45 / 56
第三章 始まりと報復
第三十八話 初めては奇跡の二連続
しおりを挟む
鍛冶職人のおじさん改めヴェイグさんは、素材がないせいで本来の鍛冶という仕事を満足にできないでいた。それならば、素材を取りに行けばいいだけだ。そのことを提案してみると予想外の答えが返ってきた。
「無理だな。この近くにある鉱山は守護者ギルドが管理している。緊急時は代官が優先的に使用できるが、基本的に発見者が所有権を主張でき、依頼の最中での発見ならギルドに報告してギルドの所有になる。そして守護者ギルドは半永久的に護衛仕事を作り出すことができるわけだ。俺たちは守護者に護衛してもらう代わりに、割引した武具を提供しなければならん。だからほとんどの職人は鋼材商会から買うんだよ。それに職人ギルドから守護者ギルドに圧力がいっているだろうしな」
「じゃあ大丈夫そうですね」
「……話聞いてたか?」
「え? だって依頼じゃなければいいのでしょ? 俺たちも盗賊討伐試験待ちで暇と言えば暇なんですよ。ヴァルに運動もさせてあげたいですし、そもそもギルド所有の鉱山に入らずギルドの依頼として護衛しなければいいのでしょ? というよりも俺たちも護衛依頼受けれないし、元々強い戦士であるヴェイグさんにはそこまで気を遣う必要もないですしね。あと魔鉱石っていうのが宿に来る前に手に取っていたキラキラ光る石なら、最近別の場所で見つけましたから、こっそり取っちゃいましょう。俺のスキルなら手ブラで行けますしね。まぁ偽装で荷車を引いて狩りをしてきた風にしてもいいですけど」
あの『戦乙女』たちがズタボロになった洞窟を通り抜けるときに、洞窟の奥にキラキラ光る紫色の石があるのを見つけた。あれが魔鉱石ならかなりの量になることだろう。
「……だがそんなことしても利益はないだろ」
「それがあるんですよ。あの近くで甘い物が採れる場所を見つけたので、ついでに採取してジャムとかを作ろうかと思っているんです」
甘い物と聞いて、お腹をパンパンにして苦しんでいた肉好きトリオが飛び上がった。実際には飛び上がったリアにつられて他の二人も飛び上がっただけだが。
「甘い物が食べられるの!?」
「任せろ! 前回は肉とヴァルを優先したけど、今回は甘い物と果物狩りだ。いっぱい取って帰ろう。それに行く前に本屋によって植物図鑑を買っていくから、安心して食べられる物を爆取りできるはず」
「やったー!」
「……グルゥゥゥ……」
何故かションボリするロック。もしかして行きたいのかもしれないが、さすがにルドルフさんは行けないだろう。宿があるしな。
「ロックの分も取って来るから、それで我慢してくれな」
「……グルッ!」
いい子だ。安全な森なら連れて行ったかもしれないが、あの巨大蛇がいた森である。気軽に一般人を連れて行ける場所ではない。
「では決まりですね。明日でどうです? 投擲武器はそのあとでいいので」
「……よろしく頼む」
そのあと詳細な打ち合わせをしてお開きとなった。そして今はというと、俺にとってメインイベントとなる心臓の吸収を部屋で行うところだ。まずはホーンブルの心臓からである。
ーー《吸収》。
名前 アルマ
年齢 十五歳
加護 創造神の加護
スキル 魂霊術・言語・異空間倉庫・槍術
感知EX
ん? EX? 初めて見る表示に驚きと疑問が湧く。とりあえず、蛇の心臓を吸収してから詳細を確認してみよう。
ーー《吸収》。
名前 アルマ
年齢 十五歳
加護 創造神の加護
スキル 魂霊術・言語・異空間倉庫・槍術
感知EX・探知EX
おぉぉぉぉ! 奇跡の二連続!
山ほどの心臓を吸収しても一つも入手できなったのに、強さの格が上がったと感じたモンスターの心臓でいきなりの二連続っていうことは、俺が立てた仮説である階級が高いほど確率が上がるっていうのは間違いじゃなさそうだ。
「どうだった? 変化あった?」
「二連続でスキルを獲得できた!」
「ホントに!? やったじゃん! どんなの?」
「【感知EX】と【探知EX】の二つ」
「EX? 普通の感知と探知なら知ってるけど、EXは初めて聞くなぁ」
もしかしてレアスキルだったりするのか? 早速見てみよう。
スキル【感知EX】☆☆☆☆☆
害意感知 嫌がらせなど害意に敏感になる
気配感知 遮断されてもある程度はわかる
魔力感知 魔法の発動も含む魔力を感知
危険感知 罠や殺気に敏感になる
看破 急所や嘘を見抜く
スキル【探知EX】☆☆☆☆☆
振動探知 微振動で方向や速度、数を探る
熱源探知 温度や熱を視覚化して探る
生命探知 生き物の存在を探る
物質探知 知っているものを探る
心眼 目に見えないものを探る
これはあれだ。チートだって言いたくなるやつだ。それと最初からレベルMAXだからEXなんだというのが分かるし、仮説も立てられた。
グリーンオーガのときは【槍術】のレベル一だったが、今回はMAXだ。この違いは技術かそうでないかということだろう。槍術は基本的にどの生物も技術的に成長していくが、感知や探知は特にモンスターの種族によっては本能的なものである。
これに気づいたのはピット器官を持つ蛇の特性だ。サーモグラフィのような機能だと聞いたことがある。さらにホーンブルはリアの弓による狙撃を全て切り落としていた。これも野生故直感的な感覚が働いたのだろう。
つまり鍛え上げた二つのスキルをもつ者の心臓をそれぞれ吸収した場合、俺もレベル上げの必要があったが、本能によるモンスターの心臓からスキルを獲得したおかげで最初からMAXで獲得できたというのが、俺の新たな仮説だ。
それからもう一つ。おそらく俺はこの獲得法でなければスキルを得ることが出来ないのだろう。そうじゃなきゃ、そろそろポールアックスのスキルを得ていてもおかしくないはず。表示がないということは仮説通りなのだろう。あの愉快犯がわざわざこのスキルをつけたときに思いついていればよかったと若干の後悔をするが、それでも俺はポールアックスが好きだから使い続けるつもりだ。そしていつかは斧術か長柄武器術のスキルを持つモンスターからスキルを得てやろう。
「明日試してみようねー。図鑑熟読してね!」
「それいい! 探しものがしやすくなったり、獲物を探しやすくなれば便利だもんな!」
それに前世というか転移前の人間だった頃の記憶も知っているものの中に含まれるなら、お米とかも探せるかもしれない。過去の勇者は探せなかったようで、この世界では普及していないが、俺が人間に戻ったときに食べれるようにしておきたいし、リアにも食べさせてあげたいと思っている。
「それじゃあ明日に備えて寝るか」
「はーい! おやすみー!」
「……ガル……ル……」
「おやすみ」
◇
翌朝、誰に聞いたのかルドルフさんが採れる果物のことを教えに来てくれた。その後ろには女将さんのアンナさんと一番最初に対応してくれた娘さんのレベッカさんが、瞳をキラキラさせながらニコニコさせていた。
「おはようございます」
「おはようございます。本日は素敵なことをしに行くそうですね」
「グルルッルッ!」
ルドルフさんの後ろからレベッカさんが楽しそうに、そして嬉しそうに話し掛けてきた。ちなみに、俺たちは商人に絡まれたことと爆買い貴族の疑いをかけられたことで商人の相手を面倒に感じ、さらにできるだけロックと一緒にいたいという全員一致の意見により、宿にいる間は基本的にロックのいる庭にいることにしている。だから今もリアたちと一緒に朝ご飯を食べながら、レベッカさんの言葉に同意しているのだ。
「耳が早いですね。どなたから聞いたか伺っても?」
「えぇ。ブルーノさんとヴェイグさんに聞きましたよ。というよりもお父さんに話しに来たのを聞いたとも言えますね」
じゃあしょうがないか。仲が良い友人同士がヴェイグさんを心配して俺たち相談したのが始まりで、お礼と予定を言いたくもなるだろう。ルドルフさんにはホーンブルの肉でお弁当も作ってもらったからな。それに褒めるべきは情報を細大漏らさず広うレベッカさんの耳だ。
「たくさん採ってきますのでお裾分けしますね。もちろんロックの分も採ってくるからな」
「ありがとうございます!」
「グルルルウゥゥゥ!」
当然だが、朝っぱらからフォレストバイパーのことを聞きつけた商人や代官の小間使いが俺のところに来たが、持っていないの一点張りで追い返した。代官の小間使いがなかなか納得しないせいで部屋の中まで見せたが、どこにもないことを確認したあと悔しそうに謝罪しながら帰って行った。
そんなことをしていると荷車を引いたヴェイグさんがやってきた。
「無理だな。この近くにある鉱山は守護者ギルドが管理している。緊急時は代官が優先的に使用できるが、基本的に発見者が所有権を主張でき、依頼の最中での発見ならギルドに報告してギルドの所有になる。そして守護者ギルドは半永久的に護衛仕事を作り出すことができるわけだ。俺たちは守護者に護衛してもらう代わりに、割引した武具を提供しなければならん。だからほとんどの職人は鋼材商会から買うんだよ。それに職人ギルドから守護者ギルドに圧力がいっているだろうしな」
「じゃあ大丈夫そうですね」
「……話聞いてたか?」
「え? だって依頼じゃなければいいのでしょ? 俺たちも盗賊討伐試験待ちで暇と言えば暇なんですよ。ヴァルに運動もさせてあげたいですし、そもそもギルド所有の鉱山に入らずギルドの依頼として護衛しなければいいのでしょ? というよりも俺たちも護衛依頼受けれないし、元々強い戦士であるヴェイグさんにはそこまで気を遣う必要もないですしね。あと魔鉱石っていうのが宿に来る前に手に取っていたキラキラ光る石なら、最近別の場所で見つけましたから、こっそり取っちゃいましょう。俺のスキルなら手ブラで行けますしね。まぁ偽装で荷車を引いて狩りをしてきた風にしてもいいですけど」
あの『戦乙女』たちがズタボロになった洞窟を通り抜けるときに、洞窟の奥にキラキラ光る紫色の石があるのを見つけた。あれが魔鉱石ならかなりの量になることだろう。
「……だがそんなことしても利益はないだろ」
「それがあるんですよ。あの近くで甘い物が採れる場所を見つけたので、ついでに採取してジャムとかを作ろうかと思っているんです」
甘い物と聞いて、お腹をパンパンにして苦しんでいた肉好きトリオが飛び上がった。実際には飛び上がったリアにつられて他の二人も飛び上がっただけだが。
「甘い物が食べられるの!?」
「任せろ! 前回は肉とヴァルを優先したけど、今回は甘い物と果物狩りだ。いっぱい取って帰ろう。それに行く前に本屋によって植物図鑑を買っていくから、安心して食べられる物を爆取りできるはず」
「やったー!」
「……グルゥゥゥ……」
何故かションボリするロック。もしかして行きたいのかもしれないが、さすがにルドルフさんは行けないだろう。宿があるしな。
「ロックの分も取って来るから、それで我慢してくれな」
「……グルッ!」
いい子だ。安全な森なら連れて行ったかもしれないが、あの巨大蛇がいた森である。気軽に一般人を連れて行ける場所ではない。
「では決まりですね。明日でどうです? 投擲武器はそのあとでいいので」
「……よろしく頼む」
そのあと詳細な打ち合わせをしてお開きとなった。そして今はというと、俺にとってメインイベントとなる心臓の吸収を部屋で行うところだ。まずはホーンブルの心臓からである。
ーー《吸収》。
名前 アルマ
年齢 十五歳
加護 創造神の加護
スキル 魂霊術・言語・異空間倉庫・槍術
感知EX
ん? EX? 初めて見る表示に驚きと疑問が湧く。とりあえず、蛇の心臓を吸収してから詳細を確認してみよう。
ーー《吸収》。
名前 アルマ
年齢 十五歳
加護 創造神の加護
スキル 魂霊術・言語・異空間倉庫・槍術
感知EX・探知EX
おぉぉぉぉ! 奇跡の二連続!
山ほどの心臓を吸収しても一つも入手できなったのに、強さの格が上がったと感じたモンスターの心臓でいきなりの二連続っていうことは、俺が立てた仮説である階級が高いほど確率が上がるっていうのは間違いじゃなさそうだ。
「どうだった? 変化あった?」
「二連続でスキルを獲得できた!」
「ホントに!? やったじゃん! どんなの?」
「【感知EX】と【探知EX】の二つ」
「EX? 普通の感知と探知なら知ってるけど、EXは初めて聞くなぁ」
もしかしてレアスキルだったりするのか? 早速見てみよう。
スキル【感知EX】☆☆☆☆☆
害意感知 嫌がらせなど害意に敏感になる
気配感知 遮断されてもある程度はわかる
魔力感知 魔法の発動も含む魔力を感知
危険感知 罠や殺気に敏感になる
看破 急所や嘘を見抜く
スキル【探知EX】☆☆☆☆☆
振動探知 微振動で方向や速度、数を探る
熱源探知 温度や熱を視覚化して探る
生命探知 生き物の存在を探る
物質探知 知っているものを探る
心眼 目に見えないものを探る
これはあれだ。チートだって言いたくなるやつだ。それと最初からレベルMAXだからEXなんだというのが分かるし、仮説も立てられた。
グリーンオーガのときは【槍術】のレベル一だったが、今回はMAXだ。この違いは技術かそうでないかということだろう。槍術は基本的にどの生物も技術的に成長していくが、感知や探知は特にモンスターの種族によっては本能的なものである。
これに気づいたのはピット器官を持つ蛇の特性だ。サーモグラフィのような機能だと聞いたことがある。さらにホーンブルはリアの弓による狙撃を全て切り落としていた。これも野生故直感的な感覚が働いたのだろう。
つまり鍛え上げた二つのスキルをもつ者の心臓をそれぞれ吸収した場合、俺もレベル上げの必要があったが、本能によるモンスターの心臓からスキルを獲得したおかげで最初からMAXで獲得できたというのが、俺の新たな仮説だ。
それからもう一つ。おそらく俺はこの獲得法でなければスキルを得ることが出来ないのだろう。そうじゃなきゃ、そろそろポールアックスのスキルを得ていてもおかしくないはず。表示がないということは仮説通りなのだろう。あの愉快犯がわざわざこのスキルをつけたときに思いついていればよかったと若干の後悔をするが、それでも俺はポールアックスが好きだから使い続けるつもりだ。そしていつかは斧術か長柄武器術のスキルを持つモンスターからスキルを得てやろう。
「明日試してみようねー。図鑑熟読してね!」
「それいい! 探しものがしやすくなったり、獲物を探しやすくなれば便利だもんな!」
それに前世というか転移前の人間だった頃の記憶も知っているものの中に含まれるなら、お米とかも探せるかもしれない。過去の勇者は探せなかったようで、この世界では普及していないが、俺が人間に戻ったときに食べれるようにしておきたいし、リアにも食べさせてあげたいと思っている。
「それじゃあ明日に備えて寝るか」
「はーい! おやすみー!」
「……ガル……ル……」
「おやすみ」
◇
翌朝、誰に聞いたのかルドルフさんが採れる果物のことを教えに来てくれた。その後ろには女将さんのアンナさんと一番最初に対応してくれた娘さんのレベッカさんが、瞳をキラキラさせながらニコニコさせていた。
「おはようございます」
「おはようございます。本日は素敵なことをしに行くそうですね」
「グルルッルッ!」
ルドルフさんの後ろからレベッカさんが楽しそうに、そして嬉しそうに話し掛けてきた。ちなみに、俺たちは商人に絡まれたことと爆買い貴族の疑いをかけられたことで商人の相手を面倒に感じ、さらにできるだけロックと一緒にいたいという全員一致の意見により、宿にいる間は基本的にロックのいる庭にいることにしている。だから今もリアたちと一緒に朝ご飯を食べながら、レベッカさんの言葉に同意しているのだ。
「耳が早いですね。どなたから聞いたか伺っても?」
「えぇ。ブルーノさんとヴェイグさんに聞きましたよ。というよりもお父さんに話しに来たのを聞いたとも言えますね」
じゃあしょうがないか。仲が良い友人同士がヴェイグさんを心配して俺たち相談したのが始まりで、お礼と予定を言いたくもなるだろう。ルドルフさんにはホーンブルの肉でお弁当も作ってもらったからな。それに褒めるべきは情報を細大漏らさず広うレベッカさんの耳だ。
「たくさん採ってきますのでお裾分けしますね。もちろんロックの分も採ってくるからな」
「ありがとうございます!」
「グルルルウゥゥゥ!」
当然だが、朝っぱらからフォレストバイパーのことを聞きつけた商人や代官の小間使いが俺のところに来たが、持っていないの一点張りで追い返した。代官の小間使いがなかなか納得しないせいで部屋の中まで見せたが、どこにもないことを確認したあと悔しそうに謝罪しながら帰って行った。
そんなことをしていると荷車を引いたヴェイグさんがやってきた。
0
お気に入りに追加
82
あなたにおすすめの小説
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
ポーション必要ですか?作るので10時間待てますか?
chocopoppo
ファンタジー
松本(35)は会社でうたた寝をした瞬間に異世界転移してしまった。
特別な才能を持っているわけでも、与えられたわけでもない彼は当然戦うことなど出来ないが、彼には持ち前の『単調作業適性』と『社会人適性』のスキル(?)があった。
第二の『社会人』人生を送るため、超資格重視社会で手に職付けようと奮闘する、自称『どこにでもいる』社会人のお話。(Image generation AI : DALL-E3 / Operator & Finisher : chocopoppo)

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる