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第13話 アーク
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城の門で俺を出迎えた女性についていくと、俺は8畳ほどの部屋に通された。
ベッドと机、それにカーペットもひいてある。
一人暮らしするなら、十分な部屋といった感じだ。
「今日はもう遅いから、この部屋で休んで。話はまた明日ゆっくり聞かせてもらうから。」
「分かりました...。」
「ルーク君、おやすみ。」
「おやすみ...なさい。」
この古城に拉致されて、今から何をされるのかとビクビクしていたが、この客人を招くような丁寧な扱いに拍子抜けした。
てっきり手錠くらいはかけられるものだと思っていた。しかし、手錠どころか部屋には鍵もかけられていない。
逃げようと思えばいつでも逃げれそうだ。
俺はベッドに座り、どう逃げるか考えることにした。
ひとまず、ここから出るのは簡単そうだ。
この城には凄まじい強度の魔術が張り巡らされているが、これは外からの攻撃を守るもの。
内から外に出るには問題ない。
問題なのは、ここが何処なのか。
俺をここに連れて来たカンナリがノアの覚醒者であることからして、ノア関連の施設であることは間違いないだろう。
しかし、肝心なのは場所だ。
ここが俺の元いた場所からどれくらいの場所なのか、それが分からない。
この場所にはワープのような形で来た。
もしかしたら、元いた場所の裏側何てこともあるかもしれない。
「さて、どうす...あ、あれ?」
突然フラッとしてベッドに倒れた。
思っていたより、身体の疲労が激しい。
考えてみれば、当たり前の話だ。
俺はこの数日間、森の中を歩きっぱなしだったし、今日はノアモードにもなった。
ここまで元気に歩けていたい事が不思議なくらいだ。
この身体では、逃げるのは難しそうだ。
今日はこの部屋で休ませてもらう事にしよう。
ーーー
気がつくと朝になっていた。
「んっ...誰だ?」
ドアの前に誰かが立っているのが分かった。
これもノアの力の副産物だ。
ノアの力に覚醒してから、ノアモードになっていない時でも、身体や感覚の機能が上昇している。少し敏感になりすぎて変な感じだが、この危険な世界では必要な能力だ。
「覚醒者様、今よろしいでしょうか?」
覚醒者様?
あぁ、俺のことか。
「はい、ちょっと待ってください。」
ドアを開けると、つなぎのような服を着た男性が立っていた。
「おはようございます。ニコ班長がお呼びです。」
「ニコ班長?誰ですか?その人。」
「昨日、覚醒者様を出迎えた方です。」
あのブロンドヘアの女性か。
明日ゆっくり話を聞くとか言ってたな。
朝一で、逃走計画を考えようと思っていたが、まだ身体は怠い。万全ではない状態で逃げるのは危険だ。それに、ここで断るのも不自然だ。
ここは、情報収集も兼ねて、お呼ばれされることにしよう。
「何処に行けばいいですか?」
「では、私についてきて下さい。」
ーーー
案内された大きな部屋には机と椅子が一つずつ。壁は一面本棚になっており、ギッシリと本が並べられている。
偉い人の部屋って感じだ。
しかし、かなり散らかっている。
大量の紙で床は覆われており、机の上にも紙が山積みだ。
客人を招くような部屋ではない。
「ここでお待ちください。」
「わ、分かりました。」
俺は紙だらけの汚部屋にポツンと1人残された。
「本でも読んで待つか。」
壁一面に並ぶ本に俺は興味深々だった。
この世界で、本はかなり高級品だ。印刷技術はあるにはあるが、量産できるほどでは無い。一定水準の金を持つものだけが本を読む事ができる。俺も、シモンから買ってもらった本以外は殆ど読んだ事がない。
この部屋には、一年かけても読みきれないほどの本がある。さらに、ノア関連の施設ときた。俺の力についても何か分かるかもしれない。
読める時に読んでおかなくては。
俺は部屋の奥にある1番分厚い本から読む事にした。
床の紙を踏まないのは不可能だが、できるだけ踏まないように進む。
ぷにっ
へ?なんだ?
足裏から紙ではない感触が感じられた。
なんか、弾力というか、ぷにぷにしている。
「ちょっと、誰?私のお尻踏んでるの。」
紙の中から、昨日のブロンドヘアの女性が現れた。
「すっ、すいません!気づかなかったんです!!」
「せっかく寝てたの邪魔しないでよ。」
「すいませ...ってかこんな所で寝てる方が悪いでしょ!」
咄嗟に謝ってしまったが、よく考えてみると俺は悪くない。
「美女のお尻触っといて逆ギレ?」
「ちょっ、触ってません!踏んじゃったんです!」
「どっちでも一緒でしょ。ってか君、誰?」
「誰って…ルーク・キャンベルですよ。あなたが呼んだんでしょ?」
「え?あー、ちょっと待ってね。」
女性は自分が寝ていた場所周辺の紙をガサゴソと漁り、出てきた丸メガネをつけた。
「あ!ルークくん!メガネが無くて分からなかったよ。来てくれてありがとう。私はニコ・メイリーン。探索班班長よ。皆んなからはニコ班長って呼ばれてるわ。」
「そ、そうなんですか。で、俺は何でここに連れてこられたんですか?」
「そうだよね。突然連れて来られて大変だったよね。君の質問にもしっかり答えるから安心して。」
やはり、彼女からは敵意は感じられない。
だが、俺がここに拉致されたのは事実だ。
理由は何であれ、俺を利用して何かをしようとしているのは間違いない。
「それはもう大変でしたよ。カンナリっていう男に雷を喰らわせられたし、そのまま訳の分からない場所に連れて来られるし。ちゃんと説明がないと納得できません。」
「分かったわ。まずはここが何処なのかよね。もちろん隠す気なんてない。正直に言うわ。ここはね、対厄災を目的とした組織の本部、名前はアークよ。」
「・・・えっ?」
聞き間違いか?
アークって聞こえたような。
「どうしたの、そんな驚いた顔して。」
「今、アークって言いました?」
「えぇ、言ったわ。聞いたことあるの?」
聞いたことがあるも何も、俺はアーク目指して旅をしていたのだ。
まさか、逃げ出そうとしていたこの場所がアークだったとは。
でも、ちょっと待て。
俺のことはシモンからアークに話がいっているはずだ。職を手配してやった、そう手紙に書いてあった。しかし、彼女がそのことを知っている様子はない。
そもそもシモンの手紙のアークとここが同じではない可能性がある。
「聞いたことあるというか...。」
「なに?」
「1つ質問なんですけど、シモンという男を知っていますか?」
「知っているもなにも、ここに所属しているわ。彼と知り合いなの?」
シモンの手紙にあったアークとここは同じという事で間違いなさそうだ。
しかし、彼女は手紙のことを知らない。
何か手違いがあったのだろうか。
考えてみれば、この世界の郵送手段がどうなっているのか俺は知らない。
もちろん、スマホなどの通信技術なんて無い。
おそらく、人が運ぶか、鳥に運ばせるか、それくらいの方法しかないだろう。
手違いがあってもおかしくない。
「はい、知り合いというか、俺の師匠なんです。でも、手紙を残して突然いなくなってしまって。」
「ええ!?そんなことあるの!?師匠と弟子が揃ってノアの覚醒者になるなんて。」
「それで、手紙にはアークに話を通しておくって書いてあったんですけど...届いてないですか?」
「そんな報告受け...。」
彼女は何かを言いかけて、紙で覆われた床を見た。
「そんな報告受けてないわ。」
「そ、そうですか。」
絶対その床に埋もれてるでしょ!!そう言いかけたがやめておいた。これからここで働くのだ。初対面で喧嘩はよくない。
「アークについてはシモンさんから聞いてる?」
「いえ、行けと言われただけで、その他には何も。」
「分かった、じゃあ最初から説明するね。ちょっと色々持ってくるから待ってて。」
そう言って彼女は部屋から出ていった。
「ふぅー、。」
まさか、ここがアークだったとは。
俺の旅は思わぬ形で終わりを告げた。
ベッドと机、それにカーペットもひいてある。
一人暮らしするなら、十分な部屋といった感じだ。
「今日はもう遅いから、この部屋で休んで。話はまた明日ゆっくり聞かせてもらうから。」
「分かりました...。」
「ルーク君、おやすみ。」
「おやすみ...なさい。」
この古城に拉致されて、今から何をされるのかとビクビクしていたが、この客人を招くような丁寧な扱いに拍子抜けした。
てっきり手錠くらいはかけられるものだと思っていた。しかし、手錠どころか部屋には鍵もかけられていない。
逃げようと思えばいつでも逃げれそうだ。
俺はベッドに座り、どう逃げるか考えることにした。
ひとまず、ここから出るのは簡単そうだ。
この城には凄まじい強度の魔術が張り巡らされているが、これは外からの攻撃を守るもの。
内から外に出るには問題ない。
問題なのは、ここが何処なのか。
俺をここに連れて来たカンナリがノアの覚醒者であることからして、ノア関連の施設であることは間違いないだろう。
しかし、肝心なのは場所だ。
ここが俺の元いた場所からどれくらいの場所なのか、それが分からない。
この場所にはワープのような形で来た。
もしかしたら、元いた場所の裏側何てこともあるかもしれない。
「さて、どうす...あ、あれ?」
突然フラッとしてベッドに倒れた。
思っていたより、身体の疲労が激しい。
考えてみれば、当たり前の話だ。
俺はこの数日間、森の中を歩きっぱなしだったし、今日はノアモードにもなった。
ここまで元気に歩けていたい事が不思議なくらいだ。
この身体では、逃げるのは難しそうだ。
今日はこの部屋で休ませてもらう事にしよう。
ーーー
気がつくと朝になっていた。
「んっ...誰だ?」
ドアの前に誰かが立っているのが分かった。
これもノアの力の副産物だ。
ノアの力に覚醒してから、ノアモードになっていない時でも、身体や感覚の機能が上昇している。少し敏感になりすぎて変な感じだが、この危険な世界では必要な能力だ。
「覚醒者様、今よろしいでしょうか?」
覚醒者様?
あぁ、俺のことか。
「はい、ちょっと待ってください。」
ドアを開けると、つなぎのような服を着た男性が立っていた。
「おはようございます。ニコ班長がお呼びです。」
「ニコ班長?誰ですか?その人。」
「昨日、覚醒者様を出迎えた方です。」
あのブロンドヘアの女性か。
明日ゆっくり話を聞くとか言ってたな。
朝一で、逃走計画を考えようと思っていたが、まだ身体は怠い。万全ではない状態で逃げるのは危険だ。それに、ここで断るのも不自然だ。
ここは、情報収集も兼ねて、お呼ばれされることにしよう。
「何処に行けばいいですか?」
「では、私についてきて下さい。」
ーーー
案内された大きな部屋には机と椅子が一つずつ。壁は一面本棚になっており、ギッシリと本が並べられている。
偉い人の部屋って感じだ。
しかし、かなり散らかっている。
大量の紙で床は覆われており、机の上にも紙が山積みだ。
客人を招くような部屋ではない。
「ここでお待ちください。」
「わ、分かりました。」
俺は紙だらけの汚部屋にポツンと1人残された。
「本でも読んで待つか。」
壁一面に並ぶ本に俺は興味深々だった。
この世界で、本はかなり高級品だ。印刷技術はあるにはあるが、量産できるほどでは無い。一定水準の金を持つものだけが本を読む事ができる。俺も、シモンから買ってもらった本以外は殆ど読んだ事がない。
この部屋には、一年かけても読みきれないほどの本がある。さらに、ノア関連の施設ときた。俺の力についても何か分かるかもしれない。
読める時に読んでおかなくては。
俺は部屋の奥にある1番分厚い本から読む事にした。
床の紙を踏まないのは不可能だが、できるだけ踏まないように進む。
ぷにっ
へ?なんだ?
足裏から紙ではない感触が感じられた。
なんか、弾力というか、ぷにぷにしている。
「ちょっと、誰?私のお尻踏んでるの。」
紙の中から、昨日のブロンドヘアの女性が現れた。
「すっ、すいません!気づかなかったんです!!」
「せっかく寝てたの邪魔しないでよ。」
「すいませ...ってかこんな所で寝てる方が悪いでしょ!」
咄嗟に謝ってしまったが、よく考えてみると俺は悪くない。
「美女のお尻触っといて逆ギレ?」
「ちょっ、触ってません!踏んじゃったんです!」
「どっちでも一緒でしょ。ってか君、誰?」
「誰って…ルーク・キャンベルですよ。あなたが呼んだんでしょ?」
「え?あー、ちょっと待ってね。」
女性は自分が寝ていた場所周辺の紙をガサゴソと漁り、出てきた丸メガネをつけた。
「あ!ルークくん!メガネが無くて分からなかったよ。来てくれてありがとう。私はニコ・メイリーン。探索班班長よ。皆んなからはニコ班長って呼ばれてるわ。」
「そ、そうなんですか。で、俺は何でここに連れてこられたんですか?」
「そうだよね。突然連れて来られて大変だったよね。君の質問にもしっかり答えるから安心して。」
やはり、彼女からは敵意は感じられない。
だが、俺がここに拉致されたのは事実だ。
理由は何であれ、俺を利用して何かをしようとしているのは間違いない。
「それはもう大変でしたよ。カンナリっていう男に雷を喰らわせられたし、そのまま訳の分からない場所に連れて来られるし。ちゃんと説明がないと納得できません。」
「分かったわ。まずはここが何処なのかよね。もちろん隠す気なんてない。正直に言うわ。ここはね、対厄災を目的とした組織の本部、名前はアークよ。」
「・・・えっ?」
聞き間違いか?
アークって聞こえたような。
「どうしたの、そんな驚いた顔して。」
「今、アークって言いました?」
「えぇ、言ったわ。聞いたことあるの?」
聞いたことがあるも何も、俺はアーク目指して旅をしていたのだ。
まさか、逃げ出そうとしていたこの場所がアークだったとは。
でも、ちょっと待て。
俺のことはシモンからアークに話がいっているはずだ。職を手配してやった、そう手紙に書いてあった。しかし、彼女がそのことを知っている様子はない。
そもそもシモンの手紙のアークとここが同じではない可能性がある。
「聞いたことあるというか...。」
「なに?」
「1つ質問なんですけど、シモンという男を知っていますか?」
「知っているもなにも、ここに所属しているわ。彼と知り合いなの?」
シモンの手紙にあったアークとここは同じという事で間違いなさそうだ。
しかし、彼女は手紙のことを知らない。
何か手違いがあったのだろうか。
考えてみれば、この世界の郵送手段がどうなっているのか俺は知らない。
もちろん、スマホなどの通信技術なんて無い。
おそらく、人が運ぶか、鳥に運ばせるか、それくらいの方法しかないだろう。
手違いがあってもおかしくない。
「はい、知り合いというか、俺の師匠なんです。でも、手紙を残して突然いなくなってしまって。」
「ええ!?そんなことあるの!?師匠と弟子が揃ってノアの覚醒者になるなんて。」
「それで、手紙にはアークに話を通しておくって書いてあったんですけど...届いてないですか?」
「そんな報告受け...。」
彼女は何かを言いかけて、紙で覆われた床を見た。
「そんな報告受けてないわ。」
「そ、そうですか。」
絶対その床に埋もれてるでしょ!!そう言いかけたがやめておいた。これからここで働くのだ。初対面で喧嘩はよくない。
「アークについてはシモンさんから聞いてる?」
「いえ、行けと言われただけで、その他には何も。」
「分かった、じゃあ最初から説明するね。ちょっと色々持ってくるから待ってて。」
そう言って彼女は部屋から出ていった。
「ふぅー、。」
まさか、ここがアークだったとは。
俺の旅は思わぬ形で終わりを告げた。
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