R-指定ロリっ娘彼女

いまち サク

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凌央と美琴の連絡先

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凌央の停学あけ、席についた凌央は
ある違和感に気づいた。
それは周りの目線が凌央に集まっている
ことだ。
だが凌央はそんなことはお構い無しに
授業の準備を始めた。
教科書をしまい終えた凌央の前に来たのは
この前凌央が首を絞めた真美だった。
「凌央さぁ、かなり視線集めてんじゃん?w」
真美の挑発にはのらず凌央はただ無視を
続けた。そのうち真美も腹が立ったのか
凌央を殴ろうと拳をあげたその時、
「あぁ!凌央くん、
学校今日復帰だったっけ?」
そう声をかけてきたのは美琴だった。
凌央は美琴の顔を見たときに
この前の事を思い出してしまい
すぐに目をそむけた。
美琴もそれに気づいたのか
すぐに目をそむけた。
真美は一度舌打ちを打ってその場を去った。
「この前はありがとう...」
と凌央が美琴に言うと
「いえいえこちらこそ...」
とぎこちない会話が続いた。

放課後
凌央はある人のもとへたちよった。
「よぉ、噂の不良くん」
そう凌央に挑発気味に話しかけてきたのは
小紫の天然パーマの髪質、目付きは
少したれ目な男子生徒だった。
凌央とは中学の時から仲が良い森北大翔だ。
「そんなこと言ってもさぁ、俺のクラスでも
その話題で持ちきりだよぉ」
と大翔の挑発を遮るように
凌央は大翔の口元にそっと人差し指を
おいた。
「おぉ!BLにも目覚めちゃったかい?」
その言葉に凌央は
「ちげぇよ!...でもちょっと相談があって...」
凌央の赤らめた頬を見て大翔は全てを
察した。
「あぁ、恋か...」
大翔の返答に凌央はただ一度こくりと首を
縦にふった。
「で?相手は?」
大翔の声が少し浮き足だっていたことを
よそに凌央は
「...美琴だよ」
と小さな声で答えた。
それを聞いた大翔は少し驚きそのたれ目を
丸くした。
「まぁ、美琴ちゃんには少し積極的に
行った方がいいかな?」
そうアドバイスをうけた凌央のスマホに
一通の連絡がきた。
「美琴の連絡先?」
凌央が大翔にそう聞くと
「まぁ、ファイト」
そう言われた凌央は少し大翔にときめいた。
「やべぇ、俺少しBLに目覚めそう...」
そう言われた大翔は
「...やめてよね」
と言って部屋を後にした。

また別の教室、美琴もまたある人に相談に
来ていた。
「おぉ!美琴久しぶりじゃん!」
と美琴の事を見て喜んでいたのは
長い黒髪を軽く後ろでまとめていた。
彼女は山寺奈美、美琴とは中学からの仲だ。
美琴は奈美の姿を見て安心したのか
「奈美~」
と泣きながら奈美に抱きついた。
「はいはい、また悩み事ね...今度は何?
いじめ?」
と奈美が美琴に聞くと
「...恋」
と美琴は奈美の胸元でそっと呟いた。
「へぇ...美琴がねぇ、って、え?恋!
どういうこと?
私のアイドル美琴ちゃんが!?」
と奈美は美琴を一度突き放し美琴の肩を
抑えて問い詰めた。
「アイドルだなんて...やだなぁ」
と美琴は少し照れて、鼻の下を人差し指で
ぬぐった。
「話はそらさない!で?相手は?」
と奈美は美琴をさらに問い詰めた。
「...凌央くんだよ」
美琴のその言葉に奈美は頭がどうかしそうな
ほど悶えた。
「...奈美?落ち着いて」
と美琴に言われて奈美を落ち着かせた。
「まぁ、凌央なら大人っぽくしようか...」
落ち着いた後の奈美は自分の化粧品を
取り出して美琴にメイクを始めた。
「アイシャドウはしっかり目尻側につけて...」
美琴は奈美の声のトーンが少しずつ下がって
いったことに気づいた、
「...どうしたの?」
美琴がそう聞くと奈美は震えた声で
「...童顔が隠しきれない!?」
と驚いていた。美琴にはなにも
分からなかったが奈美がただただ絶望
していた事だけには気づかされた。

家に帰ってからも、美琴は奈美のあの
驚いた顔を忘れる事ができなかった。
「私にはやっぱ...」
そう落ち込みながらスマホを開くと美琴は
あることに気づいた。
「...凌央くんが友達追加されてる?...」
美琴はすぐに凌央に連絡をした。
「よろしく、でもどうしたの?」
凌央からの返信は早かった。
「...いや、大翔から連絡先もらったから...」
また学校の時みたいなぎこちない会話が
続いた。
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