12 / 47
第11話 王女様の秘密
しおりを挟む
歩き始めて1時間以上は経った。
森の出口はうっすら見えているが、もう少し距離がありそうだ。
「王女様、大丈夫ですか?」
「・・・。」
衛兵は少し進むごとに王女様に体調の確認をしているが、王女様は相変わらず無視だ。
何も言わないということは、大丈夫だという事だと信じたい。しかし、さっきから王女様の息が荒くなっている気がする。
単純に普段運動していないから体力が無いのか、それとも肩の傷が原因か、どちらにせよ王女様はそう長くは歩けそうに無い。
今、あの敵がまた襲ってきたら終わりだ。
さっき戦った時の感覚がまだ残っているので、ノアの力を使うことは問題ない。しかし、戦闘力に明らかな差があった。戦えばまず勝てないだろう。
逃げることに徹すれば俺だけなら逃げれるかもしれない。しかし、王女様を庇いながらでは無理だ。
今はあの敵に見つからない事を祈ろう。
そんな俺の祈りはすぐに無駄に終わった。
「てめぇ、よくも邪魔してくれたな。」
さっき俺たちを襲った敵が森の茂みから出てきた。
全身黒い服を着ている。顔は暗くてよく見えないが、声からして性別は男だ。
まさかもう追いつかれるとは。
今は馬を捨てているが、男を振り切るために馬で逃げた。
人間が走って追いつける距離ではないはずだ。
「なぜ王女様を狙うんですか?」
「あぁ?お前には関係ねぇーよ。」
「俺は王女様の護衛をしています。彼女には指一本触らせるわけにはいきません。」
「...ちっ、時間の無駄だ。もういい。」
「もういいってどういう...。って..あれ?」
気がつくと目の前に男の姿はなかった。
「うわぁぁぁぁ!」
気がつくと、敵は王女様の目の前まで迫せまっていた。
雄叫びをあげて、2人の雇われが立ち向かったが、男に片手で軽々とふっ飛ばされた。
雇われの男達の方が男よりも一回りは大きいのにも関わらずだ。
男はそのまま、王女様めがけて鎌のような武器を振り下ろした。
俺はノアモード(俺がさっき名付けた)になり、王女様と敵の間に入った。
男の鎌のような武器を白い炎を纏った腕で受け止める。
その時、炎に照らされ、初めて俺は男の顔が見えた。
男はすごく綺麗な顔立ちをしていた。
おかっぱの様な髪型で、声を聞いていなければ、性別が分からなかっただろう。
そして男と目が合った時、俺は驚きを隠せなかった。
「お、お前、その目...。」
男の目には十字の紋様が浮かんでいた。
間違いない。
この男はノアの覚醒者だ。
じゃあ、何で俺たちを襲う?
「なんだ?知ってんのか?」
突然、体に雷が落ちた様な痛みが走った。
「ぐあっ!」
俺はその場に倒れた。
体が動かない。
全身が麻痺している様な感覚だ。
倒れている俺には目もくれず、男は再び王女様の方へ向かう。
男が鎌を振り上げた時、衛兵2人が王女様を守る様に覆い被さった。
男は振り上げた鎌を下ろそうとはしない。
王女様以外を傷つける気はないらしい。
「ちっ、邪魔だ、退け。」
「モウ…ガ...イ。」
王女様が初めて口を開いた。
何を言ったのかは聞き取れない。
王女様は男を睨み、額には血管が浮かび上がっている。
その王女様の様子を見て、男の顔色が変わった。
「おい!お前ら今すぐそこから離れろ!」
男がそう叫んだ瞬間だった。
「モウッ!ガマンデキナイィィィ!!」
ドスのきいた声が響き渡った。
王女様の服が内から張り裂け、黒い触手が姿を現す。
近くにいた2人の衛兵は一瞬で肉塊となった。
王女様は、厄災
だったのだ。
「うっうわぁぁぁ!」
それを見ていた雇われの男達が叫び声を上げ、逃げ出した。
厄災は男達を逃す気はないようで、触手を2本伸ばす。
しかし、男達に触手が届くことはなかった。触手は男達に届く前に輪切りにされた。
「ちっ、だから邪魔だって言っただろ。」
男の持つ鎌には厄災の血が滴っていた。
この男がやったのだ。目にも止まらぬスピードで2本の触手を一瞬で切断した。
「グルルッ」
厄災の殺意が男に向けられる。
同時に男の目つきが変わった。
「解放....。」
男がそう呟くと、右手に持っていた鎌の形が変わり、175cmはあるであろう男の身長よりも大きくなった。
すごく美しい形をしている。まるで天使をイメージして作ったような、そんな形だ。
バチッッ
雷が落ちる様な轟音と共に、厄災はバラバラになった。
厄災のバラバラになった体は灰となり、消えていく。
男はあっさりと厄災を倒してしまった。
鎌の形は元に戻り、男は顔についた厄災の血を拭っている。
「厄災がいるとは。早くルークってやつを見つけねぇと。あぁ!めんどくせぇ!」
え?俺?
男はすごく不機嫌な様子で俺に近づいてきた。
地面から俺の顔を持ち上げる。
「おい、お前ルークっていう名前のガキを見たことあるか?」
「俺が...ルー..です。」
まだ体が痺れていてうまく喋れない。
「あぁ?聞こえねぇよ。」
「俺が...ルー...クです。」
「お前がルーク?」
何とか聞き取ってくれたようだ。
ルークという名前はこの世界でそこまで珍しい名前ではない。なので、同姓同名の他人という可能性も捨てきれない。
しかし、男は少し考えた後、何かに気づいたように俺を見た。
「そうか、手間が省けた。じゃあ、行くぞ。」
男はそう言うと俺を抱えて、走り出した。
体はまだ痺れていて動かないので抵抗できない。
俺は男の肩に乗せられ、連れ去られた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~ドルド城にて宰相サイ目線~
1年前、国で流行った疫病により、サラ王女の両親は死んだ。つまり、この国のトップが死んだのだ。
王位継承権序列1位はサラ王女。
なので、次の王はサラになるはずだった。
しかし、当時彼女は10歳の幼い少女、国をまとめることなど出来る訳がない。
何より私がそれを許さない。
そこで、私は王の死を隠すことを決めた。
国民には王の死を隠し、外交ではサラ王女に私の意見を発してもらう。
もはや、私がこの国の王になったと言っても過言ではないだろう。
私がトップに立てば、必ずこの国はより良いものになっていく。
ーーー
王が死去して半年、どんどん国の治安が悪化している。
毎日のように失踪者が出る。
夜の警備を強化したが、それに比例して、かなりの数の衛兵がやられた。
不気味なことに原因が全く分からない。
加えて、サラ王女も最近様子がおかしい。
昔は天真爛漫で明るい少女だった。
今のサラ王女はまったく喋らない。
部屋から出てくることも無い。
言うなれば、人形だ。
しかし私にとって、それは返って好都合だ。
サラ王女には私の操り人形になってもらおう。
ーーー
来週、ナルタシア王国との会談だ。
私の国に足りていない軍事力を補うために軍事大国ナルタシアと条約を結ぶことは絶対に成功させたい。
私が行ければ良かったのだが、奴ら4人の王は、王女を指名してきた。
何を考えいるのかは分からないが、奴らの要求を呑む他ない。
しかし、失踪者の数はとどまる事を知らない。
王女の護衛に割ける衛兵の数が限られている。
外部から8人を雇った。
1人は魔術を使えるようだ。
これでサラ王女の護衛は何とかなりそうだ。
ーーー
サラ王女がナルタシア王国へと出発して3日が経過した。
無事に辿り着くことはできただろうか。
彼女に死なれる訳にはいかない。
私がこの国を引き続き操るために彼女は必要不可欠なのだから。
森の出口はうっすら見えているが、もう少し距離がありそうだ。
「王女様、大丈夫ですか?」
「・・・。」
衛兵は少し進むごとに王女様に体調の確認をしているが、王女様は相変わらず無視だ。
何も言わないということは、大丈夫だという事だと信じたい。しかし、さっきから王女様の息が荒くなっている気がする。
単純に普段運動していないから体力が無いのか、それとも肩の傷が原因か、どちらにせよ王女様はそう長くは歩けそうに無い。
今、あの敵がまた襲ってきたら終わりだ。
さっき戦った時の感覚がまだ残っているので、ノアの力を使うことは問題ない。しかし、戦闘力に明らかな差があった。戦えばまず勝てないだろう。
逃げることに徹すれば俺だけなら逃げれるかもしれない。しかし、王女様を庇いながらでは無理だ。
今はあの敵に見つからない事を祈ろう。
そんな俺の祈りはすぐに無駄に終わった。
「てめぇ、よくも邪魔してくれたな。」
さっき俺たちを襲った敵が森の茂みから出てきた。
全身黒い服を着ている。顔は暗くてよく見えないが、声からして性別は男だ。
まさかもう追いつかれるとは。
今は馬を捨てているが、男を振り切るために馬で逃げた。
人間が走って追いつける距離ではないはずだ。
「なぜ王女様を狙うんですか?」
「あぁ?お前には関係ねぇーよ。」
「俺は王女様の護衛をしています。彼女には指一本触らせるわけにはいきません。」
「...ちっ、時間の無駄だ。もういい。」
「もういいってどういう...。って..あれ?」
気がつくと目の前に男の姿はなかった。
「うわぁぁぁぁ!」
気がつくと、敵は王女様の目の前まで迫せまっていた。
雄叫びをあげて、2人の雇われが立ち向かったが、男に片手で軽々とふっ飛ばされた。
雇われの男達の方が男よりも一回りは大きいのにも関わらずだ。
男はそのまま、王女様めがけて鎌のような武器を振り下ろした。
俺はノアモード(俺がさっき名付けた)になり、王女様と敵の間に入った。
男の鎌のような武器を白い炎を纏った腕で受け止める。
その時、炎に照らされ、初めて俺は男の顔が見えた。
男はすごく綺麗な顔立ちをしていた。
おかっぱの様な髪型で、声を聞いていなければ、性別が分からなかっただろう。
そして男と目が合った時、俺は驚きを隠せなかった。
「お、お前、その目...。」
男の目には十字の紋様が浮かんでいた。
間違いない。
この男はノアの覚醒者だ。
じゃあ、何で俺たちを襲う?
「なんだ?知ってんのか?」
突然、体に雷が落ちた様な痛みが走った。
「ぐあっ!」
俺はその場に倒れた。
体が動かない。
全身が麻痺している様な感覚だ。
倒れている俺には目もくれず、男は再び王女様の方へ向かう。
男が鎌を振り上げた時、衛兵2人が王女様を守る様に覆い被さった。
男は振り上げた鎌を下ろそうとはしない。
王女様以外を傷つける気はないらしい。
「ちっ、邪魔だ、退け。」
「モウ…ガ...イ。」
王女様が初めて口を開いた。
何を言ったのかは聞き取れない。
王女様は男を睨み、額には血管が浮かび上がっている。
その王女様の様子を見て、男の顔色が変わった。
「おい!お前ら今すぐそこから離れろ!」
男がそう叫んだ瞬間だった。
「モウッ!ガマンデキナイィィィ!!」
ドスのきいた声が響き渡った。
王女様の服が内から張り裂け、黒い触手が姿を現す。
近くにいた2人の衛兵は一瞬で肉塊となった。
王女様は、厄災
だったのだ。
「うっうわぁぁぁ!」
それを見ていた雇われの男達が叫び声を上げ、逃げ出した。
厄災は男達を逃す気はないようで、触手を2本伸ばす。
しかし、男達に触手が届くことはなかった。触手は男達に届く前に輪切りにされた。
「ちっ、だから邪魔だって言っただろ。」
男の持つ鎌には厄災の血が滴っていた。
この男がやったのだ。目にも止まらぬスピードで2本の触手を一瞬で切断した。
「グルルッ」
厄災の殺意が男に向けられる。
同時に男の目つきが変わった。
「解放....。」
男がそう呟くと、右手に持っていた鎌の形が変わり、175cmはあるであろう男の身長よりも大きくなった。
すごく美しい形をしている。まるで天使をイメージして作ったような、そんな形だ。
バチッッ
雷が落ちる様な轟音と共に、厄災はバラバラになった。
厄災のバラバラになった体は灰となり、消えていく。
男はあっさりと厄災を倒してしまった。
鎌の形は元に戻り、男は顔についた厄災の血を拭っている。
「厄災がいるとは。早くルークってやつを見つけねぇと。あぁ!めんどくせぇ!」
え?俺?
男はすごく不機嫌な様子で俺に近づいてきた。
地面から俺の顔を持ち上げる。
「おい、お前ルークっていう名前のガキを見たことあるか?」
「俺が...ルー..です。」
まだ体が痺れていてうまく喋れない。
「あぁ?聞こえねぇよ。」
「俺が...ルー...クです。」
「お前がルーク?」
何とか聞き取ってくれたようだ。
ルークという名前はこの世界でそこまで珍しい名前ではない。なので、同姓同名の他人という可能性も捨てきれない。
しかし、男は少し考えた後、何かに気づいたように俺を見た。
「そうか、手間が省けた。じゃあ、行くぞ。」
男はそう言うと俺を抱えて、走り出した。
体はまだ痺れていて動かないので抵抗できない。
俺は男の肩に乗せられ、連れ去られた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~ドルド城にて宰相サイ目線~
1年前、国で流行った疫病により、サラ王女の両親は死んだ。つまり、この国のトップが死んだのだ。
王位継承権序列1位はサラ王女。
なので、次の王はサラになるはずだった。
しかし、当時彼女は10歳の幼い少女、国をまとめることなど出来る訳がない。
何より私がそれを許さない。
そこで、私は王の死を隠すことを決めた。
国民には王の死を隠し、外交ではサラ王女に私の意見を発してもらう。
もはや、私がこの国の王になったと言っても過言ではないだろう。
私がトップに立てば、必ずこの国はより良いものになっていく。
ーーー
王が死去して半年、どんどん国の治安が悪化している。
毎日のように失踪者が出る。
夜の警備を強化したが、それに比例して、かなりの数の衛兵がやられた。
不気味なことに原因が全く分からない。
加えて、サラ王女も最近様子がおかしい。
昔は天真爛漫で明るい少女だった。
今のサラ王女はまったく喋らない。
部屋から出てくることも無い。
言うなれば、人形だ。
しかし私にとって、それは返って好都合だ。
サラ王女には私の操り人形になってもらおう。
ーーー
来週、ナルタシア王国との会談だ。
私の国に足りていない軍事力を補うために軍事大国ナルタシアと条約を結ぶことは絶対に成功させたい。
私が行ければ良かったのだが、奴ら4人の王は、王女を指名してきた。
何を考えいるのかは分からないが、奴らの要求を呑む他ない。
しかし、失踪者の数はとどまる事を知らない。
王女の護衛に割ける衛兵の数が限られている。
外部から8人を雇った。
1人は魔術を使えるようだ。
これでサラ王女の護衛は何とかなりそうだ。
ーーー
サラ王女がナルタシア王国へと出発して3日が経過した。
無事に辿り着くことはできただろうか。
彼女に死なれる訳にはいかない。
私がこの国を引き続き操るために彼女は必要不可欠なのだから。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
赤き翼の万能屋―万能少女と出来損ない死霊術師の共同生活―
文海マヤ
ファンタジー
「代わりのない物なんてない。この世は代替品と上位互換に溢れてる」
万能屋。
猫探しから家の掃除や店番、果ては護衛や汚れ仕事まで、あらゆるものの代わりとなることを生業とするもの。
そして、その中でも最強と名高い一人――万能屋【赤翼】リタ・ランプシェード。
生家を焼かれた死霊術師、ジェイ・スペクターは、そんな彼女の下を訪ね、こう依頼する。
「今月いっぱい――陸の月が終わるまででいいんだ。僕のことを、守ってはくれないだろうか」
そうして始まる、二人の奇妙な共同生活。
出来損ないの死霊術師と最強の万能屋が繰り広げる、本格ファンタジー。
なろうに先行投稿中。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる