26 / 97
第一章 居候、始めます
第二五話 主役はモフモフ
しおりを挟む
北門近くの【双竜の楽園亭】から中央広場にある冒険者ギルドまで行くには、領都内を十字に走る主要道路を通ることが一番安全で、一番わかり易い。
俺も入町初日に通った道だ。
でも今日は条件が追加でもう一つ。
一番目立つ道路を通る。
これは特にルークの存在を周知させるために必須だし、ルークの背中に乗っているニアの存在を周知させるためにも必須だ。
ニアに手を出した場合、誰と敵対することになるのか。
ニアに手を出した場合、逃げ切ることができるのか。
好色変態野郎が好きそうなエルフだけでも価値があるのに、【青獅子】そっくりな魔獣もおまけで獲得できるのではないかと、思考力が足りなそうな阿呆も目撃した者の中にきっといるだろう。
頭がパーになっている者に何しても無駄だが、それ以外の者に対しての対策は立てている。
今日のルークはいつもより大きく、大きめのポニー程度のサイズになり、威風堂堂たる姿で闊歩している。
まぁ本獣は屋台を物色しているらしく、匂いだけで仮評価を下して唸り声を上げてブルーノさんに伝えている。
というのも、基本的に店外では全員を対象とした念話を使用しないことになった。
言葉を理解していても話せなければ脅威にならないと思う阿呆を釣るためで、ルークも屋台の食べ歩きを報酬に納得している。
「グルッ」
「あそこは微妙だ」
早速気になるところを見つけたようだが、ブルーノさんに却下されていた。それでも食べたい場合は、イムレに合図を出してもらうことにしている。
イムレの様子から、ここは却下に賛同するようだ。
ちなみに、背中に乗っているニアは、ルークの背中から落ちそうなほどテンションが上っている。
「こら、大人しくしなさい」
ナディアさんが叱りながら、その体を支えていた。
でも、ニアの気持ちは分かる。
領都ポットという辺境ながらも大都市に初めて来て、さらに五歳児には珍しい遠めの外出。
珍しいものが溢れている町中をルークの背中に乗って観光しているという、大人でも羨ましくなる状況だろう。
実際に道路沿いの子どもたちが「ぼくものりたい」と、親にねだっている声が聞こえてくる。
同時に衛兵の声も聞こえてくるが、それは完全に無視だ。
「そろそろ着くわよ」
「もうおわりー?」
「帰りもあるぞ。なぁ少年」
「はい。僕はそのまま森に行くからいませんが、ルークたちは置いていきますので」
「えーー。ずるーーい」
「グルッ、グルッ」
『イムレ、森に行く』
「今日はちょっとだけだから。すぐに帰ってくるからさ」
「えぇーー」
あとの説得はナディアさんに任せよう。
「そう言えば、名前を聞いてなかったな」
ナイスッ。ずっと言おうと思っていたんだけど、なかなか言い出す機会がなくてルーク以外は知らないと思うんだよね。
「ディランって言います」
「そうなのねっ。じゃあ愛称は『ディル』で、どうかしら?」
ちゃっかり聞いていたルイーサさんが、名前を飛び越えて愛称で呼ぶ宣言をする。
悪口でない限り自由に呼んでくれればと思うから、特に拒否する気はない。
「僕は構いません」
「じゃあ決まりね。私のことは……ねっ? 分かるでしょ?」
無理っ。
「…………母上」
「仕方ないわね。デートの時を楽しみにしてるわ」
「ぼ、僕もです」
「うふふふっ」
今はルイーサさんがご機嫌になったことだけを喜ぼう。
◆
冒険者ギルドに入った瞬間、ダンジョン都市らしい活気がある様子が窺えた。
依頼が張り出される早朝という時間を外して来たというのに、そこかしこでダンジョンについて情報交換をする人や、パーティーメンバーを集う声が聞こえている。
中には盗賊ギルドの火災について話す声も聞こえてきたから、そこそこ見せしめになったのではないかと安心した。
朝食を抜き、折檻を受けることになったかいがある。
そしていよいよルークがギルド内に。
すると、騒々しかったギルド内が徐々に静かになっていき、俺と一緒に受付まで向かったときには、誰もが会話と動きを止めてルークを凝視していた。
なお、背中にはニアの姿はなく、イムレだけが鎮座している。
「すみません、従魔の登録をお願いしたいんですけど」
「──じ、従魔……?」
「はい。お願いします」
しかし、なかなか動き出さない受付嬢。
「あのー?」
それでも動かない受付嬢に、どう対応しようかと思っていると。
「どけ、俺が代わる」
突如、奥からゴツいおっさんが走ってきて、固まっていた受付嬢を無理矢理横に退ける。
「一体だけか?」
「いえ、二体です」
俺はルークの背中に乗っていたイムレを持ち上げ、おっさんに見せる。
「じゃあカードを出してくれ」
「はい」
俺がカードをおっさんい手渡したとき、ドワーフさんを迎えに行ったブルーノさんたちが受付に来た。
「なんだ、まだ終わってなかったのか」
「はい。お姉さんが動かなくなって」
「そうか」
そうなんだよ。
予定があるから早くしてほしいけど、焦って怒鳴ってもいいこはない。
でも全員同じことを思っているはずだ。
早くしろと。
ルークも暇になってきたのか、大きな欠伸をして眠そうにしている。
「ブルーノの兄貴っ」
え? 弟?
「……ガリウスか? 痩せたな」
「この人が代わってくれました」
「そうだったのか。急いでいたから助かる」
「そうだったんすか? もうすぐですからね」
従魔を登録する人は少ないらしく、木箱から大切そうに取り出した水晶玉付きの魔導具に、俺のギルドカードを差し込んだ。
これで準備が整ったらしい。
「順番に水晶に魔力を少しだけ流してくれ」
「僕もですか?」
「そうだ」
俺から始め、ルーク、イムレと順に魔力を流し終えた後、ギルドカードを返却された。
確認してみると、確かに従魔登録がされていた。
「ありがとうございます」
「気にするな。これが仕事だからな」
「ガリウスは解体部門長だろ?」
「知ってたんですねっ」
めっちゃくちゃ嬉しいそうだ。
ゴツいおっさんが、激しく尻尾を振る犬に見える。
「当然だ。また食いに来い」
「……はい」
ん? なんか不自然だったような気がするけど、感激しているだけかもしれないし、まぁいいか。
「じゃあまたな」
「はいっ」
「ありがとうございました」
俺とブルーノさんは併設された酒場に向かい、立ち退き被害者に会いに行く。
本来なら俺が行く必要はないのだが、何故か俺から直接返しなさいと言われたため、森に行きたい気持ちを抑えて酒場に向かっている。
途中、【餓炎狼公】たちの姿を見かけたから、微笑みながら会釈をしておいた。
「あそこだ」
「お酒飲んでるんですかね?」
「さすがに仕事中には飲まないと思うが……」
「そうですよね。じゃああれは水ですかね?」
「……多分な」
奥まったところに座っていたルイーサさんに近づくと、ナディアさんの膝に座っていたニアが真っ先にルークに抱きついた。
ナディアさんが一瞬悲しそうな顔をしていたけど、ルークとイムレを連れて再び膝の上に戻っていったことで笑顔が戻った。
それを見ていたルイーサさんが期待したあ様子で視線を向けてきたのだが、全力で気づかないふりをして椅子の上に着席する。
「もうっ! ママに優しくしてくれてもいいのにーーっ」
「お前さん、隠し子でもいたのか?」
え? ブルーノさんがいるのに、それを言う?
「最近できたの。ねっ?」
「うむ」
「にしては、デカすぎないか?」
「エルフの神秘よ」
微妙に失礼な冗談を言っても流しているってことは、それほど深い付き合いなのか。
「それで、その神秘のおかげで土地の権利書が戻ってきたと?」
「そうよ」
チラリと俺に視線を向けるドワーフさん。
「……いくらで譲ってもらえるんだ?」
「お金欲しい?」
「いいえ。お金もエルフの神秘で拾えたので」
「ですって」
「感謝する」
「いいのよ。その代わり、もう失くさないでね」
「あぁ、分かってる。あと、明日取りに行くまで預かっててくれないか。この後ギルマスと話して来るから、また失くしたくない」
「わかったわ。でも、確認だけはしてね」
俺はブルーノさんから手渡された書類を、ドワーフさんに見えるように目の前に広げた。
「──確かに」
確認が取れた後はブルーノさんに渡し、ブルーノさんの空間収納の中に仕舞われた。
そして詳しい話はまた後日ということで、簡単にあいさつを済ませた後、俺は一人森に向かうのだった。
俺も入町初日に通った道だ。
でも今日は条件が追加でもう一つ。
一番目立つ道路を通る。
これは特にルークの存在を周知させるために必須だし、ルークの背中に乗っているニアの存在を周知させるためにも必須だ。
ニアに手を出した場合、誰と敵対することになるのか。
ニアに手を出した場合、逃げ切ることができるのか。
好色変態野郎が好きそうなエルフだけでも価値があるのに、【青獅子】そっくりな魔獣もおまけで獲得できるのではないかと、思考力が足りなそうな阿呆も目撃した者の中にきっといるだろう。
頭がパーになっている者に何しても無駄だが、それ以外の者に対しての対策は立てている。
今日のルークはいつもより大きく、大きめのポニー程度のサイズになり、威風堂堂たる姿で闊歩している。
まぁ本獣は屋台を物色しているらしく、匂いだけで仮評価を下して唸り声を上げてブルーノさんに伝えている。
というのも、基本的に店外では全員を対象とした念話を使用しないことになった。
言葉を理解していても話せなければ脅威にならないと思う阿呆を釣るためで、ルークも屋台の食べ歩きを報酬に納得している。
「グルッ」
「あそこは微妙だ」
早速気になるところを見つけたようだが、ブルーノさんに却下されていた。それでも食べたい場合は、イムレに合図を出してもらうことにしている。
イムレの様子から、ここは却下に賛同するようだ。
ちなみに、背中に乗っているニアは、ルークの背中から落ちそうなほどテンションが上っている。
「こら、大人しくしなさい」
ナディアさんが叱りながら、その体を支えていた。
でも、ニアの気持ちは分かる。
領都ポットという辺境ながらも大都市に初めて来て、さらに五歳児には珍しい遠めの外出。
珍しいものが溢れている町中をルークの背中に乗って観光しているという、大人でも羨ましくなる状況だろう。
実際に道路沿いの子どもたちが「ぼくものりたい」と、親にねだっている声が聞こえてくる。
同時に衛兵の声も聞こえてくるが、それは完全に無視だ。
「そろそろ着くわよ」
「もうおわりー?」
「帰りもあるぞ。なぁ少年」
「はい。僕はそのまま森に行くからいませんが、ルークたちは置いていきますので」
「えーー。ずるーーい」
「グルッ、グルッ」
『イムレ、森に行く』
「今日はちょっとだけだから。すぐに帰ってくるからさ」
「えぇーー」
あとの説得はナディアさんに任せよう。
「そう言えば、名前を聞いてなかったな」
ナイスッ。ずっと言おうと思っていたんだけど、なかなか言い出す機会がなくてルーク以外は知らないと思うんだよね。
「ディランって言います」
「そうなのねっ。じゃあ愛称は『ディル』で、どうかしら?」
ちゃっかり聞いていたルイーサさんが、名前を飛び越えて愛称で呼ぶ宣言をする。
悪口でない限り自由に呼んでくれればと思うから、特に拒否する気はない。
「僕は構いません」
「じゃあ決まりね。私のことは……ねっ? 分かるでしょ?」
無理っ。
「…………母上」
「仕方ないわね。デートの時を楽しみにしてるわ」
「ぼ、僕もです」
「うふふふっ」
今はルイーサさんがご機嫌になったことだけを喜ぼう。
◆
冒険者ギルドに入った瞬間、ダンジョン都市らしい活気がある様子が窺えた。
依頼が張り出される早朝という時間を外して来たというのに、そこかしこでダンジョンについて情報交換をする人や、パーティーメンバーを集う声が聞こえている。
中には盗賊ギルドの火災について話す声も聞こえてきたから、そこそこ見せしめになったのではないかと安心した。
朝食を抜き、折檻を受けることになったかいがある。
そしていよいよルークがギルド内に。
すると、騒々しかったギルド内が徐々に静かになっていき、俺と一緒に受付まで向かったときには、誰もが会話と動きを止めてルークを凝視していた。
なお、背中にはニアの姿はなく、イムレだけが鎮座している。
「すみません、従魔の登録をお願いしたいんですけど」
「──じ、従魔……?」
「はい。お願いします」
しかし、なかなか動き出さない受付嬢。
「あのー?」
それでも動かない受付嬢に、どう対応しようかと思っていると。
「どけ、俺が代わる」
突如、奥からゴツいおっさんが走ってきて、固まっていた受付嬢を無理矢理横に退ける。
「一体だけか?」
「いえ、二体です」
俺はルークの背中に乗っていたイムレを持ち上げ、おっさんに見せる。
「じゃあカードを出してくれ」
「はい」
俺がカードをおっさんい手渡したとき、ドワーフさんを迎えに行ったブルーノさんたちが受付に来た。
「なんだ、まだ終わってなかったのか」
「はい。お姉さんが動かなくなって」
「そうか」
そうなんだよ。
予定があるから早くしてほしいけど、焦って怒鳴ってもいいこはない。
でも全員同じことを思っているはずだ。
早くしろと。
ルークも暇になってきたのか、大きな欠伸をして眠そうにしている。
「ブルーノの兄貴っ」
え? 弟?
「……ガリウスか? 痩せたな」
「この人が代わってくれました」
「そうだったのか。急いでいたから助かる」
「そうだったんすか? もうすぐですからね」
従魔を登録する人は少ないらしく、木箱から大切そうに取り出した水晶玉付きの魔導具に、俺のギルドカードを差し込んだ。
これで準備が整ったらしい。
「順番に水晶に魔力を少しだけ流してくれ」
「僕もですか?」
「そうだ」
俺から始め、ルーク、イムレと順に魔力を流し終えた後、ギルドカードを返却された。
確認してみると、確かに従魔登録がされていた。
「ありがとうございます」
「気にするな。これが仕事だからな」
「ガリウスは解体部門長だろ?」
「知ってたんですねっ」
めっちゃくちゃ嬉しいそうだ。
ゴツいおっさんが、激しく尻尾を振る犬に見える。
「当然だ。また食いに来い」
「……はい」
ん? なんか不自然だったような気がするけど、感激しているだけかもしれないし、まぁいいか。
「じゃあまたな」
「はいっ」
「ありがとうございました」
俺とブルーノさんは併設された酒場に向かい、立ち退き被害者に会いに行く。
本来なら俺が行く必要はないのだが、何故か俺から直接返しなさいと言われたため、森に行きたい気持ちを抑えて酒場に向かっている。
途中、【餓炎狼公】たちの姿を見かけたから、微笑みながら会釈をしておいた。
「あそこだ」
「お酒飲んでるんですかね?」
「さすがに仕事中には飲まないと思うが……」
「そうですよね。じゃああれは水ですかね?」
「……多分な」
奥まったところに座っていたルイーサさんに近づくと、ナディアさんの膝に座っていたニアが真っ先にルークに抱きついた。
ナディアさんが一瞬悲しそうな顔をしていたけど、ルークとイムレを連れて再び膝の上に戻っていったことで笑顔が戻った。
それを見ていたルイーサさんが期待したあ様子で視線を向けてきたのだが、全力で気づかないふりをして椅子の上に着席する。
「もうっ! ママに優しくしてくれてもいいのにーーっ」
「お前さん、隠し子でもいたのか?」
え? ブルーノさんがいるのに、それを言う?
「最近できたの。ねっ?」
「うむ」
「にしては、デカすぎないか?」
「エルフの神秘よ」
微妙に失礼な冗談を言っても流しているってことは、それほど深い付き合いなのか。
「それで、その神秘のおかげで土地の権利書が戻ってきたと?」
「そうよ」
チラリと俺に視線を向けるドワーフさん。
「……いくらで譲ってもらえるんだ?」
「お金欲しい?」
「いいえ。お金もエルフの神秘で拾えたので」
「ですって」
「感謝する」
「いいのよ。その代わり、もう失くさないでね」
「あぁ、分かってる。あと、明日取りに行くまで預かっててくれないか。この後ギルマスと話して来るから、また失くしたくない」
「わかったわ。でも、確認だけはしてね」
俺はブルーノさんから手渡された書類を、ドワーフさんに見えるように目の前に広げた。
「──確かに」
確認が取れた後はブルーノさんに渡し、ブルーノさんの空間収納の中に仕舞われた。
そして詳しい話はまた後日ということで、簡単にあいさつを済ませた後、俺は一人森に向かうのだった。
32
お気に入りに追加
327
あなたにおすすめの小説

暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)

女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる