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第二章 冒険、始めます
第五三話 地雷原で踊る阿呆7
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魔石はルークが張った結界の中に仮置きして、近くの地面に「触れると燃える」と警告文を記した。
『行くのか?』
「ルークもだよ?」
『オレもか?』
「そうだよ」
『面倒だな』
「威圧して気絶させるってのはどう?」
『いい──「いいわけないでしょう?」』
「『…………』」
「──冗談ですよ?」
「そう。じゃあ行くわよ」
「『はーい……』」
そこはかとなく面倒なことがある気がしてならず、足取り重く食堂に向かう。
食堂には狼公と伝言を頼んだ部下、それに乱入してきた凶暴な女性、シルフォード商会の商会長の姿があった。
他には野次馬の騎士たちと、魔魚を冷蔵庫に搬入しているスープ湖メンバーと、ウトウト昼寝組のニアとイムレもいる。
これは折檻じゃない?
てっきり冒険者ギルドのことについて、「やりすぎよ?」って怒られるかと思ったのだが、関係者は狼公とその部下しかいない。
「僕たちに何か御用ですか?」
「あんたそんな感じだったかい?」
うるせぇババアだな。
しおらしくしている幼気な子供に向かって何を言うのか。
「ディル?」
他人に対する悪口も感知するのか……。
「僕はいつも通りですよ?」
「「「…………」」」
狼公たちとバ──女性は納得していない様子だが、無視して用件を聞こう。
「商会長もいるなんて珍しいですね。昨日の今日で商品が揃ったんですか?」
周囲を確認して話してもいいか確認してから話し出す、商会長のレイフさん。
「いえ、まだです。ただ、面白い話を伺ったので同席させてもらえないかと打診したところ、ルイーサ殿に快諾していただいたのですよ」
「面白い話?」
「えぇ。再開発計画ですね」
「あぁーー、でもその話はなくなりましたよ?」
「えっ?」
「ちょっ──「ギルドと領主が契約を反故にしたんです」」
狼公、言わせねぇよ?
「「「──はぁっ!?」」」
「だから──「ギルドに行ったら登録はさせない。帰れって言われました。不意打ちされましたね」」
「どういうことかしら?」
おっと。魔力の圧力が増したぞ。
「待て──「それどころか、僕とルークの契約を解除させるとも言いました。ギルドと貴族が手を組むなんて、どこかで聞いたことがある話ですね?」」
絶対に言わせないよ?
子爵は巻き込まれかもしれないけど、ギルド職員に好きにさせている時点で契約に対する本気度が低いと判断できる。
「ねぇ? 本気? いえ、正気?」
「だから、話を聞けって!」
俺に完封されたせいでルイーサさんに対しているのに、言葉を荒げてしまう狼公。
「聞け?」
「いや、失礼した。訂正したい気持ちが逸ってしまった」
邪魔しようと口を開こうとしたが、狼公の必死な形相とルイーサさんの迫力のある笑顔を見て、一歩先に竜の尾があることに気づいたので大人しくすることにした。
「昨夜伝えた通り閣下もギルドも条件を全て呑み、契約を締結する場を用意してもらいたいと思っている。もちろん、締結前だからといって条件を履行しないんてことはない。ここに今集まっていることが、何よりの証明だろう?」
「じゃあ、ディルが嘘をついていると言いたいの?」
「そんなっ。……酷いです」
多くの視線が突き刺さるが、無視して俯いた。
床に視線を落としたことで、寝そべっていたルークと視線が合ってしまった。
ジト目を向けるルークからそっと視線を逸らし、気まずさから脱する。
「……嘘をついたなんて言っていない。手違いがあったことは事実だ。会議のときからサブマスが一人反対していて、今回もサブマスの独断で起きたことで、契約に関しては全く支障はないっ」
──【神字:処理】
──〈副音声〉
「あのー、たった一人が反対していたのですか?」
「そうだ」
「どのように決めるのですか?」
「合議制だ」
「ふーん……何人の?」
「十人だ。が、ギルマスは二票持ってる」
「じゃあ今回は、ギルマス含む九人の幹部が全員賛成したと?」
「……そうだ」
「ん? 何故嘘をつくんです?」
一つの嘘をつけば、他にも嘘をついているってなるけど?
「どうしてかしら?」
「……八人だ。一人は不参加になっている」
「どうして不参加なんです?」
「…………」
「全部話さないと疑いは晴れないよ?」
ナイスっ、凶暴シスター。
「結論は変わらないだろ」
「変わりますよ。信用できない組織と契約します? 仮想敵国が隣にいますけど、いきなり仲良くしましょうって言ってきたらどうします? 国境警備隊は撤収しますか?」
「──それはっ」
「まだ疑惑があるって段階で止まっているんですよ? しっかり話さないと先の話し合いは無理でしょう? まぁ僕はどっちでもいいですけどね。ギルドと一緒に心中したいならどうぞ御勝手に」
従魔契約の発言は許す気はない。
ルークの怒りは俺の怒りだし、イムレの怒りでもある。
お互いが独りぼっちだったからこそ、俺たちの絆は太く硬い。
ギルドが曖昧な処罰を下した時は、それ相応の処罰を自分で下すつもりだ。
そのときになって自分たちは身内じゃないと言われても、次は止めるつもりはない。いつも助けが来るとは思わないことだ。
「……総務部門長が拘束されたから、不参加扱いなんだ」
「総務部門というと受付業務も含まれるわよね? それに確かサブマス派閥だったはず。なるほどね、部下がいないから自分で行動を起こしてしまい、それが失敗に繋がったと」
「そうだ」
「拘束理由は?」
「それは……機密だ」
「でもあなたは知っているんでしょ? ギルド職員じゃないのに」
『ルイーサ、小切手のことをバラしたから捕まったんだぞ』
「何故それをっ」
『子分に聞いた』
「ルーク、ありがとう」
『うむ』
あれ? 待てよ。ギルド……詰んでないか?
「あれれぇーー? おっかしいぞぉぉーー」
「……ディル、どうしたの?」
「小切手の話って、僕のことですよね?」
「…………」
「はいかいいえで答えてください」
「……そうだ」
「小切手のことをバラして拘束されたってことは、職員による情報漏洩があったということですよね? あれ? 僕はギルドに行ったのに、その事実を聞かされていませんよ? もしかして隠蔽するつもりでした? 被害者の僕に億単位の賠償金を払いたくないから? 狼公は知っていたのに、それを隠そうとしていた? つまりグルってこと? やっぱり嘘つきってことじゃ?」
「…………だから言いたくなかったんだ」
小声で言っても無駄だよ。
ちゃんと聞こえているからね。
「そもそも会議のことを聞いた理由は、サブマス以外の幹部が全員一致で賛成しているなら、サブマスを解雇して権限を剥奪して、さっさと処刑すれば済む話だと言うための確認作業だったんです。それがまさかの組織ぐるみの作戦だったとは……予想していませんでした」
「──処刑って」
見学の騎士が何やら口にし、ナディアさんに口を塞がれていた。
「はははっ。外野は黙っててくれます? 静かにできないなら寝かせてあげますよ? ここは王都とは違うんです。公爵閣下が定めた法律があるんですよ? あなたたちもした〈鑑定〉、あれをした者は死刑なんですって」
正直ムカついている。
狼公はギルドが隠していた情報を持っていたのに、警告も対策もせず隠し通そうとしていた。
朝のことも報告を受けていたのに、ルイーサさんに話を通すことなく、再開発計画という楽しく儲かることだけに目を向けるなんてね。
「──はぁ……なんかもう面倒になってきたなぁ」
「ディル?」
「ルイーサさんたちの顔を立てて我慢してきましたけど、先日のことから今日まで一度も謝意を示していませんが、自分たちは少しも悪くないと? あなたの代わりに頭を下げたのは、途中で乱入してきたそこの女性です。そこの騎士たちも、あなたたちの代わりに頭を下げたのはナディアさんです」
──〈魔力掌握〉
──【念動】
──【神字:理体】
「──ディルっ」
騎士五人と狼公の首を締めつつ、その場に浮かせる。
「何かおかしいことでも? 東部は子供になら鑑定しても許されると? 謝罪はせずとも許してくれると? 他人に助けてもらったから、反省のすることもなく態度も大きいのかな? どいつもこいつも僕に負けて生かしてもらっているくせに、感謝することもなく、全て忘れて平気で裏切ってくる始末。領主は無能で、冒険者ギルドは犯罪者の巣窟? もういらなくね?」
『手を貸すぞっ』
「待てっ」
またこの人か。
今回は絶対に介入しないと思ったのに。
『行くのか?』
「ルークもだよ?」
『オレもか?』
「そうだよ」
『面倒だな』
「威圧して気絶させるってのはどう?」
『いい──「いいわけないでしょう?」』
「『…………』」
「──冗談ですよ?」
「そう。じゃあ行くわよ」
「『はーい……』」
そこはかとなく面倒なことがある気がしてならず、足取り重く食堂に向かう。
食堂には狼公と伝言を頼んだ部下、それに乱入してきた凶暴な女性、シルフォード商会の商会長の姿があった。
他には野次馬の騎士たちと、魔魚を冷蔵庫に搬入しているスープ湖メンバーと、ウトウト昼寝組のニアとイムレもいる。
これは折檻じゃない?
てっきり冒険者ギルドのことについて、「やりすぎよ?」って怒られるかと思ったのだが、関係者は狼公とその部下しかいない。
「僕たちに何か御用ですか?」
「あんたそんな感じだったかい?」
うるせぇババアだな。
しおらしくしている幼気な子供に向かって何を言うのか。
「ディル?」
他人に対する悪口も感知するのか……。
「僕はいつも通りですよ?」
「「「…………」」」
狼公たちとバ──女性は納得していない様子だが、無視して用件を聞こう。
「商会長もいるなんて珍しいですね。昨日の今日で商品が揃ったんですか?」
周囲を確認して話してもいいか確認してから話し出す、商会長のレイフさん。
「いえ、まだです。ただ、面白い話を伺ったので同席させてもらえないかと打診したところ、ルイーサ殿に快諾していただいたのですよ」
「面白い話?」
「えぇ。再開発計画ですね」
「あぁーー、でもその話はなくなりましたよ?」
「えっ?」
「ちょっ──「ギルドと領主が契約を反故にしたんです」」
狼公、言わせねぇよ?
「「「──はぁっ!?」」」
「だから──「ギルドに行ったら登録はさせない。帰れって言われました。不意打ちされましたね」」
「どういうことかしら?」
おっと。魔力の圧力が増したぞ。
「待て──「それどころか、僕とルークの契約を解除させるとも言いました。ギルドと貴族が手を組むなんて、どこかで聞いたことがある話ですね?」」
絶対に言わせないよ?
子爵は巻き込まれかもしれないけど、ギルド職員に好きにさせている時点で契約に対する本気度が低いと判断できる。
「ねぇ? 本気? いえ、正気?」
「だから、話を聞けって!」
俺に完封されたせいでルイーサさんに対しているのに、言葉を荒げてしまう狼公。
「聞け?」
「いや、失礼した。訂正したい気持ちが逸ってしまった」
邪魔しようと口を開こうとしたが、狼公の必死な形相とルイーサさんの迫力のある笑顔を見て、一歩先に竜の尾があることに気づいたので大人しくすることにした。
「昨夜伝えた通り閣下もギルドも条件を全て呑み、契約を締結する場を用意してもらいたいと思っている。もちろん、締結前だからといって条件を履行しないんてことはない。ここに今集まっていることが、何よりの証明だろう?」
「じゃあ、ディルが嘘をついていると言いたいの?」
「そんなっ。……酷いです」
多くの視線が突き刺さるが、無視して俯いた。
床に視線を落としたことで、寝そべっていたルークと視線が合ってしまった。
ジト目を向けるルークからそっと視線を逸らし、気まずさから脱する。
「……嘘をついたなんて言っていない。手違いがあったことは事実だ。会議のときからサブマスが一人反対していて、今回もサブマスの独断で起きたことで、契約に関しては全く支障はないっ」
──【神字:処理】
──〈副音声〉
「あのー、たった一人が反対していたのですか?」
「そうだ」
「どのように決めるのですか?」
「合議制だ」
「ふーん……何人の?」
「十人だ。が、ギルマスは二票持ってる」
「じゃあ今回は、ギルマス含む九人の幹部が全員賛成したと?」
「……そうだ」
「ん? 何故嘘をつくんです?」
一つの嘘をつけば、他にも嘘をついているってなるけど?
「どうしてかしら?」
「……八人だ。一人は不参加になっている」
「どうして不参加なんです?」
「…………」
「全部話さないと疑いは晴れないよ?」
ナイスっ、凶暴シスター。
「結論は変わらないだろ」
「変わりますよ。信用できない組織と契約します? 仮想敵国が隣にいますけど、いきなり仲良くしましょうって言ってきたらどうします? 国境警備隊は撤収しますか?」
「──それはっ」
「まだ疑惑があるって段階で止まっているんですよ? しっかり話さないと先の話し合いは無理でしょう? まぁ僕はどっちでもいいですけどね。ギルドと一緒に心中したいならどうぞ御勝手に」
従魔契約の発言は許す気はない。
ルークの怒りは俺の怒りだし、イムレの怒りでもある。
お互いが独りぼっちだったからこそ、俺たちの絆は太く硬い。
ギルドが曖昧な処罰を下した時は、それ相応の処罰を自分で下すつもりだ。
そのときになって自分たちは身内じゃないと言われても、次は止めるつもりはない。いつも助けが来るとは思わないことだ。
「……総務部門長が拘束されたから、不参加扱いなんだ」
「総務部門というと受付業務も含まれるわよね? それに確かサブマス派閥だったはず。なるほどね、部下がいないから自分で行動を起こしてしまい、それが失敗に繋がったと」
「そうだ」
「拘束理由は?」
「それは……機密だ」
「でもあなたは知っているんでしょ? ギルド職員じゃないのに」
『ルイーサ、小切手のことをバラしたから捕まったんだぞ』
「何故それをっ」
『子分に聞いた』
「ルーク、ありがとう」
『うむ』
あれ? 待てよ。ギルド……詰んでないか?
「あれれぇーー? おっかしいぞぉぉーー」
「……ディル、どうしたの?」
「小切手の話って、僕のことですよね?」
「…………」
「はいかいいえで答えてください」
「……そうだ」
「小切手のことをバラして拘束されたってことは、職員による情報漏洩があったということですよね? あれ? 僕はギルドに行ったのに、その事実を聞かされていませんよ? もしかして隠蔽するつもりでした? 被害者の僕に億単位の賠償金を払いたくないから? 狼公は知っていたのに、それを隠そうとしていた? つまりグルってこと? やっぱり嘘つきってことじゃ?」
「…………だから言いたくなかったんだ」
小声で言っても無駄だよ。
ちゃんと聞こえているからね。
「そもそも会議のことを聞いた理由は、サブマス以外の幹部が全員一致で賛成しているなら、サブマスを解雇して権限を剥奪して、さっさと処刑すれば済む話だと言うための確認作業だったんです。それがまさかの組織ぐるみの作戦だったとは……予想していませんでした」
「──処刑って」
見学の騎士が何やら口にし、ナディアさんに口を塞がれていた。
「はははっ。外野は黙っててくれます? 静かにできないなら寝かせてあげますよ? ここは王都とは違うんです。公爵閣下が定めた法律があるんですよ? あなたたちもした〈鑑定〉、あれをした者は死刑なんですって」
正直ムカついている。
狼公はギルドが隠していた情報を持っていたのに、警告も対策もせず隠し通そうとしていた。
朝のことも報告を受けていたのに、ルイーサさんに話を通すことなく、再開発計画という楽しく儲かることだけに目を向けるなんてね。
「──はぁ……なんかもう面倒になってきたなぁ」
「ディル?」
「ルイーサさんたちの顔を立てて我慢してきましたけど、先日のことから今日まで一度も謝意を示していませんが、自分たちは少しも悪くないと? あなたの代わりに頭を下げたのは、途中で乱入してきたそこの女性です。そこの騎士たちも、あなたたちの代わりに頭を下げたのはナディアさんです」
──〈魔力掌握〉
──【念動】
──【神字:理体】
「──ディルっ」
騎士五人と狼公の首を締めつつ、その場に浮かせる。
「何かおかしいことでも? 東部は子供になら鑑定しても許されると? 謝罪はせずとも許してくれると? 他人に助けてもらったから、反省のすることもなく態度も大きいのかな? どいつもこいつも僕に負けて生かしてもらっているくせに、感謝することもなく、全て忘れて平気で裏切ってくる始末。領主は無能で、冒険者ギルドは犯罪者の巣窟? もういらなくね?」
『手を貸すぞっ』
「待てっ」
またこの人か。
今回は絶対に介入しないと思ったのに。
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