【AIアート入門】pixAIリアルタイム生成で遊ぼう！

基礎編

表情を変えてみよう！

前回は、画像を拡大してディテールアップする手段を学びました。表情もくっきり表示できるようになったので、感情表現に挑戦してみましょう。といっても、やることはプロンプトに一言つけ加えるだけですが。

左上から順に「happy face」「angry face」「sad face」「fun face」のプロンプトを加えたものです（表情部分のみ抜粋したもの）。つまりは「喜怒哀楽」ですね。画像そのものには一切手を加えず、プロンプトのみで表情差分を作ってみた形です。

今の段階ではまだまだ曖昧さが残りますが、「ベースにして生成」を繰り返すことで、より感情表現が強くなっていくはずです。試してみてください。

元の画像は、このように何の感情もない……というか、それ以前にかなりぼやけた感じのイラストでした。元の画像が曖昧なほど、プロンプトによる調整の幅が広くなるということであります。「ベース画像として使用」を繰り返すことで細かい部分が充実しますが、曖昧な状態だからこそ可能なアレンジもあるということです。

特に、私のように絵心がない人間は、画像はあくまでも下絵であり、プロンプト操作を中心にして望みの結果を作り出すということを考えることにしています。

ここで紹介した表情は、あくまでも基本中の基本です。現在ではAIアートで、様々な表情を出すためのプロンプトが多数工夫されています。思うような顔が作れない場合、ぜひ検索するなどして調べてみてください。

ついでに、まだ説明していないアイコンについて説明しておきましょう。まずは真ん中にあるボタン。これは画像ファイルを読み出すときに使います。

途中でダウンロード保存したデータを読み込んだり、あるいは全く別の画像でも構いません。複数の画像を組み合わせて配置することもできます。ただ、本来のサイズより小さめで表示されるので、必要に応じて拡大することは忘れないようにしましょう。

続いて、その上にある丸いアイコン。これは●・▲・■の図形を呼び出すことができます。

はっきり言ってあまり使う機会は無いと思うのですが、上記画像のように天体を配置するときには便利かも知れません。

ちなみに、この方法で作った図形や、手描きした線をクリックすると下に矢印が出てきます。「上」「下」というのは、重なり合った場合の表示優先度を意味します。コピーや削除については説明不要でしょう。

メモ：「ベース画像として使用」した後、左側の元絵や手描きした線が残る場合がありますが、これは優先度の問題です。削除するなり、下に移動するなりして対処しましょう。

最後に、ゴミ箱の上にある矢印マーク。これはアンドゥ（ひとつ戻る）とリドゥ（アンドゥの取り消し）です。手描きのやり直しのときに便利なコマンドとなっております。