12 / 34
Act 06
城塔の禁苑~枷結び
しおりを挟む
「ふふふ。アリス、この空中庭園で、僕らの披露宴を行う予定だよ。君はこの場所で、魔界の女王として、初めてのつとめを果たす事になるんだ。自分の足でついてきてくれて、ありがとう。そろそろ見せてあげたいと思ってね」
「はあはあ……は、はなして……やめて、エリオット……きゃあ……んっ! んんんんっ」
「……まもなく僕の妃になるんだ。唇を突然奪われる事など、当然だろ。
ふふ。
僕に肩を抱かれたままであったが、長い螺旋階段をのぼる事になったので疲れてしまったのかな? 細かい気配りが足りなくて、すまない。未来の夫である、この魔王エリオット・ジールゲンの烏夜色のマントに包まれるといい。僕の手で、聖女さまを癒してやろう」
「あは……はあ……や、やめて……『魔の力』で縛った私を連れ歩いて、たのし……ぃ……ああんっ! ド、ドレスの上から手を入れないで……む、胸を揉まないで……し、下っ! す、隙間から、手を入れてこないで……あ……あ、あ、ああっ!」
「あははっ。君こそ楽しそうだな。己がどう扱われているか、口にしてくれて嬉しいよ。
可愛い聖女さま、魔族の王である僕に、身に繋がった糸を握られているかもしれないが……どうしたんだ? 心は、縛っていないぞ。なのに、胸の先や陰核に刺激を与えられたら、一路、快楽に沈んでいってしまうのか? ならば、もっと悦びで満たしてやらねばならない。
胸を揉まれるのと、陰部を撫でられるの、どちらがいい?
昨晩、寝所で、耳の後ろを舐めてやったら、気持ちよさそうにしていたね。白い肌のどこに触れてやっても、乱れてしまった心の内を隠せぬような熱い吐息を漏らしてくれていた。宵の訪れより前でも、そういった様を見せてくれて構わないんだよ。漆黒のドレスという上包みがあるせいで、すべてを晒していない事など気にしなくてよいんだ……」
「あ……首……舐めないで……むねのあいだの方まで、エリオットの舌が……はあ……」
「……もう理解しているだろうが、君の心を一思いに消して、魔王の傍近から一時も離れたくないと甘えた声でねだる可愛らしい妃に仕立てる事は、いつでもできるんだ。そうしないのは、僕の事を想った時に心に浮かぶ言の葉の一つ一つを、その愛らしい唇が紡いでいく様、これからも眺めていたいから。
僕を慕うという事が、君の心緒の正しい道筋になる日が楽しみなんだ。何も纏わぬアリスの白い肩を抱きながら、寝所で、愛を語り合う心嬉しい時間を望まぬなどおこの沙汰と言えよう。
『魔の力』で身の自由を縛らずとも、魔王に寄り添う聖女さまの姿を見せてほしい。魔界の者たちも、女王の誕生を待ちわびているよ。
さあ、この魔王エリオット・ジールゲンに胸の先を舐められながら、妃となる君自身も喜悦の声をあげるといい」
「……あ……ド、ドレス……む、胸……やめて……『魔の力』で動けないようにして、私の胸を露わにして、なめないで……もう、やめて……ひぃ……ああっ」
「……衣を少しめくってやっただけなのに、悦楽に沈み過ぎて、己が身に起こった事、口にしてくれているんだろ? 巧まずして、その様を晒す君は、実に可愛らしいよ。言葉にしないとたえられないほど、たっぷりと感じさせてあげよう」
「あは……あは……やめて……ひぃ……あふぁ……む、むねのさき……なんども、なんども、舐めないで……ゆ、ゆっくり……あは、あは……舌を、ゆっくりとあてないで……あは、あは」
「……ふふ。魔王の花嫁に迎えられた後は、夜伽のたびに、アリスの方から僕を悦ばせる必要があるだろ? もちろん、こちらからもしっかりと愛でてやるつもりだが、魔界の女王たる君が、進取の気性に富んだ様を見せるように情交を結びたいと迫ってくるのであれば、敬仰の念を抱かねばならないと考える。
君の方が、僕の肌に舌をあててみたいと言うのなら快く応じてやらねばならないと思うし、その手が艶めかしい動きで愛の調べを奏でてくれるのなら、なお嬉しい。だが、僕と君が運命の出逢いをできた事、すでにそれが何百年も待ち続けたかいがあったと、このよき縁付き、悦に入るよ。
ああ。
その肩を強く抱きながら、聖女さまの口の中を制してやりたくなってきた……」
「んんっ……はあ……はあ……エリオット、お願い……私を生き長らえるお人形さんにしたいのなら、心を消して……でなければ、私は、いつかあなたを……んんんんっ」
「……はは……僕の想いを受け取り、自らも舌を動かしてしまうアリスが、僕を愛する気持ちを止められる訳がないだろ!
城塔の最上に位置し、魔界の荒れ野を一望できるこの禁苑で、魔王と唇を重ねる君は、すでに妃の地位におさまっているに等しい。もう、僕の花嫁になった現に至っているのではないかな?
胸や陰部に触れられた時、素直に悦びの表情を見せてよいんだ。抱いた快感を隠さず、そうやって、艶めいた息吹きにのせるがいい。
ふふふ。
魔王より直に情欲をかき立てられた事、女王の君が慶福であると示す必要があるのではないか? 漆黒のドレスを纏い、魔の者どもの前に姿を現すアリスが誰よりも、魔界の主である僕を敬する事で、さらに艶麗極まった様となるのではないかと考える。魔の者どもは、魔王の横に立つ君を、必ず尊むだろう。
僕の可愛い聖女さま、怯える事は何もない。僕のお嫁さんになりたいと初めて願った日のように、純粋無垢な心持ちで永遠に生きていけばよいんだ――ほら、ここには僕と君しかいないよ。僕のお嫁さんになりたいと正直に言っても、君を責める者などいないんだ」
「……エリオットと出逢い、胸の高鳴りが止められなくなり心をつかまれた時の気持ち、今でもおぼえているわ。聖女として生きていく以外、何も認められず、唯一の気慰みは読書だけ。恋物語の中でしか心弾む事を許されていなかった私に、文字でしか見た事なかった、ときめくという言葉の意味を教えてくれたのは、エリオット、あなたよ。
だからこそ……嫌なの。
愛してしまった気持ちを止められないが故に、私の方から、あなたと離れたいと思ってしまう日が来るのではないかと……怖いの……だから、嫌。心を消して、お願い。エリオットを愛しているまま、私に終わりをちょうだい。おねが……ぃ……いいっ! ああ、ああっ!」
「陰核を触られて、興奮が強まったのかな? すでに、ずいぶん濡れていたようだが、悦びを感じるんだろ? これからも僕と身体を重ねながら愛を深めていきたいと、アリスが心の底から願っていると受け止めさせてもらったよ。
何を危惧しているんだ。
あの日と同じ心持ちで、僕の花嫁になれる事に変わりないじゃないか。すべてを捧げ、添い遂げようとした相手が魔王であった事が、それほどまでに気になるのかい? だが、僕は、僕なんだよ。悪魔の角や尻尾を持ち、魔界の主として君臨する者ではあるが、君が本当に好きになった相手なんだ。僕は、あの日とすべてが同じで、何一つ変わっていない。人間の僕と結ばれたいという想いを捨てる必要はないのではないかな」
「くぅ……あは……はあ、はあ……む、胸の先に触れたり、撫でたり……くぁ……つまんだり……私を惑わすのは、やめて……身体は好きにしていいから……魔王の手に弄ばれる生き人形になり果てた聖女アリスを、世界のみんなの目に晒すといいわ。その姿を見た誰かが……いつか、世界の冀望になるはずよ。そう、魔王が滅した世界。烏夜色のマントに包まれた傀儡の私ごと、魔王エリオット・ジールゲンを討ち果たすことに……ひぃ……ああああっ!」
「嬉しいな。僕に抱かれる悦びを、たとえ永遠の眠りについたとしても怖くはない、そんな物語の一齣のように言い表してくれるなんて……ふふ……僕が魔力で生み出した生物に、手足を絡めとられて驚いたのかい?
幾多に分かれた細くてやわらかくも感じる湿ったそれは、めいめいが僕の意思通りに動くが、目をやらずとも触れるだけで太さと丈夫さが感覚で伝わってくる縒り紐のようになって、君の身体を弄んでやる事も可能だよ」
「はあはあ……は、はなして……やめて、エリオット……きゃあ……んっ! んんんんっ」
「……まもなく僕の妃になるんだ。唇を突然奪われる事など、当然だろ。
ふふ。
僕に肩を抱かれたままであったが、長い螺旋階段をのぼる事になったので疲れてしまったのかな? 細かい気配りが足りなくて、すまない。未来の夫である、この魔王エリオット・ジールゲンの烏夜色のマントに包まれるといい。僕の手で、聖女さまを癒してやろう」
「あは……はあ……や、やめて……『魔の力』で縛った私を連れ歩いて、たのし……ぃ……ああんっ! ド、ドレスの上から手を入れないで……む、胸を揉まないで……し、下っ! す、隙間から、手を入れてこないで……あ……あ、あ、ああっ!」
「あははっ。君こそ楽しそうだな。己がどう扱われているか、口にしてくれて嬉しいよ。
可愛い聖女さま、魔族の王である僕に、身に繋がった糸を握られているかもしれないが……どうしたんだ? 心は、縛っていないぞ。なのに、胸の先や陰核に刺激を与えられたら、一路、快楽に沈んでいってしまうのか? ならば、もっと悦びで満たしてやらねばならない。
胸を揉まれるのと、陰部を撫でられるの、どちらがいい?
昨晩、寝所で、耳の後ろを舐めてやったら、気持ちよさそうにしていたね。白い肌のどこに触れてやっても、乱れてしまった心の内を隠せぬような熱い吐息を漏らしてくれていた。宵の訪れより前でも、そういった様を見せてくれて構わないんだよ。漆黒のドレスという上包みがあるせいで、すべてを晒していない事など気にしなくてよいんだ……」
「あ……首……舐めないで……むねのあいだの方まで、エリオットの舌が……はあ……」
「……もう理解しているだろうが、君の心を一思いに消して、魔王の傍近から一時も離れたくないと甘えた声でねだる可愛らしい妃に仕立てる事は、いつでもできるんだ。そうしないのは、僕の事を想った時に心に浮かぶ言の葉の一つ一つを、その愛らしい唇が紡いでいく様、これからも眺めていたいから。
僕を慕うという事が、君の心緒の正しい道筋になる日が楽しみなんだ。何も纏わぬアリスの白い肩を抱きながら、寝所で、愛を語り合う心嬉しい時間を望まぬなどおこの沙汰と言えよう。
『魔の力』で身の自由を縛らずとも、魔王に寄り添う聖女さまの姿を見せてほしい。魔界の者たちも、女王の誕生を待ちわびているよ。
さあ、この魔王エリオット・ジールゲンに胸の先を舐められながら、妃となる君自身も喜悦の声をあげるといい」
「……あ……ド、ドレス……む、胸……やめて……『魔の力』で動けないようにして、私の胸を露わにして、なめないで……もう、やめて……ひぃ……ああっ」
「……衣を少しめくってやっただけなのに、悦楽に沈み過ぎて、己が身に起こった事、口にしてくれているんだろ? 巧まずして、その様を晒す君は、実に可愛らしいよ。言葉にしないとたえられないほど、たっぷりと感じさせてあげよう」
「あは……あは……やめて……ひぃ……あふぁ……む、むねのさき……なんども、なんども、舐めないで……ゆ、ゆっくり……あは、あは……舌を、ゆっくりとあてないで……あは、あは」
「……ふふ。魔王の花嫁に迎えられた後は、夜伽のたびに、アリスの方から僕を悦ばせる必要があるだろ? もちろん、こちらからもしっかりと愛でてやるつもりだが、魔界の女王たる君が、進取の気性に富んだ様を見せるように情交を結びたいと迫ってくるのであれば、敬仰の念を抱かねばならないと考える。
君の方が、僕の肌に舌をあててみたいと言うのなら快く応じてやらねばならないと思うし、その手が艶めかしい動きで愛の調べを奏でてくれるのなら、なお嬉しい。だが、僕と君が運命の出逢いをできた事、すでにそれが何百年も待ち続けたかいがあったと、このよき縁付き、悦に入るよ。
ああ。
その肩を強く抱きながら、聖女さまの口の中を制してやりたくなってきた……」
「んんっ……はあ……はあ……エリオット、お願い……私を生き長らえるお人形さんにしたいのなら、心を消して……でなければ、私は、いつかあなたを……んんんんっ」
「……はは……僕の想いを受け取り、自らも舌を動かしてしまうアリスが、僕を愛する気持ちを止められる訳がないだろ!
城塔の最上に位置し、魔界の荒れ野を一望できるこの禁苑で、魔王と唇を重ねる君は、すでに妃の地位におさまっているに等しい。もう、僕の花嫁になった現に至っているのではないかな?
胸や陰部に触れられた時、素直に悦びの表情を見せてよいんだ。抱いた快感を隠さず、そうやって、艶めいた息吹きにのせるがいい。
ふふふ。
魔王より直に情欲をかき立てられた事、女王の君が慶福であると示す必要があるのではないか? 漆黒のドレスを纏い、魔の者どもの前に姿を現すアリスが誰よりも、魔界の主である僕を敬する事で、さらに艶麗極まった様となるのではないかと考える。魔の者どもは、魔王の横に立つ君を、必ず尊むだろう。
僕の可愛い聖女さま、怯える事は何もない。僕のお嫁さんになりたいと初めて願った日のように、純粋無垢な心持ちで永遠に生きていけばよいんだ――ほら、ここには僕と君しかいないよ。僕のお嫁さんになりたいと正直に言っても、君を責める者などいないんだ」
「……エリオットと出逢い、胸の高鳴りが止められなくなり心をつかまれた時の気持ち、今でもおぼえているわ。聖女として生きていく以外、何も認められず、唯一の気慰みは読書だけ。恋物語の中でしか心弾む事を許されていなかった私に、文字でしか見た事なかった、ときめくという言葉の意味を教えてくれたのは、エリオット、あなたよ。
だからこそ……嫌なの。
愛してしまった気持ちを止められないが故に、私の方から、あなたと離れたいと思ってしまう日が来るのではないかと……怖いの……だから、嫌。心を消して、お願い。エリオットを愛しているまま、私に終わりをちょうだい。おねが……ぃ……いいっ! ああ、ああっ!」
「陰核を触られて、興奮が強まったのかな? すでに、ずいぶん濡れていたようだが、悦びを感じるんだろ? これからも僕と身体を重ねながら愛を深めていきたいと、アリスが心の底から願っていると受け止めさせてもらったよ。
何を危惧しているんだ。
あの日と同じ心持ちで、僕の花嫁になれる事に変わりないじゃないか。すべてを捧げ、添い遂げようとした相手が魔王であった事が、それほどまでに気になるのかい? だが、僕は、僕なんだよ。悪魔の角や尻尾を持ち、魔界の主として君臨する者ではあるが、君が本当に好きになった相手なんだ。僕は、あの日とすべてが同じで、何一つ変わっていない。人間の僕と結ばれたいという想いを捨てる必要はないのではないかな」
「くぅ……あは……はあ、はあ……む、胸の先に触れたり、撫でたり……くぁ……つまんだり……私を惑わすのは、やめて……身体は好きにしていいから……魔王の手に弄ばれる生き人形になり果てた聖女アリスを、世界のみんなの目に晒すといいわ。その姿を見た誰かが……いつか、世界の冀望になるはずよ。そう、魔王が滅した世界。烏夜色のマントに包まれた傀儡の私ごと、魔王エリオット・ジールゲンを討ち果たすことに……ひぃ……ああああっ!」
「嬉しいな。僕に抱かれる悦びを、たとえ永遠の眠りについたとしても怖くはない、そんな物語の一齣のように言い表してくれるなんて……ふふ……僕が魔力で生み出した生物に、手足を絡めとられて驚いたのかい?
幾多に分かれた細くてやわらかくも感じる湿ったそれは、めいめいが僕の意思通りに動くが、目をやらずとも触れるだけで太さと丈夫さが感覚で伝わってくる縒り紐のようになって、君の身体を弄んでやる事も可能だよ」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる