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万引き犯を捕まえたら同級生女子だった
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「お願い!警察だけはやめて!」
***
僕の家は本屋である。店主は父親だが、僕が店番をすることも多々ある。今どき珍しい小規模な個人経営だが、本屋が他にない田舎町だからなんとか続いているようだ。僕も今春、高校を卒業したら後を継ぐことに決めた。両親からは大学進学などの他の道も勧められたのだが、僕はこの店が好きなのだ。
そういうわけで、今日も学校から帰ったら店番である。両親は法事で出かけ、明日まで帰ってこないという。そろそろ店じまいをしようとしたところ、パーカーを被った客が不審な動きをしていたので注視していたら、鞄に商品を入れたまま店を出ようとするのを目撃。さっそく捕まえたら、なんと同級生の女子だった。
「まさか、栞さんがこんなことするなんて……」
「文雄くん、ごめん!本当にごめん!」
名前で呼び合っているが、特別親しいというわけではない。同じ苗字の生徒が多いので名前で呼び合うのが定着しているという田舎あるあるである。しかし、それはそれとして、僕は栞さんのことが好きだった。卒業したら告白しようと思っていた。それだけに、彼女が盗みに手を染めたのはとても残念だった。
「ねえ、わかるでしょ?もうすぐ卒業だし、就職も決まってるのに……」
彼女はこう言う。虫の良い話だ。父からは万引きは決して許すなと言われている。僕も、本屋を守るためには「見せしめ」の意味も込めて厳しく対処するべきだとは常日頃から思っている。しかし……。
「文雄くんのためなら何でもするから!好きにしていいから!」
涙目で僕を見つめる彼女。悔しいが、かわいい。この子を本当に好きにできるのだろうか。逆に、警察に突き出したりしたら二度と口を聞いてくれないかも知れない。
「とりあえず、中に入ろうか。お店も閉めるから」
「うん……」
シャッターを下ろし、レジの奥から事務室へと通す。彼女は素直に付いてきた。
「さて、好きにしていいって言ったよね?」
「う、うん……」
彼女は震える声で答える。本屋としてのプライドは、男としての欲望の前に完全に屈服してしまった。さて、何を命令しようか……。
「とりあえず、服を脱いでもらってもいい?」
少し考えて、僕が出した命令はこれである。何をするにしても「同意」であることを示すためには、彼女に自分から裸になってもらう必要があると考えた。それに、好きな子のストリップなんてなかなか見られるものじゃない。既に彼女とのセックスも済ませているという友達もいるのだが、明るいところで裸を見たことすらないとぼやいていた。
「ふふっ、わかりました」
彼女は安堵の笑みを浮かべた。警察に突き出されることだけはないと判断したのだろうか。そしてゆっくりと、ブレザーとブラウスを脱いでいった。飾り気のない薄いピンク色のブラはB、いやCカップくらいだろか?そしてスカートも脱ぐ。下には黒いボクサーパンツのようなものを履いていて、これはスパッツのようなものかと思ったが、どうやら下着のようだ。
「……これでいい?」
彼女はその肢体を見せつけるかのように、やや斜め向きに体を捻った。まるで美しく見える角度を知っているかのように。顔には恥じらいの色はない。むしろ、この場で緊張しているのは僕のほうかも知れない。
「どうしたの、黙っちゃって?命令したのは文雄くんのほうでしょ?」
下着姿の彼女が僕に迫ってくる。彼女の体温が感じられ、吐息がかかるほど近くまで来てようやく我に帰った僕は、次の命令を下す。
「……その下着も脱げよ」
「はぁい♪」
彼女はそう言うと、躊躇なくブラを外し、ショーツも下ろしてしまった。予想していたより大きい乳輪と濃い陰毛だ。いや、そんなことよりも!
「……なんでこんなに素直に言う事聞くんだよ」
「私だってもう後がないからね。で、できることなら何だってするわよ」
強気にしていたが、やはり裸を見られるのは恥ずかしいようで、声には震えが戻ってきた。さて彼女をどうしようか。衝動的に命令で裸にしたのはいいのだが、僕はセックスの経験が無い。それに、避妊具などの用意もないので後先考えずにヤって終わりというわけにもいかない。
「……後ろを向いて。そう、壁に手を付いて、お尻を突き出して」
「こ、こう?」
「ああ。振り返ったら駄目だからな」
この命令にはさすがの彼女も戸惑っているようだ。僕はズボンを下ろ……さず、自分の手のひらに息を吐きかけた。
「悪い子にはおしおきだ!」
そして、彼女の形のいいヒップに、思いっきり平手打ちを浴びせた。ペチッ!という小気味よい音が部屋に響く。
「あんっ!」
彼女が悲鳴を上げる。続けて二発目、三発目を喰らわせる。
「痛いっ!ちょっと待っ……」
予想外の行為に困惑した彼女が声を上げるが、気にせずに続ける。
「ひゃうぅん!!」
五、六、七、八、九……。十回を数えたところで、僕は手を止めた。
「もう、二度とするなよ」
「は、はい……」
彼女は真っ赤に腫れたお尻を向けながら、絞り出すような声で答える。
「それじゃ、今日はもう帰っていいから。明日、学校でね」
「……え、もう終わりなの?女の子にここまでさせておいて?」
「なんで自分から求めてるんだよ。いいから今日は終わり」
物欲しげな顔を浮かべる彼女に服を押し付けると、渋々とそれを着た。
*
「……今日はごめんなさい。それに、ありがとね」
通用口から彼女を見送る。どんな捨て台詞を吐かれるかと思いきや、素直に挨拶をしてきた。そして僕はその夜、彼女の裸を思い出しながら何度も自慰行為をしてしまった。写真くらい撮らせてもらえばよかったと後悔したが、さすがにそれは超えちゃいけないラインかも知れない。
***
「おはよう、文雄くん」
「おはよう。注文してた本、入ったよ」
年度が明け、僕たちは新たな道へを踏み出した。栞さんは今でもよく店に来てくれる。それどころか、僕たちは卒業後にお付き合いを始めてしまった。告白は彼女のほうからで、「あんな姿を見られたらお嫁に行けないから責任とって」ということだった。今思えば、最初の万引きの時点で、彼女による捨て身の誘いだったのかも知れない。
「今日は残業ないと思うから、帰ったらちょっとデートしない?」
「いいね」
こんな感じでよく遊んでいるのだが、まだ僕たちはキスすらしていない。ついこの前、裸のお尻にスパンキングしたのが嘘のようにプラトニックなお付き合いを続けているのだ。
「それじゃ、今日もがんばってね」
「うん、行ってきます!」
「それにしても、いつの間に仲良くなったのやら」
元気よく店を飛び出す彼女を見送ると、奥で聞いていた母が声をかけてくる。両親にはもちろん、あの日の出来事は秘密だ。
「あの子がお嫁に来てくれると嬉しいんだけどねぇ」
「おいおい母さん、さすがに気が早いだろう」
両親はこんなことを言っているが、おそらく彼女は結婚する気は満々だろう。僕はまんざらでもないのだが、このままだと確実に尻に敷かれるだろうなと思う。今夜のデートではどこへ行こうか。人気《ひとけ》のない浜辺にでも誘い出して、久しぶりに尻でもひっぱたいてやろうかなと、僕は思うのであった。
***
僕の家は本屋である。店主は父親だが、僕が店番をすることも多々ある。今どき珍しい小規模な個人経営だが、本屋が他にない田舎町だからなんとか続いているようだ。僕も今春、高校を卒業したら後を継ぐことに決めた。両親からは大学進学などの他の道も勧められたのだが、僕はこの店が好きなのだ。
そういうわけで、今日も学校から帰ったら店番である。両親は法事で出かけ、明日まで帰ってこないという。そろそろ店じまいをしようとしたところ、パーカーを被った客が不審な動きをしていたので注視していたら、鞄に商品を入れたまま店を出ようとするのを目撃。さっそく捕まえたら、なんと同級生の女子だった。
「まさか、栞さんがこんなことするなんて……」
「文雄くん、ごめん!本当にごめん!」
名前で呼び合っているが、特別親しいというわけではない。同じ苗字の生徒が多いので名前で呼び合うのが定着しているという田舎あるあるである。しかし、それはそれとして、僕は栞さんのことが好きだった。卒業したら告白しようと思っていた。それだけに、彼女が盗みに手を染めたのはとても残念だった。
「ねえ、わかるでしょ?もうすぐ卒業だし、就職も決まってるのに……」
彼女はこう言う。虫の良い話だ。父からは万引きは決して許すなと言われている。僕も、本屋を守るためには「見せしめ」の意味も込めて厳しく対処するべきだとは常日頃から思っている。しかし……。
「文雄くんのためなら何でもするから!好きにしていいから!」
涙目で僕を見つめる彼女。悔しいが、かわいい。この子を本当に好きにできるのだろうか。逆に、警察に突き出したりしたら二度と口を聞いてくれないかも知れない。
「とりあえず、中に入ろうか。お店も閉めるから」
「うん……」
シャッターを下ろし、レジの奥から事務室へと通す。彼女は素直に付いてきた。
「さて、好きにしていいって言ったよね?」
「う、うん……」
彼女は震える声で答える。本屋としてのプライドは、男としての欲望の前に完全に屈服してしまった。さて、何を命令しようか……。
「とりあえず、服を脱いでもらってもいい?」
少し考えて、僕が出した命令はこれである。何をするにしても「同意」であることを示すためには、彼女に自分から裸になってもらう必要があると考えた。それに、好きな子のストリップなんてなかなか見られるものじゃない。既に彼女とのセックスも済ませているという友達もいるのだが、明るいところで裸を見たことすらないとぼやいていた。
「ふふっ、わかりました」
彼女は安堵の笑みを浮かべた。警察に突き出されることだけはないと判断したのだろうか。そしてゆっくりと、ブレザーとブラウスを脱いでいった。飾り気のない薄いピンク色のブラはB、いやCカップくらいだろか?そしてスカートも脱ぐ。下には黒いボクサーパンツのようなものを履いていて、これはスパッツのようなものかと思ったが、どうやら下着のようだ。
「……これでいい?」
彼女はその肢体を見せつけるかのように、やや斜め向きに体を捻った。まるで美しく見える角度を知っているかのように。顔には恥じらいの色はない。むしろ、この場で緊張しているのは僕のほうかも知れない。
「どうしたの、黙っちゃって?命令したのは文雄くんのほうでしょ?」
下着姿の彼女が僕に迫ってくる。彼女の体温が感じられ、吐息がかかるほど近くまで来てようやく我に帰った僕は、次の命令を下す。
「……その下着も脱げよ」
「はぁい♪」
彼女はそう言うと、躊躇なくブラを外し、ショーツも下ろしてしまった。予想していたより大きい乳輪と濃い陰毛だ。いや、そんなことよりも!
「……なんでこんなに素直に言う事聞くんだよ」
「私だってもう後がないからね。で、できることなら何だってするわよ」
強気にしていたが、やはり裸を見られるのは恥ずかしいようで、声には震えが戻ってきた。さて彼女をどうしようか。衝動的に命令で裸にしたのはいいのだが、僕はセックスの経験が無い。それに、避妊具などの用意もないので後先考えずにヤって終わりというわけにもいかない。
「……後ろを向いて。そう、壁に手を付いて、お尻を突き出して」
「こ、こう?」
「ああ。振り返ったら駄目だからな」
この命令にはさすがの彼女も戸惑っているようだ。僕はズボンを下ろ……さず、自分の手のひらに息を吐きかけた。
「悪い子にはおしおきだ!」
そして、彼女の形のいいヒップに、思いっきり平手打ちを浴びせた。ペチッ!という小気味よい音が部屋に響く。
「あんっ!」
彼女が悲鳴を上げる。続けて二発目、三発目を喰らわせる。
「痛いっ!ちょっと待っ……」
予想外の行為に困惑した彼女が声を上げるが、気にせずに続ける。
「ひゃうぅん!!」
五、六、七、八、九……。十回を数えたところで、僕は手を止めた。
「もう、二度とするなよ」
「は、はい……」
彼女は真っ赤に腫れたお尻を向けながら、絞り出すような声で答える。
「それじゃ、今日はもう帰っていいから。明日、学校でね」
「……え、もう終わりなの?女の子にここまでさせておいて?」
「なんで自分から求めてるんだよ。いいから今日は終わり」
物欲しげな顔を浮かべる彼女に服を押し付けると、渋々とそれを着た。
*
「……今日はごめんなさい。それに、ありがとね」
通用口から彼女を見送る。どんな捨て台詞を吐かれるかと思いきや、素直に挨拶をしてきた。そして僕はその夜、彼女の裸を思い出しながら何度も自慰行為をしてしまった。写真くらい撮らせてもらえばよかったと後悔したが、さすがにそれは超えちゃいけないラインかも知れない。
***
「おはよう、文雄くん」
「おはよう。注文してた本、入ったよ」
年度が明け、僕たちは新たな道へを踏み出した。栞さんは今でもよく店に来てくれる。それどころか、僕たちは卒業後にお付き合いを始めてしまった。告白は彼女のほうからで、「あんな姿を見られたらお嫁に行けないから責任とって」ということだった。今思えば、最初の万引きの時点で、彼女による捨て身の誘いだったのかも知れない。
「今日は残業ないと思うから、帰ったらちょっとデートしない?」
「いいね」
こんな感じでよく遊んでいるのだが、まだ僕たちはキスすらしていない。ついこの前、裸のお尻にスパンキングしたのが嘘のようにプラトニックなお付き合いを続けているのだ。
「それじゃ、今日もがんばってね」
「うん、行ってきます!」
「それにしても、いつの間に仲良くなったのやら」
元気よく店を飛び出す彼女を見送ると、奥で聞いていた母が声をかけてくる。両親にはもちろん、あの日の出来事は秘密だ。
「あの子がお嫁に来てくれると嬉しいんだけどねぇ」
「おいおい母さん、さすがに気が早いだろう」
両親はこんなことを言っているが、おそらく彼女は結婚する気は満々だろう。僕はまんざらでもないのだが、このままだと確実に尻に敷かれるだろうなと思う。今夜のデートではどこへ行こうか。人気《ひとけ》のない浜辺にでも誘い出して、久しぶりに尻でもひっぱたいてやろうかなと、僕は思うのであった。
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