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第二章 新天地と始まり
第三十六話 巨大蛇は人気者
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宿までの道中は鍛冶職人の工房までの詳しい行き方について話を聞いていたのだが、ちょっとした騒動があったせいでなかなか進めず苦労した。その原因は荷車に積まれた蛇肉である。
ルドルフさんの知り合いというか商売敵というか、とにかく代官御用達の宿屋の店主である商人は荷車を引いたロックと一緒に歩くルドルフさんが、市場でブッシュサーペントの肉を見ていたのを見つけた。迷った末買わなかったことを資金がなくて買えなかったと判断し、自分が購入してわざわざ自慢しに来たのだ。肉が傷むのも構わず購入した肉を持ったまま待ち伏せして。
だがここで目敏い者が気づいてしまった。荷車に積まれた鮮度のいい真っ白な肉はフォレストバイパーでは? と。
そう、あの腹黒そうな性格の悪い毒蛇の肉は純白とも言えるほどの白さを誇っていた。それに引き換え、ブッシュサーペントの肉は赤色で、商人の持っている肉は傷み始めているせいで黒ずんでいる。まぁそのブッシュサーペントも俺たちがギルドに納品した肉だろうよ。そんなに自慢しなくても俺がまだ持っているから、リアの許可が出ればルドルフさんに渡すのに。
それでどうなったかというと、その話が一気に広まり、買い取りたいという者が続出したのだ。中にはギルドで卸されているかもしれないと見に行くものまでいたくらいだ。実際代官の小間使いが夕食に使うから寄こせと言っていたが、ギルドにあるならと走って行った。
結局俺の「食べたいなら『岩窟熊の安らぎ亭』に来て食べればいいのでは?」と言ったことで、多くの者たちは納得して退いてくれた。というか、お金を取りに帰った。まぁ自慢しに来た商人やライバル店、ギルドにないことを確認した代官の小間使いは納得できないようだったが。
でもこういうとき俺の格好は武器になる。倉庫内とかは別にして公の場ではルドルフさんは俺に敬語で話すのだが、見た目が貴族風であるせいで誰も強くものを言えないのだ。たとえ代官の小間使いであったとしても貴族ではないのだ。これが高位貴族とかだと、使用人も行儀見習いとして奉公に来ている下級貴族の子弟だったりするそうだが、代官は子爵であるため使用人は平民である。
俺は貴族とは一言も言っていない。勝手に勘違いしているだけで責められることもない。それらしい振る舞いをしているだけで、小道具が素晴らしいせいか名俳優になった気分だった。
そんなこともあったせいか、宿の前で分かれる頃には仕込みをするギリギリの時間とのことで、俺たちも肉を卸したり倉庫に追加したりして、そのあとロックを庭に連れて行ったりと手伝いをした。全て終わった後、夜にバーベキューする約束をして鍛冶職人の工房に向かった。
「アルマ、アレじゃない?」
「どれ?」
スキルで視力が上がったリアには見えるようだが、裏にあるというとおり裏道に入っていくせいで暗いのだ。
「ついてきて!」
魔法具を使おうと思うほど暗く細い道を大人しくリアの後をついて進んでいく。ちなみに、街の中では魔法具の使用は武器と同じで基本的には許されていない。でも魔道具の使用は許可されている。違いがよく分からないが、おおまかな区分は殺傷能力があるかないからしい。明かりくらい良さそうなものだがダメらしい。
内心文句を吐露していると、廃棄鎧を山ほど載せた荷車が入口横に置かれた建物があった。よく見えたな、コレ。闇と同化でもしているのかってくらい分かりづらい配置である。
「……入るか」
「楽しみだね! 雰囲気ある感じがカッコいい!」
確かに隠れた名店的な雰囲気はある。だが、営業しているかという不安は拭いきれない。
「ごめんくださーい! お邪魔しまーす!」
「……なんだ……。何しに来た?」
え? いきなりの喧嘩腰?
「えっと、武器の注文に来たんですが……」
「いい身形をしているんだから既製品を買ったらいいじゃねえか。それに鍛冶職人も他に山ほどいるじゃねぇか」
「既製品にはないんですよ。あとここに来たのはアーマード武具店のブルーノさんの紹介です」
「……なんだよ。あいつの紹介かよ。じゃあ断れねじゃねぇか……。で、何を作ればいいんだ? 剣か槍か?」
何でこんなにやりたくなさそうなんだ? それにしても筋骨隆々で俺と同じ百八十センチくらいあるから威圧感ハンパないな。俺のなんちゃってマッチョとは違い、リアルマッチョだからな。
「いえ、投擲武器です。指より少し短い程度で太さは指の半分くらいの棒状というか針型というか、そういうものです」
「……棒手裏剣っていうのに似てるな」
「え? 棒手裏剣を知っているんですか?」
まさに俺のイメージ的にはくないの形をした短くて小さい棒手裏剣だ。というのも、前腕の内側に横向きにして多数収納しておきたいから短く細いものがいいのだ。《念動魔法》で投擲している俺には投げにくさというものは関係ないからこその注文である。しかし短く小さいから壊れやすく威力が足りないでは困るのだ。それ故、腕のいい職人さんに頼むことにした。
「棒手裏剣は以前の勇者が興味本位で作らせたと聞いた。あまり使い手はいないがな。だが、聞いたものよりも短いし小さいな。本当に投げれるのか? 無駄なものは作らないぞ」
「もちろん。見える範囲の的なら百発百中ですよ」
「……いいだろう。裏に行け」
鍛冶職人が親指で指し示すドアから外に出ると、そこには丸太が数本立てられていた。どうやら試し切りをする場所らしい。
「ほらよ。似たようなものを用意した。これを一本でもはずしたら注文はなしだ」
釘を研いだみたいなものを十本渡された。俺は丸太が全て見える位置に陣取り、全力で投げるフリをした。全力で投げたのではなく、投げるフリを全力ですることに意味があると思っている。
「ほっ!」
はひふへほのどれを使ってもよかったが、何となく「ほ」の気分だったから選んでみたが、馬鹿っぽさが強調されていた。だがいつもと同じ十本だったため、一本もはずすことなく全ての丸太に命中させた。もちろん、俺たちの頭上後方にある的にも一投の下全て命中させたのだ。
「どうです?」
「……馬鹿……な。あんな投げ方で当たるはずないだろ!」
「確かに馬鹿っぽい声を出してしまいましたが、全弾的中させたでしょ? 約束お願いしますね?」
俺が馬鹿っぽい声と言うと、リアが堪えきれないようにクスクスと肩を震わせて笑っていた。当然ヴァルもグルグル喉を鳴らしている。
「作るのは問題ないが……とある事情によって材料がないから無理なんだ」
「何がないんです?」
「とりあえず鋼材だ。魔鋼にするなら魔鉱石も必要だ。鋳型の材料はあるし、スキルがあるから加工はできるが材料がない。だから他を当たってくれ」
「じゃあここから必要なものを選んで取ってください」
俺は【異空間倉庫】から鉱石&金属用金庫を取りだして目の前で蓋を開け、そう告げた。
「なっ! なんだこの量! それにアイテムボックスか!?」
「そうですよ。内緒ですけどね。さぁどうぞ」
「……すまん」
「え? なぜです? 素材の持ち込みもありってルドルフさんに聞いたんですけど? あと忘れるところでした。ルドルフさんからの伝言で、『今夜フォレストバイパーを出すからよかったらお越しください』だそうです。人混みが嫌いなら熊と一緒のバーベキューもありますよ」
なんか事情もありそうだし、ルドルフさんも気にしていたし、ロックと相撲をして遊んでくれる唯一の人物らしいから少しは助けになれればとリアと話していたのだ。
「フォレストバイパー! うーん、だがそんな高価なものは……」
「みんなしてあの蛇を食べたいのか……。でしたら、大きな金串ってあります? そのレンタル料を蛇肉で払いますよ。まだ山ほどあるんで」
「まさかお前たちが!?」
「提供者は俺たちですよ。内緒ですよ。ルドルフさんに解体を手伝ってもらったので手数料として提供しました。ロックも食べたいと言っているので、今日は外のかまどでバーベキューです。もちろん、ルドルフさんのご飯もいただきますよ。それで、金串あります? あれで焼くと旨みを逃さず焼けるらしいからね」
確か焼き鳥がそうだったなと思いながら話していると、俺の言葉にリアが真っ先に反応した。
「本当に? じゃあ絶対必要だね!」
「……ちょっと待ってろ」
ようやく折れた鍛冶職人と一緒に宿に向かうと、宿には長蛇の列ができていた。俺は蛇を食べるために人で蛇を作るのかと思わず笑ってしまっていた。
ルドルフさんの知り合いというか商売敵というか、とにかく代官御用達の宿屋の店主である商人は荷車を引いたロックと一緒に歩くルドルフさんが、市場でブッシュサーペントの肉を見ていたのを見つけた。迷った末買わなかったことを資金がなくて買えなかったと判断し、自分が購入してわざわざ自慢しに来たのだ。肉が傷むのも構わず購入した肉を持ったまま待ち伏せして。
だがここで目敏い者が気づいてしまった。荷車に積まれた鮮度のいい真っ白な肉はフォレストバイパーでは? と。
そう、あの腹黒そうな性格の悪い毒蛇の肉は純白とも言えるほどの白さを誇っていた。それに引き換え、ブッシュサーペントの肉は赤色で、商人の持っている肉は傷み始めているせいで黒ずんでいる。まぁそのブッシュサーペントも俺たちがギルドに納品した肉だろうよ。そんなに自慢しなくても俺がまだ持っているから、リアの許可が出ればルドルフさんに渡すのに。
それでどうなったかというと、その話が一気に広まり、買い取りたいという者が続出したのだ。中にはギルドで卸されているかもしれないと見に行くものまでいたくらいだ。実際代官の小間使いが夕食に使うから寄こせと言っていたが、ギルドにあるならと走って行った。
結局俺の「食べたいなら『岩窟熊の安らぎ亭』に来て食べればいいのでは?」と言ったことで、多くの者たちは納得して退いてくれた。というか、お金を取りに帰った。まぁ自慢しに来た商人やライバル店、ギルドにないことを確認した代官の小間使いは納得できないようだったが。
でもこういうとき俺の格好は武器になる。倉庫内とかは別にして公の場ではルドルフさんは俺に敬語で話すのだが、見た目が貴族風であるせいで誰も強くものを言えないのだ。たとえ代官の小間使いであったとしても貴族ではないのだ。これが高位貴族とかだと、使用人も行儀見習いとして奉公に来ている下級貴族の子弟だったりするそうだが、代官は子爵であるため使用人は平民である。
俺は貴族とは一言も言っていない。勝手に勘違いしているだけで責められることもない。それらしい振る舞いをしているだけで、小道具が素晴らしいせいか名俳優になった気分だった。
そんなこともあったせいか、宿の前で分かれる頃には仕込みをするギリギリの時間とのことで、俺たちも肉を卸したり倉庫に追加したりして、そのあとロックを庭に連れて行ったりと手伝いをした。全て終わった後、夜にバーベキューする約束をして鍛冶職人の工房に向かった。
「アルマ、アレじゃない?」
「どれ?」
スキルで視力が上がったリアには見えるようだが、裏にあるというとおり裏道に入っていくせいで暗いのだ。
「ついてきて!」
魔法具を使おうと思うほど暗く細い道を大人しくリアの後をついて進んでいく。ちなみに、街の中では魔法具の使用は武器と同じで基本的には許されていない。でも魔道具の使用は許可されている。違いがよく分からないが、おおまかな区分は殺傷能力があるかないからしい。明かりくらい良さそうなものだがダメらしい。
内心文句を吐露していると、廃棄鎧を山ほど載せた荷車が入口横に置かれた建物があった。よく見えたな、コレ。闇と同化でもしているのかってくらい分かりづらい配置である。
「……入るか」
「楽しみだね! 雰囲気ある感じがカッコいい!」
確かに隠れた名店的な雰囲気はある。だが、営業しているかという不安は拭いきれない。
「ごめんくださーい! お邪魔しまーす!」
「……なんだ……。何しに来た?」
え? いきなりの喧嘩腰?
「えっと、武器の注文に来たんですが……」
「いい身形をしているんだから既製品を買ったらいいじゃねえか。それに鍛冶職人も他に山ほどいるじゃねぇか」
「既製品にはないんですよ。あとここに来たのはアーマード武具店のブルーノさんの紹介です」
「……なんだよ。あいつの紹介かよ。じゃあ断れねじゃねぇか……。で、何を作ればいいんだ? 剣か槍か?」
何でこんなにやりたくなさそうなんだ? それにしても筋骨隆々で俺と同じ百八十センチくらいあるから威圧感ハンパないな。俺のなんちゃってマッチョとは違い、リアルマッチョだからな。
「いえ、投擲武器です。指より少し短い程度で太さは指の半分くらいの棒状というか針型というか、そういうものです」
「……棒手裏剣っていうのに似てるな」
「え? 棒手裏剣を知っているんですか?」
まさに俺のイメージ的にはくないの形をした短くて小さい棒手裏剣だ。というのも、前腕の内側に横向きにして多数収納しておきたいから短く細いものがいいのだ。《念動魔法》で投擲している俺には投げにくさというものは関係ないからこその注文である。しかし短く小さいから壊れやすく威力が足りないでは困るのだ。それ故、腕のいい職人さんに頼むことにした。
「棒手裏剣は以前の勇者が興味本位で作らせたと聞いた。あまり使い手はいないがな。だが、聞いたものよりも短いし小さいな。本当に投げれるのか? 無駄なものは作らないぞ」
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鍛冶職人が親指で指し示すドアから外に出ると、そこには丸太が数本立てられていた。どうやら試し切りをする場所らしい。
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