私が遊んだファミコンソフト

矢木羽研

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迷宮組曲 ミロンの大冒険(ハドソン・1986年)

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 プレイ時期:2000年ごろ
 ソフト入手:中古で500円くらい
 クリア状況:1周クリア
 おすすめ度:★★

 *

 幼少期に親戚の家でちょっとプレイしたことがある。その時はシステムなどがよくわからなかった。安全だと思っていた塔の外側でも雷が襲ってくるのが、なぜかすごく怖かったのをなんとなく覚えている。

 ずっと後に、中古で手に入れてプレイ。当時のハドソン製らしくゲーム内に隠し要素が多く、確か自力ではクリアできなかった覚えがあるのでネットの情報を頼ったと思う。まあリアルタイムでも雑誌からの情報を得るのが当たり前だったからそんなもんだろう。

 ちゃんとプレイすれば名作なのだと思われるが、個人的にはあまり思い入れがなくて一度クリアして満足してしまった。トゥルーエンドには8周が必要と聞いてうんざりしたかも。当時のファミコンソフトは「これしか遊ぶゲームがない」という状況ならしゃぶりつくせるのだろうが、そこまでやるほどではないという例が多い。

 とはいえ1周クリアだけでも満足感は十分。タイトル画面でのボタン連射記録を、コンティニュー後にボーナスステージのスコアとして持ち込むという、メモリ共有のバグなんだか意図的な裏技なんだかよくわからない(まあ当時は意図していなくても事後的に裏技扱いが当たり前だったが)テクニックを使えばアイテムも余裕で買えたりする。

 このゲームのポイントは取るとライフ上限UP&全回復のハニカム(蜂の巣)で、これをどのタイミングで取るかが重要だと考える。コンティニューでもライフは回復しないのでボス戦に備えて敢えて残しておくのが大事。あとはアイテムの購入順で、結局のところ覚えると有利になる要素が非常に多い。

 久々にプレイしていて不満だったのは、連射強化のパラソルの出現がランダムかつ効果が限定的だったこと。せめてゲームオーバーまで持続するとか、いっそ装備品扱いで良かったのでは。

 また、システムとしてのダッシュがないにもかかわらず、ミロンの歩行速度がぬるっと加速するので操作しづらいと思った。このあたりは同社のハットリくんも同様だったのだが、今後の『ドラえもん』では改善されていくことになる。
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