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〜18章〜
魔法の言葉
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「ねぇ。あれシェズじゃない?」
ヒソヒソと耳元でルーナが呟く。
二人の後ろをテムの魔女の黒猫がついてきているようだ。
「声かけてみようか」
ソルはニヤリとして後ろを振り返ると「おーい!」と大声で呼びかけた。
黒猫はソルの声に一切の興味を示すことはなく、ただ道草を食っている。
「まぁいいわ。私たちは私たちでさっさと帰りましょう」
二人は魔女の住む谷テムを出てから、どれほど歩いただろうか。
ジメジメとした道はいつしか開け、颯爽とした大空の下を歩いていた。
二人は木陰に腰を下ろし少しばかり休憩をすることにした。
「どう?自由に話せるようになった気分は?」
足元に転がる小枝を拾い、優雅に振りながらそう尋ねる。
「うん、すごくいいよ。快適快適」
思わず手も同時に動いてしまい、気恥ずかしさを誤魔化すようにへへへ、と笑う。
「ふふふ。シニーに感謝ね」
ぴゅっと木の枝を投げると、その枝は重力に逆らいスーッと飛んでいき、やがてすぐに見えなくなった。
「それも魔法なの?」
非科学的なことは一才信用していなかったソルだが、魔女に出会い魔法猫と心で会話をしたことにより、今では自然と『魔法』というものを受け入れられるようになっていた。
「今のは魔法ってほどじゃないわ。本物の魔法はもっとすごいのよ」
見てて、とルーナが地面を手で掘り始めた。
何が始まるのだろう、とその様子を眺めていると、ルーナは小さく窪んだ地面に向かって手をかざし一言呟いた。
「エイル・ビズ・モタ」
するとその窪んだ地面がじんわりと湿り始め、やがてほんの僅かばかりの水溜まりができた。
「すごい!」
感嘆の声を上げるソルを見て、ルーナは「大したことじゃないわ」と呟くがその表情はどこか誇らしげだ。
「ソルさ、やっぱり故郷から離れてるって寂しい?」
ルーナがふと思い立ったように質問を投げかける。その顔はどこか思い詰めたような表情をしている気がする。
「んー。少しだけ。けど、今まで見たこともないようなことばかりで楽しいよ。冒険しているみたいで毎日ワクワクしてる」
「そっか。けど、早く帰りたいでしょ?」
ルーナがおずおずと尋ねる。なんだかいつものふざけた調子がなく、どこかやりづらい。
「んー。家族は心配しているだろうし、早く帰れるに越したことないんだろうけどね。本当ならいつでもこっちにふらっと遊びに来れればいいんだけどね」
なかなか難しいよね、とソルは笑った。
ルーナは曖昧に微笑みを返し、「そろそろ行こっか」と立ち上がった。
まばらに雑草が生い茂る道の先にある町を目指して歩き始める。
「そういえば、虹って知ってるって前に聞いたと思うんだけどさ」
とソルが話しかける。ルーナは「石のこと、って訳じゃないのよね?」と相槌を打つ。
「水に光が反射してたくさんの光が集まった大きな橋みたいなのが空にかかるんだよね、虹って」
「へー、すごい綺麗そう」
「きっとね。虹を作り出してみようって友達と実験したことあったんだけど、ダメだったね」
親友のトットとの思い出を思い出し、少しだけ胸が締め付けられたソルだったが、今は考えても仕方がないのでぐっと胸の奥に押し留めた。
そんな様子を勘ぐられたくはなかったソルはルーナに一つ、意地の悪い提案をしてみることにした。
「ルーナさ、泣いてみてよ。虹が出るかも」
ニヤニヤとルーナの方を伺うと、ピシャリと頭を叩かれた。
「いてっ」
「嫌よ。自分で泣けばいいじゃない」
ふんっと鼻を鳴らし、スタスタと行ってしまった。
「そんなに怒ることかなぁ」
叩かれた頭をさすりながらルーナの後を追う。
「ごめん、冗談だよ」
毅然とした態度で歩き続けるルーナの背中にそう言い放つが、その歩みを先ほどよりも加速したように思える。
「そんなに怒ることないじゃないか」
必死に追いつきルーナに謝り続けるソル。ルーナはジロリとソルを睨むと、一言「言葉遣いには気をつけなさい」と言い放った。
その目はあまりにも冷たくソルは思わず身震いした。
「ほんの冗談なんだって」
とルーナの前に立ちはだかり頭を下げるソル。
ルーナはふんと顎を突き上げ、無視を決め込んでいる。
何がそんなに逆鱗を逆撫でしてまったのだろうか。
訳もわからず平謝りを繰り返すしかなかった。
そんな様子のソルを見て、突如ルーナが大声で笑い始めた。
今度はなんだ、と思わず身構える。
ルーナは腹を抱えて今にも笑い転げそうだ。
「ソル。いやね、冗談よ。そんなに悲しそうな顔しないでよ」
笑いすぎて目から溢れ出た涙を拭い、「はい、涙」とソルにその雫を突き出し、またもや爆笑し始めた。
またまたソルはからかわれていたようだ。
「なんだよ、こっちは真剣だったっていうのに」
意地悪をしようとしてそれをさらに意地悪で返され機嫌を損ねたソルは、憤慨し一人でに歩き始めた。
「あはは、あなたって本当に面白いわね」
いまだに笑いが止まる様子はなく、クックックっと腹を抱えながら溢れ出る笑いを必死に抑えようとしている。
「ごめんごめん。なんか意地の悪い顔してたから、ちょっと意地悪してみたくなっちゃったの」
先ほどのソルのように、目の前に立ちはだかり必死に謝罪をするルーナであったが、その顔にはいまだにニヤニヤが見え隠れしており、ソルはその謝罪を拒否した。
「でもね、ソル。言葉には本当に気をつけないとダメよ。」
ソルの顔を横から伺いながらそう言うルーナ。
ソルはふん、とへそを曲げたままだ。
「言葉にはね、魔法が込められているの。だから良くないことは簡単に口にするものじゃないわ」
ルーナのその言葉にソルは立ち止まり、深く息を吐いた。
「じゃあお互い様だな。ごめんね」
ソルの唐突の真摯な謝罪に面食らったルーナは、一瞬口をパクパク動かしていたがやがてすぐに謝罪の言葉を口にした。
「こちらこそ、ごめんなさい」
元々喧嘩をするつもりがなかった二人は、互いの間に一瞬だけ流れた不穏な空気をさっと取り払い、やがていつもの調子に戻っていった。
「虹ってどんな形をしてるのかしら。私もいつか見てみたいな」
ルーナはふとそんなことを口にした。
ソルは小枝を拾い上げると、しゃがみ込み地面に虹の絵を描き始めた。
ルーナも興味津々といった様子でソルの描く虹の絵を覗き込む。
「こんな感じらしいよ」
七本のアーチが重なるようにして描かれており、その周りには雲が浮かんでいるようだ。
「ソル、あなたって絵心ないのね。意外だったわ」
ケラケラと笑いこけるルーナをソルは冷めた目で見返す。
「絵は苦手なんだ。僕の国では思い浮かべたものをそのまま写真にできるし。」
地面に書いた絵を足でさっと消すと、ブスッと遠くを見つめた。
「ごめんごめん」とソルから小枝を受け取ると、今度はルーナが地面に絵を描き始めた。「そんなに便利だから絵が下手になっちゃうのよ」と歌うように言いながら、サラサラと何かを描いていく。
「ほら、見て」とものの数分で自信満々な様子のルーナ。
地面に描かれた絵を覗いてみると、そこには自分の顔の絵が描かれていた。写真ほど正確ではないが、確かにソルの特徴をうまく掴めており、それは確かに上手と手放しで言っていいほどのレベルであった。
「すごいな。よくこんなに細かく描けるね」
ふふん、と鼻を鳴らし胸を張る。
「素直なソル君のためにもう一つ、いいものを見せてあげましょう」
そう言うと咳払いを一つ、その絵に手をかざしまたもや何やら呪文のようなものを呟いた。
「エイル・ビズ・モタ」
ルーナの描いた絵が段々と湿り気をおび、やがてゆっくりと水に飲み込まれていった。
「あーあ、消えちゃった」
絵が消えてしまったあたりを残念そうに見つめるソルに「ここからよ」とニヤリと笑い再び何やら呪文を唱えた。
「コズ・ビズ・モタ」
ルーナがそう呟くとソルの似顔絵をかき消した水がゆっくりと回転し始め、やがて先ほどの絵が浮かび上がってきた。
「わっ、すごい!」
ルーナはそっと笑い、それでもその絵をいまだに凝視している。
やがて浮かび上がったソルの似顔絵がゆっくりと動き始めた。
「えっ!すごい。どうなってるんだ。」
ルーナの描いたソルの似顔絵は、今ではまるで生きているかのように表情を変えている。
ふと気がつくと魔法の黒猫シェズが近くに来ており、興味深そうに似顔絵を眺めている。
ぺろぺろとその水を舐め始めると、やがてその絵はただの水溜りに戻っていった。
ルーナは嬉しそうに一言呟いた。
「これが魔法」
「にゃー」とシェズが鳴きルーナの膝下に寝転がった。
「やっとあなたも素直になったのねーよしよし」
と猫撫で声で黒猫の首元を撫でている。
わしゃわしゃと首筋を撫でられたその黒猫は、とても心地よさそうに目を細めていた。
ヒソヒソと耳元でルーナが呟く。
二人の後ろをテムの魔女の黒猫がついてきているようだ。
「声かけてみようか」
ソルはニヤリとして後ろを振り返ると「おーい!」と大声で呼びかけた。
黒猫はソルの声に一切の興味を示すことはなく、ただ道草を食っている。
「まぁいいわ。私たちは私たちでさっさと帰りましょう」
二人は魔女の住む谷テムを出てから、どれほど歩いただろうか。
ジメジメとした道はいつしか開け、颯爽とした大空の下を歩いていた。
二人は木陰に腰を下ろし少しばかり休憩をすることにした。
「どう?自由に話せるようになった気分は?」
足元に転がる小枝を拾い、優雅に振りながらそう尋ねる。
「うん、すごくいいよ。快適快適」
思わず手も同時に動いてしまい、気恥ずかしさを誤魔化すようにへへへ、と笑う。
「ふふふ。シニーに感謝ね」
ぴゅっと木の枝を投げると、その枝は重力に逆らいスーッと飛んでいき、やがてすぐに見えなくなった。
「それも魔法なの?」
非科学的なことは一才信用していなかったソルだが、魔女に出会い魔法猫と心で会話をしたことにより、今では自然と『魔法』というものを受け入れられるようになっていた。
「今のは魔法ってほどじゃないわ。本物の魔法はもっとすごいのよ」
見てて、とルーナが地面を手で掘り始めた。
何が始まるのだろう、とその様子を眺めていると、ルーナは小さく窪んだ地面に向かって手をかざし一言呟いた。
「エイル・ビズ・モタ」
するとその窪んだ地面がじんわりと湿り始め、やがてほんの僅かばかりの水溜まりができた。
「すごい!」
感嘆の声を上げるソルを見て、ルーナは「大したことじゃないわ」と呟くがその表情はどこか誇らしげだ。
「ソルさ、やっぱり故郷から離れてるって寂しい?」
ルーナがふと思い立ったように質問を投げかける。その顔はどこか思い詰めたような表情をしている気がする。
「んー。少しだけ。けど、今まで見たこともないようなことばかりで楽しいよ。冒険しているみたいで毎日ワクワクしてる」
「そっか。けど、早く帰りたいでしょ?」
ルーナがおずおずと尋ねる。なんだかいつものふざけた調子がなく、どこかやりづらい。
「んー。家族は心配しているだろうし、早く帰れるに越したことないんだろうけどね。本当ならいつでもこっちにふらっと遊びに来れればいいんだけどね」
なかなか難しいよね、とソルは笑った。
ルーナは曖昧に微笑みを返し、「そろそろ行こっか」と立ち上がった。
まばらに雑草が生い茂る道の先にある町を目指して歩き始める。
「そういえば、虹って知ってるって前に聞いたと思うんだけどさ」
とソルが話しかける。ルーナは「石のこと、って訳じゃないのよね?」と相槌を打つ。
「水に光が反射してたくさんの光が集まった大きな橋みたいなのが空にかかるんだよね、虹って」
「へー、すごい綺麗そう」
「きっとね。虹を作り出してみようって友達と実験したことあったんだけど、ダメだったね」
親友のトットとの思い出を思い出し、少しだけ胸が締め付けられたソルだったが、今は考えても仕方がないのでぐっと胸の奥に押し留めた。
そんな様子を勘ぐられたくはなかったソルはルーナに一つ、意地の悪い提案をしてみることにした。
「ルーナさ、泣いてみてよ。虹が出るかも」
ニヤニヤとルーナの方を伺うと、ピシャリと頭を叩かれた。
「いてっ」
「嫌よ。自分で泣けばいいじゃない」
ふんっと鼻を鳴らし、スタスタと行ってしまった。
「そんなに怒ることかなぁ」
叩かれた頭をさすりながらルーナの後を追う。
「ごめん、冗談だよ」
毅然とした態度で歩き続けるルーナの背中にそう言い放つが、その歩みを先ほどよりも加速したように思える。
「そんなに怒ることないじゃないか」
必死に追いつきルーナに謝り続けるソル。ルーナはジロリとソルを睨むと、一言「言葉遣いには気をつけなさい」と言い放った。
その目はあまりにも冷たくソルは思わず身震いした。
「ほんの冗談なんだって」
とルーナの前に立ちはだかり頭を下げるソル。
ルーナはふんと顎を突き上げ、無視を決め込んでいる。
何がそんなに逆鱗を逆撫でしてまったのだろうか。
訳もわからず平謝りを繰り返すしかなかった。
そんな様子のソルを見て、突如ルーナが大声で笑い始めた。
今度はなんだ、と思わず身構える。
ルーナは腹を抱えて今にも笑い転げそうだ。
「ソル。いやね、冗談よ。そんなに悲しそうな顔しないでよ」
笑いすぎて目から溢れ出た涙を拭い、「はい、涙」とソルにその雫を突き出し、またもや爆笑し始めた。
またまたソルはからかわれていたようだ。
「なんだよ、こっちは真剣だったっていうのに」
意地悪をしようとしてそれをさらに意地悪で返され機嫌を損ねたソルは、憤慨し一人でに歩き始めた。
「あはは、あなたって本当に面白いわね」
いまだに笑いが止まる様子はなく、クックックっと腹を抱えながら溢れ出る笑いを必死に抑えようとしている。
「ごめんごめん。なんか意地の悪い顔してたから、ちょっと意地悪してみたくなっちゃったの」
先ほどのソルのように、目の前に立ちはだかり必死に謝罪をするルーナであったが、その顔にはいまだにニヤニヤが見え隠れしており、ソルはその謝罪を拒否した。
「でもね、ソル。言葉には本当に気をつけないとダメよ。」
ソルの顔を横から伺いながらそう言うルーナ。
ソルはふん、とへそを曲げたままだ。
「言葉にはね、魔法が込められているの。だから良くないことは簡単に口にするものじゃないわ」
ルーナのその言葉にソルは立ち止まり、深く息を吐いた。
「じゃあお互い様だな。ごめんね」
ソルの唐突の真摯な謝罪に面食らったルーナは、一瞬口をパクパク動かしていたがやがてすぐに謝罪の言葉を口にした。
「こちらこそ、ごめんなさい」
元々喧嘩をするつもりがなかった二人は、互いの間に一瞬だけ流れた不穏な空気をさっと取り払い、やがていつもの調子に戻っていった。
「虹ってどんな形をしてるのかしら。私もいつか見てみたいな」
ルーナはふとそんなことを口にした。
ソルは小枝を拾い上げると、しゃがみ込み地面に虹の絵を描き始めた。
ルーナも興味津々といった様子でソルの描く虹の絵を覗き込む。
「こんな感じらしいよ」
七本のアーチが重なるようにして描かれており、その周りには雲が浮かんでいるようだ。
「ソル、あなたって絵心ないのね。意外だったわ」
ケラケラと笑いこけるルーナをソルは冷めた目で見返す。
「絵は苦手なんだ。僕の国では思い浮かべたものをそのまま写真にできるし。」
地面に書いた絵を足でさっと消すと、ブスッと遠くを見つめた。
「ごめんごめん」とソルから小枝を受け取ると、今度はルーナが地面に絵を描き始めた。「そんなに便利だから絵が下手になっちゃうのよ」と歌うように言いながら、サラサラと何かを描いていく。
「ほら、見て」とものの数分で自信満々な様子のルーナ。
地面に描かれた絵を覗いてみると、そこには自分の顔の絵が描かれていた。写真ほど正確ではないが、確かにソルの特徴をうまく掴めており、それは確かに上手と手放しで言っていいほどのレベルであった。
「すごいな。よくこんなに細かく描けるね」
ふふん、と鼻を鳴らし胸を張る。
「素直なソル君のためにもう一つ、いいものを見せてあげましょう」
そう言うと咳払いを一つ、その絵に手をかざしまたもや何やら呪文のようなものを呟いた。
「エイル・ビズ・モタ」
ルーナの描いた絵が段々と湿り気をおび、やがてゆっくりと水に飲み込まれていった。
「あーあ、消えちゃった」
絵が消えてしまったあたりを残念そうに見つめるソルに「ここからよ」とニヤリと笑い再び何やら呪文を唱えた。
「コズ・ビズ・モタ」
ルーナがそう呟くとソルの似顔絵をかき消した水がゆっくりと回転し始め、やがて先ほどの絵が浮かび上がってきた。
「わっ、すごい!」
ルーナはそっと笑い、それでもその絵をいまだに凝視している。
やがて浮かび上がったソルの似顔絵がゆっくりと動き始めた。
「えっ!すごい。どうなってるんだ。」
ルーナの描いたソルの似顔絵は、今ではまるで生きているかのように表情を変えている。
ふと気がつくと魔法の黒猫シェズが近くに来ており、興味深そうに似顔絵を眺めている。
ぺろぺろとその水を舐め始めると、やがてその絵はただの水溜りに戻っていった。
ルーナは嬉しそうに一言呟いた。
「これが魔法」
「にゃー」とシェズが鳴きルーナの膝下に寝転がった。
「やっとあなたも素直になったのねーよしよし」
と猫撫で声で黒猫の首元を撫でている。
わしゃわしゃと首筋を撫でられたその黒猫は、とても心地よさそうに目を細めていた。
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