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世界の変化
パワー・パワー・パワー
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轟音が響き、雷の力が充満する。
それにぶつかるように、闇と炎の力が放たれている。
雷龍が空を翔けるような、巨大な圧と共に迫り来る大剣。
「「!!」」
二人は流石の身のこなしで避け、距離を取る。
刃は避けたはずなのに、龍力オーラを貫通して稲妻が身体に走った。
「ッ……!」
「……なるほど、ですね」
絶対に、大剣の攻撃は当たっていなかった。
これは、『見える範囲以上の攻撃』である。それほどの量の龍力を発現させ、大剣に込めている。
正直、龍力者でこの技術を行うのは、燃費が悪い。
なぜなら、常時必要以上の龍力を出し、武器の先、その空間まで龍力を充填させる必要があるのだから。
だが、得られるパワーは絶大。瞬間火力なら、ヒューズにだって届くだろう。
それだけで、スゼイの凄まじい龍力が理解できた。
(……ここまで脳筋な戦いをするとはな)
(それだけ力を引き出しているのでしょう。真似しようと思わないことです)
ウィーン、アレクも、スゼイの技術に驚嘆しながらも、同時に反面教師として見ていた。
技術としては素晴らしいが、教科書に載るような正攻法ではない。
下手な龍力者が真似すれば、えげつない程に体力・龍力は削られていく。
それを容易に可能としているスゼイが、例外なだけである。
「避けたか。良いぜ」
稲妻を走らせ、スゼイは満足そうにニヤつく。
その様子を見る限り、先程の攻撃は小手調べと見ていいだろう。
(厳密には、稲妻は食らったがな)
(……意識して範囲を広げていないのでしょうか?)
スゼイの言葉に、何か引っかかりを感じるアレク。
単に刃が当たらなかったことを言っただけなのか?ただ、あの口ぶりだと、『大剣が纏う龍力に触れたこと』には気付いていないように取れる。
だから、彼は知らず知らずのうちに、あの高等技術を身に付け、疲労感なく扱えているのか。
もし、そうなら……
「恐ろしい」
「アレク?」
「いえ、こっちの話です」
声に出してしまったか。
ハーストの別荘で死にかけてから、死ぬ気で特訓した。結果も出てきた。
先刻戦った感触からして、親玉さえ気をつけていれば、何とかなるレベルまで引き上げたと予測していた。
が、甘かった。
本気を出していなかったのか、この期間に敵も進化したのか。
敵のヤバさに脱帽する一方だ。
と、スゼイが動く。
「もっと動くぜ。頑張れよ?」
「あぁ。お前がな」
「いつまでも防戦一方だと思わないことです」
本格的に始まる、スゼイの猛攻。
しかも、範囲以上の大剣攻撃。龍眼さえ使えば、範囲自体を知ることは可能。
だが、この攻防を繰り広げながら、龍眼を切った後に正確な範囲を把握し続けることは難しい。
連戦の疲労感から、判断力も鈍っている。よって、全回避は不可能だ。
「おらァ!!」
「ぐッ!!」
ウィーンは、スゼイの大剣を双剣で受ける。
得物の大きさが明らかに異なる。それに、龍力も。
何とか受けたが、腕が千切れそうだった。
「~~~~~~~!!」
「ウィーンさん!」
黒く震える剣を構え、ウィーンのサポートに入るアレク。
珍しい得物に興味があるのか、スゼイはアレクの件を「わざわざ」大剣で受ける。
「!!」
「面白れェモン持ってんな」
……強い。
渾身の力で剣を振ったのに、ビクともしなかった。
得物の大きさの差だけで片付けるには、無視できない龍力レベルだ。
「見せてくれ」
「……!」
大剣越しに見えるスゼイは、本当に危険人物の顔だった。
戦闘狂。命を奪うことも、奪われることも何とも思っていない顔。
アレクが強引に剣を滑らせ、大剣をいなす。
そして、スゼイが構える直前、明らかに質が異なる龍力が風を翔けた。
風、光、氷。そして、雷。これは、レイラたちの力。
「……そっちだけ乱入はずりぃだろ?」
「あなたたち……」
バージルは精一杯の虚勢を張り、アレクたちの横に立った。
一応の助太刀ではあるのだが、さすがに四聖龍の前には立てなかった。
(言っちまった……!!)
脚の震えは止まったが、心臓の鼓動がうるさい。
手汗が滲み、剣が滑る。
「お前は……」
「……!!」
半端ない威圧感で、バージルを見下ろすスゼイ。
思わず「巨人かよ」と心の中で突っ込んでしまった。
それほどまでに、スゼイの圧は凄まじい。
「ウィーンさん!!大丈夫ですか!?」
ウィーンに駆け寄り、簡易的な治癒術を掛けるレイラ。
その様子を横目で見ていたアレクは、小さく呟く。
「……自分もいるのですが」
明らかに意識はしていただろうに、スゼイはわざとらしく驚いた顔を見せる。
「あぁ?お前ら。いたのか」
「……眼中になし、ですか」
レイラは唇を噛む。
「良いのか?現王サマがここにいて」
「……どういう意味です」
「……勘の鈍いヤツだな」
ガリガリと頭をかくスゼイ。
乱入で少し落ち着いていた龍力。それが、じわじわと龍力が上昇し、稲妻が彼の周囲を駆け巡る。
「ここで死ぬぞって意味だよ。バカガキ」
「!!」
スゼイの巨大な龍力が解放される。
相変わらず馬鹿でかい龍力だ。それに、自分たちにはない爆発力もある。
徐々に龍の波長を調整するのではなく、龍の波に自身の波を最初から当てはめるようなやり方だ。
パートナーを理解しているからできる芸当だ。
爆発的な力の解放が良いか悪いかは別問題として、彼はそれができるほどの龍力者なのだ。
凄まじい龍力に場は荒れているが、一人だけ冷めている龍力者が一人。
「ち……」
スゼイの後ろで、ヒューズは半分、否、ほとんど白けていた。
二対一で負けかけた事実は変わらないが、スゼイの乱入により、明確な力の差が分からなくなった。
ここで、スゼイと共にこいつらを潰すのは容易いが、スゼイの手を借りたみたいで、なんか腹が立つ。しかし、ここで退けば尻尾を巻いて逃げるようで、それはそれで腹が立つ。
(筋肉馬鹿が……)
ギリ、とヒューズは歯を鳴らす。
どの道を選んでも、心はスッキリしない。
スゼイに見つかった時点で、ヒューズは詰んでいた。
ただ、レイはこの雑魚共(特に今入ってきた連中)を生かしておきたい雰囲気を出していたし、自由時間は終わりなのかもしれない。
「……スゼイ。勝手にしろ。俺は気が失せた」
「!」
彼は、退くことを選んだ。
やはり、レイの力は脅威だ。彼の計画がどんなものかは想像すらしていないが、あの力が自分に向けられると、流石にキツい。
ここで貯まった鬱憤は、グランズに支払ってもらえばいい。
「へいへい。負け犬は帰ってくだせぇ」
「負けていない」
「へいへい。分かりましたよ~」
一々腹が立つ野郎だ。本当に嫌なタイミングで見つかってしまった。
スゼイはヒューズをからかい終わると、バージルたちに向き直る。
「行くぜ!!雷龍!!」
「来るぞ!!」
荒々しい稲妻を纏い、巨大な雷龍が戦場を駆ける。
それにぶつかるように、闇と炎の力が放たれている。
雷龍が空を翔けるような、巨大な圧と共に迫り来る大剣。
「「!!」」
二人は流石の身のこなしで避け、距離を取る。
刃は避けたはずなのに、龍力オーラを貫通して稲妻が身体に走った。
「ッ……!」
「……なるほど、ですね」
絶対に、大剣の攻撃は当たっていなかった。
これは、『見える範囲以上の攻撃』である。それほどの量の龍力を発現させ、大剣に込めている。
正直、龍力者でこの技術を行うのは、燃費が悪い。
なぜなら、常時必要以上の龍力を出し、武器の先、その空間まで龍力を充填させる必要があるのだから。
だが、得られるパワーは絶大。瞬間火力なら、ヒューズにだって届くだろう。
それだけで、スゼイの凄まじい龍力が理解できた。
(……ここまで脳筋な戦いをするとはな)
(それだけ力を引き出しているのでしょう。真似しようと思わないことです)
ウィーン、アレクも、スゼイの技術に驚嘆しながらも、同時に反面教師として見ていた。
技術としては素晴らしいが、教科書に載るような正攻法ではない。
下手な龍力者が真似すれば、えげつない程に体力・龍力は削られていく。
それを容易に可能としているスゼイが、例外なだけである。
「避けたか。良いぜ」
稲妻を走らせ、スゼイは満足そうにニヤつく。
その様子を見る限り、先程の攻撃は小手調べと見ていいだろう。
(厳密には、稲妻は食らったがな)
(……意識して範囲を広げていないのでしょうか?)
スゼイの言葉に、何か引っかかりを感じるアレク。
単に刃が当たらなかったことを言っただけなのか?ただ、あの口ぶりだと、『大剣が纏う龍力に触れたこと』には気付いていないように取れる。
だから、彼は知らず知らずのうちに、あの高等技術を身に付け、疲労感なく扱えているのか。
もし、そうなら……
「恐ろしい」
「アレク?」
「いえ、こっちの話です」
声に出してしまったか。
ハーストの別荘で死にかけてから、死ぬ気で特訓した。結果も出てきた。
先刻戦った感触からして、親玉さえ気をつけていれば、何とかなるレベルまで引き上げたと予測していた。
が、甘かった。
本気を出していなかったのか、この期間に敵も進化したのか。
敵のヤバさに脱帽する一方だ。
と、スゼイが動く。
「もっと動くぜ。頑張れよ?」
「あぁ。お前がな」
「いつまでも防戦一方だと思わないことです」
本格的に始まる、スゼイの猛攻。
しかも、範囲以上の大剣攻撃。龍眼さえ使えば、範囲自体を知ることは可能。
だが、この攻防を繰り広げながら、龍眼を切った後に正確な範囲を把握し続けることは難しい。
連戦の疲労感から、判断力も鈍っている。よって、全回避は不可能だ。
「おらァ!!」
「ぐッ!!」
ウィーンは、スゼイの大剣を双剣で受ける。
得物の大きさが明らかに異なる。それに、龍力も。
何とか受けたが、腕が千切れそうだった。
「~~~~~~~!!」
「ウィーンさん!」
黒く震える剣を構え、ウィーンのサポートに入るアレク。
珍しい得物に興味があるのか、スゼイはアレクの件を「わざわざ」大剣で受ける。
「!!」
「面白れェモン持ってんな」
……強い。
渾身の力で剣を振ったのに、ビクともしなかった。
得物の大きさの差だけで片付けるには、無視できない龍力レベルだ。
「見せてくれ」
「……!」
大剣越しに見えるスゼイは、本当に危険人物の顔だった。
戦闘狂。命を奪うことも、奪われることも何とも思っていない顔。
アレクが強引に剣を滑らせ、大剣をいなす。
そして、スゼイが構える直前、明らかに質が異なる龍力が風を翔けた。
風、光、氷。そして、雷。これは、レイラたちの力。
「……そっちだけ乱入はずりぃだろ?」
「あなたたち……」
バージルは精一杯の虚勢を張り、アレクたちの横に立った。
一応の助太刀ではあるのだが、さすがに四聖龍の前には立てなかった。
(言っちまった……!!)
脚の震えは止まったが、心臓の鼓動がうるさい。
手汗が滲み、剣が滑る。
「お前は……」
「……!!」
半端ない威圧感で、バージルを見下ろすスゼイ。
思わず「巨人かよ」と心の中で突っ込んでしまった。
それほどまでに、スゼイの圧は凄まじい。
「ウィーンさん!!大丈夫ですか!?」
ウィーンに駆け寄り、簡易的な治癒術を掛けるレイラ。
その様子を横目で見ていたアレクは、小さく呟く。
「……自分もいるのですが」
明らかに意識はしていただろうに、スゼイはわざとらしく驚いた顔を見せる。
「あぁ?お前ら。いたのか」
「……眼中になし、ですか」
レイラは唇を噛む。
「良いのか?現王サマがここにいて」
「……どういう意味です」
「……勘の鈍いヤツだな」
ガリガリと頭をかくスゼイ。
乱入で少し落ち着いていた龍力。それが、じわじわと龍力が上昇し、稲妻が彼の周囲を駆け巡る。
「ここで死ぬぞって意味だよ。バカガキ」
「!!」
スゼイの巨大な龍力が解放される。
相変わらず馬鹿でかい龍力だ。それに、自分たちにはない爆発力もある。
徐々に龍の波長を調整するのではなく、龍の波に自身の波を最初から当てはめるようなやり方だ。
パートナーを理解しているからできる芸当だ。
爆発的な力の解放が良いか悪いかは別問題として、彼はそれができるほどの龍力者なのだ。
凄まじい龍力に場は荒れているが、一人だけ冷めている龍力者が一人。
「ち……」
スゼイの後ろで、ヒューズは半分、否、ほとんど白けていた。
二対一で負けかけた事実は変わらないが、スゼイの乱入により、明確な力の差が分からなくなった。
ここで、スゼイと共にこいつらを潰すのは容易いが、スゼイの手を借りたみたいで、なんか腹が立つ。しかし、ここで退けば尻尾を巻いて逃げるようで、それはそれで腹が立つ。
(筋肉馬鹿が……)
ギリ、とヒューズは歯を鳴らす。
どの道を選んでも、心はスッキリしない。
スゼイに見つかった時点で、ヒューズは詰んでいた。
ただ、レイはこの雑魚共(特に今入ってきた連中)を生かしておきたい雰囲気を出していたし、自由時間は終わりなのかもしれない。
「……スゼイ。勝手にしろ。俺は気が失せた」
「!」
彼は、退くことを選んだ。
やはり、レイの力は脅威だ。彼の計画がどんなものかは想像すらしていないが、あの力が自分に向けられると、流石にキツい。
ここで貯まった鬱憤は、グランズに支払ってもらえばいい。
「へいへい。負け犬は帰ってくだせぇ」
「負けていない」
「へいへい。分かりましたよ~」
一々腹が立つ野郎だ。本当に嫌なタイミングで見つかってしまった。
スゼイはヒューズをからかい終わると、バージルたちに向き直る。
「行くぜ!!雷龍!!」
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