私が遊んだファミコンソフト

矢木羽研

文字の大きさ
上 下
4 / 57

スパルタンX (任天堂・1985年)

しおりを挟む
 プレイ時期:1980年代
 ソフト入手:親戚から本体ごともらう
 クリア状況:1周クリア
 おすすめ度:★★★

 *

 最初期にプレイしたソフト群のひとつ。シンプルながらも軽快でツボを抑えた音楽や、「アチョー」「フッフッフッフッフ」などのボイス(?)が特徴的。小さい頃はボスにやられた時の笑い声がとにかく怖くて仕方がなかったので、消音でプレイしていたのを思い出す。

 ファミコンのアクションゲームでは比較的珍しい「直接攻撃で敵を倒していく」ゲーム(飛び道具主体や、そもそも敵は避けるのが基本のゲームが多い)。効果音や操作感覚もよく、今のゲームのようにヒットストップ演出を採用していないのも好感触。というか私が未だにヒットストップ演出をあまり好まないのは、アクションゲームとしての原体験がスパルタンXだからかも知れない。

 基本的な雑魚キャラが「つかみ男」で、攻撃手段が「抱きついて徐々に体力を奪う」なのは冷静に考えるとかなり変なのだが、当時は自然に受け入れていたような気がする。

 上段・下段にジャンプ攻撃、それぞれにパンチとキックという6種類の基本攻撃があるという多彩さは、ファミコンのアクションゲームとしてはかなり多彩な方だったはず。ボイスも相まってかっこいい。

 ボスも5人おり、絡め手からパワータイプまで多彩。基本的には連打有利で、前述したヒットストップ演出も無いので一瞬の隙が命取りになる。ラスボスだけガード能力を持っていてずるいな、などと思ったりした。

 あまり意味はないのだが、キックと同時に方向転換して「回し蹴り」に見立てるのも楽しかった。うまくいけば前後の敵を同時に倒せる。前後それぞれで攻撃したほうが確実とはいえ、単に敵を倒したり得点を稼ぐだけでなく「魅せる」プレイの余地があるというのは、当時はかなり画期的だったのではないか。

 なお、原作が映画であることを知ったのはかなり後になってからである。未だに観ていないのだが、あまり関係ないとも聞いている。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

令和の中学生がファミコンやってみた

矢木羽研
青春
令和5年度の新中学生男子が、ファミコン好きの同級生女子と中古屋で遭遇。レトロゲーム×(ボーイミーツガール + 友情 + 家族愛) 。懐かしくも新鮮なゲーム体験をあなたに。ファミコン世代もそうでない世代も楽しめる、みずみずしく優しい青春物語です!  第一部・完! 今後の展開にご期待ください。カクヨムにも同時掲載。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

リアル男子高校生の日常

しゅんきち
エッセイ・ノンフィクション
2024年高校に入学するしゅんの毎日の高校生活をのぞいてみるやつ。 ほぼ日記です!短いのもあればたまに長いのもだしてます。 2024年7月現在、軽いうつ状態です。 2024年4月8日からスタートします! 2027年3月31日完結予定です! たまに、話の最後に写真を載せます。 挿入写真が400枚までですので、400枚を過ぎると、古い投稿の挿入写真から削除します。[話自体は消えません]

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

歌舞伎町キャッチの世界『のぶながグループ』

歌舞伎町の案内人
エッセイ・ノンフィクション
一般人は知らない世界。 歌舞伎町の女性引き専門キャッチ(ホストに案内)の10年間の闇の話やホストの裏話。今は辞めて普通の一般人の僕の体験談。

秘密のキス

廣瀬純一
青春
キスで体が入れ替わる高校生の男女の話

処理中です...