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〜28章〜
マーマレードボム
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「はい、これ」
シエロの両手は山積みになった得体の知れないものたちで溢れかえっていました。
その山のてっぺんにシニーが最後の一つをちょうど乗せたところでした。
「こんなにたくさん・・・どうしろと?」
ゴロリ、と一番上に乗せられたオレンジ色の球体が床に転がり落ちました。
「ちょっと!気をつけてよね。爆発したら危ないじゃない」
何やら物騒なことを口走る老婆に、シエロは呆れたようにため息をつきました。
かれこれ三時間は経ったでしょうか。
レタシモン卿の住処から戻りルーフェの救出のため、さまざまな魔法の品をこしらえていた魔女でしたが、ついに、やっとのこと、終わったようです。
額に汗を浮かべそれでも満足げな表情を浮かべる魔女は、床に落ちたボールを拾い上げると、いたずらっ子のようにペロリと舌を出して見せました。
「冗談よ。これはマーマーレードの爆弾。万が一、あの変態の手下にでも遭遇したら投げつけてみて」
シニーはニヤリと片側の口角を上げ、腰に下げたいつもの巾着袋の中にそのオレンジの色の球体を収めると、シエロの方へと差し出しました。
「これは部屋の鍵を開ける魔法が練り込まれているから、部屋の前に着いたら、このボールを思いっっきりドアノブに投げつけて。そうしたら鍵が開くはずよ」
そう言って濃い紫色をした球体を目の前で振りました。
そんなかんなで一つ一つに説明をしながら、シエロの腕の中で山積みになった魔法の品々を丁寧にその袋の中へと入れていきます。
丁寧な説明はありがたいのですが、いかんせん数が数です。
シエロは重要そうだと思われるものだけ、なんとか記憶に留めておくことにしました。
「よし。これでいいわね」
そう満足げに老婆は呟き、魔法の品々が詰まった巾着袋をシエロへと、と思いきやパタムールへと手渡しました。
「有能な助手役ね」
キラリと輝くウィンクを受け取ったパタムールは、敬礼のポーズです。
さぁ、いよいよ、救出の準備が整ったようです。
シエロたち一行は頷き合うと、レタシモン卿の住処がある浜へと勇んで戻っていきました。
「よし。俺たちも行こう」
シエロとパタムールは老婆がレタシモン卿の住処へと再び招き入れられるのを確認したのち、自分たちもいざお邪魔しよう、とゆっくりとガラス張りの建物へと近づいていきました。
もうすぐ目と鼻の先というところで静かに身を潜めたかと思うと、パタムールが何やら薄べったい琥珀色の石を取り出しました。
すぐ足元にその石を突き刺し三度撫でると、なんとその琥珀色をした石は二人を覆うかのようにメキメキと反り立っていきました。
「わーお、すげーな。これで向こうからは見えないんだろ?魔法って不思議だなぁ」
コツコツと琥珀色の壁を叩いたパタムールは好奇心が刺激されたようで、早くも次の魔法の品を試したくてウズウズしているようでした。
そうしてしばらくその建物の様子を伺っていると、来ました!シニーです。
ウッドデッキへと続くガラス戸を開けて出てきました。
すぐ隣にはあのレタシモン卿が優しげな微笑みを浮かべながら老婆に寄り添っています。
「はらわた煮えくり返っているんだろうな」
パタムールのその言葉にニヤリ、としたシエロは老婆たちが家の中へ引き返すのを見届けるとすぐさま行動に移りました。
二人は足音を立てないよう静かにガラス戸へと近づいていくと、静かにその戸を開けました。
シニーが鍵を開けてくれていたのです。
中に誰もいないことを確認した二人はそっと、あのかの有名な『心臓喰らいの悪魔』の住処へと忍び入りました。
「うわ、めっちゃ高そうなものばっかりだなぁ。『心臓喰らい』って儲かるのか?」
パタムールは天井から垂れ下がる薔薇のような形をしたシャンデリアを見上げ、感嘆の声を上げています。
確かにお金のかかりそうなものばかりです。
一見すると、ただのお金持ちの別荘といった装いで、とても悪魔の館だとは思えません。
レタシモン卿にとって都合の良い隠れ蓑といったところでしょうか。
「いいから行くぞ」
今にもトロトロと歩き出しそうになっているパタムールを手繰り寄せたシエロは頭の中に地図を思い浮かべました。
リビングを抜け、奥の方にある細い廊下を行くと地下へと続く階段があります。
抜き足、差し足、忍び足。
二人はシニーがいるであろう部屋の前を静かに通り過ぎました。
中からはなんだか賑やかな音楽と男性の笑い声が聞こえてきます。
そして何やら美味しそうな香りがぷんぷんと漂ってきました。
「この匂いは、アップルパイか!」
シエロの心の声を聴いたかのようにパタムールが呟きました。
少しばかりのイライラを抑え、まるで盗人のように目的の場所を目指します。
シニーの描いた地図の通り、地下へと続く階段へすんなりと辿り着くことができました。
階段の下は薄暗くよく見えません。どうなっているのでしょうか。
シエロは少しばかりの恐怖心を飲み込み、意を決してその階段を降りていきます。
なるべく音を立てないよう静かに歩みを進みていきますが、ギィギィと薄気味悪い音が鳴り響きます。
レタシモン卿にバレやしないかヒヤヒヤもんです。
階段を降りると、そこはいかにも『悪魔の館』といった装いの廊下が広がっていました。
石畳の廊下にはまるで血が染み込んだかのような赤黒い絨毯が敷かれています。
また、壁には等間隔に絵画が飾られており、蝋燭の灯火に照らされ怪しく光る額たちが一本の道を作り出しています。
その奥にはまるで虚無が広がっているかのように真っ暗で、気を抜くと魂が吸い込まれてしまいそうです。
シエロとパタムールは顔を見合わせ、ごくりと生唾を飲み込みました。
パタムールはシニーから預けられた巾着袋を背中から腹へと回すと、中から真っ白な四角い物体を取り出しました。
「なんだっけ、それ?」
シニーが確かに説明してくれたような気もしますが、なんて言っていたのか、もうよく覚えてはいません。
ふふん、とパタムールは自慢げに胸を張ると、その真っ白な四角い物体を振り始めました。
中に何か入っているようです。静かな気味の悪い廊下にカラカラと音が鳴り響きます。
何が起こるのだろう、と二人はじっと息を殺していると、その箱は次第に光を放ち始めました。そして、パカッとどこにあったのか蓋が開いたかと思うと、中から無数の真っ白な光が飛び出し、二人を取り囲むように漂います。
これで視界の確保はできました。
あとはシニーの指示通り、ルーフェの囚われている部屋まで行くだけです。
灯りを手にした二人はゆっくりと歩みを進めます。
壁に掛けられている絵画の女性たちは、まるで生きているかのようにじっとシエロたちのことを見つめています。
この廊下はどこまで続いているのでしょうか。
シニーの描いた地図によるともうそろそろ廊下の突き当たりに差し掛かるはずです。
そんなことを思いながらビクビクと歩いているシエロの腕を、突如何者かが掴みました。
「うわっ!」
まるでお化け屋敷のようです。
ハッとして振り返ると、なんとそこには額縁から身を乗り出した女性がおり、憤怒の形相でシエロのことを引き摺り込もうとしているではありませんか。
「は、離せ」
充血した目を怒らせ、額縁の中に広がる闇へと引き摺り込もうとするその女性はまるで亡霊のようです。ものすごい力でシエロの腕を掴んでいます。
「パ、パタムール!」
あまりの恐怖にシエロは身をすくませ、ただ抗うことしかできません。
どれだっけ、とパタムールは冷や汗を飛び散らせながら必死に巾着袋の中を漁っています。
あぁ、もうシエロの左腕の先が絵画の中へと入ってしまっています。
「ええい、もうこれだ!」
パタムールはそう言うとオレンジ色をした球体を、絵画の女性目掛けて投げつけました。
ベシャリ、と女性の額にぶつかりつぶれたかと思うと、中からドロドロとした液体が流れ落ちていきます。
その一瞬の隙をつき、シエロはなんとか絵画の女性の魔の手から逃れましたが、彼女は怒りのあまり額縁の中から出てこようと憤怒の形相です。
顔を伝い落ちていくオレンジ色のドロドロとした液体がその女性の口元へと流れ落ちた途端、その女性はうっとうめき声をあげて、慌てた様子で額縁の中へと退散していきます。
声にならない声を上げながら、顔を掻きむしるようにして暗闇の中を彷徨っています。
「た、助かった・・・」
シエロは腰を抜かし、その女性が額縁の中から消えていくのを呆然と見守っていました。
「シエロ、こ、ここはやばいからさっさと済ませちゃおうぜ」
パタムールの言う通りです。
この廊下には額縁に飾られた絵画がたくさん並んでいます。
いつなんどき、また絵画の中から襲ってくるかわかったものじゃありません。
シエロたちは薄暗い廊下をひた走り、ルーフェのいるであろう部屋を目指しました。
まるで悪夢の世界のようなその廊下に、ピエロの足音が寂しくこだましていました。
シエロの両手は山積みになった得体の知れないものたちで溢れかえっていました。
その山のてっぺんにシニーが最後の一つをちょうど乗せたところでした。
「こんなにたくさん・・・どうしろと?」
ゴロリ、と一番上に乗せられたオレンジ色の球体が床に転がり落ちました。
「ちょっと!気をつけてよね。爆発したら危ないじゃない」
何やら物騒なことを口走る老婆に、シエロは呆れたようにため息をつきました。
かれこれ三時間は経ったでしょうか。
レタシモン卿の住処から戻りルーフェの救出のため、さまざまな魔法の品をこしらえていた魔女でしたが、ついに、やっとのこと、終わったようです。
額に汗を浮かべそれでも満足げな表情を浮かべる魔女は、床に落ちたボールを拾い上げると、いたずらっ子のようにペロリと舌を出して見せました。
「冗談よ。これはマーマーレードの爆弾。万が一、あの変態の手下にでも遭遇したら投げつけてみて」
シニーはニヤリと片側の口角を上げ、腰に下げたいつもの巾着袋の中にそのオレンジの色の球体を収めると、シエロの方へと差し出しました。
「これは部屋の鍵を開ける魔法が練り込まれているから、部屋の前に着いたら、このボールを思いっっきりドアノブに投げつけて。そうしたら鍵が開くはずよ」
そう言って濃い紫色をした球体を目の前で振りました。
そんなかんなで一つ一つに説明をしながら、シエロの腕の中で山積みになった魔法の品々を丁寧にその袋の中へと入れていきます。
丁寧な説明はありがたいのですが、いかんせん数が数です。
シエロは重要そうだと思われるものだけ、なんとか記憶に留めておくことにしました。
「よし。これでいいわね」
そう満足げに老婆は呟き、魔法の品々が詰まった巾着袋をシエロへと、と思いきやパタムールへと手渡しました。
「有能な助手役ね」
キラリと輝くウィンクを受け取ったパタムールは、敬礼のポーズです。
さぁ、いよいよ、救出の準備が整ったようです。
シエロたち一行は頷き合うと、レタシモン卿の住処がある浜へと勇んで戻っていきました。
「よし。俺たちも行こう」
シエロとパタムールは老婆がレタシモン卿の住処へと再び招き入れられるのを確認したのち、自分たちもいざお邪魔しよう、とゆっくりとガラス張りの建物へと近づいていきました。
もうすぐ目と鼻の先というところで静かに身を潜めたかと思うと、パタムールが何やら薄べったい琥珀色の石を取り出しました。
すぐ足元にその石を突き刺し三度撫でると、なんとその琥珀色をした石は二人を覆うかのようにメキメキと反り立っていきました。
「わーお、すげーな。これで向こうからは見えないんだろ?魔法って不思議だなぁ」
コツコツと琥珀色の壁を叩いたパタムールは好奇心が刺激されたようで、早くも次の魔法の品を試したくてウズウズしているようでした。
そうしてしばらくその建物の様子を伺っていると、来ました!シニーです。
ウッドデッキへと続くガラス戸を開けて出てきました。
すぐ隣にはあのレタシモン卿が優しげな微笑みを浮かべながら老婆に寄り添っています。
「はらわた煮えくり返っているんだろうな」
パタムールのその言葉にニヤリ、としたシエロは老婆たちが家の中へ引き返すのを見届けるとすぐさま行動に移りました。
二人は足音を立てないよう静かにガラス戸へと近づいていくと、静かにその戸を開けました。
シニーが鍵を開けてくれていたのです。
中に誰もいないことを確認した二人はそっと、あのかの有名な『心臓喰らいの悪魔』の住処へと忍び入りました。
「うわ、めっちゃ高そうなものばっかりだなぁ。『心臓喰らい』って儲かるのか?」
パタムールは天井から垂れ下がる薔薇のような形をしたシャンデリアを見上げ、感嘆の声を上げています。
確かにお金のかかりそうなものばかりです。
一見すると、ただのお金持ちの別荘といった装いで、とても悪魔の館だとは思えません。
レタシモン卿にとって都合の良い隠れ蓑といったところでしょうか。
「いいから行くぞ」
今にもトロトロと歩き出しそうになっているパタムールを手繰り寄せたシエロは頭の中に地図を思い浮かべました。
リビングを抜け、奥の方にある細い廊下を行くと地下へと続く階段があります。
抜き足、差し足、忍び足。
二人はシニーがいるであろう部屋の前を静かに通り過ぎました。
中からはなんだか賑やかな音楽と男性の笑い声が聞こえてきます。
そして何やら美味しそうな香りがぷんぷんと漂ってきました。
「この匂いは、アップルパイか!」
シエロの心の声を聴いたかのようにパタムールが呟きました。
少しばかりのイライラを抑え、まるで盗人のように目的の場所を目指します。
シニーの描いた地図の通り、地下へと続く階段へすんなりと辿り着くことができました。
階段の下は薄暗くよく見えません。どうなっているのでしょうか。
シエロは少しばかりの恐怖心を飲み込み、意を決してその階段を降りていきます。
なるべく音を立てないよう静かに歩みを進みていきますが、ギィギィと薄気味悪い音が鳴り響きます。
レタシモン卿にバレやしないかヒヤヒヤもんです。
階段を降りると、そこはいかにも『悪魔の館』といった装いの廊下が広がっていました。
石畳の廊下にはまるで血が染み込んだかのような赤黒い絨毯が敷かれています。
また、壁には等間隔に絵画が飾られており、蝋燭の灯火に照らされ怪しく光る額たちが一本の道を作り出しています。
その奥にはまるで虚無が広がっているかのように真っ暗で、気を抜くと魂が吸い込まれてしまいそうです。
シエロとパタムールは顔を見合わせ、ごくりと生唾を飲み込みました。
パタムールはシニーから預けられた巾着袋を背中から腹へと回すと、中から真っ白な四角い物体を取り出しました。
「なんだっけ、それ?」
シニーが確かに説明してくれたような気もしますが、なんて言っていたのか、もうよく覚えてはいません。
ふふん、とパタムールは自慢げに胸を張ると、その真っ白な四角い物体を振り始めました。
中に何か入っているようです。静かな気味の悪い廊下にカラカラと音が鳴り響きます。
何が起こるのだろう、と二人はじっと息を殺していると、その箱は次第に光を放ち始めました。そして、パカッとどこにあったのか蓋が開いたかと思うと、中から無数の真っ白な光が飛び出し、二人を取り囲むように漂います。
これで視界の確保はできました。
あとはシニーの指示通り、ルーフェの囚われている部屋まで行くだけです。
灯りを手にした二人はゆっくりと歩みを進めます。
壁に掛けられている絵画の女性たちは、まるで生きているかのようにじっとシエロたちのことを見つめています。
この廊下はどこまで続いているのでしょうか。
シニーの描いた地図によるともうそろそろ廊下の突き当たりに差し掛かるはずです。
そんなことを思いながらビクビクと歩いているシエロの腕を、突如何者かが掴みました。
「うわっ!」
まるでお化け屋敷のようです。
ハッとして振り返ると、なんとそこには額縁から身を乗り出した女性がおり、憤怒の形相でシエロのことを引き摺り込もうとしているではありませんか。
「は、離せ」
充血した目を怒らせ、額縁の中に広がる闇へと引き摺り込もうとするその女性はまるで亡霊のようです。ものすごい力でシエロの腕を掴んでいます。
「パ、パタムール!」
あまりの恐怖にシエロは身をすくませ、ただ抗うことしかできません。
どれだっけ、とパタムールは冷や汗を飛び散らせながら必死に巾着袋の中を漁っています。
あぁ、もうシエロの左腕の先が絵画の中へと入ってしまっています。
「ええい、もうこれだ!」
パタムールはそう言うとオレンジ色をした球体を、絵画の女性目掛けて投げつけました。
ベシャリ、と女性の額にぶつかりつぶれたかと思うと、中からドロドロとした液体が流れ落ちていきます。
その一瞬の隙をつき、シエロはなんとか絵画の女性の魔の手から逃れましたが、彼女は怒りのあまり額縁の中から出てこようと憤怒の形相です。
顔を伝い落ちていくオレンジ色のドロドロとした液体がその女性の口元へと流れ落ちた途端、その女性はうっとうめき声をあげて、慌てた様子で額縁の中へと退散していきます。
声にならない声を上げながら、顔を掻きむしるようにして暗闇の中を彷徨っています。
「た、助かった・・・」
シエロは腰を抜かし、その女性が額縁の中から消えていくのを呆然と見守っていました。
「シエロ、こ、ここはやばいからさっさと済ませちゃおうぜ」
パタムールの言う通りです。
この廊下には額縁に飾られた絵画がたくさん並んでいます。
いつなんどき、また絵画の中から襲ってくるかわかったものじゃありません。
シエロたちは薄暗い廊下をひた走り、ルーフェのいるであろう部屋を目指しました。
まるで悪夢の世界のようなその廊下に、ピエロの足音が寂しくこだましていました。
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