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第二章 冒険、始めます
第三八話 仕入先ゲット
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ノックの後に入ってきた【シルフォード商会】の店員は、俺がまだ裸に毛皮を羽織っていたときに出会った壷の精だった。
当たり前だけど向こうは気づいていない。
というか、テオから視線を外さないようにしているようだ。
まぁ唯一の会員を無視して、他に視線を向けたりしないだろう。
「お久しぶりです、アグニール卿」
「久しぶり、商会長。こっちにいるなんて珍しいな」
えっ? この人が商会長? 王都にいなくていいのか?
「たまたまでございます。こちらは改装したばかりですので、梃入れのためにしばらくは滞在する予定でございます」
「ふーん。じゃあ母上の相手をしない代わりに俺の話を聞いてくれよ」
あかーん。こいつ、この態度が正解だと思ってるんか?
「……もちろんですとも。辺境伯夫人にはお世話になっておりますから」
嫌そうだな。
少し好感度を上げよう。
多少断れなくしてあげれば、アシストになるはず。
「ルーク」
「グルッ?」
ソファの裏で寝そべっていたルークをテーブルサイドに呼び、商会長の前でモフモフする。
「──【青獅子】っ!?」
商会長は口元に手をやり、笑顔の仮面が驚愕に変化していた。
「──失礼しました。こちらが噂の【青獅子】でしたか。初めまして。商会長をしております、レイフ・シルフォードと申します。以後お見知りおきください」
『──契約者がいるのに、オレに挨拶するとは変わったやつだな』
ルークが話せることを知って挨拶したのだろうけど、義理堅いルークは俺が軽視されたと思い、不愉快な態度を隠さず商会長にぶつける。
このときになってようやくテオやルーク以外にも目を向け、自分の失態に気づいたようだ。
アシストになるかと思ってルークを呼んだのに、違う意味でのアシストになるとは思わなかった。
「久しぶりです、お元気でしたか?」
俺が破壊した空気は自分で直そう。
「は? お前知り合い?」
「一度だけ会ったことがある」
「商会長、どこで会ったんだ?」
「…………」
おい、追い詰めるなよ。
顔と名前を覚えることが得意だろうはずの商人が、覚えていないなんて言い出しにくいだろう。
「壷は無事でしたか?」
「──あのときのっ!?」
「はい、人らしい姿に変わりました」
「ディル、お知り合い?」
「はい。ブルーノさんに会ったあと暇だったんで狩りをしてたんですよ」
「あの猪よね?」
「そうです。その帰り道に賊に絡まれてるのを見つけて、お片付けをしたんですよ」
「チョンパしたの?」
せっかくオブラートに包んだのに、ルイーサさんの口から出てこなそうな言葉が出てくるなんて……。
「チョンパじゃないです。そのときは石器しか持ってなかったので」
「そういえばそうだったわね」
一応初撃以外は片付けしやすそうな方法で処理をしたから、ルイーサさんが考えているような凄惨な状況にはなっていないはず。
「あのときは本当に助かりましたっ。お礼をしようと思ったのですが、失礼ながら姿すら覚えておらず……すみませんっ」
「いや、あのときは諸事情により裸でして、見られないように徹底してたので覚えてなくても仕方がないと思いますよ」
「お前、何で裸だったの?」
「諸事情って言ったじゃん」
「俺が寝てたことは笑ってただろ」
「そっちは好きで寝てたけど、僕は仕方ない事情があったんだよ。あのときもブルーノさんから服をもらえるって聞いて、服につられて残っていたんだから」
「ブルーノ、グッジョブっ」
話を聞いたルイーサさんが、ブルーノさんに親指を立てて褒め称えているけど、その話は知っているはずだけどなぁ。
でもブルーノさんは満更でもなさそうだ。
ナディアさんやニアからも褒め称えられているからかもしれないけどね。
「それで今回こちらを訪ねたのは、新しい仕入先としてテオ様に紹介していただけまして、お邪魔させていただきました。テオ様も手本が悪かっただけですので、気を悪くされたのでしたら謝ります」
何か言いたげのテオをルイーサさんたちが黙らせ、交渉を進めていく。
言い方はテオが悪かったけど、俺たちも暇じゃない。
他にも行くところがあるから、交渉は早めに終わらせたい。
「いえいえ、少し驚いただけです。東部というよりも中央の貴族と接しているようで、久しぶりで混乱してしまいました」
「テオ様はつい先日まで王都の学園に在学しておりましたので、もう少し時間が経てば王都の毒が抜けて東部らしさが出てくると思いますよ。お父上にそっくりですからね」
「いえ、辺境伯夫人にも似ておりますよ。ご長男様が辺境伯閣下と瓜二つでして、そのことを考えれば母親似と言っても過言ではないかと」
えっ? テオよりも似てるの?
「東部貴族は家族仲も良いと聞いておりますし、親子が似ても不思議ではなさそうですね」
「えぇ、おっしゃるとおりかと」
よし、多少辺境伯を知っている感じを出せたかな。
「それで仕入先を探しているとか。詳しく伺っても?」
「是非ともお願いします。実は──」
やっと本題に入り、俺とテオの住居が【双竜の楽園亭】であることと、突然打ち切られた仕入れ状況等を説明した後、仕入品目を記したメモを渡した。
「これなら私どもで用意ができますし、辺境伯家との取引と同時に、有名な【双竜の誓い】との縁もできると利益しかありません」
「ですが、元仕入先と揉めませんか?」
「うーん……辺境伯閣下の口癖を真似るなら、『木端商会なぞ屁でもない』といったところでしょか。全く問題ありませんよ」
「「「言いそう……」」」
テオとルイーサさんとハモってしまった。
「東部の人間は、一度は真似するそうですよ」
「僕も今度真似してみようかと」
「それも良いかもしれませんね。それから、青獅子様。先程は契約者様を蔑ろにしたこと、大変申し訳ございませんでした」
商会長はルークの眼前まで移動して膝をつき、頭を深く下げて謝罪した。
『良い。それよりも仕入を頼んだぞ。オレの大好物だからな』
「感謝します。ちなみにどれが好物か伺っても?」
すまんな。加工品なんだよ。
「加工品の材料になりますので、それ自体は好物ではないんです」
「そ、そうなのですか……」
不明点が多い【青獅子】の生態の一つが判明するかもしれなかったのに、それがレシピの詮索が禁止されている加工品だったのだ。
がっかりしてもおかしくない。
「えっと……多分近日中に別件で大きな仕事を頼むことになるかもしれませんが、そのときもよろしくお願いします」
「というと?」
「いえ、まだ確定ではないので。ただ建設関係ですね」
「ふむ。準備はお任せください」
「ありがとうございます」
その後、契約書にサインをして次の目的地に向かった。
当たり前だけど向こうは気づいていない。
というか、テオから視線を外さないようにしているようだ。
まぁ唯一の会員を無視して、他に視線を向けたりしないだろう。
「お久しぶりです、アグニール卿」
「久しぶり、商会長。こっちにいるなんて珍しいな」
えっ? この人が商会長? 王都にいなくていいのか?
「たまたまでございます。こちらは改装したばかりですので、梃入れのためにしばらくは滞在する予定でございます」
「ふーん。じゃあ母上の相手をしない代わりに俺の話を聞いてくれよ」
あかーん。こいつ、この態度が正解だと思ってるんか?
「……もちろんですとも。辺境伯夫人にはお世話になっておりますから」
嫌そうだな。
少し好感度を上げよう。
多少断れなくしてあげれば、アシストになるはず。
「ルーク」
「グルッ?」
ソファの裏で寝そべっていたルークをテーブルサイドに呼び、商会長の前でモフモフする。
「──【青獅子】っ!?」
商会長は口元に手をやり、笑顔の仮面が驚愕に変化していた。
「──失礼しました。こちらが噂の【青獅子】でしたか。初めまして。商会長をしております、レイフ・シルフォードと申します。以後お見知りおきください」
『──契約者がいるのに、オレに挨拶するとは変わったやつだな』
ルークが話せることを知って挨拶したのだろうけど、義理堅いルークは俺が軽視されたと思い、不愉快な態度を隠さず商会長にぶつける。
このときになってようやくテオやルーク以外にも目を向け、自分の失態に気づいたようだ。
アシストになるかと思ってルークを呼んだのに、違う意味でのアシストになるとは思わなかった。
「久しぶりです、お元気でしたか?」
俺が破壊した空気は自分で直そう。
「は? お前知り合い?」
「一度だけ会ったことがある」
「商会長、どこで会ったんだ?」
「…………」
おい、追い詰めるなよ。
顔と名前を覚えることが得意だろうはずの商人が、覚えていないなんて言い出しにくいだろう。
「壷は無事でしたか?」
「──あのときのっ!?」
「はい、人らしい姿に変わりました」
「ディル、お知り合い?」
「はい。ブルーノさんに会ったあと暇だったんで狩りをしてたんですよ」
「あの猪よね?」
「そうです。その帰り道に賊に絡まれてるのを見つけて、お片付けをしたんですよ」
「チョンパしたの?」
せっかくオブラートに包んだのに、ルイーサさんの口から出てこなそうな言葉が出てくるなんて……。
「チョンパじゃないです。そのときは石器しか持ってなかったので」
「そういえばそうだったわね」
一応初撃以外は片付けしやすそうな方法で処理をしたから、ルイーサさんが考えているような凄惨な状況にはなっていないはず。
「あのときは本当に助かりましたっ。お礼をしようと思ったのですが、失礼ながら姿すら覚えておらず……すみませんっ」
「いや、あのときは諸事情により裸でして、見られないように徹底してたので覚えてなくても仕方がないと思いますよ」
「お前、何で裸だったの?」
「諸事情って言ったじゃん」
「俺が寝てたことは笑ってただろ」
「そっちは好きで寝てたけど、僕は仕方ない事情があったんだよ。あのときもブルーノさんから服をもらえるって聞いて、服につられて残っていたんだから」
「ブルーノ、グッジョブっ」
話を聞いたルイーサさんが、ブルーノさんに親指を立てて褒め称えているけど、その話は知っているはずだけどなぁ。
でもブルーノさんは満更でもなさそうだ。
ナディアさんやニアからも褒め称えられているからかもしれないけどね。
「それで今回こちらを訪ねたのは、新しい仕入先としてテオ様に紹介していただけまして、お邪魔させていただきました。テオ様も手本が悪かっただけですので、気を悪くされたのでしたら謝ります」
何か言いたげのテオをルイーサさんたちが黙らせ、交渉を進めていく。
言い方はテオが悪かったけど、俺たちも暇じゃない。
他にも行くところがあるから、交渉は早めに終わらせたい。
「いえいえ、少し驚いただけです。東部というよりも中央の貴族と接しているようで、久しぶりで混乱してしまいました」
「テオ様はつい先日まで王都の学園に在学しておりましたので、もう少し時間が経てば王都の毒が抜けて東部らしさが出てくると思いますよ。お父上にそっくりですからね」
「いえ、辺境伯夫人にも似ておりますよ。ご長男様が辺境伯閣下と瓜二つでして、そのことを考えれば母親似と言っても過言ではないかと」
えっ? テオよりも似てるの?
「東部貴族は家族仲も良いと聞いておりますし、親子が似ても不思議ではなさそうですね」
「えぇ、おっしゃるとおりかと」
よし、多少辺境伯を知っている感じを出せたかな。
「それで仕入先を探しているとか。詳しく伺っても?」
「是非ともお願いします。実は──」
やっと本題に入り、俺とテオの住居が【双竜の楽園亭】であることと、突然打ち切られた仕入れ状況等を説明した後、仕入品目を記したメモを渡した。
「これなら私どもで用意ができますし、辺境伯家との取引と同時に、有名な【双竜の誓い】との縁もできると利益しかありません」
「ですが、元仕入先と揉めませんか?」
「うーん……辺境伯閣下の口癖を真似るなら、『木端商会なぞ屁でもない』といったところでしょか。全く問題ありませんよ」
「「「言いそう……」」」
テオとルイーサさんとハモってしまった。
「東部の人間は、一度は真似するそうですよ」
「僕も今度真似してみようかと」
「それも良いかもしれませんね。それから、青獅子様。先程は契約者様を蔑ろにしたこと、大変申し訳ございませんでした」
商会長はルークの眼前まで移動して膝をつき、頭を深く下げて謝罪した。
『良い。それよりも仕入を頼んだぞ。オレの大好物だからな』
「感謝します。ちなみにどれが好物か伺っても?」
すまんな。加工品なんだよ。
「加工品の材料になりますので、それ自体は好物ではないんです」
「そ、そうなのですか……」
不明点が多い【青獅子】の生態の一つが判明するかもしれなかったのに、それがレシピの詮索が禁止されている加工品だったのだ。
がっかりしてもおかしくない。
「えっと……多分近日中に別件で大きな仕事を頼むことになるかもしれませんが、そのときもよろしくお願いします」
「というと?」
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