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第三章 始まりと報復
第四十四話 父親は娘が大好き
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偽装工作はもちろん個人資産の回収。だけどやっぱり理事になるだけあってかなり魅力的な資金や宝石、それになんと言ってもモンスターの素材や希少金属などが豊富である。そしてギルドマスターのところには少ししかなかったが、ここには研究資料が山ほどある。もちろんその中には貴重なゴーレムの資料もあった。
大事な資料を複製したらいかんだろ。そんなことするから、俺にドワーフのゴーレムの資料が回ってきてしまうんだよ。それにしてもそろそろ【異空間倉庫】の整理が面倒になってきたな。早めに対策を取らなければいけないな。
それじゃあ次に行こう。次はヴェイグさんに圧力をかけている理事直営店の地下に行き、下水の中に死体を捨てていく。ゆっくりドンブラコと下水処理場に向かって流れていく姿を見送り、今度こそ銀行を目指して飛んでいく。
だいたい分かると思うが俺の言う銀行は教会のことだ。そもそもこの世界の銀行はギルドだから、銀行と言っても通じない。
まずは太陽教会の金庫に行くんだが、今回は四教会全てのものをいただく予定だ。というのも四教会合同での勇者召喚で失敗した被害者だし、魔王討伐とか狂ったことを行おうとしている四教会を止める方法は、活動資金の消失だろうことは明白だ。それも一つの教会だけでなく、全ての教会から活動資金を奪う必要があると判断した。
他国の勇者は苦労するかもしれないが、俺よりも大変なことはあまりないだろう。だって、俺は人間ですらないんだよ? まだ認めたわけではないけど、一応モンスターとして討伐される側だからね。その苦労を分けてあげようなんて思ってはいない。ただ教会に関係する人に地獄を味わって欲しい。それだけだ。
この作戦を思いついたのも太陽教国の教皇のおかげだ。教国のクソシステムを止めるためには、献上金の停止だろう。そして多宗教国家であるはずのレーヴェニア王国は、結構な額を四教会に寄付しているらしい。創世教にだけ寄付しとけよ。
さて、やってきました。魂に転生してから二度目の複合商業施設。まずは施設支配人である司祭にあいさつに行こうではないか。
ーー《読取》。
適当な従業員の記憶を読み取って司祭の居場所を確認すると、司祭は自室にて就寝中であった。そこそこの年齢だから深く強くスキルを使ったら、このままずっと寝ていそうだったが、教皇で一度使ってしまっている手を短期間に使ったら怪しまれそうだったので、普通に情報を抜き取るだけにした。
なるほど。アイツら逃げたのか。しかも男も工作員で代官もグル。さらに違法奴隷も捕らえられているらしい。なんとか助けてあげたいけど、一人じゃ無理だな。今日はとりあえず資金を丸ごと奪っていくか。
もちろんここを貸金庫として利用している代官の隠し資産も全てもらっていく。まさか礼拝堂の地下に隠しているとは、聖職者が聞いて呆れるわ。
今回も金庫の中身を飾り付けてあげようかなと思ったが、美術品やガラクタまで全て回収して行くことに決めた。食料や酒も全てだ。元々奴隷には何も上げていなかったようだし、教会にいるクソ聖職者共も一緒に断食するといい。その代わり教国の宝物庫より少なかったから、図書館の本の整理整頓をしておいてあげた。その手間賃にヘソクリはいただいたが。
次は礼拝堂地下の代官の個人資産なのだが、子爵のくせに凄まじい量の隠し資産である。貨幣もすごいが宝石や希少金属に鉱石、魔石やモンスターの素材の数々が教会の約三倍くらいはあった。しかも美術品やガラクタなどは一切なく、資産価値が高いものしか置いていなかった。ついでに酒も置いてあるが、ごくわずかである。
まぁごちそうさまでーす。
次は食堂だ。教会の裏には墓地があり、そこにはやはり霊が彷徨っている。
ーー《魂喰》。
スキルを発動して霊を吸収していくのだが、以前は有効範囲が半径五メートルくらいしかなかったが、今回は半径十メートルくらいに広がっている。今まではっきり分からなかったけど、ここは狭い範囲に密集しているおかげでいなくなった範囲がよく観察できた。これも【魂霊術】のスキルがレベルアップしたおかげだろうことが、今さらながらに分かる。
これで太陽教会が運営する複合商業施設でやることは終了したが、違法奴隷を助けてあげられないことが少し心残りでもあったので、一応警備兵の詰め所に書き置きを残そうと思う。これで真面じゃないと判断できたら、ここでの奴隷の扱いでもめた話を吹聴して回ろうと決めた。
その後も大空教会や海洋教会を回って同じ事をしていったのだが、全部の教会に満遍なく代官の資産が隠されていた。当然違法奴隷もいて、どの教会もクソだなって感想を持ちながら最後の大地教会に来たのだが、ここでは予期せぬことが起きた。
「やぁ。今夜もせいが出るね。僕のこと覚えているかい?」
「……お久しぶりでございます。創造神様」
「やだなー。いつもみたいに愉快犯って呼んでくれていいのにー!」
「……今度はこっちの教会なんですね」
「そうなんだー。こっそり降りるのも楽じゃないからね。間に合わないと思ったけど、ギリギリセーフだったよ。まぁそんなことは置いといて、約束守ってくれてありがとね。娘を助けてくれて本当にありがとう」
マジか。二回しか会ったことないけど、軽い印象しかなかったのに、普通に頭下げられているんですけど……。
「どういたしまして? メッセンジャーもいましたしね。それで……天罰を与えに来たとか言わないですよね?」
「え? 何でだい? 別に君の行動で神罰を与えるところはなかったけど」
「人間の心臓とか……」
「あぁ、あれ。あれは別に問題ないよ。どちらかと言えば正解っていう話だし。スキルの文面や先入観に囚われて幅を狭めている中、自分で考えてスキルを使えることも一つのスキルだからね。敵を排除するのも自然なら普通のこと。もっと問題を起こしている者たちもいる中、そんなこと気にもしないよ。そんなことより、まだ娘と一緒にいてくれるならたまにでいいから娘の手料理をお供えしてよ」
よかった。倫理観については気にしないようだ。それとやっぱりリアが娘でよかったんだな。まぁしゃべり方が少し似ているし、イケメンと美少女だもんな。わからんでもない。
「祭壇とかはどうすればいいんですか?」
「ドワーフの老人の倉庫から持ってきた中に大きな木があったと思うけど、それでいいからドワーフの木工職人に作ってもらうといいよ。人族の職人に創造神の祭壇っていっても通じないからさ。場所は君が計画しているものに置いてくれればいいからさ。その代わりにゴーレムのヒントをあげよう。ゴーレムを作りたかったら、敵の罠にハマること。これが重要だよ。おっと、そろそろ限界らしい。それじゃあまたねー! よろしくねー!」
手を軽く挙げ、左右にゆっくり振りながら去って行く創造神を呆然と見送った。
「神様って何でも知っているんだなぁ」
まだ誰にも話していない計画すら知っているというすごさを改めて感じながら、回収作業を行った。そして全てが終わった後、もめた警備兵の枕元に違法奴隷のことを書いた手紙を置いて宿へと帰った。疲れない体だが何となく疲れを感じ、そのまま朝までボーッとして過ごすのだった。
◇
翌朝、【感知EX】と【探知EX】を使って街の様子を窺うと、職人ギルド方面は騒がしく感じたが、他は特に変わりはないように感じた。警備兵に期待した俺が間違っていたのかもしれないな。
リアを起こして庭に向かうとレベッカさんが待っていた。何か用事かなと思っていると、俺たちに気づいて近づいて来た。
「おはようございます」
「おはようございます。何かありました?」
「いえ。ただ守護者ギルドの方がいらっしゃって、試験について説明するから食後にギルドに来て欲しいと伝言を預かりましたので」
「わざわざありがとうございます」
「いえいえ」
そういうとロックを撫でたあと、食堂の方に向かっていった。俺たちもロックと朝ご飯を食べた後、守護者ギルドに向かった。そこで昨夜の愉快犯の言葉を思い出す。
「敵の罠か……」
いったい何が待ってるんだろうか。
大事な資料を複製したらいかんだろ。そんなことするから、俺にドワーフのゴーレムの資料が回ってきてしまうんだよ。それにしてもそろそろ【異空間倉庫】の整理が面倒になってきたな。早めに対策を取らなければいけないな。
それじゃあ次に行こう。次はヴェイグさんに圧力をかけている理事直営店の地下に行き、下水の中に死体を捨てていく。ゆっくりドンブラコと下水処理場に向かって流れていく姿を見送り、今度こそ銀行を目指して飛んでいく。
だいたい分かると思うが俺の言う銀行は教会のことだ。そもそもこの世界の銀行はギルドだから、銀行と言っても通じない。
まずは太陽教会の金庫に行くんだが、今回は四教会全てのものをいただく予定だ。というのも四教会合同での勇者召喚で失敗した被害者だし、魔王討伐とか狂ったことを行おうとしている四教会を止める方法は、活動資金の消失だろうことは明白だ。それも一つの教会だけでなく、全ての教会から活動資金を奪う必要があると判断した。
他国の勇者は苦労するかもしれないが、俺よりも大変なことはあまりないだろう。だって、俺は人間ですらないんだよ? まだ認めたわけではないけど、一応モンスターとして討伐される側だからね。その苦労を分けてあげようなんて思ってはいない。ただ教会に関係する人に地獄を味わって欲しい。それだけだ。
この作戦を思いついたのも太陽教国の教皇のおかげだ。教国のクソシステムを止めるためには、献上金の停止だろう。そして多宗教国家であるはずのレーヴェニア王国は、結構な額を四教会に寄付しているらしい。創世教にだけ寄付しとけよ。
さて、やってきました。魂に転生してから二度目の複合商業施設。まずは施設支配人である司祭にあいさつに行こうではないか。
ーー《読取》。
適当な従業員の記憶を読み取って司祭の居場所を確認すると、司祭は自室にて就寝中であった。そこそこの年齢だから深く強くスキルを使ったら、このままずっと寝ていそうだったが、教皇で一度使ってしまっている手を短期間に使ったら怪しまれそうだったので、普通に情報を抜き取るだけにした。
なるほど。アイツら逃げたのか。しかも男も工作員で代官もグル。さらに違法奴隷も捕らえられているらしい。なんとか助けてあげたいけど、一人じゃ無理だな。今日はとりあえず資金を丸ごと奪っていくか。
もちろんここを貸金庫として利用している代官の隠し資産も全てもらっていく。まさか礼拝堂の地下に隠しているとは、聖職者が聞いて呆れるわ。
今回も金庫の中身を飾り付けてあげようかなと思ったが、美術品やガラクタまで全て回収して行くことに決めた。食料や酒も全てだ。元々奴隷には何も上げていなかったようだし、教会にいるクソ聖職者共も一緒に断食するといい。その代わり教国の宝物庫より少なかったから、図書館の本の整理整頓をしておいてあげた。その手間賃にヘソクリはいただいたが。
次は礼拝堂地下の代官の個人資産なのだが、子爵のくせに凄まじい量の隠し資産である。貨幣もすごいが宝石や希少金属に鉱石、魔石やモンスターの素材の数々が教会の約三倍くらいはあった。しかも美術品やガラクタなどは一切なく、資産価値が高いものしか置いていなかった。ついでに酒も置いてあるが、ごくわずかである。
まぁごちそうさまでーす。
次は食堂だ。教会の裏には墓地があり、そこにはやはり霊が彷徨っている。
ーー《魂喰》。
スキルを発動して霊を吸収していくのだが、以前は有効範囲が半径五メートルくらいしかなかったが、今回は半径十メートルくらいに広がっている。今まではっきり分からなかったけど、ここは狭い範囲に密集しているおかげでいなくなった範囲がよく観察できた。これも【魂霊術】のスキルがレベルアップしたおかげだろうことが、今さらながらに分かる。
これで太陽教会が運営する複合商業施設でやることは終了したが、違法奴隷を助けてあげられないことが少し心残りでもあったので、一応警備兵の詰め所に書き置きを残そうと思う。これで真面じゃないと判断できたら、ここでの奴隷の扱いでもめた話を吹聴して回ろうと決めた。
その後も大空教会や海洋教会を回って同じ事をしていったのだが、全部の教会に満遍なく代官の資産が隠されていた。当然違法奴隷もいて、どの教会もクソだなって感想を持ちながら最後の大地教会に来たのだが、ここでは予期せぬことが起きた。
「やぁ。今夜もせいが出るね。僕のこと覚えているかい?」
「……お久しぶりでございます。創造神様」
「やだなー。いつもみたいに愉快犯って呼んでくれていいのにー!」
「……今度はこっちの教会なんですね」
「そうなんだー。こっそり降りるのも楽じゃないからね。間に合わないと思ったけど、ギリギリセーフだったよ。まぁそんなことは置いといて、約束守ってくれてありがとね。娘を助けてくれて本当にありがとう」
マジか。二回しか会ったことないけど、軽い印象しかなかったのに、普通に頭下げられているんですけど……。
「どういたしまして? メッセンジャーもいましたしね。それで……天罰を与えに来たとか言わないですよね?」
「え? 何でだい? 別に君の行動で神罰を与えるところはなかったけど」
「人間の心臓とか……」
「あぁ、あれ。あれは別に問題ないよ。どちらかと言えば正解っていう話だし。スキルの文面や先入観に囚われて幅を狭めている中、自分で考えてスキルを使えることも一つのスキルだからね。敵を排除するのも自然なら普通のこと。もっと問題を起こしている者たちもいる中、そんなこと気にもしないよ。そんなことより、まだ娘と一緒にいてくれるならたまにでいいから娘の手料理をお供えしてよ」
よかった。倫理観については気にしないようだ。それとやっぱりリアが娘でよかったんだな。まぁしゃべり方が少し似ているし、イケメンと美少女だもんな。わからんでもない。
「祭壇とかはどうすればいいんですか?」
「ドワーフの老人の倉庫から持ってきた中に大きな木があったと思うけど、それでいいからドワーフの木工職人に作ってもらうといいよ。人族の職人に創造神の祭壇っていっても通じないからさ。場所は君が計画しているものに置いてくれればいいからさ。その代わりにゴーレムのヒントをあげよう。ゴーレムを作りたかったら、敵の罠にハマること。これが重要だよ。おっと、そろそろ限界らしい。それじゃあまたねー! よろしくねー!」
手を軽く挙げ、左右にゆっくり振りながら去って行く創造神を呆然と見送った。
「神様って何でも知っているんだなぁ」
まだ誰にも話していない計画すら知っているというすごさを改めて感じながら、回収作業を行った。そして全てが終わった後、もめた警備兵の枕元に違法奴隷のことを書いた手紙を置いて宿へと帰った。疲れない体だが何となく疲れを感じ、そのまま朝までボーッとして過ごすのだった。
◇
翌朝、【感知EX】と【探知EX】を使って街の様子を窺うと、職人ギルド方面は騒がしく感じたが、他は特に変わりはないように感じた。警備兵に期待した俺が間違っていたのかもしれないな。
リアを起こして庭に向かうとレベッカさんが待っていた。何か用事かなと思っていると、俺たちに気づいて近づいて来た。
「おはようございます」
「おはようございます。何かありました?」
「いえ。ただ守護者ギルドの方がいらっしゃって、試験について説明するから食後にギルドに来て欲しいと伝言を預かりましたので」
「わざわざありがとうございます」
「いえいえ」
そういうとロックを撫でたあと、食堂の方に向かっていった。俺たちもロックと朝ご飯を食べた後、守護者ギルドに向かった。そこで昨夜の愉快犯の言葉を思い出す。
「敵の罠か……」
いったい何が待ってるんだろうか。
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