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〜22章〜
極上のおもてなし
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「こちらへどうぞ。さぁ、早く!」
ルーフェとウカは、ディアボロ伯爵が操っているであろう得体の知れない黒い人影に担がれて、なんだかひどく豪勢な部屋の中へと通されました。
大きなキッチンには高級そうな茶器が美しく飾られており、またいかにも高級そうな家具や置物が部屋の中には揃っています。
足元の絨毯から伝わる柔らかさなんてまるで王宮にでも通されたかのようです。
ここはどこなんだろう。あの黒い影は?伯爵は魔法使いなの?
部屋へ通されると二人を縛っていた縄は外され、これまた豪勢なソファへと促されます。
どこまでも沈み込めそうなぐらいにふかふかのそのソファに思わず感嘆の声が漏れました。
ルーフェの頭の中にはたくさんのはてなが走り回っています。
ウカはというと、警戒をするようにただただ冷たい視線を伯爵へと投げかけています。
ディアボロ伯爵はそんな二人を真顔でじっと見つめた後、今では怪しげな笑みを浮かべ口を開きました。
「手荒な真似をして申し訳ありませんでした。どうかゆっくりとお寛ぎください。お茶なんていかがですか?ここにあるのはどれも最高級品のものですよ」
そう言って茶葉の入った缶を持ち上げて見せました。
美しく整った伯爵の顔が、今では狂気に歪んで見えます。
「い、いらないわ」
ルーフェはなんとかそう声を振り絞ると、立ち上がり勇気を振り絞ります。
「伯爵。なんで、こんな酷いことを。恥を知りなさい」
隣でウカが慌てた様子でルーフェの手を取ります。
「刺激しちゃダメよ」
なんのことを言われているのかわからなかったのか、伯爵はキョトンと驚いた顔をしています。
が、すぐにいつも笑顔に戻り優しげに答えました。
「どうしたんですか急に。そんなに声を荒げて。さぁさぁ、お茶とお菓子をご用意しましょう。きっとすぐに落ち着きますよ」
にっこりと笑った伯爵はキッチンへと赴くと、湯を沸かしお茶菓子の用意を始めました。
なんと鼻歌を歌っているではありませんか。
それはまるで大切な人をもてなすかのように上機嫌で、まるで今の状況とは似つかわしくないほどです。
伯爵は気が触れているのでしょうか。
ルーフェはごくりと生唾を飲み込み、隣に座るウカの方を見遣ります。
シーっと人差し指を口元に突き立て、ウカは困ったように眉を下げました。
「さぁ、どうぞ。ゆっくり召し上がれ」
なんとも香華な香りを纏わせながら、伯爵が紅茶とお茶菓子を持ってきました。
可愛らしいお皿に乗っているのはスコーンでしょうか。
なんとも誘惑的な香りを漂わせています。気がつけばルーフェは腹ペコでした。
拉致されてからというもの、どれだけの時間が経ったのかはわかりませんが、その間飲まず食わずです。お腹が空くのも当然のことでしょう。
それでも目の前に差し出されたものに手をつけるのははばかられました。
だって、何が入っているのかわかったものじゃありませんもの。
「さぁさぁ、遠慮せずに」
伯爵は心からもてなすように、優しげに微笑んでいます。
もはやそれは狂気の塊のようで、ルーフェは怖くなってウカに寄り添いました。
ウカはゆっくりと伯爵の方へと向き直り咳払いを一つ、優しげな表情を浮かべ答えました。
「伯爵。私たち今お腹が空いていないの。後でゆっくり頂戴するわ。それより、ちょっとルーフェちゃんとお話したいから、席を外してくれるかしら」
ウカのその言葉に伯爵は一瞬表情を固くしましたが、すぐににっこりと美しすぎる笑顔を浮かべると「ごゆっくりとお過ごしください」と腰を折りました。
「御用がありましたら、そちらのベルを鳴らしてください。私は少しばかり片付けなければいけないことがあるのでね」
今度はなんだか尊大にそんなことを言う伯爵。
それでは、と再び頭を下げた伯爵は二人を残して部屋を後にしました。
伯爵の足音が少しずつ遠ざかっていくのを聞いて、二人はやっとのこと深いため息をつきました。
「何がどうなっているの。伯爵は狂ってるのかしら」
ルーフェは顔を真っ青にしながらそう呟きました。
「間違いなく、狂ってるわね、あれは」とウカ。
この部屋に通されてからというもの、伯爵の言動はあまりにもおかしなことばかりです。
ティーカップから立ち登る誘惑的な湯気のことは一旦無視を決め込んで、ルーフェはウカの方へと向き直ります。
「ウカおばさん。とにかくここから逃げ出さないと。何をされるかわかったものじゃないわ」
ウカはゆっくりと頷き、部屋の中を見渡すと一言、呆然と呟きました。
「この部屋、窓がない」
ハッとして部屋を見渡したルーフェはウカのその言葉に確かに納得するしかありませんでした。
広々とした部屋にはたくさんの絵画が(それもどれも女性の絵ばかり)飾られており、窓はもちろんのことカーテンさえありませんでした。
あまりにも部屋が広く開放感があったため、窓がないことに気がつかなかったのです。
「それじゃあ、あそこから出るしかないわね」
ウカはそう言うと抜き足差し足忍び足で、伯爵が出ていった扉の方へと歩いていきます。
こういう時はおばさんの図々しさがモノをいいます。
すっと扉に身を寄せ、耳を澄ますとルーフェの方を振り返り静かに頷きました。
「静かについてきてね」
ウカはそう言うと音を立てないようにゆっくりとドアノブを回しました。
ルーフェはドキドキとする自分の胸を押さえ、生唾を飲み込みました。
が、すぐにウカはため息をついてドアノブから手を離しました。
「鍵、かかってた。そりゃそうよね」
あーあ、馬鹿馬鹿しい、とまるで伯爵に聞かせるかのように声を上げたウカは、どしんと無遠慮にソファへと腰を下ろしました。
ルーフェは内心ヒヤヒヤとしましたが、ウカのあっけらかんとした態度にくすりと笑いをこぼしました。
それでも問題が解決したわけではなく、ルーフェはこれからどうしようと不安げな顔でウカの隣へ座りました。
そんなルーフェの心情を知ってか知らずか、いいえ、間違いなく知っていてウカは明るい調子で口を開きました。
「とりあえず、お茶にでもしましょうか」
「えっ」
ウカは冷めた紅茶を流しへと捨てると、改めて紅茶を作り始めました。
「んん~いい香り」だなんて呑気に茶葉の香りを嗅いでいます。
ルーフェは慌ててウカへと駆け寄ると彼女の腕をがっしりと掴み問いかけます。
「やめておいた方がいいんじゃないんですか?毒が入ってるかもしれないわ」
不安げなルーフェにウカはわざとらしく大声をあげて笑いました。
「大丈夫よ。毒を飲ませるならいつでもできたでしょ?それにお腹が空いたわ」
肩をすくめそう言い放ったウカはテキパキと準備を進めていきます。
なんて人なんでしょう。
おばさんっていう生き物はいつの時代もたくましいものです。
「果報は寝て待て、よ」
可愛らしくウィンクを飛ばしてきたウカにルーフェは苦笑いを浮かべ、仕方なしといった様子で準備を手伝いました。
ホッと一息、毒は入っていないようです。
美味しい。
伯爵から差し出されたスコーンもこれまた絶品でなんだか幸せな気分になってきました。
いつなんどきも甘いものは幸せを運んでくれるようです。
なんだかおかしくなったルーフェはにっこりと笑います。
きっと大丈夫、よね。
ルーフェはそう誰に問いかけるでもなく心の中で呟きました。
隣を見るとそれに答えるかのようにウカがにっこりと笑っています。
きっと大丈夫だ。
紅茶を啜ったルーフェは心の中までもがじんわりと温かくなっていくのを感じました。
果報は寝て待て。
さて、これから二人には何が待ち受けているのでしょうか。
ルーフェとウカは何を話すわけでもなく、美味しい紅茶とこれまた美味しいスコーンに、不安を抱えつつも仮初めの、穏やかな時を過ごしていました。
ルーフェとウカは、ディアボロ伯爵が操っているであろう得体の知れない黒い人影に担がれて、なんだかひどく豪勢な部屋の中へと通されました。
大きなキッチンには高級そうな茶器が美しく飾られており、またいかにも高級そうな家具や置物が部屋の中には揃っています。
足元の絨毯から伝わる柔らかさなんてまるで王宮にでも通されたかのようです。
ここはどこなんだろう。あの黒い影は?伯爵は魔法使いなの?
部屋へ通されると二人を縛っていた縄は外され、これまた豪勢なソファへと促されます。
どこまでも沈み込めそうなぐらいにふかふかのそのソファに思わず感嘆の声が漏れました。
ルーフェの頭の中にはたくさんのはてなが走り回っています。
ウカはというと、警戒をするようにただただ冷たい視線を伯爵へと投げかけています。
ディアボロ伯爵はそんな二人を真顔でじっと見つめた後、今では怪しげな笑みを浮かべ口を開きました。
「手荒な真似をして申し訳ありませんでした。どうかゆっくりとお寛ぎください。お茶なんていかがですか?ここにあるのはどれも最高級品のものですよ」
そう言って茶葉の入った缶を持ち上げて見せました。
美しく整った伯爵の顔が、今では狂気に歪んで見えます。
「い、いらないわ」
ルーフェはなんとかそう声を振り絞ると、立ち上がり勇気を振り絞ります。
「伯爵。なんで、こんな酷いことを。恥を知りなさい」
隣でウカが慌てた様子でルーフェの手を取ります。
「刺激しちゃダメよ」
なんのことを言われているのかわからなかったのか、伯爵はキョトンと驚いた顔をしています。
が、すぐにいつも笑顔に戻り優しげに答えました。
「どうしたんですか急に。そんなに声を荒げて。さぁさぁ、お茶とお菓子をご用意しましょう。きっとすぐに落ち着きますよ」
にっこりと笑った伯爵はキッチンへと赴くと、湯を沸かしお茶菓子の用意を始めました。
なんと鼻歌を歌っているではありませんか。
それはまるで大切な人をもてなすかのように上機嫌で、まるで今の状況とは似つかわしくないほどです。
伯爵は気が触れているのでしょうか。
ルーフェはごくりと生唾を飲み込み、隣に座るウカの方を見遣ります。
シーっと人差し指を口元に突き立て、ウカは困ったように眉を下げました。
「さぁ、どうぞ。ゆっくり召し上がれ」
なんとも香華な香りを纏わせながら、伯爵が紅茶とお茶菓子を持ってきました。
可愛らしいお皿に乗っているのはスコーンでしょうか。
なんとも誘惑的な香りを漂わせています。気がつけばルーフェは腹ペコでした。
拉致されてからというもの、どれだけの時間が経ったのかはわかりませんが、その間飲まず食わずです。お腹が空くのも当然のことでしょう。
それでも目の前に差し出されたものに手をつけるのははばかられました。
だって、何が入っているのかわかったものじゃありませんもの。
「さぁさぁ、遠慮せずに」
伯爵は心からもてなすように、優しげに微笑んでいます。
もはやそれは狂気の塊のようで、ルーフェは怖くなってウカに寄り添いました。
ウカはゆっくりと伯爵の方へと向き直り咳払いを一つ、優しげな表情を浮かべ答えました。
「伯爵。私たち今お腹が空いていないの。後でゆっくり頂戴するわ。それより、ちょっとルーフェちゃんとお話したいから、席を外してくれるかしら」
ウカのその言葉に伯爵は一瞬表情を固くしましたが、すぐににっこりと美しすぎる笑顔を浮かべると「ごゆっくりとお過ごしください」と腰を折りました。
「御用がありましたら、そちらのベルを鳴らしてください。私は少しばかり片付けなければいけないことがあるのでね」
今度はなんだか尊大にそんなことを言う伯爵。
それでは、と再び頭を下げた伯爵は二人を残して部屋を後にしました。
伯爵の足音が少しずつ遠ざかっていくのを聞いて、二人はやっとのこと深いため息をつきました。
「何がどうなっているの。伯爵は狂ってるのかしら」
ルーフェは顔を真っ青にしながらそう呟きました。
「間違いなく、狂ってるわね、あれは」とウカ。
この部屋に通されてからというもの、伯爵の言動はあまりにもおかしなことばかりです。
ティーカップから立ち登る誘惑的な湯気のことは一旦無視を決め込んで、ルーフェはウカの方へと向き直ります。
「ウカおばさん。とにかくここから逃げ出さないと。何をされるかわかったものじゃないわ」
ウカはゆっくりと頷き、部屋の中を見渡すと一言、呆然と呟きました。
「この部屋、窓がない」
ハッとして部屋を見渡したルーフェはウカのその言葉に確かに納得するしかありませんでした。
広々とした部屋にはたくさんの絵画が(それもどれも女性の絵ばかり)飾られており、窓はもちろんのことカーテンさえありませんでした。
あまりにも部屋が広く開放感があったため、窓がないことに気がつかなかったのです。
「それじゃあ、あそこから出るしかないわね」
ウカはそう言うと抜き足差し足忍び足で、伯爵が出ていった扉の方へと歩いていきます。
こういう時はおばさんの図々しさがモノをいいます。
すっと扉に身を寄せ、耳を澄ますとルーフェの方を振り返り静かに頷きました。
「静かについてきてね」
ウカはそう言うと音を立てないようにゆっくりとドアノブを回しました。
ルーフェはドキドキとする自分の胸を押さえ、生唾を飲み込みました。
が、すぐにウカはため息をついてドアノブから手を離しました。
「鍵、かかってた。そりゃそうよね」
あーあ、馬鹿馬鹿しい、とまるで伯爵に聞かせるかのように声を上げたウカは、どしんと無遠慮にソファへと腰を下ろしました。
ルーフェは内心ヒヤヒヤとしましたが、ウカのあっけらかんとした態度にくすりと笑いをこぼしました。
それでも問題が解決したわけではなく、ルーフェはこれからどうしようと不安げな顔でウカの隣へ座りました。
そんなルーフェの心情を知ってか知らずか、いいえ、間違いなく知っていてウカは明るい調子で口を開きました。
「とりあえず、お茶にでもしましょうか」
「えっ」
ウカは冷めた紅茶を流しへと捨てると、改めて紅茶を作り始めました。
「んん~いい香り」だなんて呑気に茶葉の香りを嗅いでいます。
ルーフェは慌ててウカへと駆け寄ると彼女の腕をがっしりと掴み問いかけます。
「やめておいた方がいいんじゃないんですか?毒が入ってるかもしれないわ」
不安げなルーフェにウカはわざとらしく大声をあげて笑いました。
「大丈夫よ。毒を飲ませるならいつでもできたでしょ?それにお腹が空いたわ」
肩をすくめそう言い放ったウカはテキパキと準備を進めていきます。
なんて人なんでしょう。
おばさんっていう生き物はいつの時代もたくましいものです。
「果報は寝て待て、よ」
可愛らしくウィンクを飛ばしてきたウカにルーフェは苦笑いを浮かべ、仕方なしといった様子で準備を手伝いました。
ホッと一息、毒は入っていないようです。
美味しい。
伯爵から差し出されたスコーンもこれまた絶品でなんだか幸せな気分になってきました。
いつなんどきも甘いものは幸せを運んでくれるようです。
なんだかおかしくなったルーフェはにっこりと笑います。
きっと大丈夫、よね。
ルーフェはそう誰に問いかけるでもなく心の中で呟きました。
隣を見るとそれに答えるかのようにウカがにっこりと笑っています。
きっと大丈夫だ。
紅茶を啜ったルーフェは心の中までもがじんわりと温かくなっていくのを感じました。
果報は寝て待て。
さて、これから二人には何が待ち受けているのでしょうか。
ルーフェとウカは何を話すわけでもなく、美味しい紅茶とこれまた美味しいスコーンに、不安を抱えつつも仮初めの、穏やかな時を過ごしていました。
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