私が遊んだファミコンソフト

矢木羽研

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スパルタンX (任天堂・1985年)

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 プレイ時期:1980年代
 ソフト入手:親戚から本体ごともらう
 クリア状況:1周クリア
 おすすめ度:★★★

 *

 最初期にプレイしたソフト群のひとつ。シンプルながらも軽快でツボを抑えた音楽や、「アチョー」「フッフッフッフッフ」などのボイス(?)が特徴的。小さい頃はボスにやられた時の笑い声がとにかく怖くて仕方がなかったので、消音でプレイしていたのを思い出す。

 ファミコンのアクションゲームでは比較的珍しい「直接攻撃で敵を倒していく」ゲーム(飛び道具主体や、そもそも敵は避けるのが基本のゲームが多い)。効果音や操作感覚もよく、今のゲームのようにヒットストップ演出を採用していないのも好感触。というか私が未だにヒットストップ演出をあまり好まないのは、アクションゲームとしての原体験がスパルタンXだからかも知れない。

 基本的な雑魚キャラが「つかみ男」で、攻撃手段が「抱きついて徐々に体力を奪う」なのは冷静に考えるとかなり変なのだが、当時は自然に受け入れていたような気がする。

 上段・下段にジャンプ攻撃、それぞれにパンチとキックという6種類の基本攻撃があるという多彩さは、ファミコンのアクションゲームとしてはかなり多彩な方だったはず。ボイスも相まってかっこいい。

 ボスも5人おり、絡め手からパワータイプまで多彩。基本的には連打有利で、前述したヒットストップ演出も無いので一瞬の隙が命取りになる。ラスボスだけガード能力を持っていてずるいな、などと思ったりした。

 あまり意味はないのだが、キックと同時に方向転換して「回し蹴り」に見立てるのも楽しかった。うまくいけば前後の敵を同時に倒せる。前後それぞれで攻撃したほうが確実とはいえ、単に敵を倒したり得点を稼ぐだけでなく「魅せる」プレイの余地があるというのは、当時はかなり画期的だったのではないか。

 なお、原作が映画であることを知ったのはかなり後になってからである。未だに観ていないのだが、あまり関係ないとも聞いている。
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