22 / 97
第一章 居候、始めます
第二一話 バタフライエフェクト
しおりを挟む
折檻に怯えた俺は、折檻されないための言い訳作りを考えながら家探しをしている。
まずは死体から金品やナイフなどを回収していき、服だけ着ている状態にした。
悲しいことに空間系の魔法は使えないため、金品や資料などは木箱に詰め、食料品や酒類などは樽ごと運ぶことに。
「調味料も持っていくか」
討伐対象を討伐したら、討伐した者に全ての権利が移るらしいから、建物以外は全てもらっていこう。
この建物は一階が酒場になっており、二階は連れ込み宿になっているらしい。
酒場ではクリーンな賭け事を行い、地下で行われているダーティーな賭け事の隠れ蓑にしているらしい。
「わーぉっ! お金がいっぱいあるっ!」
お金も嬉しいけど、あくどいことをする者たちには必須の逃走経路が地下にあり、これを使えば安全に物資を持ち帰れるということの方が嬉しかった。
「じゃあ死体は置いていこう」
最初は神隠し第一号になってもらおうと思い、運ぶ気満々で準備していた。
でも俺が地下を移動する間の陽動になってもらいたいし、見せしめにもなるという一石二鳥の使い途が見つかった。
ということで、新案を採用することに。
作戦を実行する上で重要なことは、店内への突入を遅らせること。
そのためには戸締まりを厳重にし、無理矢理突入するしかない状態にする必要がある。もちろん、移動している間は痕跡を残さないように【念動】で《障壁》を作りつつ、その上を歩いて移動した。
戸締まりの際にも隠し金庫が見つかり、臨時収入が増える一方である。
「何買おうかなぁ」
一瞬だけ人生初の買い物を妄想して浮かれたが、折檻を受けるかもしれないことを思い出した瞬間、現実に引き戻された。
百歩譲ってデートはいいんだ。
しかし、ママ呼びは絶対に嫌。
前世でも呼んだことないのに、あと三年で成人を迎える思春期男児が呼べるはずがない。
「急げ、急げ」
隠し金庫などからも全て回収した後、地下に物資を運び出す。
その後、テーブルに全員を座らせて死体に油をかけ、仕上げに火を点ける。
当然服は燃え出し、周囲のテーブルや椅子にも燃え移った。
そこまで確認してから地下に戻り、物資を【念動】で牽引して宿屋へ向かう。
ちなみに、地下からの出口はゴミ山だった。
出たときには少年たちは居らず、安全に地下から抜け出せた。
でも少し火災が気になり、少しだけ様子を見ることに。
──〈気配遮断〉
──〈隠形〉
──〈魔力感知〉
──〈魔力操作〉
──〈身体強化〉
前準備が終了したら、《無属性魔法:障壁》を展開する。
──〈立体機動〉
──〈悪路走破〉
屋根より高い位置まで駆け上がった後、火災現場に目を向けて技能〈遠視〉を発動。
「うん、延焼はしてない」
というか、全然燃えていなかった。
さすがダンジョン都市だけあり、衛兵の行動は凄まじく早い。
令状がどうとか関係なく踏み込み、魔法であっという間に消火してしまった。
「でも、これで衛兵の動きが読めたのは儲けものだな」
盗賊ギルドの拠点は、商業区といっても市壁寄りの位置だった。
それでいて適当ではなく、迅速な事件解決。
俺が神隠しをやるときは速度重視の方がいいということが分かり、さらにニアの誘拐事件が起きたときに鈍間な対応をしていた場合、買収されていることを疑うべきということもわかった。
敵味方の判別は事件発生時において一番重要と言っても過言ではないから、ある意味踏み絵を行える材料を入手できたと言える。
「これをお土産にして折檻を回避しよう」
再び物資を牽引して宿屋に戻り、宿の中を通らずに中庭に降り立つ。
各種物資は部屋に入り切らないから、自室の近くに置いておく。
「遅かったわね?」
「はっはい」
「何していたの? ご飯終わっちゃったわよ?」
「一食くらい食べなくても大丈夫です」
「──んっ?」
いつものことだから平気と答えただけなのに、何故か聞き返されてしまった。
これはダメなやつかもしれない。
ナディアさんがルイーサさんの後ろでバツ印を作っているから、きっとダメなやつなんだと思う。
「食べたかったですが、遅れた僕が悪いので我慢できます」
「……何故遅れたの?」
「ちょっと挨拶しに行ったら事態が複雑化しまして……。でも、あそこにお土産がありますっ」
「お土産?」
「はいっ」
急いで書類を取り出し、ルイーサさんに献上する。
「内容は大きく分けて二つです。誘拐に関する指示書と依頼書が発行されていることと、この宿に関することですっ」
「早いわね。ナディア、あなたつけられていたみたいね」
「そ、そんなっ」
「誰に依頼を発行したかは不明ですが、盗賊ギルドはしばらく機能を停止するので、もしかしたら依頼自体がなくなるかもしれません。払う報酬がないので」
「停止?」
「なりゆきですよ?! 僕は情報を教えてほしいと言っただけですからね」
「じゃあさっきの火災がそうだったのね?」
「たぶん」
「…………」
「そ、それよりも宿の方を見てくださいっ!」
聞き返されそうだったから必死に話を逸らす。
「そうね。確かに嫌がらせの指示が出ているわね。拒否したみたいだけど」
「そりゃあ母上たちと敵対はするのは嫌でしょう」
「でもニアのことはどうなの? 引き受けているみたいよ?」
「それは……」
「王都の貴族が絡んでいるんですよ。王都の貴族はエルフの女性が大好きですからね。斡旋してもらったりしたのでしょう。盗賊ギルドも組織ですからね。本部からの最上級指令が届けば拒否はできないでしょう。宿屋の方は、指示ではなく依頼みたいですし」
「「気持ち悪い……」」
「えっと、紹介した方も、ですか?」
「もちろんよ」
毒父、詰んだな。
大人しく地獄に行ってくれ。
「でも簡単には離縁できませんよ?」
「面倒だけど、事態が悪化するまで我慢しましょう。向こうが悪あがきした時に証拠を確保すればいいわ。あとは私たちがなんとかするわ」
「ありがとうございます」
「あら、私はあなたの親で、ニアのお婆ちゃんなのよ。当然のことをしているだけよ」
涙を流すナディアさんをルイーサさんが抱きしめて慰めているうちに、俺は気配を消してその場を離脱する。
親子水入らずの方がいいと思ったからだ。
まずは死体から金品やナイフなどを回収していき、服だけ着ている状態にした。
悲しいことに空間系の魔法は使えないため、金品や資料などは木箱に詰め、食料品や酒類などは樽ごと運ぶことに。
「調味料も持っていくか」
討伐対象を討伐したら、討伐した者に全ての権利が移るらしいから、建物以外は全てもらっていこう。
この建物は一階が酒場になっており、二階は連れ込み宿になっているらしい。
酒場ではクリーンな賭け事を行い、地下で行われているダーティーな賭け事の隠れ蓑にしているらしい。
「わーぉっ! お金がいっぱいあるっ!」
お金も嬉しいけど、あくどいことをする者たちには必須の逃走経路が地下にあり、これを使えば安全に物資を持ち帰れるということの方が嬉しかった。
「じゃあ死体は置いていこう」
最初は神隠し第一号になってもらおうと思い、運ぶ気満々で準備していた。
でも俺が地下を移動する間の陽動になってもらいたいし、見せしめにもなるという一石二鳥の使い途が見つかった。
ということで、新案を採用することに。
作戦を実行する上で重要なことは、店内への突入を遅らせること。
そのためには戸締まりを厳重にし、無理矢理突入するしかない状態にする必要がある。もちろん、移動している間は痕跡を残さないように【念動】で《障壁》を作りつつ、その上を歩いて移動した。
戸締まりの際にも隠し金庫が見つかり、臨時収入が増える一方である。
「何買おうかなぁ」
一瞬だけ人生初の買い物を妄想して浮かれたが、折檻を受けるかもしれないことを思い出した瞬間、現実に引き戻された。
百歩譲ってデートはいいんだ。
しかし、ママ呼びは絶対に嫌。
前世でも呼んだことないのに、あと三年で成人を迎える思春期男児が呼べるはずがない。
「急げ、急げ」
隠し金庫などからも全て回収した後、地下に物資を運び出す。
その後、テーブルに全員を座らせて死体に油をかけ、仕上げに火を点ける。
当然服は燃え出し、周囲のテーブルや椅子にも燃え移った。
そこまで確認してから地下に戻り、物資を【念動】で牽引して宿屋へ向かう。
ちなみに、地下からの出口はゴミ山だった。
出たときには少年たちは居らず、安全に地下から抜け出せた。
でも少し火災が気になり、少しだけ様子を見ることに。
──〈気配遮断〉
──〈隠形〉
──〈魔力感知〉
──〈魔力操作〉
──〈身体強化〉
前準備が終了したら、《無属性魔法:障壁》を展開する。
──〈立体機動〉
──〈悪路走破〉
屋根より高い位置まで駆け上がった後、火災現場に目を向けて技能〈遠視〉を発動。
「うん、延焼はしてない」
というか、全然燃えていなかった。
さすがダンジョン都市だけあり、衛兵の行動は凄まじく早い。
令状がどうとか関係なく踏み込み、魔法であっという間に消火してしまった。
「でも、これで衛兵の動きが読めたのは儲けものだな」
盗賊ギルドの拠点は、商業区といっても市壁寄りの位置だった。
それでいて適当ではなく、迅速な事件解決。
俺が神隠しをやるときは速度重視の方がいいということが分かり、さらにニアの誘拐事件が起きたときに鈍間な対応をしていた場合、買収されていることを疑うべきということもわかった。
敵味方の判別は事件発生時において一番重要と言っても過言ではないから、ある意味踏み絵を行える材料を入手できたと言える。
「これをお土産にして折檻を回避しよう」
再び物資を牽引して宿屋に戻り、宿の中を通らずに中庭に降り立つ。
各種物資は部屋に入り切らないから、自室の近くに置いておく。
「遅かったわね?」
「はっはい」
「何していたの? ご飯終わっちゃったわよ?」
「一食くらい食べなくても大丈夫です」
「──んっ?」
いつものことだから平気と答えただけなのに、何故か聞き返されてしまった。
これはダメなやつかもしれない。
ナディアさんがルイーサさんの後ろでバツ印を作っているから、きっとダメなやつなんだと思う。
「食べたかったですが、遅れた僕が悪いので我慢できます」
「……何故遅れたの?」
「ちょっと挨拶しに行ったら事態が複雑化しまして……。でも、あそこにお土産がありますっ」
「お土産?」
「はいっ」
急いで書類を取り出し、ルイーサさんに献上する。
「内容は大きく分けて二つです。誘拐に関する指示書と依頼書が発行されていることと、この宿に関することですっ」
「早いわね。ナディア、あなたつけられていたみたいね」
「そ、そんなっ」
「誰に依頼を発行したかは不明ですが、盗賊ギルドはしばらく機能を停止するので、もしかしたら依頼自体がなくなるかもしれません。払う報酬がないので」
「停止?」
「なりゆきですよ?! 僕は情報を教えてほしいと言っただけですからね」
「じゃあさっきの火災がそうだったのね?」
「たぶん」
「…………」
「そ、それよりも宿の方を見てくださいっ!」
聞き返されそうだったから必死に話を逸らす。
「そうね。確かに嫌がらせの指示が出ているわね。拒否したみたいだけど」
「そりゃあ母上たちと敵対はするのは嫌でしょう」
「でもニアのことはどうなの? 引き受けているみたいよ?」
「それは……」
「王都の貴族が絡んでいるんですよ。王都の貴族はエルフの女性が大好きですからね。斡旋してもらったりしたのでしょう。盗賊ギルドも組織ですからね。本部からの最上級指令が届けば拒否はできないでしょう。宿屋の方は、指示ではなく依頼みたいですし」
「「気持ち悪い……」」
「えっと、紹介した方も、ですか?」
「もちろんよ」
毒父、詰んだな。
大人しく地獄に行ってくれ。
「でも簡単には離縁できませんよ?」
「面倒だけど、事態が悪化するまで我慢しましょう。向こうが悪あがきした時に証拠を確保すればいいわ。あとは私たちがなんとかするわ」
「ありがとうございます」
「あら、私はあなたの親で、ニアのお婆ちゃんなのよ。当然のことをしているだけよ」
涙を流すナディアさんをルイーサさんが抱きしめて慰めているうちに、俺は気配を消してその場を離脱する。
親子水入らずの方がいいと思ったからだ。
32
お気に入りに追加
327
あなたにおすすめの小説

暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)

女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる