押し出すように湖の底を殴る。
1発、2発、3発、そして、4発目を放とうとした時だった。
俺の方舟が、より強い反応を示した。
ゴフェルまで、もう少しのところまで来たようだ。
水中で舞い上がった土や小石が落ち着くのを待つと、大きく陥没した湖の底に木のような何かが見えた。
ゆっくり持ち上げると、それは意外と大きく、木片というより、木の塊だった。
方舟が強く反応している。
この木の塊がゴフェルで間違いないようだ。
しかし、こんななんでもない木の塊が方舟の材料になるとは。
この木の塊が、他のものより軽く、丈夫なことは分かるが、一見ただの木だ。
こんなものから、方舟を作成し、神と戦ったノアとは一体何者なのだろうか。
まあ、何にせよ、これで任務は完了だ。
俺は、ゴフェルを大切に抱え、水面へと向かった。
ーーー
「ぷはっ、けほっ、けほっ、。みなさん、ゴフェル、見つかりま...。」
水面から顔を出すと同時に、張り詰めた空気を感じた。
何だ?
何かが起こっている。
明らかに嫌な気配を感じる。
そうだ、エマさんとオルメさんはどこだ!?
「ルーク君っ!逃げて!」
エマの叫ぶ声が聞こえた。
それと同時に、辺りが暗くなる。
急に暗く...っ、上か!
俺が上を見た時には既に、目の前に大きな塊が迫っていた。
咄嗟に両手から、ありったけの炎を放出する。
しかし、間に合わない。
「ぐっ、くそっ!」
大きな塊が俺の両手を押し除け、直撃する。
俺は大きな水飛沫をあげながら、湖から地上へ吹き飛ばされた。
エマが駆け寄ってきて、俺を抱き抱える。
「ルーク君っ!大丈夫!?」
「はい、...何とか...。」
ギリギリで、炎を出せたのが良かった。
両腕の骨は折れていない。
頭に当たったのか、少しクラクラするが、問題はない。
「ゴフェルは?」
「ありました、ほらここに。」
右手に持った木の塊をエマに見せる。
あの衝撃にも関わらず、俺はゴフェルを離さなかったのだ。
えらいぞ、俺。
「一体何が?」
まずは、状況の整理だ。
「あいつが急にゴフェルはどこだって、様子がおかしかったから、オルメは逃したわ。」
エマが指さす先には、顔は仮面をつけていて分からないが、白いローブを着た何かがハンマー状の武器を構えていた。
こちらの様子を伺っている。
何だあいつ、何が目的だ?
それにあの武器、ノア化状態の俺にダメージを与えた。
厄災...の気配ではない。
しかし、人間かと言われると、自信はない。
「お前、何が目的だ?」
俺がそう言うと、白いローブを着た何かは、武器を持っていない左手を差し出した。
「お前の右手に持ってるそれ。その木片を渡せ。」
男の声だ。
「それは出来ない。」
「なら、話は終わりだ。」
そう言うと、白いローブの男は、武器を振り上げ、突進してきた。
今の俺では、あの攻撃を受けきれない。
しかし、機動力では俺の方が上だ。
あんな大振りな攻撃、当たりはしない。
隙を見て、ゴフェルをエマに渡す。
「こいつは俺がやります!時間を稼ぐので、エマさんは逃げて!」
エマは無言で頷いた。
そしてノア化し、走っていく。
よし、これでひとまずは大丈夫そうだ。
あとはこいつを倒す、いや出来れば捕獲して話を聞きたい。
だが、こいつが未だ何者なのか、分かっていない。
力の調節も上手くできない俺が下手に攻撃すると、殺してしまう可能性だってある。
「今、謝って、全部話すなら許してあげてもいいですけど。」
ダメ元で交渉してみる。
「謝る?調子に乗るなよ?」
男は、明らかにイラついた様子で、俺の提案を跳ね除けた。
そして、男の雰囲気が変わる。
この気配、厄災か?
いや、少し違う。
でも、確かに今の一瞬、厄災のような気配がした。
俺の方舟と男の武器がぶつかり合う。
先ほどより、攻撃が重たい。
それに、武器の形が少し変わっている気がする。
明らかに今の一瞬で、何か大きな変化がこの男に起こった。
「お前、何者だ。」
「ふっ、お前たちと一緒だよ。」
「は?」
男の力が、またもう1段階、強まった。
俺は、弾き飛ばされた。
「くそっ、...、えっ...?」
次の攻撃に備え、急いで構えなおした時、その場に男はもういなかった。
どこかに隠れて...。
いや、完全に気配は無くなっている。
なら、どこに...。
っ!
まさか、エマさん達を追いかけたんじゃ。
俺はエマ達を探すため、急いで山をくだった。
ーーー
10分程くだったところに、2人は座っていた。
2人とも無事だ。
良かった...。
「エマさん、オルメさん、すいません逃げられました。」
「・・・」
返答はない。
2人とも、背を向け、体育座りをしている。
もしかして、2人とも何処かに怪我を...。
「2人とも、何かあったんですか!?」
「ひっぐ..。」
・・・
...え?
泣いてる?
そういえば、よく見ると2人ともさっきからプルプルと震えている。
「えっ、本当に何が...。」
エマが振り返った。
涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃだ。
「ごめぇん!とられっちゃったぁ!」
続いてオルメも振り返る。
「いえ、ヴィナス様っはっ悪くありっ、せん!私が人っ、にとらっれたから。」
2人とも興奮して、何を言っているのか、さっぱり分からない。
「ふっ、2人とも、少し落ち着きましょう。」
ーーー
30分ほど経ち、ようやく2人とも少し落ち着いた。
2人の話を聞くに、どうやらもう1人、白いローブの男がいたらしい。
そして、オルメがそいつに人質に取られた。
その結果、仕方なくエマがゴフェルを渡したようだ。
「ひっぐ、ルーク君が頑張って時間を稼いでくれたのに。ごめんねぇ。」
「いえ、2人が無事でよかったです。」
「追いかけようとしたんだけど、めっちゃ逃げ足が早くて。」
「俺も逃げられたので、おあいこです。オルメさんもほら、泣き止んで。」
「で、でも私のせいで...。」
「気にしないで下さい。襲われるなんて、予想できませんよ。」
「はい...。ありがとうございます...。では...、早く報告しなければいけないので、急いで帰りましょう。」
アークで最も簡単だと言われるゴフェルの回収任務。
まさかの失敗に終わってしまいました。
こんな綺麗な場所で、神とノアの戦いが行われたなんて、想像できない。
俺は口からブクブクと空気の泡を出しながら、ゆっくりと沈む感覚を楽しんだ。
おっと、本来の目的を忘れかけていた。
今はゴフェルを探さなければ。
ゴフェルが近くにあると、方舟が反応するようなので、俺はひとまず、湖の中をひたすら泳ぎ回ることにした。
ーーー
「ぷはっ。」
1時間は泳ぎ回っていただろうか。
潜っては空気を求めて水面へと顔を出す。
この一連の動作を繰り返す。
しかし、方舟は少しの反応も見せない。
湖を全て探しきれた訳ではないが、ここまで反応が無いと、本当にあるのかと疑問に感じる。
俺は一度、湖から出て、体を休めることにした。
湖の近くで、オルメが体育座りをして待っていた。
彼女はノアの覚醒者ではないので、ゴフェルを探すことができない。その上、泳げないらしい。
「ゴフェル、本当にあるんですかね。」
「こ、今回は結構自信あるって、ニコ班長が言ってたんですけど…。」
オルメが答える。
ニコ班長は、すこし適当なところがある。
しかし、かなり優秀な人だ。
そんな彼女が自信がある、と言うのだ。
もう少し探す価値はある。
「うーん、じゃあもう少し探しますか。」
重い腰を持ち上げる。
すると、湖の中からエマがこちらに手を振っているのが見えた。
「オルメはさん。」
「は、はい、やっぱり引き返しますか?」
「そうですね、帰りましょう。ゴフェル、見つかったみたいです。」
ーーー
「ルークくーん!オルメさーん!方舟がプルプル震えてる!」
エマはすごく嬉しそうな様子で俺たちを呼ぶ。
彼女の元へ泳いで向かうと、俺のブレスレット状の方舟もプルプルと震えだした。
間違いない、この辺りにある。
「じゃあ、俺が潜って見てきます。」
「ルーク君、ちょっと待って。」
「はい、なんでしょう?」
「たぶん、ゴフェルは深くに埋まってるから、ノア化して掘った方が早いかも。」
確かに彼女の言う通りだ。
神とノアの戦いが起きたのは数千年前。
多くの土や石が堆積しているに違いない。
「それもそうですね。じゃあちょっと集中するので、静かにしてください。」
俺は、他の覚醒者とは違い、スムーズにノア化ができない。
ノア化しようとすると、いつも何かが引っかかる感じがあるのだ。
それが何故なのか、俺にはわからない。
だから、俺はノア化するために、毎回、瞑想の様なステップを挟む。
今回もいつも通りに、目を瞑り、ノア化することに集中する。
そして、腹に力を溜め、着火。
体から白い炎が出てくる。
ノア化できたのを確認すると、俺は水中に潜った。
水中に入ると、驚いたことに白い炎はまだ燃え上がっていた。
水中でも消えない炎。
そんなものは存在しない。
俺の白い炎が特別なのか、それとも炎という形をとった別のエネルギーなのか。
どちらにせよ、俺にとっては好都合だ。
これなら、より楽に掘り進める事ができるだろう。
両手の拳に炎を集め、それを押し出すように湖の底を殴る。
1発、2発、3発、そして、4発目を放とうとした時だった。
俺の方舟が、より強い反応を示した。
ゴフェルまで、もう少しのところまで来たようだ。
水中で舞い上がった土や小石が落ち着くのを待つと、大きく陥没した湖の底に木のような何かが見えた。
ゆっくり持ち上げると、それは意外と大きく、木片というより、木の塊だった。
方舟が強く反応している。
この木の塊がゴフェルで間違いないようだ。
しかし、こんななんでもない木の塊が方舟の材料になるとは。
この木の塊が、他のものより軽く、丈夫なことは分かるが、一見ただの木だ。
こんなものから、方舟を作成し、神と戦ったノアとは一体何者なのだろうか。
まあ、何にせよ、これで任務は完了だ。
俺は、ゴフェルを大切に抱え、水面へと向かった。
ーーー
「ぷはっ、けほっ、けほっ、。みなさん、ゴフェル、見つかりま...。」
水面から顔を出すと同時に、張り詰めた空気を感じた。
何だ?
何かが起こっている。
明らかに嫌な気配を感じる。
そうだ、エマさんとオルメさんはどこだ!?
「ルーク君っ!逃げて!」
エマの叫ぶ声が聞こえた。
それと同時に、辺りが暗くなる。
急に暗く...っ、上か!
俺が上を見た時には既に、目の前に大きな塊が迫っていた。
咄嗟に両手から、ありったけの炎を放出する。
しかし、間に合わない。
「ぐっ、くそっ!」
大きな塊が俺の両手を押し除け、直撃する。
俺は大きな水飛沫をあげながら、湖から地上へ吹き飛ばされた。
エマが駆け寄ってきて、俺を抱き抱える。
「ルーク君っ!大丈夫!?」
「はい、...何とか...。」
ギリギリで、炎を出せたのが良かった。
両腕の骨は折れていない。
頭に当たったのか、少しクラクラするが、問題はない。
「ゴフェルは?」
「ありました、ほらここに。」
右手に持った木の塊をエマに見せる。
あの衝撃にも関わらず、俺はゴフェルを離さなかったのだ。
えらいぞ、俺。
「一体何が?」
まずは、状況の整理だ。
「あいつが急にゴフェルはどこだって、様子がおかしかったから、オルメは逃したわ。」
エマが指さす先には、顔は仮面をつけていて分からないが、白いローブを着た何かがハンマー状の武器を構えていた。
こちらの様子を伺っている。
何だあいつ、何が目的だ?
それにあの武器、ノア化状態の俺にダメージを与えた。
厄災...の気配ではない。
しかし、人間かと言われると、自信はない。
「お前、何が目的だ?」
俺がそう言うと、白いローブを着た何かは、武器を持っていない左手を差し出した。
「お前の右手に持ってるそれ。その木片を渡せ。」
男の声だ。
「それは出来ない。」
「なら、話は終わりだ。」
そう言うと、白いローブの男は、武器を振り上げ、突進してきた。
今の俺では、あの攻撃を受けきれない。
しかし、機動力では俺の方が上だ。
あんな大振りな攻撃、当たりはしない。
隙を見て、ゴフェルをエマに渡す。
「こいつは俺がやります!時間を稼ぐので、エマさんは逃げて!」
エマは無言で頷いた。
そしてノア化し、走っていく。
よし、これでひとまずは大丈夫そうだ。
あとはこいつを倒す、いや出来れば捕獲して話を聞きたい。
だが、こいつが未だ何者なのか、分かっていない。
力の調節も上手くできない俺が下手に攻撃すると、殺してしまう可能性だってある。
「今、謝って、全部話すなら許してあげてもいいですけど。」
ダメ元で交渉してみる。
「謝る?調子に乗るなよ?」
男は、明らかにイラついた様子で、俺の提案を跳ね除けた。
そして、男の雰囲気が変わる。
この気配、厄災か?
いや、少し違う。
でも、確かに今の一瞬、厄災のような気配がした。
俺の方舟と男の武器がぶつかり合う。
先ほどより、攻撃が重たい。
それに、武器の形が少し変わっている気がする。
明らかに今の一瞬で、何か大きな変化がこの男に起こった。
「お前、何者だ。」
「ふっ、お前たちと一緒だよ。」
「は?」
男の力が、またもう1段階、強まった。
俺は、弾き飛ばされた。
「くそっ、...、えっ...?」
次の攻撃に備え、急いで構えなおした時、その場に男はもういなかった。
どこかに隠れて...。
いや、完全に気配は無くなっている。
なら、どこに...。
っ!
まさか、エマさん達を追いかけたんじゃ。
俺はエマ達を探すため、急いで山をくだった。
ーーー
10分程くだったところに、2人は座っていた。
2人とも無事だ。
良かった...。
「エマさん、オルメさん、すいません逃げられました。」
「・・・」
返答はない。
2人とも、背を向け、体育座りをしている。
もしかして、2人とも何処かに怪我を...。
「2人とも、何かあったんですか!?」
「ひっぐ..。」
・・・
...え?
泣いてる?
そういえば、よく見ると2人ともさっきからプルプルと震えている。
「えっ、本当に何が...。」
エマが振り返った。
涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃだ。
「ごめぇん!とられっちゃったぁ!」
続いてオルメも振り返る。
「いえ、ヴィナス様っはっ悪くありっ、せん!私が人っ、にとらっれたから。」
2人とも興奮して、何を言っているのか、さっぱり分からない。
「ふっ、2人とも、少し落ち着きましょう。」
ーーー
30分ほど経ち、ようやく2人とも少し落ち着いた。
2人の話を聞くに、どうやらもう1人、白いローブの男がいたらしい。
そして、オルメがそいつに人質に取られた。
その結果、仕方なくエマがゴフェルを渡したようだ。
「ひっぐ、ルーク君が頑張って時間を稼いでくれたのに。ごめんねぇ。」
「いえ、2人が無事でよかったです。」
「追いかけようとしたんだけど、めっちゃ逃げ足が早くて。」
「俺も逃げられたので、おあいこです。オルメさんもほら、泣き止んで。」
「で、でも私のせいで...。」
「気にしないで下さい。襲われるなんて、予想できませんよ。」
「はい...。ありがとうございます...。では...、早く報告しなければいけないので、急いで帰りましょう。」
アークで最も簡単だと言われるゴフェルの回収任務。
まさかの失敗に終わってしまいました。
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