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鬼の血珠
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✝ 君子side
目覚めた時、暗闇に驚いた。
どこに居るのか判らずに呼吸が苦しくなる。
「はっ……はぁ」
荒い呼吸の中、不意に鼻腔をくすぐる犬飼の匂い。徐々に落ち着いて、どこにいるのか、どうしてそうなったのか思い出して来た。
暗闇に慣れ手の平を見る。傷らしきものはどこにも見当たらない。
赤い珠が入って、それから?
気を失った。
身を起こし、何か柔らかいものが手に触れる、それを掴むと髪だった。
私の髪の毛? 首筋が軽い。撫でると長かった髪がない。
それなりに驚いた。だけど、それは望んだことだと思い立った。
胸に触れる。やっぱりそうだ。
ブラに収まっていた胸がなだらかに凹凸のないものに変化していた。
私は、依存する女にはなりたくなかった。
そう考えていた時に赤い珠が体内に吸い込まれた。
母の残骸。鬼の珠。
それが変化をもたらす力を持つものなら、その考えがしっくりと納得出来た。
私は“性別”を捨てたのかもしれない。まだ、それを確認するのは怖いけれど、髪の、胸の変化だけでもそうだと想像出来る。
服越しに後ろ手にホックを外し、用途の失ったブラを脱ぎ捨てる。
私は失恋をした。
それも恋敵は男性。
だから躰がそうなったのかもしれない。
「ふふ」可笑しくなって声が出た。
それから、弾けたように笑いは収まらず、ひとしきり笑って、唐突に収まった。
軽くなった首筋を撫でながらベットに腰掛ける。
ふと、射し込んで来た光に暗闇が開ける。足元に一筋の光。
あれからどれだけの時間が経ったのか判らないけど、夜なんだと天井の小窓から見える月が教えてくれた。
なんでこんなに冷静で居られるのか解らない。
だけど、今まで生きて来た中で一番生きてるって感じる。
トントン と、ノック音。
「地雲?」犬飼が小さな声で私を呼ぶ。
「はい」私は彼が好きだ。
「入るぞ」遠慮がちな声音。だけどすぐにドアが開いて、私を見て動きが止まった。
「あ……え? 髪は?」
「私、母の欠片を体内に取り込んでしまったみたい」
右手で抜け落ちた髪の毛を掲げてほほ笑んでみた。
そこから大騒ぎになった。(犬飼が一人で叫んでたとも言う)駆け出した犬飼が連れて来た、見事な……オレンジの髪と、市松と同じ“黄金の瞳”を持った男性。
「俺は桃太郎の叔父で、元気と言う」
「お世話になります。私は……“地雲”と呼んでください」
頷いた男性、元気さんは、じっと私を見つめて、
「俺は医者だ。こう言った事例に長けている。だから安心して欲しい。俺に診察させてくれないか?」
優しく落ち着かせる声。だけど、その瞳はなんでも見透かしているみたいに輝いていた。
どの道確認しなければならないのなら、はっきりとさせた方がいい。
「お願いします」
なんの躊躇もなく上着を脱ぐと、
「うわっ?!」
犬飼の間の抜けた声が。
「女の子なんだから……」
元気さんが溜め息まじりに、次の瞬間には二人は黙った。
「これは」「胸が?」
元気さんは確認するように、犬飼からは戸惑いが。
「多分。性別が無くなってると感じます」
「それだけじゃないね。感情の抑揚が乏しくなっている。これは一時的なことかもしれないが」
あぁ。そうか。人前でいきなり服を脱ぐとか女性だった私がすることじゃない。言われた意味に納得する。
だけど、私の興味は私の今の状態。この躰。
あらわになった胸を見る。ペタンとした、それでも小さな膨らみのある胸。小さな突起もちゃんとある。
男性と言うよりは、幼い少女のような胸。
「触診させてくれ」
手を腹部に当てられた。じんわりと温かさを感じ、ぶるりと身体が震えた。
「うん。子宮もある。だけど……ごめん。不二丸くんには出ていってもらうかい?」
それ以上を答える前に、と訊かれ、名指しされた犬飼が頬を赤くする。
「いえ。彼には知っていて欲しいので」
ほほ笑むと、元気さんは少し黙って、にぃ。と、理解したように笑った。
「解った。そうだね。うん。子宮と、生殖線が、卵巣と、小さな精巣があるね。確かに“性別”が無くなったとも言えるし、増えたとも言えるね」
なるほど。
無性ではなく、どちらとも言える。
その結論に妙に納得し、それから、感情について言われたことが疑問を呼ぶ。
「感情が乏しいって?」
「うん。今の状況に驚いてないだろう? それに、恥ずかしさとか、そんな女性である感覚も無いだろう?」
確かに。
「一時的なことかもしれない。だけど“鬼”は感情が乏しい場合がある」
鬼。
「結論から言えば、地雲さんは“鬼”に成る可能性がある」
言われたことに、初めて心臓が跳ねる。こうなってから一番感情が揺さぶられた。
「勘違いしないで欲しいんだが、鬼に成るとは、いきなり“悪鬼”に成ると言う訳じゃない。桃太郎もだが、俺も鬼だ。角の無い鬼。癒しと、千里眼の能力を持っている」
鬼に成る。
母は人間からいきなり悪鬼に成った。
目の前の元気さんも鬼だと言う。だけど、禍々しさや、狂った感じがしない。
「地雲さんは“能力”に目覚めたんだよね?」
能力。問われて、枕元にあった携帯を目視する。
「そう、みたいです。携帯を媒体に何か出来るみたいです。母が……そうなってから、引っ張られるように目覚めた感じです。その携帯に母の欠片が挟まっていて、手の平の傷口に……まるで意思があるみたいに珠自らが飛び込んで来て、そのまま気を失っていました」
「目覚めたら変化していた?」
「そうです」
「鬼の血珠はそれ自体に意思があるってことはないから安心していいよ。どちらかと言うと変化する方の意思で変わる。血珠を取り込むのも、その本人の希望による。俺がそうだったからね。取り込んだ欠片は一つ?」
頷くと、
「これから多くの血珠を取り込めば“鬼”に成る。希望しないのであれば今の状態のまま“能力者”として人間で居られる」
探るように問われ、
「それは、今は判りません」
正直に答える。
元気さんは納得したように頷くと、
「まあ、健康状態は良好だから安心していいよ」
立ち上がり、犬飼を見遣る。
「不二丸くん、責任をもって彼女を台所まで連れてくること。晩飯を用意しておくから」
ポンと肩を叩かれた犬飼が何か言いたげだったけど、「後でね」と、元気さんは部屋を出て行った。
「服、着て欲しい」
背中を向けた犬飼が弱々しく言う。
耳が赤くなっているのが見えて、それで意地悪な気持ちになった。その広い背中に手を置くと、ビクリと震えた犬飼は、こちらを見ることはしない。
それで、そのまま背中に抱き着いてみた。
「ぬぁ?!」
「ふふ。変な声」
横から覗き見た頬は益々赤くなって、意識してくれてるんだと、嬉しくなった。
だから、だから。
「ねぇ。私ね……貴方のことが好きなの」
気付いたばかりのココロをさらけ出してみた。
大きな背中が大きく揺れた。
「こんな躰になったのは、半分は犬飼のせいよ」
そう。この告白には何の効果もない。犬飼のココロは決まっているもの。だけど、私の気持ちは伝えておきたかった。
「ごめん。」
「私が男なら本当に好きになってくれた?」
「違うんだ。桃が男だから好きとかじゃなくて、これは“前世”からの想いで……」
「え?」
不思議なことを言う。
そっと背中から離れて、脱ぎ捨てた服を着る。
言葉を濁したって、嘘をついたって良いのに、真面目に答えようとしてるのが判る。
本当に、この人は真っ直ぐだ。
「こっちを向いても大丈夫よ」
一呼吸置いた犬飼が私と向き合う。
「頬の傷が消えてる」
ふと、目を細めてほほ笑んだ彼はとてもハンサムだ。
「そう?」
銃でつけられた傷。忘れてた。頬を摩るも、傷らしき筋さえなかった。
「躰の変化のオマケで治ったのかも。手の平の傷も無くなってるし」
「なら良かった」
鼻先を右手指先で一撫でし、項垂れる。
「俺はサイテーだな」
「いいえ。最高よ。私を助けに来てくれた。犬飼が、犬飼たちが来てくれなきゃ死んでいたかもしれない」
私が私であるスタートの日。
母の影に隠れていた私は、もうどこにも居ない。
今の私が本当の私。
「犬飼、ありがとう」
ココロからの感謝の言葉を。
犬飼は目をぱちくりさせて、頭をかいた。
「それから、犬飼が知ってること教えて? それに“前世”って?」
“鬼”の存在も衝撃的だったけれど、私の変化とか、犬飼の前世とか、知りたいことが増えて行く。
「そうだな。取り敢えず、台所に行こうか?」
ほほ笑んだ犬飼は、本当に素敵で、頷いて、その左腕に腕を絡ませた。
「おい」
「いーじゃない。私は女ではないんだから、だけど、犬飼のこと……好きでいさせて。貴方はあれだけ私を追いかけ回したんだから、今度は私が追いかける番よ」
にっこりと笑ってみせた。
笑えることの幸せが、じわりと胸を熱くした。
“感情が乏しい”のは、犬飼の前では関係ないらしい。それともやっぱり一時的なことだったのかしら?
目覚めた時、暗闇に驚いた。
どこに居るのか判らずに呼吸が苦しくなる。
「はっ……はぁ」
荒い呼吸の中、不意に鼻腔をくすぐる犬飼の匂い。徐々に落ち着いて、どこにいるのか、どうしてそうなったのか思い出して来た。
暗闇に慣れ手の平を見る。傷らしきものはどこにも見当たらない。
赤い珠が入って、それから?
気を失った。
身を起こし、何か柔らかいものが手に触れる、それを掴むと髪だった。
私の髪の毛? 首筋が軽い。撫でると長かった髪がない。
それなりに驚いた。だけど、それは望んだことだと思い立った。
胸に触れる。やっぱりそうだ。
ブラに収まっていた胸がなだらかに凹凸のないものに変化していた。
私は、依存する女にはなりたくなかった。
そう考えていた時に赤い珠が体内に吸い込まれた。
母の残骸。鬼の珠。
それが変化をもたらす力を持つものなら、その考えがしっくりと納得出来た。
私は“性別”を捨てたのかもしれない。まだ、それを確認するのは怖いけれど、髪の、胸の変化だけでもそうだと想像出来る。
服越しに後ろ手にホックを外し、用途の失ったブラを脱ぎ捨てる。
私は失恋をした。
それも恋敵は男性。
だから躰がそうなったのかもしれない。
「ふふ」可笑しくなって声が出た。
それから、弾けたように笑いは収まらず、ひとしきり笑って、唐突に収まった。
軽くなった首筋を撫でながらベットに腰掛ける。
ふと、射し込んで来た光に暗闇が開ける。足元に一筋の光。
あれからどれだけの時間が経ったのか判らないけど、夜なんだと天井の小窓から見える月が教えてくれた。
なんでこんなに冷静で居られるのか解らない。
だけど、今まで生きて来た中で一番生きてるって感じる。
トントン と、ノック音。
「地雲?」犬飼が小さな声で私を呼ぶ。
「はい」私は彼が好きだ。
「入るぞ」遠慮がちな声音。だけどすぐにドアが開いて、私を見て動きが止まった。
「あ……え? 髪は?」
「私、母の欠片を体内に取り込んでしまったみたい」
右手で抜け落ちた髪の毛を掲げてほほ笑んでみた。
そこから大騒ぎになった。(犬飼が一人で叫んでたとも言う)駆け出した犬飼が連れて来た、見事な……オレンジの髪と、市松と同じ“黄金の瞳”を持った男性。
「俺は桃太郎の叔父で、元気と言う」
「お世話になります。私は……“地雲”と呼んでください」
頷いた男性、元気さんは、じっと私を見つめて、
「俺は医者だ。こう言った事例に長けている。だから安心して欲しい。俺に診察させてくれないか?」
優しく落ち着かせる声。だけど、その瞳はなんでも見透かしているみたいに輝いていた。
どの道確認しなければならないのなら、はっきりとさせた方がいい。
「お願いします」
なんの躊躇もなく上着を脱ぐと、
「うわっ?!」
犬飼の間の抜けた声が。
「女の子なんだから……」
元気さんが溜め息まじりに、次の瞬間には二人は黙った。
「これは」「胸が?」
元気さんは確認するように、犬飼からは戸惑いが。
「多分。性別が無くなってると感じます」
「それだけじゃないね。感情の抑揚が乏しくなっている。これは一時的なことかもしれないが」
あぁ。そうか。人前でいきなり服を脱ぐとか女性だった私がすることじゃない。言われた意味に納得する。
だけど、私の興味は私の今の状態。この躰。
あらわになった胸を見る。ペタンとした、それでも小さな膨らみのある胸。小さな突起もちゃんとある。
男性と言うよりは、幼い少女のような胸。
「触診させてくれ」
手を腹部に当てられた。じんわりと温かさを感じ、ぶるりと身体が震えた。
「うん。子宮もある。だけど……ごめん。不二丸くんには出ていってもらうかい?」
それ以上を答える前に、と訊かれ、名指しされた犬飼が頬を赤くする。
「いえ。彼には知っていて欲しいので」
ほほ笑むと、元気さんは少し黙って、にぃ。と、理解したように笑った。
「解った。そうだね。うん。子宮と、生殖線が、卵巣と、小さな精巣があるね。確かに“性別”が無くなったとも言えるし、増えたとも言えるね」
なるほど。
無性ではなく、どちらとも言える。
その結論に妙に納得し、それから、感情について言われたことが疑問を呼ぶ。
「感情が乏しいって?」
「うん。今の状況に驚いてないだろう? それに、恥ずかしさとか、そんな女性である感覚も無いだろう?」
確かに。
「一時的なことかもしれない。だけど“鬼”は感情が乏しい場合がある」
鬼。
「結論から言えば、地雲さんは“鬼”に成る可能性がある」
言われたことに、初めて心臓が跳ねる。こうなってから一番感情が揺さぶられた。
「勘違いしないで欲しいんだが、鬼に成るとは、いきなり“悪鬼”に成ると言う訳じゃない。桃太郎もだが、俺も鬼だ。角の無い鬼。癒しと、千里眼の能力を持っている」
鬼に成る。
母は人間からいきなり悪鬼に成った。
目の前の元気さんも鬼だと言う。だけど、禍々しさや、狂った感じがしない。
「地雲さんは“能力”に目覚めたんだよね?」
能力。問われて、枕元にあった携帯を目視する。
「そう、みたいです。携帯を媒体に何か出来るみたいです。母が……そうなってから、引っ張られるように目覚めた感じです。その携帯に母の欠片が挟まっていて、手の平の傷口に……まるで意思があるみたいに珠自らが飛び込んで来て、そのまま気を失っていました」
「目覚めたら変化していた?」
「そうです」
「鬼の血珠はそれ自体に意思があるってことはないから安心していいよ。どちらかと言うと変化する方の意思で変わる。血珠を取り込むのも、その本人の希望による。俺がそうだったからね。取り込んだ欠片は一つ?」
頷くと、
「これから多くの血珠を取り込めば“鬼”に成る。希望しないのであれば今の状態のまま“能力者”として人間で居られる」
探るように問われ、
「それは、今は判りません」
正直に答える。
元気さんは納得したように頷くと、
「まあ、健康状態は良好だから安心していいよ」
立ち上がり、犬飼を見遣る。
「不二丸くん、責任をもって彼女を台所まで連れてくること。晩飯を用意しておくから」
ポンと肩を叩かれた犬飼が何か言いたげだったけど、「後でね」と、元気さんは部屋を出て行った。
「服、着て欲しい」
背中を向けた犬飼が弱々しく言う。
耳が赤くなっているのが見えて、それで意地悪な気持ちになった。その広い背中に手を置くと、ビクリと震えた犬飼は、こちらを見ることはしない。
それで、そのまま背中に抱き着いてみた。
「ぬぁ?!」
「ふふ。変な声」
横から覗き見た頬は益々赤くなって、意識してくれてるんだと、嬉しくなった。
だから、だから。
「ねぇ。私ね……貴方のことが好きなの」
気付いたばかりのココロをさらけ出してみた。
大きな背中が大きく揺れた。
「こんな躰になったのは、半分は犬飼のせいよ」
そう。この告白には何の効果もない。犬飼のココロは決まっているもの。だけど、私の気持ちは伝えておきたかった。
「ごめん。」
「私が男なら本当に好きになってくれた?」
「違うんだ。桃が男だから好きとかじゃなくて、これは“前世”からの想いで……」
「え?」
不思議なことを言う。
そっと背中から離れて、脱ぎ捨てた服を着る。
言葉を濁したって、嘘をついたって良いのに、真面目に答えようとしてるのが判る。
本当に、この人は真っ直ぐだ。
「こっちを向いても大丈夫よ」
一呼吸置いた犬飼が私と向き合う。
「頬の傷が消えてる」
ふと、目を細めてほほ笑んだ彼はとてもハンサムだ。
「そう?」
銃でつけられた傷。忘れてた。頬を摩るも、傷らしき筋さえなかった。
「躰の変化のオマケで治ったのかも。手の平の傷も無くなってるし」
「なら良かった」
鼻先を右手指先で一撫でし、項垂れる。
「俺はサイテーだな」
「いいえ。最高よ。私を助けに来てくれた。犬飼が、犬飼たちが来てくれなきゃ死んでいたかもしれない」
私が私であるスタートの日。
母の影に隠れていた私は、もうどこにも居ない。
今の私が本当の私。
「犬飼、ありがとう」
ココロからの感謝の言葉を。
犬飼は目をぱちくりさせて、頭をかいた。
「それから、犬飼が知ってること教えて? それに“前世”って?」
“鬼”の存在も衝撃的だったけれど、私の変化とか、犬飼の前世とか、知りたいことが増えて行く。
「そうだな。取り敢えず、台所に行こうか?」
ほほ笑んだ犬飼は、本当に素敵で、頷いて、その左腕に腕を絡ませた。
「おい」
「いーじゃない。私は女ではないんだから、だけど、犬飼のこと……好きでいさせて。貴方はあれだけ私を追いかけ回したんだから、今度は私が追いかける番よ」
にっこりと笑ってみせた。
笑えることの幸せが、じわりと胸を熱くした。
“感情が乏しい”のは、犬飼の前では関係ないらしい。それともやっぱり一時的なことだったのかしら?
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