23 / 97
第一章 居候、始めます
第二二話 優秀な番獅子
しおりを挟む
せっかく作ってくれた朝ご飯を食べられなかったことをブルーノさんに謝りたかったため、俺は本館に向かうことにした。
本館に入ると、意外にも客が入っていた。
だからか、ルークたち三人組は別館への渡り廊下で食休みをしていた。
『遅かったな。飯、美味かったぞ』
「ちょっと用事があってね」
『ふーん』
「ルークたちはここで何してるの?」
『あいつらの気配が気持ち悪いし臭いから、ニアを隠しているんだ。それに厨房に近いから、ここにいればおやつがもらえるんだぞ』
『イムレ、お仕事してる』
イムレは生ゴミを処理しているらしく、体の一部伸ばしてゴミ箱に突っ込んでいる。
「偉いねぇ」
『おいっ、オレも仕事してるんだぞ?』
「もちろん、二獣に言ったんだよ?」
『そうか。それで従魔登録にはいつ行くんだ?』
「うーん……ルイーサさんの手が空いたらかな。挨拶してから行かないと、きっと良くないことが起こると思うんだ」
『折檻なら決まったぞ』
「──えっ!?」
『でーとぷらんとやらを考えると言っていたからな』
「そ、そんなぁ……」
いや、まだだ。
それはお土産を渡す前に決まったこと。
まだ希望はある。
『おい、おいってっ』
「……何?」
『逃げたぞ?』
「誰が?」
『客。お金を払ってないぞ』
「はぁ?」
実力者のブルーノさんがいるのに食い逃げするかぁ!?
「ブルーノさんっ! いいんですかっ!?」
「よくない」
「じゃあ何でっ!」
「以前同じことがあった後に暴力店長という噂が流れた」
「もしかして、従業員がやめたのはその後ですか?」
「そうだ」
ハニートラップじゃなくて、食い逃げトラップかよ。
犯罪者のくせに被害者ぶりやがって。
「──少し出掛けて来ます」
「放っておけ」
「大丈夫ですよ。ゴミを捨てに行くだけですから」
「おい」
何を言われても止まるつもりはない。
俺の異世界満喫生活を邪魔したのだから。
◆
外に出た俺はすぐさま探索系の技能を使用し、三人組の食い逃げ犯を探した。
まずは《無属性魔法:探知》で広範囲を走査する。
次に【神字:処理】を意識しつつ、〈生命感知〉を使う。
「──いた」
──〈心眼〉
──〈気配遮断〉
──〈隠形〉
──〈痛覚遮断〉
──〈身体強化〉
東にあるスラム街に逃げたらしい賊共を追いかける。
一歩目以降は《障壁》と〈立体機動〉を組み合わせた、いつもの空中移動を繰り返す。
──〈高速移動〉
視界に賊を確認した瞬間加速し、そのままの速度を維持したまま真ん中の人物に飛び蹴りを浴びせる。
「──がッッ」
左右の二人が混乱して呆けているうちに蹴りの反動を利用して反転し、二人の顎を打ち砕く。
「「──アガァァァッ」」
「ここは誰の縄張りだっけ? ……まぁいいか」
三人の内、飛び蹴りを喰らった者は顔面が血だらけになっていた。
顔面スライディングだろうけど、少しも可哀想だとは思わない。むしろ、少し物足りないと思っている。
「ほ、ほうして……」
三人を一ヶ所に集めて金を抜き取る。
その後は全裸に剥く。
服を裂いてロープにし、それで三人組を拘束した。
「おい、ボスは?」
「「「…………」」」
「話したくなったら話せばいい」
そう言い聞かせてから、ランダムに選んだ指を一本ずつ折っていく。
「ガァッッ」
「うるさいぞ。ボスの名前を話す以外は口を閉じてろ」
途中から面倒になってきたから、あみだくじで誰の指を折るかを決めていた。
しかしそれが恐怖を煽ったらしく、真ん中の賊がボスの名前を言うと主張した。
「注意点がある。全員解答権は一度だけ。嘘だとわかった瞬間、舌を切った上で拷問して火炙りにする。俺は嘘が分かる。心して答えろ」
俺は滅多に使わない【神字:審理】を使った。
同時に嘘が聞こえる〈副音声〉も使用する。
「が、【餓炎狼公】」
「どこにいる?」
「い、今は自宅に……」
「案内しろ」
「は、はい……」
歩かないと引きずると言い、拘束したまま無理矢理歩かせて都市の東側にある居住区に向かう。
ここは基本的に平民が住んでいる住宅街だが、貴族区の南側に近づくにつれて豪邸も増えていく。もちろん商業施設もあるため、この区画で生活が完結する者も少なくないらしい。
そして賊のボスは居住区の中間地点に住んでおり、そこそこ稼いでいるらしい。
「──おいっ! 止まれっ!」
稼いでいる上に子分も多いため、当然警備が厳重である。
「下るように言え。お前らが止められなかったら、アイツら死ぬかもしれない」
「む、無理だ……。向こうのほうが立場が上だ……」
「じゃあお別れを言え」
「そ、そんな……」
腕を横に振り、【念動】でまとめて横薙ぎにする。
死んだかどうかは不明だが、静かになったから良しとする。
「行くぞ」
「「「…………」」」
なかなか歩き出さない三人組に蹴りを入れて無理矢理歩かせる。
「たのもー」
邸宅に進む度に湧いてくる獣人たちをことごとく横薙ぎにしていったせいで、俺の挨拶に返事を返してくれる者は誰もいなかった。
特に期待していたわけではないが、個人的に様式美だと思ったのだ。
「さてと」
──〈索敵〉
「いた」
玄関ホールにある巨大な階段の裏に、隠れたように配置された扉。
敵のボスはそこに隠れているらしい。
「こんにちはー」
「──何だ、お前?」
VIP用の応接間らしく、派手さはないけど豪華に飾られた部屋に品の良いソファーが設置されている。
そこに狼獣人が一人と、人族のおっさんが座っていた。
おまけで護衛らしき部下が数人。
「被害者」
「はっ?」
「お宅の子分が食い逃げしたあげく、被害者面して悪い噂を立てたんだわ。風評被害と未払金の請求、追加で賠償金を払ってもらおうかと思ったんだ」
「知らんな。そいつ等の財布から抜けばいいだろ」
「うーん……どこかで聞いた覚えがあると思ったけど、やっと思い出した。【餓炎狼公】って名前」
「俺も有名になったもんだ」
「表では肉体労働系の人材派遣で、裏では武力の貸し出しをしているんだっけ?」
「誰に聞いたんだか知らんが、裏って何のことだかな」
「本当にな。武力じゃなくて諜報だもんな」
「……何言ってんだ?」
ダンジョン都市の裏四天王って言われるくらいの古参組織のボスらしいけど、前身があったわけではないから、古参の中では一番若い組織だ。
ただ、武力を供給しているせいで勢力が大きいゆえ、古参組織の一角として名が挙げられる。
「食い逃げなんてせこいことさせてお山の大将を気取るなんて……躾がなってない犬だな」
「──おいっ。口には気をつけろよ」
「お前こそ気をつけろよ? 御主人様の顔に泥を塗ることになるぞ?」
「俺の主人は俺だっ」
「違うだろ? ──雷煌「貴様っ」」
ようやく重い腰を上げてくれる気になったらしい。
本館に入ると、意外にも客が入っていた。
だからか、ルークたち三人組は別館への渡り廊下で食休みをしていた。
『遅かったな。飯、美味かったぞ』
「ちょっと用事があってね」
『ふーん』
「ルークたちはここで何してるの?」
『あいつらの気配が気持ち悪いし臭いから、ニアを隠しているんだ。それに厨房に近いから、ここにいればおやつがもらえるんだぞ』
『イムレ、お仕事してる』
イムレは生ゴミを処理しているらしく、体の一部伸ばしてゴミ箱に突っ込んでいる。
「偉いねぇ」
『おいっ、オレも仕事してるんだぞ?』
「もちろん、二獣に言ったんだよ?」
『そうか。それで従魔登録にはいつ行くんだ?』
「うーん……ルイーサさんの手が空いたらかな。挨拶してから行かないと、きっと良くないことが起こると思うんだ」
『折檻なら決まったぞ』
「──えっ!?」
『でーとぷらんとやらを考えると言っていたからな』
「そ、そんなぁ……」
いや、まだだ。
それはお土産を渡す前に決まったこと。
まだ希望はある。
『おい、おいってっ』
「……何?」
『逃げたぞ?』
「誰が?」
『客。お金を払ってないぞ』
「はぁ?」
実力者のブルーノさんがいるのに食い逃げするかぁ!?
「ブルーノさんっ! いいんですかっ!?」
「よくない」
「じゃあ何でっ!」
「以前同じことがあった後に暴力店長という噂が流れた」
「もしかして、従業員がやめたのはその後ですか?」
「そうだ」
ハニートラップじゃなくて、食い逃げトラップかよ。
犯罪者のくせに被害者ぶりやがって。
「──少し出掛けて来ます」
「放っておけ」
「大丈夫ですよ。ゴミを捨てに行くだけですから」
「おい」
何を言われても止まるつもりはない。
俺の異世界満喫生活を邪魔したのだから。
◆
外に出た俺はすぐさま探索系の技能を使用し、三人組の食い逃げ犯を探した。
まずは《無属性魔法:探知》で広範囲を走査する。
次に【神字:処理】を意識しつつ、〈生命感知〉を使う。
「──いた」
──〈心眼〉
──〈気配遮断〉
──〈隠形〉
──〈痛覚遮断〉
──〈身体強化〉
東にあるスラム街に逃げたらしい賊共を追いかける。
一歩目以降は《障壁》と〈立体機動〉を組み合わせた、いつもの空中移動を繰り返す。
──〈高速移動〉
視界に賊を確認した瞬間加速し、そのままの速度を維持したまま真ん中の人物に飛び蹴りを浴びせる。
「──がッッ」
左右の二人が混乱して呆けているうちに蹴りの反動を利用して反転し、二人の顎を打ち砕く。
「「──アガァァァッ」」
「ここは誰の縄張りだっけ? ……まぁいいか」
三人の内、飛び蹴りを喰らった者は顔面が血だらけになっていた。
顔面スライディングだろうけど、少しも可哀想だとは思わない。むしろ、少し物足りないと思っている。
「ほ、ほうして……」
三人を一ヶ所に集めて金を抜き取る。
その後は全裸に剥く。
服を裂いてロープにし、それで三人組を拘束した。
「おい、ボスは?」
「「「…………」」」
「話したくなったら話せばいい」
そう言い聞かせてから、ランダムに選んだ指を一本ずつ折っていく。
「ガァッッ」
「うるさいぞ。ボスの名前を話す以外は口を閉じてろ」
途中から面倒になってきたから、あみだくじで誰の指を折るかを決めていた。
しかしそれが恐怖を煽ったらしく、真ん中の賊がボスの名前を言うと主張した。
「注意点がある。全員解答権は一度だけ。嘘だとわかった瞬間、舌を切った上で拷問して火炙りにする。俺は嘘が分かる。心して答えろ」
俺は滅多に使わない【神字:審理】を使った。
同時に嘘が聞こえる〈副音声〉も使用する。
「が、【餓炎狼公】」
「どこにいる?」
「い、今は自宅に……」
「案内しろ」
「は、はい……」
歩かないと引きずると言い、拘束したまま無理矢理歩かせて都市の東側にある居住区に向かう。
ここは基本的に平民が住んでいる住宅街だが、貴族区の南側に近づくにつれて豪邸も増えていく。もちろん商業施設もあるため、この区画で生活が完結する者も少なくないらしい。
そして賊のボスは居住区の中間地点に住んでおり、そこそこ稼いでいるらしい。
「──おいっ! 止まれっ!」
稼いでいる上に子分も多いため、当然警備が厳重である。
「下るように言え。お前らが止められなかったら、アイツら死ぬかもしれない」
「む、無理だ……。向こうのほうが立場が上だ……」
「じゃあお別れを言え」
「そ、そんな……」
腕を横に振り、【念動】でまとめて横薙ぎにする。
死んだかどうかは不明だが、静かになったから良しとする。
「行くぞ」
「「「…………」」」
なかなか歩き出さない三人組に蹴りを入れて無理矢理歩かせる。
「たのもー」
邸宅に進む度に湧いてくる獣人たちをことごとく横薙ぎにしていったせいで、俺の挨拶に返事を返してくれる者は誰もいなかった。
特に期待していたわけではないが、個人的に様式美だと思ったのだ。
「さてと」
──〈索敵〉
「いた」
玄関ホールにある巨大な階段の裏に、隠れたように配置された扉。
敵のボスはそこに隠れているらしい。
「こんにちはー」
「──何だ、お前?」
VIP用の応接間らしく、派手さはないけど豪華に飾られた部屋に品の良いソファーが設置されている。
そこに狼獣人が一人と、人族のおっさんが座っていた。
おまけで護衛らしき部下が数人。
「被害者」
「はっ?」
「お宅の子分が食い逃げしたあげく、被害者面して悪い噂を立てたんだわ。風評被害と未払金の請求、追加で賠償金を払ってもらおうかと思ったんだ」
「知らんな。そいつ等の財布から抜けばいいだろ」
「うーん……どこかで聞いた覚えがあると思ったけど、やっと思い出した。【餓炎狼公】って名前」
「俺も有名になったもんだ」
「表では肉体労働系の人材派遣で、裏では武力の貸し出しをしているんだっけ?」
「誰に聞いたんだか知らんが、裏って何のことだかな」
「本当にな。武力じゃなくて諜報だもんな」
「……何言ってんだ?」
ダンジョン都市の裏四天王って言われるくらいの古参組織のボスらしいけど、前身があったわけではないから、古参の中では一番若い組織だ。
ただ、武力を供給しているせいで勢力が大きいゆえ、古参組織の一角として名が挙げられる。
「食い逃げなんてせこいことさせてお山の大将を気取るなんて……躾がなってない犬だな」
「──おいっ。口には気をつけろよ」
「お前こそ気をつけろよ? 御主人様の顔に泥を塗ることになるぞ?」
「俺の主人は俺だっ」
「違うだろ? ──雷煌「貴様っ」」
ようやく重い腰を上げてくれる気になったらしい。
32
お気に入りに追加
327
あなたにおすすめの小説

暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)

女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる