19 / 19
【この物語の根幹にまつわるお話】
しおりを挟むみなさんは、キリスト教やユダヤ教、イスラム教をご存知ではありますでしょう。
たとえ、信仰をされている方ではなかったとしても、その終末の預言、近い将来の人類滅亡仮説については、何かしらで聞き覚えがあるのではないでしょうか。
過去にもノアの洪水伝説や、それに似たような伝説や神話、都市伝説の類……。
現在に至ってなお、黙示録の預言、終末思想、あるいはマヤの終末の預言、はたまた北欧神話のラグナロク、現在に至ってはジョージア・ガイドストーンや、世界終末時計、アステカ神話などの現在の人類は4度目の人類説、ホピ族の預言、北斗の拳などなど……。
数え上げれば世界滅亡や人類滅亡、選択の時が来るなど、あらゆるところでそういった思想、あるいは神話、あるいは未来予知……を見聞きしたことがあるでしょう。
概ねはこうだと思います。
信じたもの、あるいは選ばれたもののみが、
神または大いなる意志によって救済される……と。
そして、信じなかったもの、悪行を働いたもの、自殺したもの、何にもしてなくてもただ選ばれなかっただけの人々……は、救われることなく滅ぼされる。
特定の宗教などを決して批判するわけではありませんが、
仮にその宗教の布教活動がまったく行われていない未開の地の部族や、
この科学全盛の時代で不信心になってしまった人々や、
他の神を信仰していた人々、または無宗教の人たち……。
たまたま生まれたばかりの赤ん坊で、親が信心深い人ではなかった場合は?
そして……、
【仮にこの最終黙示録の戦いが真実で、近い未来に審判の日が訪れたら?】
いったい、そういった人たちは、どうなってしまうのでしょうか?
大いなる神、あるいは宇宙の意志というものに、
理不尽にも滅ぼざれてしまう側になってしまうのではないでしょうか!?
そして、選ばれたものは救われ、どこかの天国、あるいは平和な世界へと旅立っていってしまい、無茶苦茶に滅ぼされたこの世界に残されて、みなめつぼうしてしまうのでしょうか……。
納得できるのでしょうか?
そう思ったとき、この物語は生まれました。
残された今のこの世も、そう捨てたもんじゃあないぜ?
……ってね。
(続く)
0
お気に入りに追加
2
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ラグナロク〜能力者の目覚め〜
しゅむ
ファンタジー
犯罪率世界1位の街、アウトレイジ。
街に蔓延る悪を撲滅するため!
奮闘する警察官の男ッ!
彼には生まれ持った特殊能力があった。
彼の能力の名は「バル・ヴァディ」
『一方向に向かう力を強め、
任意でバラけさせる事が出来るッ!』
能力の謎と仲間との出会いを描く、
冒険ファンタジー!
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる