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第一章 ミスで始まる異世界転生
第四話 直感のせいで脅迫攻略
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おはようございます。
この度転生しました、九十九麟慈です。
現在僕は、事前に設定しておいた衣装に身を包んだ状態で森に寝ています。
この鬱蒼とした森は、埋め込まれた知識によると大樹海としてかなり有名な場所らしい。
そう、世界有数の危険地帯として。
転生してから数十分経ったと思うのだが、絶えず獣の唸り声が周囲から聞こえており、体を動かしたことで気づかれるのは大変困るため、今の今まで動けずにいる。
正直、レベル一の子供がいて良い場所じゃないと思う。
「あと、あの目の前の立て札は何だろう? まさかとは思うけど、俺宛じゃないよね?」
“ステータスを確認後、〈直感〉に従い行動すべし。拒否した場合、仮が取れるでしょう”
声に出して音読した直後、板の部分だけ燃えて杭だけ残った。
まるで役目を終えたかのように。
「越権行為じゃないのっ!? 託宣できないはずじゃっ!」
嫌な予感がしたためすぐにステータスを確認したところ、転生前の設定時にはなかった【使徒】の文字が称号欄に追加されていた。
唯一の救いは(仮)がついている点。
この仮の部分に触れたところ、立て札通りに行動してお遣いをこなせば無事に称号自体が消えるそうだ。
「脅迫かよ。優しそうだったのに……」
騙されたと感じつつも、神の試練だと思って早速行動することに。
「どうせ方針が決まらなかったしね」
周囲に散らばっている手荷物を確認しながら装備していく。
終わったら立て札に使われていた杭を抜く。
これは最初の武器として持って行く。
燃えなかったということは神の意志も同じだと思う。
「えーと、こっちか」
しばらく真っ直ぐ歩いていくと、樹海の中だというのに幹線道路並みに広い道に出た。
当然舗装はされておらず、地面剥き出しの道路だ。
しかも周辺状況も整えられてなく、木々はなぎ倒されたままという雑な感じが否めない。
「で、どっち?」
幹線道路を突っ切るのか、それとも左右のどちらかを選んで進むのか、それぞれ一歩踏み出して確かめたところ、左に曲がって進むらしい。
「……山? いや、洞窟か?」
幹線道路は真っ直ぐで開けた道ゆえ、鬱蒼とした樹海の中とは違い明るいことも相まって、距離が近づけば目的地が簡単に予想できた。
このまま〈直感〉先生に変化がなければ、あの洞窟内に突撃することになるだろう。
「どうせ、ダンジョンでしょ」
危険地帯にあるダンジョンが転生地点の近辺にあったから、これ幸いと行かせることにしたんでしょ?
分かってます。
「おや? 〈直感〉先生が沈黙した。もしかして違う?」
ピコンピコンっと反応を示した、〈直感〉先生。
「じゃあ別の思惑のせいで、たまたまダンジョンに行かされているの?」
ピコンピコン。
「はい、正解と」
思惑はさっぱりだが、もしかしたら危険がないダンジョンなのかもしれないと思い始めた。
理由は、比較的新しい物資の残骸がダンジョンの入口付近に散乱しているからだ。
これは攻略部隊が挑戦した際の物資だろう。
馬車や木箱などの紋章が共通している。
そして通ってきた幹線道路。
これは氾濫した魔物が通った跡だと思われる。
つまり、現在のダンジョンはボス級以外は不在で、残ったボス級も馬車の持ち主たちが討伐してくれていることが予想できる。
「ごっつぁん攻略行ける? ボーナスダンジョンってこと?」
そして消える反応……。
「違うんかいっ」
まぁね、嫌な方の予想もしてたよ。
ダンジョンは氾濫すると様相が変わり、ダンジョン外に出た魔物は狂化して三割増しの強さで暴走するそうだ。群れで動く種族は狂化状態でも群れで行動するが、単体で動く種族もいる。
さらに、ドロップ型のダンジョンだったしても狂化した魔物を討伐した場合は消えず、死体として残存するそうだ。
これを放置するとアンデッドになったり、通常の魔物を呼び寄せたりする二次被害へと発展していくことになる。
では、ダンジョン内に残った勢力はどうなるのか?
答えは、変わらない。
外に出ないし、能力も強さも変わらない。
でも、ならば無視しようとはならない。
ボスは変わらないけど、ダンジョンは変わる。
ボスが討伐されるまで無限湧きからの、無限供給の魔物工場になるため一刻も早くボス討伐をする必要がある。
ボスさえ倒してしまえば、氾濫した魔物も三割減の通常バージョンに戻るし、死兵みたいな行動を取る狂化も消えるらしい。
ついでに言えば宝箱も多く量産されるらしく、戦力を投入した貴族やギルドは元を取るためにダンジョンを無視する選択はしないだろう。
そしてボスが討伐されたとすれば、攻略本部も魔物の動きから察することができ、報酬回収人員などのサポートメンバーを多く送ることが予想できる。
結構な時間歩いているが、魔物すら遭遇しない現在進行形の危険地帯にサポートメンバーが送られるはずもなく。当然攻略されているはずもなく。
「はぁぁぁぁっ。討伐が終わるまで外で待っているのはあり?」
…………。
「はい、なしと」
そうこうするうちに洞窟に到着。
遠目から見ても分かるくらい入口は大きく、そこから察するに相当大きな魔物が外に出たことが窺える。
どうか無事であれ。
「そろそろ行こうと思うのですが、効率を重視するために現在宝箱が残っているかどうかを教えてください」
………………。
「ないんかいっ。じっくり攻略しすぎだろっ」
ピコンピコンっ、ピコンピコンっ。
「同意が激しいな。操作している人、違う神様?」
ピコンピコン。
違う神様だから思惑が違うのかな?
詳細を聞きたいけど、聞くためには【使徒】になる必要がありそうだから気持ちに蓋をする。
「では行きますので、道案内よろしくです」
ピコンピコン。
◆
入ってみて真っ先に分かったことは、攻略部隊の欲深さだろう。
攻略部隊は宝探しどころか、サポートメンバーに攻略報酬が渡ることを厭い、細大漏らさず全て回収したようだ。
このダンジョンはドロップ型だから回収しやすいことも幸いし、広く大きい通路はゴミ一つ落ちていない綺麗で歩きやすい通路だった。
「……これ、本当に僕が必要でした? 僕、レベル一で杭と剣鉈しか持ってないんですよ? はっきり言って、素晴らしく早い再会になる未来しか想像できないんですよ」
変化がない〈直感〉先生。
「もしかして、二択の質問にしか答えてくれません?」
ピコンピコン。
「……ですよね~」
ピコンピコン。
そして何事もなく無事に最下層ボスの間に到着する。
んっ? 何故分かったかって?
「要救助者を発見しましたっ。救援は必要でしょうか?」
…………。
「えっ? いらないの? そのために来たんじゃないの? 救助するため?」
…………。
はい、再びの沈黙を頂きました。
私怨でもあるのか?
それとも──。
「もしかして、アレは死体?」
ピコンピコン。
「手遅れだったか。南無南無」
この世界の弔い方を知らないため、手を合わせる方式を取らせていただきます。
「じゃあ帰ろっか? ねっ?」
…………。
「えっ? 帰らないの?」
ピコンピコンっ。
「あの……ボスのキマイラさん、まだ御存命だと思われるのですが……?」
ピコンピコン。
「僕の武器、どちらも短いんですけど? それに蛇は嫌いです」
ピコンピコンっ。
右を向く度に激しく反応する〈直感〉先生。
神界で音ゲーでもやっているのかと思うほど、的確な音についつい誘導されてしまう。
「あぁ~槍ね。〈槍術〉スキル持ってないけどね」
俺に気づいて視線を向けているはずなのに、伏せた姿勢から動こうとしないキマイラさん。
位置を変えて観察すると、蛇と山羊の頭は割られた状態だ。
「ワンチャン、槍の一突きで討伐できる?」
ピコンピコンっ。
ピコンピコンっ。
ピコンピコンっ。
ピコンピコンっ。
「思惑にキマイラさんが絡んでいるのは間違いないな。まぁここまで案内されて関係ないわけないけどさ」
それに微妙に他のスキルよりもレベルが高い〈精神耐性〉のおかげか、それほど恐怖はない。
「いざ参るっ」
ゆっくり、ゆっくり近づいて行く。
ずっしりと重みがある槍だったが、ドワーフ由来の肉体のおかげで特に苦も無く扱えそうだ。
最初は定番の口に槍を突き込む攻撃をしようとしたのだが、〈直感〉先生に反対されたため、死角に回り込んでの滅多刺しに変更した。
これが功を奏し、瀕死状態のキマイラさんを討伐でき、同時に〈身体強化〉など各スキルの習熟の場として活用できた。
この度転生しました、九十九麟慈です。
現在僕は、事前に設定しておいた衣装に身を包んだ状態で森に寝ています。
この鬱蒼とした森は、埋め込まれた知識によると大樹海としてかなり有名な場所らしい。
そう、世界有数の危険地帯として。
転生してから数十分経ったと思うのだが、絶えず獣の唸り声が周囲から聞こえており、体を動かしたことで気づかれるのは大変困るため、今の今まで動けずにいる。
正直、レベル一の子供がいて良い場所じゃないと思う。
「あと、あの目の前の立て札は何だろう? まさかとは思うけど、俺宛じゃないよね?」
“ステータスを確認後、〈直感〉に従い行動すべし。拒否した場合、仮が取れるでしょう”
声に出して音読した直後、板の部分だけ燃えて杭だけ残った。
まるで役目を終えたかのように。
「越権行為じゃないのっ!? 託宣できないはずじゃっ!」
嫌な予感がしたためすぐにステータスを確認したところ、転生前の設定時にはなかった【使徒】の文字が称号欄に追加されていた。
唯一の救いは(仮)がついている点。
この仮の部分に触れたところ、立て札通りに行動してお遣いをこなせば無事に称号自体が消えるそうだ。
「脅迫かよ。優しそうだったのに……」
騙されたと感じつつも、神の試練だと思って早速行動することに。
「どうせ方針が決まらなかったしね」
周囲に散らばっている手荷物を確認しながら装備していく。
終わったら立て札に使われていた杭を抜く。
これは最初の武器として持って行く。
燃えなかったということは神の意志も同じだと思う。
「えーと、こっちか」
しばらく真っ直ぐ歩いていくと、樹海の中だというのに幹線道路並みに広い道に出た。
当然舗装はされておらず、地面剥き出しの道路だ。
しかも周辺状況も整えられてなく、木々はなぎ倒されたままという雑な感じが否めない。
「で、どっち?」
幹線道路を突っ切るのか、それとも左右のどちらかを選んで進むのか、それぞれ一歩踏み出して確かめたところ、左に曲がって進むらしい。
「……山? いや、洞窟か?」
幹線道路は真っ直ぐで開けた道ゆえ、鬱蒼とした樹海の中とは違い明るいことも相まって、距離が近づけば目的地が簡単に予想できた。
このまま〈直感〉先生に変化がなければ、あの洞窟内に突撃することになるだろう。
「どうせ、ダンジョンでしょ」
危険地帯にあるダンジョンが転生地点の近辺にあったから、これ幸いと行かせることにしたんでしょ?
分かってます。
「おや? 〈直感〉先生が沈黙した。もしかして違う?」
ピコンピコンっと反応を示した、〈直感〉先生。
「じゃあ別の思惑のせいで、たまたまダンジョンに行かされているの?」
ピコンピコン。
「はい、正解と」
思惑はさっぱりだが、もしかしたら危険がないダンジョンなのかもしれないと思い始めた。
理由は、比較的新しい物資の残骸がダンジョンの入口付近に散乱しているからだ。
これは攻略部隊が挑戦した際の物資だろう。
馬車や木箱などの紋章が共通している。
そして通ってきた幹線道路。
これは氾濫した魔物が通った跡だと思われる。
つまり、現在のダンジョンはボス級以外は不在で、残ったボス級も馬車の持ち主たちが討伐してくれていることが予想できる。
「ごっつぁん攻略行ける? ボーナスダンジョンってこと?」
そして消える反応……。
「違うんかいっ」
まぁね、嫌な方の予想もしてたよ。
ダンジョンは氾濫すると様相が変わり、ダンジョン外に出た魔物は狂化して三割増しの強さで暴走するそうだ。群れで動く種族は狂化状態でも群れで行動するが、単体で動く種族もいる。
さらに、ドロップ型のダンジョンだったしても狂化した魔物を討伐した場合は消えず、死体として残存するそうだ。
これを放置するとアンデッドになったり、通常の魔物を呼び寄せたりする二次被害へと発展していくことになる。
では、ダンジョン内に残った勢力はどうなるのか?
答えは、変わらない。
外に出ないし、能力も強さも変わらない。
でも、ならば無視しようとはならない。
ボスは変わらないけど、ダンジョンは変わる。
ボスが討伐されるまで無限湧きからの、無限供給の魔物工場になるため一刻も早くボス討伐をする必要がある。
ボスさえ倒してしまえば、氾濫した魔物も三割減の通常バージョンに戻るし、死兵みたいな行動を取る狂化も消えるらしい。
ついでに言えば宝箱も多く量産されるらしく、戦力を投入した貴族やギルドは元を取るためにダンジョンを無視する選択はしないだろう。
そしてボスが討伐されたとすれば、攻略本部も魔物の動きから察することができ、報酬回収人員などのサポートメンバーを多く送ることが予想できる。
結構な時間歩いているが、魔物すら遭遇しない現在進行形の危険地帯にサポートメンバーが送られるはずもなく。当然攻略されているはずもなく。
「はぁぁぁぁっ。討伐が終わるまで外で待っているのはあり?」
…………。
「はい、なしと」
そうこうするうちに洞窟に到着。
遠目から見ても分かるくらい入口は大きく、そこから察するに相当大きな魔物が外に出たことが窺える。
どうか無事であれ。
「そろそろ行こうと思うのですが、効率を重視するために現在宝箱が残っているかどうかを教えてください」
………………。
「ないんかいっ。じっくり攻略しすぎだろっ」
ピコンピコンっ、ピコンピコンっ。
「同意が激しいな。操作している人、違う神様?」
ピコンピコン。
違う神様だから思惑が違うのかな?
詳細を聞きたいけど、聞くためには【使徒】になる必要がありそうだから気持ちに蓋をする。
「では行きますので、道案内よろしくです」
ピコンピコン。
◆
入ってみて真っ先に分かったことは、攻略部隊の欲深さだろう。
攻略部隊は宝探しどころか、サポートメンバーに攻略報酬が渡ることを厭い、細大漏らさず全て回収したようだ。
このダンジョンはドロップ型だから回収しやすいことも幸いし、広く大きい通路はゴミ一つ落ちていない綺麗で歩きやすい通路だった。
「……これ、本当に僕が必要でした? 僕、レベル一で杭と剣鉈しか持ってないんですよ? はっきり言って、素晴らしく早い再会になる未来しか想像できないんですよ」
変化がない〈直感〉先生。
「もしかして、二択の質問にしか答えてくれません?」
ピコンピコン。
「……ですよね~」
ピコンピコン。
そして何事もなく無事に最下層ボスの間に到着する。
んっ? 何故分かったかって?
「要救助者を発見しましたっ。救援は必要でしょうか?」
…………。
「えっ? いらないの? そのために来たんじゃないの? 救助するため?」
…………。
はい、再びの沈黙を頂きました。
私怨でもあるのか?
それとも──。
「もしかして、アレは死体?」
ピコンピコン。
「手遅れだったか。南無南無」
この世界の弔い方を知らないため、手を合わせる方式を取らせていただきます。
「じゃあ帰ろっか? ねっ?」
…………。
「えっ? 帰らないの?」
ピコンピコンっ。
「あの……ボスのキマイラさん、まだ御存命だと思われるのですが……?」
ピコンピコン。
「僕の武器、どちらも短いんですけど? それに蛇は嫌いです」
ピコンピコンっ。
右を向く度に激しく反応する〈直感〉先生。
神界で音ゲーでもやっているのかと思うほど、的確な音についつい誘導されてしまう。
「あぁ~槍ね。〈槍術〉スキル持ってないけどね」
俺に気づいて視線を向けているはずなのに、伏せた姿勢から動こうとしないキマイラさん。
位置を変えて観察すると、蛇と山羊の頭は割られた状態だ。
「ワンチャン、槍の一突きで討伐できる?」
ピコンピコンっ。
ピコンピコンっ。
ピコンピコンっ。
ピコンピコンっ。
「思惑にキマイラさんが絡んでいるのは間違いないな。まぁここまで案内されて関係ないわけないけどさ」
それに微妙に他のスキルよりもレベルが高い〈精神耐性〉のおかげか、それほど恐怖はない。
「いざ参るっ」
ゆっくり、ゆっくり近づいて行く。
ずっしりと重みがある槍だったが、ドワーフ由来の肉体のおかげで特に苦も無く扱えそうだ。
最初は定番の口に槍を突き込む攻撃をしようとしたのだが、〈直感〉先生に反対されたため、死角に回り込んでの滅多刺しに変更した。
これが功を奏し、瀕死状態のキマイラさんを討伐でき、同時に〈身体強化〉など各スキルの習熟の場として活用できた。
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