405 / 469
新たなる龍
月の王
しおりを挟む
リゼルが龍の世界に来て、どのくらい経過しただろうか。
巫女ルーナ。そして、合格者のリゼルもだが、口数は多くない方だ。故に、無言で二人は歩いている。
時折聞こえるドラゴンの咆哮や、戦っているであろう音が聞こえてくるくらいで、明るいとは言えない空気が二人を包んでいる。
景色も大きく変わらないため、龍界の空気感に慣れてしまえば、普通の旅路となってしまう。
(……何を話せばいい)
無口ではあるが、流石にこの空気が気まずくなっているリゼル。
合格者とは言え、歴史上の過ちから、ルーナの評価は高くない。だから、友好的に話しかけられることもない。
必至に頭を回すが、話題が全く出てこない。
(……あのバカ二人なら、言葉が出るんだろうな)
レイズとバージルの顔を思い浮かべ、僅かに口角を上げる。
良くも悪くも何も考えていなさそうに見える二人。こんな殺伐とした空気になる前に、色々と口を開き、コミュニケーションを取っていただろう。
自分も、レイラが相手であれば、色々と喋る。が、彼女以外はどうでもよすぎて、適当に流して生きてきた。
そのツケが、今になってやってきたのだろう。
それほどまでに、彼女の優先度は高く、その他を無視していた。
最近は、丸くなった方だ。ただ、急にスラスラと言葉が出てくる訳もなく、こうして沈黙の移動をすることになっている。
(……はぁ。クソ……)
分かりやすく頭を抱えるリゼル。いい加減、きついぞ。
そう思っていた矢先のことだ。
アテもなく歩いていたように見えていたルーナだが、ふと足を止めた。
そして、何もない虚空を見上げる。
「……着いたよ」
「!」
リゼルは、つい身構える。
周囲は相変わらずの月面のような大地。そして、夜のように暗い空。
風景に変化はない。
だが、分かる。
空を切る音、巨大な力。
(近づいている……!!凄まじい気配!!)
つ、とリゼルの頬を汗が流れる。
最初に出会ったドラゴンの力とは、比にならないレベルの力。それが、猛スピードで近づいている。
「来たよ。上」
ルーナの指先。それに気付き、リゼルは目を見開く。
数秒前まで何もなかった空間に、一つの影。
(あれか!!)
その影は、一瞬のうちに大きくなった。そして、突然の暴風。
リゼルの頭上に、超巨大なドラゴンが現れた。
(これが……王!?)
ルーナの元の姿よりも、出会ったドラゴンよりも、更に大きい。
そして、心に重くのしかかる重圧感。
図体だけ大きく、力は大したことなかった魔物はいるが、この王にそれはない。
本当に、本当に強い。
(く……!!)
頭の中で状況を目まぐるしく整理していると、そのドラゴンはリゼルの目の前に降り立った。
翼を羽ばたかせると同時に生まれる風。下手な風龍使いよりも、凄まじい風量だ。
前腕で顔を守りながら、リゼルはそれが落ち着くのを待った。
吹き飛ばされないように、下肢にも力を込めるのを忘れない。加え、生身では耐えられないと無意識に察し、龍力を発動させていた。
「ちょっと待ってね」
ポ、とルーナが指先に明かりを集める。
ここら辺一帯が、更に明るくなる。
「…………」
お互いの姿がハッキリ分かるようになり、互いが互いを見つめ合う形となる。
グルル、と喉を鳴らしながら、こちらを見下ろしているドラゴン。
リゼルは、静かにその目を見つめている。それだけで、吸い込まれてしまいそうな感覚になる。
鱗は灰色で、翼は更に色が薄い。白色とまではいかないが、グレーや黄色に近い色だった。
(山……だな……)
それくらいの大きさはあった。
当然だが、今までに会ったどの魔物よりも大きく、筋肉質で、途轍もない重圧を感じさせた。
「ニン……ゲン……」
「!」
低い声。
プレッシャーはあるが、敵意はあまり感じない。ピリピリとした空気はあるが。
「王。彼は試練を突破したリゼルです」
「リゼル……」
「…………」
名を言われ、リゼルは軽く頭を下げる。
「人間よ……我々の世界に、何の用だ……」
「…………」
返答次第では、食われる。威圧感は凄まじいが、敵意は感じない。
それなのに、いつ攻撃されてもおかしくないと意識を植え付けられてしまった。
そのくらい、心がビビっていた。
同じ強大な力を相手にするのでも、それが人の姿をしているか、そうでないかで感じるプレッシャーは桁違いだ。
「用……と言えるかは分からないが、僕た「用もなく来たのか」
「!」
突然の大声。大気が震える。話を遮られ、リゼルは口が止まる。
何を話そうとしたのか、一瞬飛ぶ。
(……回りくどいのは、ダメだ)
合格者とはいえ、人間とドラゴンの間に、絆はない。
ダラダラ経緯を説明している暇はない。が、目的を問われても、いまいち説明できるものでもない。
「……いや、用事はあるはずだ」
(……はず?)
ルーナはその言葉に反応する。しかし、口は開かない。
「僕たち人間界は、ある戦いが行われている。僕たちは、その戦いに勝つために特訓をしているのだが……」
「……勝てない」
「あぁ……敵は僕たちのずっと先を走っている。僕たちの強さも頭打ちになってきた。そんなとき、仲間の一人が太陽龍王の意見を聞くことができた」
「太陽龍王だと……?」
ゴゴ、と山が動く。
「あぁ。いや……正確には、すでに亡くなっている、昔の太陽龍王の声だ。知っていると思うが……僕たち人間は龍魂として、ここに宿している者がいる」
「ここに」のタイミングで胸に手を当てるリゼル。
別に心臓部に龍魂がいる訳ではないが、便宜上そう伝える。
「フン、人間が我が同胞をそのように扱っているのは知っている。舐められたものだ」
「…………」
そう言えば、『龍魂』のことを、今を生きるドラゴンはどう思っているのだろうか。
歴史上の行いで、すでに嫌われているだろう。その上、死後の魂を使役しているのだ。
怒り?(使われて)情けない?個々の自由?考えたこともなかった。
「……仲間の一人が、あるきっかけで太陽龍王を宿している。彼女が伝えてきたんだ。自分の龍とゆかりの地に行けば、何か見つかるかも、と」
リゼルはドラゴンを見る。
「そして……ここに来た。これが、理由だ」
それ以上でも、以下でもない。純粋な、龍王の導きに従って来た。
噓偽りのない、まっすぐな目。ドラゴンは、どう受け取るか―ーーーーー
巫女ルーナ。そして、合格者のリゼルもだが、口数は多くない方だ。故に、無言で二人は歩いている。
時折聞こえるドラゴンの咆哮や、戦っているであろう音が聞こえてくるくらいで、明るいとは言えない空気が二人を包んでいる。
景色も大きく変わらないため、龍界の空気感に慣れてしまえば、普通の旅路となってしまう。
(……何を話せばいい)
無口ではあるが、流石にこの空気が気まずくなっているリゼル。
合格者とは言え、歴史上の過ちから、ルーナの評価は高くない。だから、友好的に話しかけられることもない。
必至に頭を回すが、話題が全く出てこない。
(……あのバカ二人なら、言葉が出るんだろうな)
レイズとバージルの顔を思い浮かべ、僅かに口角を上げる。
良くも悪くも何も考えていなさそうに見える二人。こんな殺伐とした空気になる前に、色々と口を開き、コミュニケーションを取っていただろう。
自分も、レイラが相手であれば、色々と喋る。が、彼女以外はどうでもよすぎて、適当に流して生きてきた。
そのツケが、今になってやってきたのだろう。
それほどまでに、彼女の優先度は高く、その他を無視していた。
最近は、丸くなった方だ。ただ、急にスラスラと言葉が出てくる訳もなく、こうして沈黙の移動をすることになっている。
(……はぁ。クソ……)
分かりやすく頭を抱えるリゼル。いい加減、きついぞ。
そう思っていた矢先のことだ。
アテもなく歩いていたように見えていたルーナだが、ふと足を止めた。
そして、何もない虚空を見上げる。
「……着いたよ」
「!」
リゼルは、つい身構える。
周囲は相変わらずの月面のような大地。そして、夜のように暗い空。
風景に変化はない。
だが、分かる。
空を切る音、巨大な力。
(近づいている……!!凄まじい気配!!)
つ、とリゼルの頬を汗が流れる。
最初に出会ったドラゴンの力とは、比にならないレベルの力。それが、猛スピードで近づいている。
「来たよ。上」
ルーナの指先。それに気付き、リゼルは目を見開く。
数秒前まで何もなかった空間に、一つの影。
(あれか!!)
その影は、一瞬のうちに大きくなった。そして、突然の暴風。
リゼルの頭上に、超巨大なドラゴンが現れた。
(これが……王!?)
ルーナの元の姿よりも、出会ったドラゴンよりも、更に大きい。
そして、心に重くのしかかる重圧感。
図体だけ大きく、力は大したことなかった魔物はいるが、この王にそれはない。
本当に、本当に強い。
(く……!!)
頭の中で状況を目まぐるしく整理していると、そのドラゴンはリゼルの目の前に降り立った。
翼を羽ばたかせると同時に生まれる風。下手な風龍使いよりも、凄まじい風量だ。
前腕で顔を守りながら、リゼルはそれが落ち着くのを待った。
吹き飛ばされないように、下肢にも力を込めるのを忘れない。加え、生身では耐えられないと無意識に察し、龍力を発動させていた。
「ちょっと待ってね」
ポ、とルーナが指先に明かりを集める。
ここら辺一帯が、更に明るくなる。
「…………」
お互いの姿がハッキリ分かるようになり、互いが互いを見つめ合う形となる。
グルル、と喉を鳴らしながら、こちらを見下ろしているドラゴン。
リゼルは、静かにその目を見つめている。それだけで、吸い込まれてしまいそうな感覚になる。
鱗は灰色で、翼は更に色が薄い。白色とまではいかないが、グレーや黄色に近い色だった。
(山……だな……)
それくらいの大きさはあった。
当然だが、今までに会ったどの魔物よりも大きく、筋肉質で、途轍もない重圧を感じさせた。
「ニン……ゲン……」
「!」
低い声。
プレッシャーはあるが、敵意はあまり感じない。ピリピリとした空気はあるが。
「王。彼は試練を突破したリゼルです」
「リゼル……」
「…………」
名を言われ、リゼルは軽く頭を下げる。
「人間よ……我々の世界に、何の用だ……」
「…………」
返答次第では、食われる。威圧感は凄まじいが、敵意は感じない。
それなのに、いつ攻撃されてもおかしくないと意識を植え付けられてしまった。
そのくらい、心がビビっていた。
同じ強大な力を相手にするのでも、それが人の姿をしているか、そうでないかで感じるプレッシャーは桁違いだ。
「用……と言えるかは分からないが、僕た「用もなく来たのか」
「!」
突然の大声。大気が震える。話を遮られ、リゼルは口が止まる。
何を話そうとしたのか、一瞬飛ぶ。
(……回りくどいのは、ダメだ)
合格者とはいえ、人間とドラゴンの間に、絆はない。
ダラダラ経緯を説明している暇はない。が、目的を問われても、いまいち説明できるものでもない。
「……いや、用事はあるはずだ」
(……はず?)
ルーナはその言葉に反応する。しかし、口は開かない。
「僕たち人間界は、ある戦いが行われている。僕たちは、その戦いに勝つために特訓をしているのだが……」
「……勝てない」
「あぁ……敵は僕たちのずっと先を走っている。僕たちの強さも頭打ちになってきた。そんなとき、仲間の一人が太陽龍王の意見を聞くことができた」
「太陽龍王だと……?」
ゴゴ、と山が動く。
「あぁ。いや……正確には、すでに亡くなっている、昔の太陽龍王の声だ。知っていると思うが……僕たち人間は龍魂として、ここに宿している者がいる」
「ここに」のタイミングで胸に手を当てるリゼル。
別に心臓部に龍魂がいる訳ではないが、便宜上そう伝える。
「フン、人間が我が同胞をそのように扱っているのは知っている。舐められたものだ」
「…………」
そう言えば、『龍魂』のことを、今を生きるドラゴンはどう思っているのだろうか。
歴史上の行いで、すでに嫌われているだろう。その上、死後の魂を使役しているのだ。
怒り?(使われて)情けない?個々の自由?考えたこともなかった。
「……仲間の一人が、あるきっかけで太陽龍王を宿している。彼女が伝えてきたんだ。自分の龍とゆかりの地に行けば、何か見つかるかも、と」
リゼルはドラゴンを見る。
「そして……ここに来た。これが、理由だ」
それ以上でも、以下でもない。純粋な、龍王の導きに従って来た。
噓偽りのない、まっすぐな目。ドラゴンは、どう受け取るか―ーーーーー
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
異世界に来たからといってヒロインとは限らない
あろまりん
ファンタジー
※ようやく修正終わりました!加筆&纏めたため、26~50までは欠番とします(笑)これ以降の番号振り直すなんて無理!
ごめんなさい、変な番号降ってますが、内容は繋がってますから許してください!!!※
ファンタジー小説大賞結果発表!!!
\9位/ ٩( 'ω' )و \奨励賞/
(嬉しかったので自慢します)
書籍化は考えていま…いな…してみたく…したいな…(ゲフンゲフン)
変わらず応援して頂ければと思います。よろしくお願いします!
(誰かイラスト化してくれる人いませんか?)←他力本願
※誤字脱字報告につきましては、返信等一切しませんのでご了承ください。しかるべき時期に手直しいたします。
* * *
やってきました、異世界。
学生の頃は楽しく読みました、ラノベ。
いえ、今でも懐かしく読んでます。
好きですよ?異世界転移&転生モノ。
だからといって自分もそうなるなんて考えませんよね?
『ラッキー』と思うか『アンラッキー』と思うか。
実際来てみれば、乙女ゲームもかくやと思う世界。
でもね、誰もがヒロインになる訳じゃないんですよ、ホント。
モブキャラの方が楽しみは多いかもしれないよ?
帰る方法を探して四苦八苦?
はてさて帰る事ができるかな…
アラフォー女のドタバタ劇…?かな…?
***********************
基本、ノリと勢いで書いてます。
どこかで見たような展開かも知れません。
暇つぶしに書いている作品なので、多くは望まないでくださると嬉しいです。
婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています
葉柚
ファンタジー
婚約者の二股により婚約破棄をされた33才の真由は、突如異世界に飛ばされた。
そこはど田舎だった。
住む家と土地と可愛い3匹の猫をもらった真由は、猫たちに囲まれてストレスフリーなスローライフ生活を送る日常を送ることになった。
レコンティーニ王国は猫に優しい国です。
小説家になろう様にも掲載してます。
魔物をお手入れしたら懐かれました -もふプニ大好き異世界スローライフ-
うっちー(羽智 遊紀)
ファンタジー
3巻で完結となっております!
息子から「お父さん。散髪する主人公を書いて」との提案(無茶ぶり)から始まった本作品が書籍化されて嬉しい限りです!
あらすじ:
宝生和也(ほうしょうかずや)はペットショップに居た犬を助けて死んでしまう。そして、創造神であるエイネに特殊能力を与えられ、異世界へと旅立った。
彼に与えられたのは生き物に合わせて性能を変える「万能グルーミング」だった。
前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。
倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~
乃神レンガ
ファンタジー
謎の白い空間で、神から異世界に送られることになった主人公。
二重取りの神授スキルを与えられ、その効果により追加でカード召喚術の神授スキルを手に入れる。
更にキャラクターメイキングのポイントも、二重取りによって他の人よりも倍手に入れることができた。
それにより主人公は、本来ポイント不足で選択できないデミゴッドの種族を選び、ジンという名前で異世界へと降り立つ。
異世界でジンは倒したモンスターをカード化して、最強の軍団を作ることを目標に、世界を放浪し始めた。
しかし次第に世界のルールを知り、争いへと巻き込まれていく。
国境門が数カ月に一度ランダムに他国と繋がる世界で、ジンは様々な選択を迫られるのであった。
果たしてジンの行きつく先は魔王か神か、それとも別の何かであろうか。
現在毎日更新中。
※この作品は『カクヨム』『ノベルアップ+』にも投稿されています。
森に捨てられた俺、転生特典【重力】で世界最強~森を出て自由に世界を旅しよう! 貴族とか王族とか絡んでくるけど暴力、脅しで解決です!~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
事故で死んで異世界に転生した。
十年後に親によって俺、テオは奴隷商に売られた。
三年後、奴隷商で売れ残った俺は廃棄処分と称されて魔物がひしめく『魔の森』に捨てられてしまう。
強力な魔物が日夜縄張り争いをする中、俺も生き抜くために神様から貰った転生特典の【重力】を使って魔物を倒してレベルを上げる日々。
そして五年後、ラスボスらしき美女、エイシアスを仲間にして、レベルがカンスト俺たちは森を出ることに。
色々と不幸に遇った主人公が、自由気ままに世界を旅して貴族とか王族とか絡んでくるが暴力と脅しで解決してしまう!
「自由ってのは、力で手に入れるものだろ? だから俺は遠慮しない」
運命に裏切られた少年が、暴力と脅迫で世界をねじ伏せる! 不遇から始まる、最強無双の異世界冒険譚!
◇9/25 HOTランキング(男性向け)1位
◇9/26 ファンタジー4位
◇月間ファンタジー30位
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる