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鬼の血珠
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✝ 不二丸side
左腕に絡みついた地雲は少し大きめの耳もあらわに首筋までのショートの髪で、本当に印象が前とは全く変わってしまっていた。
ボーイッシュなのに可愛らしく、両性と言われたらそのように見えた。
腕に当たる胸は、確かに膨らみがない。見たのに信じられない気持ちもある。あの時、抱き締めた地雲は確かにちゃんと柔らかな胸があったのだから、自分が見た事実に頭が混乱する。
嘘みたいな話だ。
“鬼”が存在するんだから、何があったって不思議じゃない。
長髪で綺麗で可憐な地雲が、短髪でボーイッシュで可愛い地雲にイメージチェンジしただけの話。
そんでもって……思ってもみなかった“告白”をされた。
本気かどうかは判らない。けど、どうしたらいいのか混乱する。
俺の気持ちは揺るがない。
桃が好きだ。
だけど、これがどうしたらいいか“困る告白”なんだな。
なんて、俺が桃に告白した時のことを思い出した。俺は突然キスをしてしまったっけ……。思い出して頬が熱くなる。
「ね、犬飼。市松は?」
「台所に居ると思うよ」
あの後、墓の前で一緒に座って空を見ていた。桃は黙って空を見てて、そんな桃を俺は見てた。
唐突に言われた。「地雲は?」って、それで桃を置いたまま様子を見に来たんだ。桃も後から行くって言ってたし。
良い匂いがして来た。
ぐぅって腹が鳴ると、地雲が笑った。
「お腹が空くって、生きてるって気がする」
地雲の言葉に頷く。俺には、“丸”には、食べること=生きてる。と、直結していた。
現世で馬鹿みたいに大食らいなのはそのせいかもしれない。
“前世”と“現世”は何かとリンクしてる。
ふっ。と、鼻孔に仄かに香るご飯以外の匂いに嬉しくなった。
「桃!」
匂いの主、桃太郎が台所の隅に立っていた。
本当に意識せず、地雲を振り払い、桃の傍に駆け寄る。
「桃!」
嬉しくて嬉しくて、抱き締めた。
「ちょっ……」
桃が身体を捩る。
「桃。そうじゅさま……」
ポロリと零れた言葉に桃の身体が強ばる。
「不二丸?」
“?”が見えるくらいきょとんとした桃は、なんで? と、呟いた。
なんで?
あぁ、そうか。
桃は俺との前世を思い出せてないんだ。
唐突に思い至った。
そりゃあ、“狼”が人間になるなんて思っても居ないだろうし。
だけど、チクリと胸の中心に小さな痛みが走った。
思い出して欲しい。
沸き起こる想い。
ザワザワと躰の全身の毛が逆立つ。
無性に……吠えたくなった。
「ウオォ――――ン。んぐっ?!」
思いっきり頭に衝撃が来て、舌を噛みかけた。
「なん??」
「うるさい」
「吠えるなら外でしろ」
白い頭と黒い頭の蛇の二人が後ろに居た。
「本当に。お前はワンちゃんだな」
桃までっ!
……笑顔の桃太郎。
「犬じゃないし。狼だし……守護獣だし」
「ふーん。犬飼の前世は狼だったんだ」
間近に地雲の顔。驚いて後退る。
「え? 地雲、髪どうした? それに……鬼の?」桃の問い掛けに、向き合った地雲が、
「うん。“鬼の血珠”を取り込んでしまって、躰が変化したの。髪はその一部。ねえ、皆それぞれに前世があるの? 市松はそうじゅさま?」
ズカズカと訊いてくる地雲は遠慮なく、よくぞ訊いてくれたとウキウキして来た。
「前世……」
桃の驚いた顔。
「宗寿さま。俺が判る?」
我慢出来なくて訊く。
「不二丸……」
「“まる”だ」
桃の表情が変わる。複雑な、それでいて単純で、驚きと微かな喜びに揺れる瞳の光。
顔を桃の頬に寄せ、鼻先を擦り付ける。
途端に桃の瞳から涙が零れた。
「丸? 丸なのか?」
顔を両手で挟まれ、向かい合う。
「うん。宗寿さまの守護獣の丸だ!」
嬉しくて嬉しくて。現世で無いはずの尻尾を振りまくって、また桃を抱き締めた。
俺の大好きな桃太郎。
俺の絶対君主の宗寿さま。
「ふーん。前世の想いが絡まって、現世で傍に生まれてきたの?」
真横でじっと見つめる地雲が首を傾げる。
「近いよ」
「うん。離れたくないもの」
にっこりとほほ笑んだ地雲が俺の腕を引く。
思いの外その力が強くてバランスを崩し地雲の方に体が引っ張られた。
「ん?!」唇に感じる柔らかい感触。え? なんで?? ドアップの地雲の顔。
チュッ
音を立てて離れる唇。
「ご馳走様」
ふふふ。と、小さく笑った地雲が離れていく。
混乱しながらも、桃の方を振り向くと、真っ赤になった顔に驚いた表情。涙は頬を伝わり顎から落ちていく。
「桃……」
伸ばした手は宙を舞う。
踵を返して桃は台所から飛び出して行った。
「感謝しなさいよ」
後ろから聞こえる声は無視して桃を追いかける。
なんで?
なんで逃げるんだ??
✝ 桃太郎side
丸
前世の記憶が フッ と巡り帰って来た。
彼を見つけた時、雨に濡れて寒さに震え丸まっていた。
従者は捨て置けと言った。だけど、震える彼を放ってはおけなかった。あまりにも小さく、あまりにもか弱く、そして、温かだったから。
腕に包んで濡れた体を撫でてやると、小さく鳴いた。
確信はないが“狼”だろうと公言する。神秘を好む者たちには、保護する最もな理由付けがいるのだ。昔からの言い伝え、山の神の使徒である狼は守護獣になる。と、
足早に帰宅すると、使い古した柔らかな布で冷えた体を拭いてやる。
そうして乾いた毛皮はふわりとなり、やはり狼だと分かった。
“丸”と名付け、まるで子を愛しむように彼を可愛いがった。
丸は裏切らず、私の傍から離れない。そう確信があった。
育ち、立派な成獣となった彼は、灰色の毛並みに整った顔立ち。雄々しいその姿は誰もが振り向く程に美しかった。
私は彼をまるで人の様に接していた。だからか、彼は自身を人だと錯覚していたのかもしれないと、度々思うことがあった。
私の話をじっと訊いている時、まるで理解しているみたいに頷いたり、返事をする様に唸ってみたり。
物語れない言葉よりも、美しく光る両眼、淡く銀色を帯びた黒い瞳がいつも物語っていた。
私を“愛している”と……。
それが嬉しくて、片時も離さず、二人で居た。
それは義父が心配する程に。
だけど、それくらいの我儘は許されるのではないか?
私はこれまで、自身の為に生きては来なかった。
誰が為にある命
私はこの里の民の為に生きて来た。これからも、この命尽きるまでそうであると理解もしていた。
だから、私が特別に想うものを……
私だけを慕うものを持ったとしても、人ではないのだから、守護獣なのだから許されるだろう。と、
獣に愛を注いで縛る。
いや、現在の感覚では、家族として愛おしむ。それは当たり前のこと。
だけど、あの時の俺と丸の関係は、それとは違ったんじゃないかと思う。
“依存”に近しい関係。
確かに丸は他の獣とは違う“感情”を持っていた。“私”は、宗寿の能力は、それとは気付かずに、丸に影響を与えていたのかも知れない。
丸には宗寿しか居ない。
そう言う風に育てたのだ。
まるで“洗脳”だ。
そして、最期は共に死んだ。
赤く燃える焔と、逃げ惑う声。
宗寿は蛇に噛まれたことで毒が回り、動けなくなって……その蛇に首を絞められながら、丸は宗寿と寄り添う様にして事切れていた。
宗寿を守って、丸は死んだ。
その温かだった体が冷たくなって行くのを感じながら、宗寿もまた命尽きた。
呆気ない最期。
自身の能力など、何も役には立たなかった。
何も守れないまま死んだ。
前世では、無念としか言い様のない人生で、なんの消化もされない死に方で……
今の、今世はどうだろう?
これだけ周りに愛しい人達が揃っていて、何の不満があるんだろう?
“愛する人”が欲しくて、
違うな。“愛してくれる人”が欲しくて足掻く自分は何て浅ましい。
「もも!」
不二丸の声が追いかけて来る。
俺は合わせる顔がなくて、外に飛び出した。
俺は、ただ、俺自身を愛してくれる誰かが欲しくて転生して来た。
左腕に絡みついた地雲は少し大きめの耳もあらわに首筋までのショートの髪で、本当に印象が前とは全く変わってしまっていた。
ボーイッシュなのに可愛らしく、両性と言われたらそのように見えた。
腕に当たる胸は、確かに膨らみがない。見たのに信じられない気持ちもある。あの時、抱き締めた地雲は確かにちゃんと柔らかな胸があったのだから、自分が見た事実に頭が混乱する。
嘘みたいな話だ。
“鬼”が存在するんだから、何があったって不思議じゃない。
長髪で綺麗で可憐な地雲が、短髪でボーイッシュで可愛い地雲にイメージチェンジしただけの話。
そんでもって……思ってもみなかった“告白”をされた。
本気かどうかは判らない。けど、どうしたらいいのか混乱する。
俺の気持ちは揺るがない。
桃が好きだ。
だけど、これがどうしたらいいか“困る告白”なんだな。
なんて、俺が桃に告白した時のことを思い出した。俺は突然キスをしてしまったっけ……。思い出して頬が熱くなる。
「ね、犬飼。市松は?」
「台所に居ると思うよ」
あの後、墓の前で一緒に座って空を見ていた。桃は黙って空を見てて、そんな桃を俺は見てた。
唐突に言われた。「地雲は?」って、それで桃を置いたまま様子を見に来たんだ。桃も後から行くって言ってたし。
良い匂いがして来た。
ぐぅって腹が鳴ると、地雲が笑った。
「お腹が空くって、生きてるって気がする」
地雲の言葉に頷く。俺には、“丸”には、食べること=生きてる。と、直結していた。
現世で馬鹿みたいに大食らいなのはそのせいかもしれない。
“前世”と“現世”は何かとリンクしてる。
ふっ。と、鼻孔に仄かに香るご飯以外の匂いに嬉しくなった。
「桃!」
匂いの主、桃太郎が台所の隅に立っていた。
本当に意識せず、地雲を振り払い、桃の傍に駆け寄る。
「桃!」
嬉しくて嬉しくて、抱き締めた。
「ちょっ……」
桃が身体を捩る。
「桃。そうじゅさま……」
ポロリと零れた言葉に桃の身体が強ばる。
「不二丸?」
“?”が見えるくらいきょとんとした桃は、なんで? と、呟いた。
なんで?
あぁ、そうか。
桃は俺との前世を思い出せてないんだ。
唐突に思い至った。
そりゃあ、“狼”が人間になるなんて思っても居ないだろうし。
だけど、チクリと胸の中心に小さな痛みが走った。
思い出して欲しい。
沸き起こる想い。
ザワザワと躰の全身の毛が逆立つ。
無性に……吠えたくなった。
「ウオォ――――ン。んぐっ?!」
思いっきり頭に衝撃が来て、舌を噛みかけた。
「なん??」
「うるさい」
「吠えるなら外でしろ」
白い頭と黒い頭の蛇の二人が後ろに居た。
「本当に。お前はワンちゃんだな」
桃までっ!
……笑顔の桃太郎。
「犬じゃないし。狼だし……守護獣だし」
「ふーん。犬飼の前世は狼だったんだ」
間近に地雲の顔。驚いて後退る。
「え? 地雲、髪どうした? それに……鬼の?」桃の問い掛けに、向き合った地雲が、
「うん。“鬼の血珠”を取り込んでしまって、躰が変化したの。髪はその一部。ねえ、皆それぞれに前世があるの? 市松はそうじゅさま?」
ズカズカと訊いてくる地雲は遠慮なく、よくぞ訊いてくれたとウキウキして来た。
「前世……」
桃の驚いた顔。
「宗寿さま。俺が判る?」
我慢出来なくて訊く。
「不二丸……」
「“まる”だ」
桃の表情が変わる。複雑な、それでいて単純で、驚きと微かな喜びに揺れる瞳の光。
顔を桃の頬に寄せ、鼻先を擦り付ける。
途端に桃の瞳から涙が零れた。
「丸? 丸なのか?」
顔を両手で挟まれ、向かい合う。
「うん。宗寿さまの守護獣の丸だ!」
嬉しくて嬉しくて。現世で無いはずの尻尾を振りまくって、また桃を抱き締めた。
俺の大好きな桃太郎。
俺の絶対君主の宗寿さま。
「ふーん。前世の想いが絡まって、現世で傍に生まれてきたの?」
真横でじっと見つめる地雲が首を傾げる。
「近いよ」
「うん。離れたくないもの」
にっこりとほほ笑んだ地雲が俺の腕を引く。
思いの外その力が強くてバランスを崩し地雲の方に体が引っ張られた。
「ん?!」唇に感じる柔らかい感触。え? なんで?? ドアップの地雲の顔。
チュッ
音を立てて離れる唇。
「ご馳走様」
ふふふ。と、小さく笑った地雲が離れていく。
混乱しながらも、桃の方を振り向くと、真っ赤になった顔に驚いた表情。涙は頬を伝わり顎から落ちていく。
「桃……」
伸ばした手は宙を舞う。
踵を返して桃は台所から飛び出して行った。
「感謝しなさいよ」
後ろから聞こえる声は無視して桃を追いかける。
なんで?
なんで逃げるんだ??
✝ 桃太郎side
丸
前世の記憶が フッ と巡り帰って来た。
彼を見つけた時、雨に濡れて寒さに震え丸まっていた。
従者は捨て置けと言った。だけど、震える彼を放ってはおけなかった。あまりにも小さく、あまりにもか弱く、そして、温かだったから。
腕に包んで濡れた体を撫でてやると、小さく鳴いた。
確信はないが“狼”だろうと公言する。神秘を好む者たちには、保護する最もな理由付けがいるのだ。昔からの言い伝え、山の神の使徒である狼は守護獣になる。と、
足早に帰宅すると、使い古した柔らかな布で冷えた体を拭いてやる。
そうして乾いた毛皮はふわりとなり、やはり狼だと分かった。
“丸”と名付け、まるで子を愛しむように彼を可愛いがった。
丸は裏切らず、私の傍から離れない。そう確信があった。
育ち、立派な成獣となった彼は、灰色の毛並みに整った顔立ち。雄々しいその姿は誰もが振り向く程に美しかった。
私は彼をまるで人の様に接していた。だからか、彼は自身を人だと錯覚していたのかもしれないと、度々思うことがあった。
私の話をじっと訊いている時、まるで理解しているみたいに頷いたり、返事をする様に唸ってみたり。
物語れない言葉よりも、美しく光る両眼、淡く銀色を帯びた黒い瞳がいつも物語っていた。
私を“愛している”と……。
それが嬉しくて、片時も離さず、二人で居た。
それは義父が心配する程に。
だけど、それくらいの我儘は許されるのではないか?
私はこれまで、自身の為に生きては来なかった。
誰が為にある命
私はこの里の民の為に生きて来た。これからも、この命尽きるまでそうであると理解もしていた。
だから、私が特別に想うものを……
私だけを慕うものを持ったとしても、人ではないのだから、守護獣なのだから許されるだろう。と、
獣に愛を注いで縛る。
いや、現在の感覚では、家族として愛おしむ。それは当たり前のこと。
だけど、あの時の俺と丸の関係は、それとは違ったんじゃないかと思う。
“依存”に近しい関係。
確かに丸は他の獣とは違う“感情”を持っていた。“私”は、宗寿の能力は、それとは気付かずに、丸に影響を与えていたのかも知れない。
丸には宗寿しか居ない。
そう言う風に育てたのだ。
まるで“洗脳”だ。
そして、最期は共に死んだ。
赤く燃える焔と、逃げ惑う声。
宗寿は蛇に噛まれたことで毒が回り、動けなくなって……その蛇に首を絞められながら、丸は宗寿と寄り添う様にして事切れていた。
宗寿を守って、丸は死んだ。
その温かだった体が冷たくなって行くのを感じながら、宗寿もまた命尽きた。
呆気ない最期。
自身の能力など、何も役には立たなかった。
何も守れないまま死んだ。
前世では、無念としか言い様のない人生で、なんの消化もされない死に方で……
今の、今世はどうだろう?
これだけ周りに愛しい人達が揃っていて、何の不満があるんだろう?
“愛する人”が欲しくて、
違うな。“愛してくれる人”が欲しくて足掻く自分は何て浅ましい。
「もも!」
不二丸の声が追いかけて来る。
俺は合わせる顔がなくて、外に飛び出した。
俺は、ただ、俺自身を愛してくれる誰かが欲しくて転生して来た。
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