21 / 57
〜20章〜
嵐の予感
しおりを挟む
雲一つない空に鳥の群れが羽ばたいている。
いつもと変わり映えのない時間が流れている。
肩に抱えた木材を下ろし、大きく伸びをしながらその空気を存分に吸い込いこんだ。
「ちんたらすんな!さっさとしろ」
戦士隊長のベラトルに早速どやされて、コーモスは威勢よく返事を返した。担いだ木材が肩に食い込むが気にしている場合ではない。
「何ボケッとしてるんだお前さんは」
「すいません。つい」
コーモスは今、戦士隊長のベラトルと共に森へと続く道にある柵の修繕を行なっていた。
獣が迷い込んだのだろう。柵の一部が壊されていたのだ。
戦士隊とは名ばかりで、基本的には村の便利屋といったところである。
「おい、ハンマーよこせ」
コーモスは言われた通りハンマーを手渡すと、コーモスは綺麗に並べられた木の柵を器用に結びつけていく。
「それにしてもやっぱりなんかおかしいな。お前はどう思う?」
地面に次々と柵を打ち付けていく。その様はさすが戦士隊長といった様子で力強さに溢れている。
「ラールーの亡霊のことも気になります。どこかの荒くれ者たちが悪戯をしてるんじゃないでしょうか」
ふんっと力強くハンマーを打ち付け、ベラトルは鼻を鳴らした。
「プルヴィアの婆さんはダンマリを決め込んでやがる。普段は偉そうにしてるっていうのに、いざっていう時には篭りっきりだ。まったく」
先ほどよりも力強くハンマーを叩き下ろしたベラトルは「休憩だ」と言いドサリとその場に座り込んだ。
コーモスもその隣に腰を下ろし、二人でソロリルの枝を口にした。
ソロリルの枝は樹液がたくさん詰まっており、しゃぶると甘い汁がじわじわと溢れ出てくる。疲れた体にはうってつけだ。
「変なことばかりだよな。機械人間が現れたと思ったら、今度は亡霊犬だ。誰がどう見ても不吉なことの前兆じゃねぇか」
ギリギリとソロリルの枝を噛み締める勢いでベラトルは不満げに言った。
「それに最近じゃ漁の具合も良くねぇ。海の神様が怒ってらっしゃるんだ」
話半分にベラトルの話を聞いていたコーモスだったが、自身が遭遇した亡霊に思いを馳せていた。
あれは何だったのだろうか。
今まで見たことも聞いたこともないものであった。
この世のものとは思えない悍ましい鳴き声が耳から離れない。
「おい、もうこっちは良い。漁船の方を手伝ってやれ」
加えていた枝を遠くの方へと投げやり、ベラトルは立ち上がった。
コーモスは言われた通り、港の方へと歩き出す。
「タタリアによろしく伝えてくれ」
背後からベラトルが声を掛ける。コーモスは頷き、どやされる前に走り出した。
港まで辿り着くと水平線の彼方に村の漁船が漂っているのが見えた。
普段であればここにルーナ、そして機械人間がいるのだが彼らはまだ帰ってきていない。
漁船が到着するまでの間、コーモスは一眠りすることにした。
今日は朝からこき使われっぱなしだったのだ。これくらいの休息を取っても罰は当たらないだろう。
木陰に身を横たえ、静かに目を閉じる。
ひんやりとした空気が流れ、頬をくすぐる風が心地よい。
今日は村がどことなく静かだ。
そんなことをぼんやりと考えながらゆっくりと体が沈み込んでいくのを感じる。
どっと疲労が押し寄せ、あっという間に夢の世界へと落ちていった。
ざわざわと周りが騒がしい。
朝から働き詰めで疲れてるんだ。静かにしてくれ。
と、突如轟音が鳴り響き、コーモスは慌てて飛び起きた。
あたりを見回すが特に変わりはない。
海の方へと目を向けると村の漁船がもう到着する頃だった。
よくよく目を凝らして見てみると、なんと船から煙が立ち登っているではないか。
漁船の背後に二隻の船がまとわりつくようにして漂っている。
「襲撃か!」
コーモスは桟橋の方へと走りかけ、ひたと立ち止まった。
戦士長を呼びにいかねば。そう思い、来た道を全速力で駆け抜ける。
すぐにベラトルも慌てた様子で駆けてきた。
「何があった!」
コーモスが漁船が襲撃にあってることを告げると、ベラトルはすぐさま走り出した。
「村の人間の避難をさせろ!俺は戦士隊を集める!」
ベラトルの背中を追い、大声で叫んだ。
「襲撃だ!みんな森へ逃げろ!」
バタバタと人たちが家から出てくる。
「どうした、何があった!」
「襲撃です!海の方から。みんなを連れて森まで逃げてください」
皆慌てた様子でバタバタと家から飛び出してくる。
「襲撃です!森へ避難してください」
村の戦士隊はすぐに集結していた。
皆肩に槍やら斧やらを抱えて神妙な顔つきで立ち尽くしている。
コーモスもその集団に合流し、ベラトルの指示を待った。
「カロリア、それとアージェルム。お前たちは避難誘導を頼む。避難が完了したら、森の入り口の警備を頼む。森に侵入しようとする奴らがいたら叩き割ってやれ」
誘導を任された二人の男は拳を突き上げ、村の中へと駆けていった。若い二人だが、しっかりとやってくれるだろう。避難誘導を始めた二人を見ながらコーモスはソワソワと落ち着かない心をなんとか宥めるため、深呼吸をした。
「ゾンバン、何人か連れて漁船の方を頼む。怪我人も出てるだろうから彼らの避難と手当を。その他のものは港で賊を迎え撃つ。遠慮することはない。上陸される前に沈めるぞ。」
各自持ち場につくべく散らばっていった。
コーモスは皆と共に襲撃に備え、投石の準備に取りかかった。
木のつるを集め、その先に拳大ほどの石をくくりつける。村に上陸される前に船を沈められたらと思うが、なかなかに難しいことだろう。
また海賊は大砲を有していると思われ、戦力差は明らかだ。
それでもやらねばならない。大切な故郷を守るためだ。
石をくくりつける手に自然と力がこもる。
ふと丘の方を見上げると、プルヴィアを中心に村の魔法使いたちが円陣を組んでいた。
すぐにぶつぶつと魔法を唱え始めている。
彼らの力も借りてどうにかこの苦境を乗り切れれば良いが。
さまざまな感情が心の中を渦巻くが、その時は刻一刻と近づいていくる。
と、突如背中を誰かに叩かれた。
「コーモス。緊張しているのか」
振り返るとそこには戦士長のベラトルがニヤリとした顔で立っていた。
「少し」
短くそう答えると、そんなコーモスを見てベラトルが大声を上げて笑い出した。
「何も心配することはない。万が一上陸されたら奴らの頭をかち割ってやればいいんだ。危なくなったら逃げろ、いいな。犬死する必要なんてないからな。背中は俺が守ってやる」
豪快に笑いながらグルングルンと肩を回している。
そんな戦士長に背中を押され、コーモスもやっと腹が決まった。
来るなら来い。
コーモスは水平線上に浮かぶ二隻の船を睨みつけその時を待った。
いつもと変わり映えのない時間が流れている。
肩に抱えた木材を下ろし、大きく伸びをしながらその空気を存分に吸い込いこんだ。
「ちんたらすんな!さっさとしろ」
戦士隊長のベラトルに早速どやされて、コーモスは威勢よく返事を返した。担いだ木材が肩に食い込むが気にしている場合ではない。
「何ボケッとしてるんだお前さんは」
「すいません。つい」
コーモスは今、戦士隊長のベラトルと共に森へと続く道にある柵の修繕を行なっていた。
獣が迷い込んだのだろう。柵の一部が壊されていたのだ。
戦士隊とは名ばかりで、基本的には村の便利屋といったところである。
「おい、ハンマーよこせ」
コーモスは言われた通りハンマーを手渡すと、コーモスは綺麗に並べられた木の柵を器用に結びつけていく。
「それにしてもやっぱりなんかおかしいな。お前はどう思う?」
地面に次々と柵を打ち付けていく。その様はさすが戦士隊長といった様子で力強さに溢れている。
「ラールーの亡霊のことも気になります。どこかの荒くれ者たちが悪戯をしてるんじゃないでしょうか」
ふんっと力強くハンマーを打ち付け、ベラトルは鼻を鳴らした。
「プルヴィアの婆さんはダンマリを決め込んでやがる。普段は偉そうにしてるっていうのに、いざっていう時には篭りっきりだ。まったく」
先ほどよりも力強くハンマーを叩き下ろしたベラトルは「休憩だ」と言いドサリとその場に座り込んだ。
コーモスもその隣に腰を下ろし、二人でソロリルの枝を口にした。
ソロリルの枝は樹液がたくさん詰まっており、しゃぶると甘い汁がじわじわと溢れ出てくる。疲れた体にはうってつけだ。
「変なことばかりだよな。機械人間が現れたと思ったら、今度は亡霊犬だ。誰がどう見ても不吉なことの前兆じゃねぇか」
ギリギリとソロリルの枝を噛み締める勢いでベラトルは不満げに言った。
「それに最近じゃ漁の具合も良くねぇ。海の神様が怒ってらっしゃるんだ」
話半分にベラトルの話を聞いていたコーモスだったが、自身が遭遇した亡霊に思いを馳せていた。
あれは何だったのだろうか。
今まで見たことも聞いたこともないものであった。
この世のものとは思えない悍ましい鳴き声が耳から離れない。
「おい、もうこっちは良い。漁船の方を手伝ってやれ」
加えていた枝を遠くの方へと投げやり、ベラトルは立ち上がった。
コーモスは言われた通り、港の方へと歩き出す。
「タタリアによろしく伝えてくれ」
背後からベラトルが声を掛ける。コーモスは頷き、どやされる前に走り出した。
港まで辿り着くと水平線の彼方に村の漁船が漂っているのが見えた。
普段であればここにルーナ、そして機械人間がいるのだが彼らはまだ帰ってきていない。
漁船が到着するまでの間、コーモスは一眠りすることにした。
今日は朝からこき使われっぱなしだったのだ。これくらいの休息を取っても罰は当たらないだろう。
木陰に身を横たえ、静かに目を閉じる。
ひんやりとした空気が流れ、頬をくすぐる風が心地よい。
今日は村がどことなく静かだ。
そんなことをぼんやりと考えながらゆっくりと体が沈み込んでいくのを感じる。
どっと疲労が押し寄せ、あっという間に夢の世界へと落ちていった。
ざわざわと周りが騒がしい。
朝から働き詰めで疲れてるんだ。静かにしてくれ。
と、突如轟音が鳴り響き、コーモスは慌てて飛び起きた。
あたりを見回すが特に変わりはない。
海の方へと目を向けると村の漁船がもう到着する頃だった。
よくよく目を凝らして見てみると、なんと船から煙が立ち登っているではないか。
漁船の背後に二隻の船がまとわりつくようにして漂っている。
「襲撃か!」
コーモスは桟橋の方へと走りかけ、ひたと立ち止まった。
戦士長を呼びにいかねば。そう思い、来た道を全速力で駆け抜ける。
すぐにベラトルも慌てた様子で駆けてきた。
「何があった!」
コーモスが漁船が襲撃にあってることを告げると、ベラトルはすぐさま走り出した。
「村の人間の避難をさせろ!俺は戦士隊を集める!」
ベラトルの背中を追い、大声で叫んだ。
「襲撃だ!みんな森へ逃げろ!」
バタバタと人たちが家から出てくる。
「どうした、何があった!」
「襲撃です!海の方から。みんなを連れて森まで逃げてください」
皆慌てた様子でバタバタと家から飛び出してくる。
「襲撃です!森へ避難してください」
村の戦士隊はすぐに集結していた。
皆肩に槍やら斧やらを抱えて神妙な顔つきで立ち尽くしている。
コーモスもその集団に合流し、ベラトルの指示を待った。
「カロリア、それとアージェルム。お前たちは避難誘導を頼む。避難が完了したら、森の入り口の警備を頼む。森に侵入しようとする奴らがいたら叩き割ってやれ」
誘導を任された二人の男は拳を突き上げ、村の中へと駆けていった。若い二人だが、しっかりとやってくれるだろう。避難誘導を始めた二人を見ながらコーモスはソワソワと落ち着かない心をなんとか宥めるため、深呼吸をした。
「ゾンバン、何人か連れて漁船の方を頼む。怪我人も出てるだろうから彼らの避難と手当を。その他のものは港で賊を迎え撃つ。遠慮することはない。上陸される前に沈めるぞ。」
各自持ち場につくべく散らばっていった。
コーモスは皆と共に襲撃に備え、投石の準備に取りかかった。
木のつるを集め、その先に拳大ほどの石をくくりつける。村に上陸される前に船を沈められたらと思うが、なかなかに難しいことだろう。
また海賊は大砲を有していると思われ、戦力差は明らかだ。
それでもやらねばならない。大切な故郷を守るためだ。
石をくくりつける手に自然と力がこもる。
ふと丘の方を見上げると、プルヴィアを中心に村の魔法使いたちが円陣を組んでいた。
すぐにぶつぶつと魔法を唱え始めている。
彼らの力も借りてどうにかこの苦境を乗り切れれば良いが。
さまざまな感情が心の中を渦巻くが、その時は刻一刻と近づいていくる。
と、突如背中を誰かに叩かれた。
「コーモス。緊張しているのか」
振り返るとそこには戦士長のベラトルがニヤリとした顔で立っていた。
「少し」
短くそう答えると、そんなコーモスを見てベラトルが大声を上げて笑い出した。
「何も心配することはない。万が一上陸されたら奴らの頭をかち割ってやればいいんだ。危なくなったら逃げろ、いいな。犬死する必要なんてないからな。背中は俺が守ってやる」
豪快に笑いながらグルングルンと肩を回している。
そんな戦士長に背中を押され、コーモスもやっと腹が決まった。
来るなら来い。
コーモスは水平線上に浮かぶ二隻の船を睨みつけその時を待った。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
悠久のクシナダヒメ 「日本最古の異世界物語」 第一部
Hiroko
ファンタジー
異世界に行けると噂の踏切。
僕と友人の美津子が行きついた世界は、八岐大蛇(やまたのおろち)が退治されずに生き残る、奈良時代の日本だった。
現在と過去、現実と神話の世界が入り混じる和の異世界へ。
流行りの異世界物を私も書いてみよう!
と言うことで書き始めましたが、どうしようかなあ。
まだ書き始めたばかりで、この先どうなるかわかりません。
私が書くと、どうしてもホラーっぽくなっちゃうんですよね。
なんとかなりませんか?
題名とかいろいろ模索中です。
なかなかしっくりした題名を思いつきません。
気分次第でやめちゃうかもです。
その時はごめんなさい。
更新、不定期です。
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる