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第一章 ミスで始まる異世界転生
第五話 バグのせいで災難再び
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無事にキマイラさんの討伐ができたついでに、ダンジョンコアの浄化をしよう。
確か押し付けるだけで良いんだよね。
一抱えもあるコアはそこそこ重かったから、荷物が軽くなるのは純粋にありがたい。
「それ行けっ」
反発力が強すぎて弾かれそうになったが、割れても良い覚悟で押し付けたおかげ何事もなく浄化を終えた。
「さて、帰りますか」
ボスを倒したことを嗅ぎつけた奴らがサポート要員を送り込んでくる前に立ち去るとしよう。
「……駄目ですか?」
ピコンピコンっ。
「でもこの巨体は持っていけませんよ? 何でキマイラさんだけドロップアイテムに変わらないんですか?」
『まぁそう急くな』
「──あっ! 脅迫神様っ!」
『こらっ! 人聞きが悪いじゃろっ!』
浄化済みのダンジョンコアをモニターのように使用した神様に、ついつい恨み言を言ってしまった。
「早く称号を取ってくださいっ」
『分かっておる。その前にじゃ、攻略報酬を与えようではないか。それも三つじゃぞ?』
怪しい……。
リソースがないって言ってたのに。
三つも用意するリソースは一体どこから?
『まずは普通にダンジョンの攻略報酬じゃな。ある程度操作ができるから、希望のものを言っても良いぞ』
「では、スキル習得できるスクロールで、内容は〈付与魔法〉が良いです」
『良いじゃろう』
やった。
スキル設定の時にポイントが足らず、泣く泣く諦めた魔法スキルの一つだ。
これがあれば魔具づくりも捗るはず。
『では、次じゃ。今回イレギュラーな要請にも快く引き受けてくれたことに対する報酬じゃ』
えっ? 快く? 脅迫だったよ?
『キマイラを討伐したことで獲得できるメダルとは別に、最高位の虹色メダルを贈ろう。これは【創造】の効果を持つメダルじゃ。良く考えて使うと良い』
創造かぁ。
悩むなー。
「……しばらく取っておきます」
『うむ、構わんよ』
「そう言えばダンジョン限定スキルと聞きましたが、外に出るとメダルは消えてしまうんですか?」
『いや、魔力が通らなくなり使えないだけじゃな』
「なるほど」
『ついでにキマイラ討伐と、ガチャ用のメダルも渡しておくからの』
「はい、ありがとうございます」
報酬も嬉しいけど、早く称号を外してくれないかな。
『分かっておるとも。称号じゃろ?』
「お願いします」
『うむうむ。──あれ?』
「ど、どうされました?」
『ちょっと待っておれ。えっと……こうなってこうじゃろ……で、こうじゃ』
もしかして、取説と格闘中だったりする?
すごい不安なんだけど?
『最後に、こうじゃっ!』
「おぉぉぉ……外れてない……」
『──バグじゃな』
「ちょっとっ! 今回は違うでしょっ?!」
『い、いやっ! そんなことはないぞっ! 説明書通りにやって無理ならシステムの問題じゃろ? つまり、バグじゃっ!』
「担当の神様はいないんですかっ!?」
『さっきまでおったぞ』
「今はっ!?」
『席を外しておる。まぁ(仮)はついているのじゃ。大丈夫じゃろ。……何かと都合が良いしの』
「なんか言いましたっ!?」
今回は聞こえたぞっ!?
『そ、そんなっ! 老人を虐めるのは良くないぞっ』
「現在進行形で僕が虐められていますっ」
『そんなお前さんに癒しを与えようじゃないか』
「いらないので、称号を外してください」
『まぁまぁ。見た後に決めてからも遅くはないぞっ?』
「……必死ですね?」
『ほら、他の人間が来ると困るじゃろ?』
「まぁ」
『じゃあこの持ち運べないキマイラをもらうからの』
「はっ?」
直後、キマイラの巨体が消えた。
そしてキマイラがいた場所には二体のモフモフが佇んでいた。
「…………」
リポップしたの?
『どうじゃ? ダンジョンを浄化した報酬じゃ』
この二体が最後の報酬ってこと?
それと多分だけど、モフモフが持っている宝箱の中に今回の報酬全てが入っているのだろう。
『それと称号が外れなかったお詫びに、このダンジョン内の魔物が使っていた魔法に限定した魔法陣図鑑も宝箱に入れてあるからの』
「もう外せないことが確定しているんですね……」
『世の中理不尽なことが多々ある。諦めなければいけないこともあるのじゃ』
「理不尽を強いている側に言われても……」
『さて、話を戻すぞ。二体はキマイラを元に創ったお前さんの従魔じゃ。スキル〈鑑定〉を持っていなくとも、契約後はステータスの確認もできる。ちなみに少し大きい方が男の子で、小さい方が女の子じゃ。可愛いじゃろ?』
「まぁ、確かに」
目の前の二体は、前世のキマイラさんの面影が一切ない生物に生まれ変わっている。
前世のキマイラさんは典型的なキマイラで、獅子、山羊、蛇、翼の特徴を持っていた。
対する転生後のキマイラさんはというと、パッと見兎だ。
しかも二足歩行型の。
首元にはモフモフしたたてがみがあり、両手は熊みたいに大きめな手。顔は何故か狼っぽさがある。
後ろに回ってみると、狐のようなモフッとした大きな尻尾があった。
そして前世唯一の名残りである小さな翼。
本当にそれで飛べるの?と思わずにはいられない。
大きさは一五〇cmくらいの俺とほぼ変わらないくらい。
でももし長い耳を身長に含むなら、俺は余裕で負けている。
二体の身長の差はほとんどないのだが、神様が大きい方と小さい方と言った理由は、太っているかいないかの差が明確に分かっているからだ。
なお、体毛の色も異なっている。
ボリューミーな体を持っている方は橙色で、宝箱を持っている小柄な方は紫色をしている。
瞳の色はともに金色。
これは神様が干渉したせいだと思われる。
『まぁ不要だと言うのなら仕方がない。その辺に打ち捨てていけば良い。とにかく此度はご苦労じゃった。さらばじゃ』
「ちょっ!」
俺が二体を観察している間に言い逃げして行くとは……。
「コア、捨てて行っても良いんですかーーーっ!?」
『──駄目に決まっておるじゃろっ』
「おかえりなさいませ」
『卑怯じゃぞっ』
「お互い様ですね」
『それで、何か用なのか?』
「この子達に拒否権はないのですか」
『あるわけなかろう。二体の方が希望者で、選択者はお前さんじゃ』
「もしかして〈直感〉先生の目的って、これですか?」
『そうじゃ。だから打ち捨てていく場合は、全てが無駄になるの』
「す、捨てるなんて言ってませんが?」
『そうかそうか。契約してくれるということじゃな』
「まぁ……はい」
なんか手のひらの上で踊らされているようで悔しいけど、泣きそうな視線を向けられて「捨てる」なんて言えるかっ。
というか、まだ拾ってすらいないのに。
「じゃあついでにもう一つだけ」
『良いぞ』
「死体から剥ぎ取りをしても良いんですか? あと、外の馬車とかも」
『もちろんじゃ。死体は空間収納具を身に着けており、その中にダンジョンのドロップ品や宝箱の中身が入っているはずじゃ。使用者固定と血縁者継承機能がついているが、特別に今までの使用履歴を初期化して、外装も別のものにアレンジしておいたぞ。時間停止機能はついているが大きいものは入らないから、大きいものに関しては小さい方のモフモフに色々聞くと良い」
「はい、ありがとうございます」
『ではの、達者でな』
「はい」
何だかんだ得るものが多かった。
面倒くさそうな称号はくっついたままだが、〈直感〉先生に従って良かったと思う。
確か押し付けるだけで良いんだよね。
一抱えもあるコアはそこそこ重かったから、荷物が軽くなるのは純粋にありがたい。
「それ行けっ」
反発力が強すぎて弾かれそうになったが、割れても良い覚悟で押し付けたおかげ何事もなく浄化を終えた。
「さて、帰りますか」
ボスを倒したことを嗅ぎつけた奴らがサポート要員を送り込んでくる前に立ち去るとしよう。
「……駄目ですか?」
ピコンピコンっ。
「でもこの巨体は持っていけませんよ? 何でキマイラさんだけドロップアイテムに変わらないんですか?」
『まぁそう急くな』
「──あっ! 脅迫神様っ!」
『こらっ! 人聞きが悪いじゃろっ!』
浄化済みのダンジョンコアをモニターのように使用した神様に、ついつい恨み言を言ってしまった。
「早く称号を取ってくださいっ」
『分かっておる。その前にじゃ、攻略報酬を与えようではないか。それも三つじゃぞ?』
怪しい……。
リソースがないって言ってたのに。
三つも用意するリソースは一体どこから?
『まずは普通にダンジョンの攻略報酬じゃな。ある程度操作ができるから、希望のものを言っても良いぞ』
「では、スキル習得できるスクロールで、内容は〈付与魔法〉が良いです」
『良いじゃろう』
やった。
スキル設定の時にポイントが足らず、泣く泣く諦めた魔法スキルの一つだ。
これがあれば魔具づくりも捗るはず。
『では、次じゃ。今回イレギュラーな要請にも快く引き受けてくれたことに対する報酬じゃ』
えっ? 快く? 脅迫だったよ?
『キマイラを討伐したことで獲得できるメダルとは別に、最高位の虹色メダルを贈ろう。これは【創造】の効果を持つメダルじゃ。良く考えて使うと良い』
創造かぁ。
悩むなー。
「……しばらく取っておきます」
『うむ、構わんよ』
「そう言えばダンジョン限定スキルと聞きましたが、外に出るとメダルは消えてしまうんですか?」
『いや、魔力が通らなくなり使えないだけじゃな』
「なるほど」
『ついでにキマイラ討伐と、ガチャ用のメダルも渡しておくからの』
「はい、ありがとうございます」
報酬も嬉しいけど、早く称号を外してくれないかな。
『分かっておるとも。称号じゃろ?』
「お願いします」
『うむうむ。──あれ?』
「ど、どうされました?」
『ちょっと待っておれ。えっと……こうなってこうじゃろ……で、こうじゃ』
もしかして、取説と格闘中だったりする?
すごい不安なんだけど?
『最後に、こうじゃっ!』
「おぉぉぉ……外れてない……」
『──バグじゃな』
「ちょっとっ! 今回は違うでしょっ?!」
『い、いやっ! そんなことはないぞっ! 説明書通りにやって無理ならシステムの問題じゃろ? つまり、バグじゃっ!』
「担当の神様はいないんですかっ!?」
『さっきまでおったぞ』
「今はっ!?」
『席を外しておる。まぁ(仮)はついているのじゃ。大丈夫じゃろ。……何かと都合が良いしの』
「なんか言いましたっ!?」
今回は聞こえたぞっ!?
『そ、そんなっ! 老人を虐めるのは良くないぞっ』
「現在進行形で僕が虐められていますっ」
『そんなお前さんに癒しを与えようじゃないか』
「いらないので、称号を外してください」
『まぁまぁ。見た後に決めてからも遅くはないぞっ?』
「……必死ですね?」
『ほら、他の人間が来ると困るじゃろ?』
「まぁ」
『じゃあこの持ち運べないキマイラをもらうからの』
「はっ?」
直後、キマイラの巨体が消えた。
そしてキマイラがいた場所には二体のモフモフが佇んでいた。
「…………」
リポップしたの?
『どうじゃ? ダンジョンを浄化した報酬じゃ』
この二体が最後の報酬ってこと?
それと多分だけど、モフモフが持っている宝箱の中に今回の報酬全てが入っているのだろう。
『それと称号が外れなかったお詫びに、このダンジョン内の魔物が使っていた魔法に限定した魔法陣図鑑も宝箱に入れてあるからの』
「もう外せないことが確定しているんですね……」
『世の中理不尽なことが多々ある。諦めなければいけないこともあるのじゃ』
「理不尽を強いている側に言われても……」
『さて、話を戻すぞ。二体はキマイラを元に創ったお前さんの従魔じゃ。スキル〈鑑定〉を持っていなくとも、契約後はステータスの確認もできる。ちなみに少し大きい方が男の子で、小さい方が女の子じゃ。可愛いじゃろ?』
「まぁ、確かに」
目の前の二体は、前世のキマイラさんの面影が一切ない生物に生まれ変わっている。
前世のキマイラさんは典型的なキマイラで、獅子、山羊、蛇、翼の特徴を持っていた。
対する転生後のキマイラさんはというと、パッと見兎だ。
しかも二足歩行型の。
首元にはモフモフしたたてがみがあり、両手は熊みたいに大きめな手。顔は何故か狼っぽさがある。
後ろに回ってみると、狐のようなモフッとした大きな尻尾があった。
そして前世唯一の名残りである小さな翼。
本当にそれで飛べるの?と思わずにはいられない。
大きさは一五〇cmくらいの俺とほぼ変わらないくらい。
でももし長い耳を身長に含むなら、俺は余裕で負けている。
二体の身長の差はほとんどないのだが、神様が大きい方と小さい方と言った理由は、太っているかいないかの差が明確に分かっているからだ。
なお、体毛の色も異なっている。
ボリューミーな体を持っている方は橙色で、宝箱を持っている小柄な方は紫色をしている。
瞳の色はともに金色。
これは神様が干渉したせいだと思われる。
『まぁ不要だと言うのなら仕方がない。その辺に打ち捨てていけば良い。とにかく此度はご苦労じゃった。さらばじゃ』
「ちょっ!」
俺が二体を観察している間に言い逃げして行くとは……。
「コア、捨てて行っても良いんですかーーーっ!?」
『──駄目に決まっておるじゃろっ』
「おかえりなさいませ」
『卑怯じゃぞっ』
「お互い様ですね」
『それで、何か用なのか?』
「この子達に拒否権はないのですか」
『あるわけなかろう。二体の方が希望者で、選択者はお前さんじゃ』
「もしかして〈直感〉先生の目的って、これですか?」
『そうじゃ。だから打ち捨てていく場合は、全てが無駄になるの』
「す、捨てるなんて言ってませんが?」
『そうかそうか。契約してくれるということじゃな』
「まぁ……はい」
なんか手のひらの上で踊らされているようで悔しいけど、泣きそうな視線を向けられて「捨てる」なんて言えるかっ。
というか、まだ拾ってすらいないのに。
「じゃあついでにもう一つだけ」
『良いぞ』
「死体から剥ぎ取りをしても良いんですか? あと、外の馬車とかも」
『もちろんじゃ。死体は空間収納具を身に着けており、その中にダンジョンのドロップ品や宝箱の中身が入っているはずじゃ。使用者固定と血縁者継承機能がついているが、特別に今までの使用履歴を初期化して、外装も別のものにアレンジしておいたぞ。時間停止機能はついているが大きいものは入らないから、大きいものに関しては小さい方のモフモフに色々聞くと良い」
「はい、ありがとうございます」
『ではの、達者でな』
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何だかんだ得るものが多かった。
面倒くさそうな称号はくっついたままだが、〈直感〉先生に従って良かったと思う。
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