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解説
後書き
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あらためて、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
何度かの中断を挟みつつ、執筆開始から1年半の時を経てついに完結。最終的に11万文字を超え、ちょっとした文庫本なみの文章量になりました。これだけの長編を完結させるのは生まれて初めての試みで、とても感慨深いものがあります。「シリアスだけどハートフル」というキャッチコピーは完結後に思いついたもので、これこそが自分の読みたい作品であることに改めて気づいたのです。
本作は戦闘が中核の一つである異世界ファンタジーですが、「悪意」の類は極力排除しています。主人公や仲間をはじめとして、登場人物はかなり意識的に「誠実な善人」ばかりにしました。読者に余計なところでストレスを与えたくないし、また作者としても書きたくないものは書きたくないのです。物足りないと思ったか、主題が伝わりやすいと思ったかの判断は読者に委ねましょう。
ストーリーの大まかな方向性は当初からなんとなく定まっていたものの、「帰還」あたりの流れは執筆しながら思いついたものです。当初は(スピンオフ元である)エロ短編の名残としてライラを裸で登場させることが多かったのですが、深い洞窟という胎内回帰のモチーフからの生まれ変わりとして、意味のある形で裸を描いたことで物語として上手くまとまったと思います。
(唱えると肉体のみを転送して裸になってしまう呪文、元ネタわかるかな?)
39話と40話のラストは、「物語」そのものを題材にしたメタフィクション的なもの。この作品は多くの先達あってこそ成り立っているので、すべての物語に感謝を込めてこのような描写を入れました。
ちなみに、カクヨム版ではアルファポリスとはまた別の作品解説(結構長い)を掲載したので、興味のある方は読んでみてくださいね。
それでは、また次の物語にて。
何度かの中断を挟みつつ、執筆開始から1年半の時を経てついに完結。最終的に11万文字を超え、ちょっとした文庫本なみの文章量になりました。これだけの長編を完結させるのは生まれて初めての試みで、とても感慨深いものがあります。「シリアスだけどハートフル」というキャッチコピーは完結後に思いついたもので、これこそが自分の読みたい作品であることに改めて気づいたのです。
本作は戦闘が中核の一つである異世界ファンタジーですが、「悪意」の類は極力排除しています。主人公や仲間をはじめとして、登場人物はかなり意識的に「誠実な善人」ばかりにしました。読者に余計なところでストレスを与えたくないし、また作者としても書きたくないものは書きたくないのです。物足りないと思ったか、主題が伝わりやすいと思ったかの判断は読者に委ねましょう。
ストーリーの大まかな方向性は当初からなんとなく定まっていたものの、「帰還」あたりの流れは執筆しながら思いついたものです。当初は(スピンオフ元である)エロ短編の名残としてライラを裸で登場させることが多かったのですが、深い洞窟という胎内回帰のモチーフからの生まれ変わりとして、意味のある形で裸を描いたことで物語として上手くまとまったと思います。
(唱えると肉体のみを転送して裸になってしまう呪文、元ネタわかるかな?)
39話と40話のラストは、「物語」そのものを題材にしたメタフィクション的なもの。この作品は多くの先達あってこそ成り立っているので、すべての物語に感謝を込めてこのような描写を入れました。
ちなみに、カクヨム版ではアルファポリスとはまた別の作品解説(結構長い)を掲載したので、興味のある方は読んでみてくださいね。
それでは、また次の物語にて。
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「《獣使い》と呼ばれる俺は今日も相棒の狼っ娘とともに冒険と夜の戦いに精を出す」(注:R18)の前日譚に相当する物語です。
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自ら孤立した主人公が、新たな仲間を前に安心感を覚えていくのが、ひしひしと伝わってきました。相手が狼の獣人であることにも重要な意味があり、ライラがただの「萌え系ヒロイン」ではなくキーパーソンであるところにも好感が持てます。これから異変を解き明かしていくのが楽しみです。
追伸:第八話にて、護衛ギルドを護衛ギルトと表記する誤字を起こしている箇所がありました。
感想&誤字報告ありがとうございます!
後先もろくに考えずに孤立した直後にライラに出会えた幸運は神の導き、というわけですね(多分)。
まだざっくりとした結末しか決まっていないので、作者としてもライラがどう動くのか楽しみにしてます。