私が遊んだファミコンソフト

矢木羽研

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ロックマン6 史上最大の戦い!!(カプコン・1993年)

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 プレイ時期:1993年ごろ
 ソフト入手:中古で購入
 クリア状況:エンディングまで
 おすすめ度:★★★

 *

 プレイ自体はほぼ発売と同時期だったはずだが、手元にあるのは明らかに後年に中古で買ったものであり、いつ入手したのかは覚えていない。ただ、友人宅でかなりがっつり遊んでいた記憶はある。

 ファミコンで最後のロックマンで、起動時には『ストリートファイター2』と同様のサウンドロゴが流れる(ここで隠しコマンドがないか試したものだ)。今度の敵は世界のロボットというわけで、そのあたりにも(国ごとの特徴を強調したキャラが登場する)『スト2』に似た雰囲気だった。

 新たな空中移動手段である「ジェットロックマン」は着地するだけでエネルギーが回復するのでエネルギー切れを気にする必要がなくなり、「パワーロックマン」は敵シールドさえ貫通する強打を繰り出し、なかなか爽快。ただしボス撃破特典なのでノーヒントだと遅れるかも。これを早期入手できるか否かでゲームの印象は大きく変わるのではなかろうか。

 いくつかのステージには分岐があり、ビートのパーツが隠されている。そしてその分岐にはパワーかジェットが必要なので、攻略順によっては二度手間が発生しやすい。まあビート自体を無視してもあまり問題ないと言えば無いのだが。

 難易度は前作の5よりもさらに控えめになっている気がするが、これはシリーズ経験の蓄積がそうさせているのかも知れない。各種武器については前作よりマシだが、それでも燃費が悪くて使いどころが限られるものが多い。対空性能と対ボス弱点も含めてシルバートマホークが頭一つ抜けてる感じで、シリーズにおいて「上方向を攻撃できる武器は強い」という法則が成立している印象(1のサンダービーム、2のメタルブレード、3のシャドーブレード、4のファラオショット。5のジャイロアタックだけは微妙か)。

 本作で印象に残っているのは爆発音のうるささで、特にXステージの壁に張り付くボス(パワーピストン)が爆発する岩を落としまくってきて、とにかくやかましかった。斜め上に飛んでいくシルバートマホークを当ててくれと言わんばかりの配置で、実際に弱点でもあるのであっさり倒せるのだが、妙な形で記憶に残っているボスである。これも友人宅で遊んだのが最初だったかなぁ。

 全体的にはバラエティ豊かで遊んでいて楽しいし、武器のクセも少ないので、低難易度と相まってシリーズでも初心者向きのほうだと思う。移植版に手を出す場合も、まずはここから始めてみるのが良いのではなかろうか。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

『むらさき』

こういう投稿…好きです。
わたしはスーパーパンが好きでした。
応援しています。

矢木羽研
2024.03.23 矢木羽研

コメントありがとうございます。スーパーマンですか?
やったことはないですけど存在は知ってます

解除

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