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〜39章〜
救世友
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ルーナはジメジメとした陰湿な壁に寄りかかり、浅い呼吸を繰り返していた。
髪をバッサリ、芽を失ったルーナはあまりのショックに立ち直れずにいた。
芽を断ち切られる、とはこんなにも辛いことなのか。
自分の中の何かが欠落してしまったかのような、途方もない悲しみに包まれていた。
まだ自身の中に水分が残っていたのか。ルーナはそっと目に浮かんだ涙を拭った。
隣ではロキエッタがゼエゼエと嫌な呼吸を繰り返すようになっている。
この暗闇に囚われてからどのくらいの時間が経ってしまったのだろうか。
限界はとうに越えていた。
気を抜くと今にも意識が飛んでしまいそうだ。
「ロキー・・・起きてる?」
ロキエッタは目を固く閉じたまま静かに唸った。声を発するのも憚られるのだろう。
倦怠感と相まって睡魔の影が忍び寄ってくる。
ルーナはそれ以上何も言わず、静かに親友の背中をさする。
必ず生きて帰る。必ず生きて帰る。
もやは呪いのようにそう自分に言い聞かせている自分は、頭がおかしくなってしまったかのようだ。
それでもソルのことを頭に浮かべ、共に大きな虹を眺めている様を思い浮かべる。
すると心の中にわずかばかりの光が差し込む。
木漏れ日のようなその希望の光が、極限状態のルーナを支えていた。
「必ず生きて帰る」
ルーナはそう強く呟くと親友の背中をさする手に力を込めた。
外が騒がしい。
半分寝ぼけまなこでロキエッタの背中をさすり続けていたルーナは、部屋の外のから聞こえてくる僅かばかりの喧騒に目を覚ました。
ダンッと何か重たい炸裂音が聞こえたかと思うと、すぐに男たちの怒声が響き渡る。
暗闇の中に囚われていた少女たちは、何が起きたのだろうか、と互いに身を寄せ合い外の様子に耳を澄ませている。
ルーナはふらふらと立ち上がり、ほんのりと光が差し込む扉の方へとゆっくり近づいていく。
鉄格子をしっかりと掴み外の様子を伺うルーナ。
ここからでは外で何が起こっているのかわからないが、すぐに鼻を突く嫌な匂いに気がついた。また男たちの争う声がだんだんと大きくなっていく。
助けが来たんだ!
ルーナは慌ててロキエッタの方まで戻ると、彼女の肩を叩き呟いた。
「ロキー。助けが来たわ!私たち助かるわよ」
息苦しそうにしていたロキエッタは、ゆっくりと目を見開きルーナのことを見据えると静かに口を開いた。
「何が起こってるの?」
「わからない。けど、外で争うような音がすごいしてるの・・・きっと助けが来たのよ!」
二度目の炸裂音がしたかと思うと、扉の方からうっすら白い煙が暗い部屋の中へと流れ込んできた。
「うわ、何。すごい変な匂いがする」
ロキエッタの言う通り、その煙は嫌な匂いを発しているようだ。
鼻を突く嫌な匂いの原因はこれか。
すると、バンッと扉が力強く開け放たれ、二つの人影が浮かび上がった。
人影のうちの一人が大声で語りかけてくる。
「助けにきた!みんな、すぐにここから出してやるからな」
この声は、コーモス⁉︎
コーモスと思わしきその人影はそう叫ぶと、もう一人の人影と共に部屋の奥の方まで駆け寄っていく。
「みんな、離れてて」
聞き覚えのあるどこか懐かしい声がルーナの耳に届く。
・・・ソル!
ふらふらとその声のする方向へと歩き出そうとするルーナ。
その腕をロキエッタが慌てた様子で捕まえる。
「聞いてなかったの。離れてろって言ってるじゃない」
「で、でも」
力強く腕を掴む親友に、ルーナは諦めた様子で静かに座り込んだ。
向こうの壁際でソルたちは何やらゴソゴソとやっている。
囚われた少女たちは遠巻きにその様子を伺っていた。
「大丈夫なのそれ?」
ヒソヒソとだがソルが心配そうにコーモスに尋ねているのが聞こえてくる。
何をしようとしているのだろうか。
暗闇のせいでよくは見えないが、ルーナは二人の様子をじっと見守っていた。
何かを設置し終わった様子の二人は立ち上がり暗闇の中に声を投げかけた。
「みんな、目と耳を塞いでくれ。今からこの壁を吹き飛ばす。大きな音がすると思うけど、大丈夫だから」
コーモスはそう言うとすぐさまジュッと火花を散らし、設置した何かに点火した。
慌ててその場から駆け出す二人。
うっすら煙を燻らせながら、シューっと火花が散っていく。
暗闇の中、その様子をぼんやりと眺めていたルーナであったが、火花がプツンと消えた瞬間、ハッと我に帰り慌てて耳を塞ぎ目をぎゅっと瞑った。
すぐに、瞼の向こうで強烈な光が炸裂し塞いだ耳をつん裂くほどの轟音が鳴り響いた。
すぐに粉塵を纏った生ぬるい風が全身に吹き付けてくる。
パラパラと塵が舞い落ちる音以外には、何の音もなく静かな静寂に包まれる室内。
恐る恐る目を開けると、パッと室内が明るくなっておりもうもうと煙が立ち込めていた。
壁には大きな穴が開いているようで、室内に吹き込んでくる風によって徐々に視界が良くなっていく。
「さぁ、早くここから逃げて」
コーモスはそう言うと早速囚われていた少女たちを誘導し始める。
「このまま真っ直ぐ行けばすぐにドゥロルパに辿り着く。そこまで行くんだ」
おずおずと立ち上がった少女たちはゆっくりとだが、一人また一人と暗闇から逃れるべくその大穴へと飛び込んでいく。
すぐに皆がそこに押し寄せパニック状態に陥るが、ソルがその集団に優しく声を掛ける。
「ゆっくり焦らないで。大丈夫。海賊たちが追ってくることはないから、安心してください」
あぁ・・・やっぱりソルが助けに来てくれた。
ルーナはロキエッタと共にゆらゆらと立ち上がるとソルと思わしき人影に近づいていく。
「約束したわよね、ロキー。ソルが助けに来てくれたわよ」
泣き出しそうな笑顔でそう言うとロキエッタはやれやれ、と言った様子で微笑んだ。
「どうやらそのようね。いいわ、今度一緒にうちに遊びにいらっしゃい。盛大におもてなししてあげるわ」
ロキエッタの目には涙が浮かんでいた。
外から差し込む光に反射した雫はキラキラと輝き、弱々しく微笑むロキエッタの顔を美しく照らした。
「ソル!」
ルーナは目の前で少女たちを優しく誘導するソルに声をかけた。
キョロキョロと自分の名前を呼んだ声の主を探すソル。
ルーナはそんなソルに思わず駆け寄り飛びついた。避難していた少女たちが驚いた様子で振り返るが、そんな視線は全くといっていいほど気にならなかった。
ただただこの窮地から救われたこと、救ってくれたのがソルであったことが嬉しくルーナは脇目も振らず飛び込んだ。
「うわ!」
驚いた様子でルーナの身を受け止めたソルは、自らの腕の中にルーナがいることがわかると今にも泣き出しそうな顔をして笑った。
「ルーナ!遅くなってごめんね。無事でよかった」
そう言って優しくルーナのことを抱きしめたソルは、すぐに照れた様子でゆっくりと身を離した。
「とりあえずここから出よう」
ルーナが口を開く前にソルはそう言ってゆっくりとルーナの背中を押す。
名残惜しそうにしながらも、わらわらと避難していく少女たちに紛れて押し出されていく。
ロキエッタも避難していく少女たちに混じって暗闇の中から抜け出していく。
ソルは恐らく気がついていないことだろう。ルーナの方を見据えたままだ。
「いいなぁ。恋って」
ロキエッタはそっと微笑みを浮かべながら、その暗闇を後にした。
髪をバッサリ、芽を失ったルーナはあまりのショックに立ち直れずにいた。
芽を断ち切られる、とはこんなにも辛いことなのか。
自分の中の何かが欠落してしまったかのような、途方もない悲しみに包まれていた。
まだ自身の中に水分が残っていたのか。ルーナはそっと目に浮かんだ涙を拭った。
隣ではロキエッタがゼエゼエと嫌な呼吸を繰り返すようになっている。
この暗闇に囚われてからどのくらいの時間が経ってしまったのだろうか。
限界はとうに越えていた。
気を抜くと今にも意識が飛んでしまいそうだ。
「ロキー・・・起きてる?」
ロキエッタは目を固く閉じたまま静かに唸った。声を発するのも憚られるのだろう。
倦怠感と相まって睡魔の影が忍び寄ってくる。
ルーナはそれ以上何も言わず、静かに親友の背中をさする。
必ず生きて帰る。必ず生きて帰る。
もやは呪いのようにそう自分に言い聞かせている自分は、頭がおかしくなってしまったかのようだ。
それでもソルのことを頭に浮かべ、共に大きな虹を眺めている様を思い浮かべる。
すると心の中にわずかばかりの光が差し込む。
木漏れ日のようなその希望の光が、極限状態のルーナを支えていた。
「必ず生きて帰る」
ルーナはそう強く呟くと親友の背中をさする手に力を込めた。
外が騒がしい。
半分寝ぼけまなこでロキエッタの背中をさすり続けていたルーナは、部屋の外のから聞こえてくる僅かばかりの喧騒に目を覚ました。
ダンッと何か重たい炸裂音が聞こえたかと思うと、すぐに男たちの怒声が響き渡る。
暗闇の中に囚われていた少女たちは、何が起きたのだろうか、と互いに身を寄せ合い外の様子に耳を澄ませている。
ルーナはふらふらと立ち上がり、ほんのりと光が差し込む扉の方へとゆっくり近づいていく。
鉄格子をしっかりと掴み外の様子を伺うルーナ。
ここからでは外で何が起こっているのかわからないが、すぐに鼻を突く嫌な匂いに気がついた。また男たちの争う声がだんだんと大きくなっていく。
助けが来たんだ!
ルーナは慌ててロキエッタの方まで戻ると、彼女の肩を叩き呟いた。
「ロキー。助けが来たわ!私たち助かるわよ」
息苦しそうにしていたロキエッタは、ゆっくりと目を見開きルーナのことを見据えると静かに口を開いた。
「何が起こってるの?」
「わからない。けど、外で争うような音がすごいしてるの・・・きっと助けが来たのよ!」
二度目の炸裂音がしたかと思うと、扉の方からうっすら白い煙が暗い部屋の中へと流れ込んできた。
「うわ、何。すごい変な匂いがする」
ロキエッタの言う通り、その煙は嫌な匂いを発しているようだ。
鼻を突く嫌な匂いの原因はこれか。
すると、バンッと扉が力強く開け放たれ、二つの人影が浮かび上がった。
人影のうちの一人が大声で語りかけてくる。
「助けにきた!みんな、すぐにここから出してやるからな」
この声は、コーモス⁉︎
コーモスと思わしきその人影はそう叫ぶと、もう一人の人影と共に部屋の奥の方まで駆け寄っていく。
「みんな、離れてて」
聞き覚えのあるどこか懐かしい声がルーナの耳に届く。
・・・ソル!
ふらふらとその声のする方向へと歩き出そうとするルーナ。
その腕をロキエッタが慌てた様子で捕まえる。
「聞いてなかったの。離れてろって言ってるじゃない」
「で、でも」
力強く腕を掴む親友に、ルーナは諦めた様子で静かに座り込んだ。
向こうの壁際でソルたちは何やらゴソゴソとやっている。
囚われた少女たちは遠巻きにその様子を伺っていた。
「大丈夫なのそれ?」
ヒソヒソとだがソルが心配そうにコーモスに尋ねているのが聞こえてくる。
何をしようとしているのだろうか。
暗闇のせいでよくは見えないが、ルーナは二人の様子をじっと見守っていた。
何かを設置し終わった様子の二人は立ち上がり暗闇の中に声を投げかけた。
「みんな、目と耳を塞いでくれ。今からこの壁を吹き飛ばす。大きな音がすると思うけど、大丈夫だから」
コーモスはそう言うとすぐさまジュッと火花を散らし、設置した何かに点火した。
慌ててその場から駆け出す二人。
うっすら煙を燻らせながら、シューっと火花が散っていく。
暗闇の中、その様子をぼんやりと眺めていたルーナであったが、火花がプツンと消えた瞬間、ハッと我に帰り慌てて耳を塞ぎ目をぎゅっと瞑った。
すぐに、瞼の向こうで強烈な光が炸裂し塞いだ耳をつん裂くほどの轟音が鳴り響いた。
すぐに粉塵を纏った生ぬるい風が全身に吹き付けてくる。
パラパラと塵が舞い落ちる音以外には、何の音もなく静かな静寂に包まれる室内。
恐る恐る目を開けると、パッと室内が明るくなっておりもうもうと煙が立ち込めていた。
壁には大きな穴が開いているようで、室内に吹き込んでくる風によって徐々に視界が良くなっていく。
「さぁ、早くここから逃げて」
コーモスはそう言うと早速囚われていた少女たちを誘導し始める。
「このまま真っ直ぐ行けばすぐにドゥロルパに辿り着く。そこまで行くんだ」
おずおずと立ち上がった少女たちはゆっくりとだが、一人また一人と暗闇から逃れるべくその大穴へと飛び込んでいく。
すぐに皆がそこに押し寄せパニック状態に陥るが、ソルがその集団に優しく声を掛ける。
「ゆっくり焦らないで。大丈夫。海賊たちが追ってくることはないから、安心してください」
あぁ・・・やっぱりソルが助けに来てくれた。
ルーナはロキエッタと共にゆらゆらと立ち上がるとソルと思わしき人影に近づいていく。
「約束したわよね、ロキー。ソルが助けに来てくれたわよ」
泣き出しそうな笑顔でそう言うとロキエッタはやれやれ、と言った様子で微笑んだ。
「どうやらそのようね。いいわ、今度一緒にうちに遊びにいらっしゃい。盛大におもてなししてあげるわ」
ロキエッタの目には涙が浮かんでいた。
外から差し込む光に反射した雫はキラキラと輝き、弱々しく微笑むロキエッタの顔を美しく照らした。
「ソル!」
ルーナは目の前で少女たちを優しく誘導するソルに声をかけた。
キョロキョロと自分の名前を呼んだ声の主を探すソル。
ルーナはそんなソルに思わず駆け寄り飛びついた。避難していた少女たちが驚いた様子で振り返るが、そんな視線は全くといっていいほど気にならなかった。
ただただこの窮地から救われたこと、救ってくれたのがソルであったことが嬉しくルーナは脇目も振らず飛び込んだ。
「うわ!」
驚いた様子でルーナの身を受け止めたソルは、自らの腕の中にルーナがいることがわかると今にも泣き出しそうな顔をして笑った。
「ルーナ!遅くなってごめんね。無事でよかった」
そう言って優しくルーナのことを抱きしめたソルは、すぐに照れた様子でゆっくりと身を離した。
「とりあえずここから出よう」
ルーナが口を開く前にソルはそう言ってゆっくりとルーナの背中を押す。
名残惜しそうにしながらも、わらわらと避難していく少女たちに紛れて押し出されていく。
ロキエッタも避難していく少女たちに混じって暗闇の中から抜け出していく。
ソルは恐らく気がついていないことだろう。ルーナの方を見据えたままだ。
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