SFC版ドラゴンクエスト3 プレイ日記

矢木羽研

文字の大きさ
上 下
6 / 7

解説・感想

しおりを挟む
 最後までお読みいただいてありがとうございました。

 裏ボスである神竜のスピード討伐にはいろいろな手段がありますが、ここではメラゾーマ連発という最もシンプルかつ安定した手段を最初に考え、そこから逆算する形で道中の展開や初期パーティを考えました。それなりに効率を考えましたが、一般的なRTA(早解き)とはひと味違った雰囲気になったのではないかと思います。

 冒険全体を通して見ると、物理攻撃と魔法攻撃のバランスが取れていると思いました。どちらかといえば道中はブーメランなどの物理攻撃が、ボス戦では(攻撃に限らず)呪文が活躍した印象が強いです。

 本作で最後の最後に手に入るすごろく賞品の「不思議なボレロ」。初めてリメイク版の3をプレイしたとき、「今さら手に入るにしてはケチくさい効果だな」と感じて、ほとんど使いませんでした。しかし実際は勇者の呪文の使用回数が事実上2倍になり、戦略に大きな影響を与えるアイテムです。

 本作では職業・パラメータごとに成長期のようなものがあり、だいたいレベル50あたりからほとんど成長しなくなります。莫大な経験値を必要とするにも関わらず、です。そのため、単純なレベルアップ以外の強化手段を模索させるデザインであると感じました。

 私の場合はHPやMPの成長システムも含めて、ネット上の情報でなんとなく知ったという形ですが「勇者のMPを高め、攻撃・回復それぞれの最強呪文であるギガデインとベホマズンを駆使する」という、一つの「解」に至るまでのゲームデザインの美しさのようなものを、今回改めて感じました。

 久しぶりのプレイにおいて、スマートな「解」にほぼ一直線となる駆け足の攻略をしてみました。味気ない効率プレイに見える方もおられるでしょうが、個人的にはファミコン版も含めて散々遊び倒したタイトルなので、一度くらいはこういうのも悪くないと思いました。

 次回のリメイクでは、いったいどのようなゲームを見せてくれるのでしょうか。大いに期待しましょう。みなさまもぜひコメント欄で、今回のプレイ日記への感想や、ドラクエ3への思いを語ってみてください。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

バーさん コンロと語る

はまだかよこ
エッセイ・ノンフィクション
76才のバーさん。やむなく新しいコンロを購入。このコンロがやたらうるさいのです……

令和の中学生がファミコンやってみた

矢木羽研
青春
令和5年度の新中学生男子が、ファミコン好きの同級生女子と中古屋で遭遇。レトロゲーム×(ボーイミーツガール + 友情 + 家族愛) 。懐かしくも新鮮なゲーム体験をあなたに。ファミコン世代もそうでない世代も楽しめる、みずみずしく優しい青春物語です!  第一部・完! 今後の展開にご期待ください。カクヨムにも同時掲載。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

創作ノート&アルファポリス攻略メモ

矢木羽研
エッセイ・ノンフィクション
創作に関するあれこれのメモと、アルファポリスの報酬とかの話。不定期更新。

webサイト比較【カクヨム・エブリスタ・小説家になろう・アルファポリス】全作品掲載その反応の違いを比較・考察(シリーズ②)

源公子
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムであまりにも読んでもらえず、挫けた私。他のサイトなら違うのだろうか? そうして、私のサイト渡りが始まりました。果たしてその結果は?

Webコンテンツ大賞の戦い方【模索してみよう!】

橘花やよい
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスのWebコンテンツ大賞。 読者投票もあるし、うまく戦いたいですよね。 ●応募作、いつから投稿をはじめましょう? ●そもそもどうやったら、読んでもらえるかな? ●参加時の心得は? といったことを、ゆるふわっと書きます。皆さまも、ゆるふわっと読んでくださいませ。 30日と31日にかけて公開します。

「カクヨム」「エブリスタ」「小説家になろう」「アルファポリス」「ハーメルン」の比較と考察(サイト比較エッセイシリーズ③連載)

源公子
エッセイ・ノンフィクション
カクヨム・エブリスタ・小説家になろう・アルファポリス・ハーメルン。五つのサイトに全ての(一部載せられなかった作品あり)作品を掲載して比較した。各サイトは、私のホームズさんをどう評価したのか?そして各サイトの光と闇。これから新しいサイトを開拓したい方向け。

まったくの初心者から長編小説が書けるようになる方法|私の経験をすべてお話します

宇美
エッセイ・ノンフィクション
小説を書いてみたい!! 頭の中は壮大なイマジネーションやアイディアが溢れていて、それを形にしてみたい!! けれども書き始めてはやめての繰り返し…… そういう人は多いと思います。 かくゆう、私も数年前まではそうでした。 頭の中のイマジネーションを書き始めるけど、書いては消しての繰り返しで短編1本仕上げられない…… そんな私でしたが、昨年50万字超の作品を完結させ、今では2万字程度の短編なら土日を2回ぐらい使えば、書き上げられるようになりました。 全くのゼロからここまで書けるになった過程をご紹介して、今から書き始める人の道しるべになればと思います。

処理中です...